…………第7幕…………
「嵐舞風計毛利長風」
幻太郎、海、佐助は
凍獄から海坊主という巨大な人の妖怪を借り
早々に四国の近く
中国地方の安芸の港に来ていた
幻太郎『はぁ~……でけぇ…』
幻太郎達の目の前にはドでかい赤い船がとまっていた
海『これが毛利の超巨大兵器船日輪……』
佐助『さぁてお二人さん
今日の宿屋探さないと、野宿になっちゃうよ?』
海『そうね、いきましょう』
幻太郎『あ、先に行っててくれ後から行く』
すると幻太郎はそのままどこかに行ってしまう
海『ちょっ!伊達!全く……』
佐助『……珍しいね、海ちゃんが俺と幸村の旦那以外に怒るなんて』
海『そんなこと……』
海は自分の胸の動悸がまた激しくなっている事に気付く
海『(何で?凍獄にお祓いしてもらったのに…)』
佐助『さぁさぁ!早く宿屋探さないと!』
海『そうね』
一方幻太郎はある人物と待ち合わせていた
慶次『退いた退いたぁ!前田慶次がまかり通るよぉ!』
馬で港にやって来たのは
奇抜な着物にドでかい刀
前田利家の弟
前田慶次である
幻太郎『慶次!久しぶりだな!』
慶次『幻太郎!久しぶり!元気にしてたかい!』
幻太郎『してたしてた!ところで…元親は?』
慶次『そろそろ来るぜ』
その言葉通りに
海の方から波を斬る音がこちらに向かったくる
元親『どぉりゃぁぁぁあああ!』
その音の正体は
白髪頭に紫の眼帯
上半身にはなにも着ておらず
紫の着物とブーツをつけ
手には船のイカリのような槍を持った男
長曽我部元親だった
慶次『元親!久しぶり!』
元親『よぉ!おめぇら!元気だったか?』
幻太郎『元親こそ!』
元親『で?俺達を呼んだ理由は?』
幻太郎『毛利の奴に用があんだけど……二人が来たら向こうもくるかなと思って』
慶次『俺はともかく元親は来そうだよな』
元親『毛利は来させるより行った方がいいぜ?』
幻太郎と慶次はその言葉を聞くと手をポンと叩く
幻太郎『なら行くか!郡山城(こおりやま)へ!』
一方郡山城では
ある人物が幻太郎達を待っていた
その人物は
縦に長く先が曲がている
胴着はごく普通ではあるが左胸辺りに毛利の家紋
下はブカブカとした着物をきた男
毛利長風(たけかぜ)である
長風『……来たか……行くぞ春風(はるかぜ)…』
そのまま長風は城からどこかに行ってしまう
同じ頃
幻太郎は元親と慶次を連れ
海と佐助がいる宿屋に来ていた
海『伊達!』
佐助『お、幻太郎、戻って来た』
幻太郎『わりぃわりぃ!お詫びにさ団子買ってきたから!』
海『……まぁいい』
海は団子を受け取り
そのまま自分の部屋に戻って行った
佐助『つぅかなんで長曽我部の旦那と慶次がいるの!』
元親『まぁまぁいいじゃねぇか』
そして五人は部屋で
団子を食べながら刀の話をしていた
元親『なるほどな…わかった!俺が毛利に説明してやる!』
幻太郎『頼もしいだろ?』
すると外からズドンと何かが落ちた音が響く
幻太郎『なんだぁ!?』
そこには
幻太郎が前に倒したはずの鬼兵2体と女物の着物を下だけ動きやすそうにした女
濃姫が立っていた
濃姫『さぁて!手っ取り早く城下を全て壊しましょう!』
すると鬼兵が町を壊し始める
元親『おうおう!俺達がいる近くで暴れるたぁいい度胸じゃねぇか!行くぜ!慶次!幻太郎!』
二人『おうよ!』
海『私たちも行くわよ!』
佐助『はいよ!』
五人は最初に鬼兵を攻撃しようと刀を振り上げるが
直後目の前で爆発が起こる
幻太郎『うわっ!なんだいきなり!』
幻太郎が鬼兵の方をみると鬼兵の肩から大砲が飛び出ていた
濃姫『私はこの南蛮渡来の兵器を使っているのよ?鬼兵にも装備させるのは当然じゃない』
幻太郎『なら裏を返しゃ大砲さえ壊せばあとは簡単ってことだろ!』
濃姫『壊せるかしら?』
幻太郎『やってやらぁ!』
幻太郎が鬼兵に斬りかかるが
濃姫が銃を打ち
その弾丸が幻太郎の腕に当たる
幻太郎『ぐあっ!』
四人『幻太郎!!』
元親『てめぇ俺のダチに何しやがる!行くぞ!』
元親の特攻に慶次、佐助、海が続くが
簡単に蹴散らされてしまう
幻太郎『みんな!大丈夫か!?』
慶次『次来たらヤバいかも……』
鬼兵がとどめをさそうとしたその時
鬼兵が細切れにされる
その光景に五人は目を丸くする
細切れにされた鬼兵の上には
長風が跳んでいた
手には普通の刀の柄の部分に半円の手裏剣のような刃がある刀を二本持っていた
長風『全く……長曽我部…貴様がいながらにしてこの様か?』
元親『満を持して登場か?毛利』
長風『ふん…ここからは我に任せよ』
長風はづかづかと濃姫の元に向かう
濃姫『鬼兵がいなくたってこっちにはまだ超連射銃(ガトリングガン)があるのよ!』
そして濃姫はその超連射銃を長風に向け打ちまくる
が
長風には一発も当たらず
弾丸を上空ヘと受け流していた
長風『我が刀、春風の力は風を操ること……そのような弾丸…我には届かぬ!』
長風は二本の刀を合体させると
弓のようになった
長風『我は風神が申し子!嵐舞風計(らんぶふうけい)毛利長風なり!』
そして長風は風で作った矢を濃姫の超連射銃に放つ
すると超連射銃はすぐに爆発を起こす
濃姫『くっ!覚えていなさい!』
濃姫は早々にその場から退却してしまう
そして幻太郎達は郡山城に入る
長風『ふむ……なるほど…わかった…我と同じめつけの覚醒者があと二人いると…』
幻太郎『あぁ!頼む!力を貸してくれ!』
長風『わかった……この近辺の捜索は我に……いや我らに任せよ』
幻太郎『ありがとう!……ッ!』
幻太郎は先ほど打たれた腕の傷がまた痛み出した
すると海が
海『毛利、薬はあるか?あと布も』
長風は近場にあった薬箱を海に手渡す
海『少ししみるわよ』
海は幻太郎の傷に薬を塗り始める
しかし幻太郎が思っていたほど
傷口に痛みは無かった
幻太郎『(あれ…いたくねぇ…)』
海の治療が終わると
海は最後に治療した腕をおもいっきり叩く
海『はい!終わった!』
幻太郎『ったぁ!何すんだよ!』
海『なんでって…なんとなく』
佐助『まぁまぁ!お二人さん、今日はもう用事もすんだしさ』
元親『なら今日は宴か!』
すると長風の元へ足軽が報告にやってきた
足軽『長風様!日輪の動力室が何者かに破壊された模様!』
長風『なに…?』
足軽『その破壊痕には複数の弾丸が発見されました!』
長風『……幻太郎…早々にここから去った方がいい……何か嫌な予感がする』
幻太郎『……わかった』
幻太郎達は元親を残して急ぎ郡山城から帰っていった