…………第8幕…………
「危険な色恋」
幻太郎達は長風から借りた馬で森の獣道を走っていた
幻太郎『まさか海坊主がいなくなってたとは』
海『…凍獄の指示に従順な妖怪が突然いなくなるなんて…』
佐助『まぁまぁ、後で凍獄の旦那に聞けばいいじゃん』
すると佐助が草木を掻き分けるかすかな音を聞く
佐助『!……海ちゃん…幻太郎…ちょっと構えてた方がいいかも』
その言葉もむなしく
山賊に囲まれてしまう
すると山賊の大将らしき獣の羽織に農民の着物を着た男が問いかける
小六『貴様が…伊達幻太郎だな…』
幻太郎『それがどうした!』
小六『……秀吉の為だ…死んでもらう』
小六は手をあげると
山賊達が海と佐助を襲う
小六『私は秀吉の友…蜂須賀小六…山賊だ…これ以上秀吉の邪魔をするな!』
小六は体術で幻太郎に攻撃する
幻太郎も体術で応戦する
幻太郎『いきなり何すんだよ!』
こ『貴様の骨…無事ではすまぬと思え!』
小六と幻太郎の殴り合いが始まる
小六『なぜ刀を抜かぬ!』
幻太郎『あんたが抜いたら俺も抜くよ!』
小六の一撃が外されてしまう
小六『その甘さが仇になる』
小六は袖から銃を取り出し幻太郎の四肢に打ち込む
幻太郎『ーーーッ!』
幻太郎はその場に倒れ込んでしまう
海『伊達!』
佐助『幻太郎!』
小六は幻太郎にまたがり
銃を構える
小六『死ね』
小六が銃を幻太郎に構えた瞬間
小六の持っていた銃が暴発する
小六『何者!』
すると草影から
松永の姿が現れる
久秀『私の邪魔をしないでもらおうか?』
小六『松永…!貴様こそ私の邪魔をするな!』
久秀『信長に殺されたいのか?』
小六『!!……致し方ない…今回は邪魔が入ったが次は容赦しない』
そう言い残して小六とその仲間達は森に消えた
久秀『…すぐに怪我を治すといい』
松永は少しの包帯と
傷薬を海に手渡す
久秀『では……』
松永は傷薬を渡した後どこかに行ってしまう
海『伊達!大丈夫か?』
幻太郎『大丈夫に見えるか?痛って!』
海『待っていろすぐに治す!』
海は幻太郎を木の根元に座らせ
幻太郎の怪我を治していた
幻太郎『すまねぇな…』
海『気にするな、兄上にもちょこちょこやっている』
海の献身的な治療に幻太郎は胸に何か違和感を感じる
幻太郎『(…なんだ…?…なんか胸が苦しい…そういや真田って…結構…可愛いよな)』
佐助『幻太郎!』
幻太郎『うぉ!なんだ佐助か…』
佐助『さっきの奴と知り合いか?』
幻太郎『いや…知らねぇな…』
佐助『ふぅーん……つうか幻太郎、お前よく弾丸くらってよく平気だな』
幻太郎『いやぁ…親父の練習に比べたらまだまだだよ』
佐助『あぁ…おやっさんの練習きついからねぇ』
そんな話をしている間に
海の治療が終わる
海『はい、終わったわよ』
幻太郎『お、ありがとな』
佐助『じゃあ…またいつ次の敵が来るかわからねぇし、早速行きますか』
幻太郎達は再び馬に乗り
獣道を走る
そして海と佐助は躑躅ヶ崎館に
幻太郎は米沢城に戻って行った