ハイスクールDxD〜駒王学園の一年副担任〜   作:みおなん

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二話 これから始まる教師生活

学校教師生活二日目。今日も爽やかな朝である。

相変わらず、スーツには違和感があるが昨日のこともあり上機嫌で学校に向かっている。

 

「おはようございます海斗先生」

 

と、そんな声が聞こえ振り返る。

しかし、後ろには誰もいない。気のせいかと思いそのまま歩いていると、

 

ズドンっ!と背中に衝撃が走った。

それはもう、半端じゃないほどの衝撃が……。

 

「うぉ!?」

 

突然の事に驚き数メートル吹き飛ばされるが何とか体勢立て直し着地する。

一体何事ですか?!

 

「……何で今ので倒れないんですか?」

 

と、拗ねた顔で俺を見つめる制服を着た小さい少女。

確か、俺の担当するクラスの子だったか?名前は確か塔城小猫……だった気がする。印象的だったからよく覚えてる。

 

何が印象的だったのかは……察してください。

 

「な、何か用かな?塔城小猫さん」

 

「いえ、挨拶をしたのに何事も無かったかのように無視をしたからです」

 

あっ、挨拶してきたのは貴女でしたか。……アレすぎて見えませんでした。

 

ゴッ!

 

と、またとんでもない音のパンチを俺に向かって放ってきた。それをギリギリ躱す。

 

「……今、変な事考えませんでしたか?」

 

「考えてない」

 

こう……なんというか、特徴がある人はどうして勘が鋭いんでしょうか?

 

ハァ、とため息をつく小猫さん。何か言いたそうにしてはいるがそのまま何も言わずにフイッと顔を逸らす。

それにしても、周囲の生徒達から向けられる視線が痛い。

 

「それで何か用事でもあるんですか?」

 

「いえ、特に用事はありません。見かけたので声をかけただけです」

 

「さいですか。まあ、おはよう塔城さん」

 

まあ、確かに他人という訳では無いからな。挨拶してきても何も変ではないな。それに、うちのクラスでしかも女子生徒が話しかけてくるとはな……いやぁー避けられると思ってたんだが良かった良かった。

 

などと考えて入るが、やはり周りの痛い視線が気になる。という訳で、隣に未だに立っている小猫さんに質問をする。

 

「ところで、何故こんなにも周りの視線が痛いのか知ってる?」

 

「知りません」

 

……さいですか。死ねとか、爆発しろとか物騒な事が聞こえるんですけどそれは大丈夫なのかね?

 

 

 

 

放課後、ふらふら〜と何をするわけでもなく校庭を散歩していると、男子生徒の叫び声が聞こえる。

何か問題があったのかな?と思い声のした方向へ向かってみる。

 

「ぐはっ!ちょっと待って!これにはちゃんとした理由がぁぁぁ!!」

 

そう叫びながら、女子剣道部に竹刀でフルボッコにされている少年がいたが……何も見なかったことにしよう。

 

「ちょっと!先生見てないで助けてくださいぃぃ!!」

 

……気付かれてたのかよ。かなり遠くから見ていたんだがな。そう思いながら、仕方なく歩いて男子生徒に近づく。

 

「あのー、その男子を集団リンチしてるってことは何か余程のことがあったのかな?」

 

「ええ、この変態が私たちの更衣室を覗いてたんです」

 

ボコすのを止めてそう答える女子生徒。

 

………………よし。

 

「俺から言えることは何も無い。俺は何も見てなかったから続きをどうぞ」

 

「嘘ぉぉぉぉぁぁぁぁぁぁ!!」

 

「自業自得よ!さあ、覚悟しなさいエロ兵藤!」

 

その後、男子生徒の悲鳴が休憩時間が終わるまで木霊したとか……してないとか?

 

まあ、そん過去は置いといて、職員室で寛いでいた俺に、生徒会の……確か名前は支取蒼那だっけ?……が話しかけてきて手伝ってくれと言われ、現在生徒会のお手伝いをしています。

 

「蒼那さん、これいつ終わるの? 」

 

思わず、本音を零す。かれこれ二時間は同じ作業をしている為背筋の骨が少し動くだけでバキバキと音を立てる。

 

背骨、折れてないよね?

 

「文句を言わずに手だけを動かしてくださいあと少しなんですから」

 

そう言って既に一時間は経過してるんですがそれは?

しかし、確かに文句を言ったところで作業が終わるわけじゃない。

 

ハァとため息を吐くと作業を再開した。

 

 

「晩飯、何にしようかな」

 

夜の道を歩きながら呟く。

生徒会の手伝いが終わり、帰宅しているのだが時刻は七時、日も完全に落ち街灯と月がが足元を照らしている。

 

「貴女は何がいいと思いますか?」

 

と、隣にいる女性に問う。先程から熱心に俺にアプローチをしてくる迷惑な女性だが、料理ぐらいは知っているだろう。もしかしたら俺の知らない料理を知っているかもしれない。

 

「黙れ!」

 

一喝されたので仕方なく黙る。それにしてもこんな時間に男の後ろをずっと歩くってどうなんでしょう?恥ずかしくないんですかね?

 

「貴様、神器(セイクリッド・ギア)を知っているだろ!」

 

「……」

 

黙れと言われたので答えない。小学生みたいだって?ハッハッハ確かにそうだな。なんかごめんなさい。

 

「早く答えろ!」

 

「いえ、知らないんです。新しい料理ですか〜?」

 

「いい加減料理から離れろ!」

 

罵声とともに顔を何かが掠める。ツーっと頬から血が下る。そして俺はあることに気がついた。

 

「……」

 

「ふんっ!怖気ずいたか?さっさと神器を知っているか……本当の事を答えろ!」

 

動かない俺を恐怖で動けないと勘違いしたのか、上から目線で問われる。

しかし、そんなことは些細なことだった。今一番気になっていること、それは……

 

「こ、コスプレで外で回ってるんですか?!」

 

余りにも場ハズレなその答えに、黒い翼に光の槍を手に宙に浮いているその女性からピシッと何かにヒビがはいる音が聞こえ、固まる。

 

「貴様、絶対に殺す!」

 

光の槍を俺に向かって全力投球。当然、人間が避けることなど出来はしない。

 

「うお!?危なっ!」

 

しかし、それをあっさりと避ける。

 

「馬鹿なッ?!人間ごときが追いきれる速度ではないはずだ!」

 

「驚くほどのものじゃないですよ。ある程度は視線、投げる角度、体勢から何処に飛んでくるのかを予測ができますからね。後は気合いと勘です」

 

驚きの声を上げる女性に淡々と答えるが、実際のところは槍はハッキリと見えたので避けるのは簡単だった。

しかし、これ以上絡まれても面倒くさいのでそろそろ逃げたいと思うのだが……。

 

「くっ!次は必ず殺す!」

 

どうやらあちらの方から去ってくれるみたいだ。良かった良かった。

 

「晩飯、何にしようかな」

 

先程あった出来事は全て記憶から削除する。

あったってどうしようもないのだから余分な記憶は別の事を覚えるのに回した方がいいだろう?

 

「……まあ、スーパーに行ってから考えるか」

 

これから始まる教師生活を考えるとため息が出るが、なかなか楽しそうだと思いながら、スーパーに向かって歩いて言った。

 

途中、変な女の人にティッシュを貰ったが、宗教の勧誘かなにかだったのかね?




小説家になろうの方に投稿したので良ければ見てください╰( 'ω' )╯

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