戦姫絶唱シンフォギア〜とある戦士の物語〜   作:かもめカメ

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まんまな回…駄文だな…うん…。


#22 英雄故事

ーーーーーーNO SIDE

「未来……」

 

スカイタワーの未来のいた場所が爆発し、それを唖然と見つめている響……。

 

そんな彼女は、未来の名前を静かに呟きながら彼女との思い出……喧嘩してしまった時のことや、ルナアタック事件が終わった後に、一緒にようやく流れ星を見た時のことを思い返していた。

 

響はその場に膝を突いてしまい、ガングニールの装着を解除し、その場で彼女は泣き崩れてしまった……。

 

「なんで……こんなことに……うぅ、ひっく……」

 

そんな時、飛行ノイズの何体かが響目掛けて襲いかかり、間一髪のところでシンフォギアを纏った駆け付けた翼とクリスと奏,《精魂導師》の姿の霊風がノイズを撃ち抜き、切り裂き、貫いた。

 

「立花!!」

 

「そいつは任せた!!」

 

響のことを翼に任せたクリスと奏はノイズ達へと戦いを挑む。

 

すると不意に奇襲を仕掛けてきたノイズに2人は隙を突かれそうになるが、それは霊風にカバーされた。

 

「何体か『特異型』が混じってる!俺の所に集めてくれ!」

 

それを聞いた2人は即座に頷きながら飛行ノイズ達に撃ち放つ。

 

挿入歌(『Bye-Bye Lullaby』高垣彩陽)

 

クリスは腰部アーマーを展開し、追尾式小型ミサイルを発射する"CUT IN CUT OUT"を地上にいるノイズ達へと撃ちまくる。

 

(少しずつなにかが壊れて狂っていきやがる……! あたしの居場所を蝕んでいきやがる!! やってくれるのは……どこのどいつだ!!)

 

そしてそんなクリスとは対称的に奏は二本の槍を巧みに操りながら、赤い槍を空へと向け放つ!

すると同時に大量の槍へと変わり、そのまま無数のノイズが炭になっていく…!

 

ーSTARDUST∞PHOTONー

 

「お前かああああああああああ!!!!!?」

 

さらにそこへクリスがガトリングに変形したアームドギアから発射される銃弾でノイズ達は反撃する暇もなく、クリスにガトリングの銃弾を直に喰らって炭になって行った。

クリスはそのままノイズの殲滅に集中し、ガトリングでノイズ達を次々と撃ち抜く。

 

(どうして……あたしがソロモンの杖を起動させちまったばっかりに……!! 

なんだ、悪いのはいつもあたしのせいじゃねーか。 

あたしは……!!)

 

そう、クリスはずっと感じていた……、ソロモンで呼び出されたノイズの被害はずっと自分のせいだと。

自分ではなく、他人が使い、ノイズによる被害を出したからと言ってもソロモンの起動させしなければ被害は起こることはなかった。

全部……自分のせいであるとクリスは感じていた……、ずっとずっと自分のせいであると……。

 

「っ……!!」

 

クリスはギアから大型ミサイル2基を生成し、砲撃を行う"MEGA DETH FUGA"を2体の巨大飛行ノイズへと放ち、直撃を受けたノイズは撃墜し、それで全てのノイズをクリスは全滅させた。

 

「はぁ、はぁ……」

 

その様子を見た奏は何も言わずにただクリスの様子が変だと言う事を口には出さずに気付いたのであった。

 

その後、ロックがシグナムとフェイトに支えられて来た。だがロックは何も言い返せ無かった。

その理由は未来達を救おうと奮闘したものの、助けようとした直前で爆発が起きて、未来達を助けられなかった事を悔やんでいた。

そう言ういざこざの最中、二課の弦十郎や緒川といった二課のメンバー達が現場での調査を行い、響は二課の車の中で顔を俯かせながら座っていた。

 

(絶対に離しちゃいけなかったんだ……。 

未来と繋いだこの手だけは……!)

 

響は未来と握っていた左手を見つめながら、あの時未来の手を離してしまったことをずっと後悔していた。

そして自分の事を少なからず助けようとしてくれた『英雄』…

セイバーとヴィヴィオも未来と一緒だった。

 

『英雄』と言えどもその根本は紛れも無い人間である。

例外にサトシと共にいるピカチュウ達のような不思議な生物と共存している者がいれば、

レウスやドラムのような特殊な環境で育ったモンスターも少なからず存在している。

だが、それを除いたら『英雄』達の殆どが人間である事に変わりは無い。

あの爆発をくらえばその結末は…目に見えていた。

 

「温かいもの、どうぞ」

 

そんな響の元に二課のオペレーターのあおいがコーヒーを持って響に差し出し、あおいは響に優しく微笑みながら彼女にコーヒーを渡し、響はそのコーヒーを受け取った。

そしてコーヒーを受け取った響は遂に我慢ができなくなったのか、彼女は涙を流し、泣きだしてしまった。

 

「でも、私にとって1番温かいものは……もう……ひっく、ふう……」

 

 

そんな響の様子に響の近くにあった2枚のカードはそんな響に何も言わなかった。

 

「…セイバー…」

 

「ヴィヴィオ…」

 

アルトリア(セイバー)魔術師(マスター)にして贋作者(フェイカー) 衛宮士郎。

 

ヴィヴィオ(聖王)のママにして、空戦魔導師…高町なのは。

 

そんな2人が見据えた先に2人が大事にしていた者が居るかどうか…分からなかった。

 

 

 

 

 

 

 

ーーーーーー

 

一方、『F.I.S.』のメンバーの乗るヘリの中では……

あの時、スカイタワーで何人かの兵を手にかけてしまったマリアは、そんな自分に怒りを覚えて拳を窓に強くぶつけた。

 

「この手は血に汚れて…セレナ、私はもう…! 

うわああああああ!!!!」

 

そのことに、マリアは悔しさと悲しさの気持ちでいっぱいとなり、彼女は大声で泣き出してしまう。

 

そんな彼女を心配し、皆を代表してギンジが声をかけようとしたがナスターシャがギンジの腕を掴み、首を横に振った。

 

「なにがあったんだ? マリアに……」

 

「それは僕からお話しましょう!」

 

そこにウェルが現れてギンジ,陰陽兄弟,切歌,調に一体なにがあったのかをウェルはなにも知らない5人に話し始めた。

 

「ナスターシャは10年を待たずに訪れる月の落下より1つでも多くの命を救いたいという私達の遂行なる理念を……米国政府に売ろうとしたのですよ!」

 

「マム?」

 

「本当なのデスか!?」

 

ウェルの話を聞いた調と切歌はナスターシャに確かめようと尋ねるが、ウェルの話は続き、彼は「それだけではありません」と今度は切歌と調にマリアの器にフィーネの魂が宿ったというのもデタラメであることを切歌と調に話し、マリアは切歌と調に振り返らないまま窓を向いたまま2人に謝罪した。

 

「ごめん……2人とも……ごめん」

 

マリアの表情はギンジ達からは伺えなかったが、恐らくはきっと泣いている……5人はそう感じた。

 

「マリアがフィーネじゃないとしたら、じゃあ!!」

 

「僕を計画に加担させるためとはいえ、あなた達まで巻き込んだこの裏切りは……あんまりだと思いませんかぁ? 

折角手に入れたネフィリムの心臓も……無駄になるところでしたよ」

 

ウェルは笑みを浮かべながらそんな風にマリアとナスターシャを責めるように言うが……ギンジは「だからなんだ?」といった感じで表情1つ変えなかった。

 

「まあ、俺は別に気にしないけどな。 

結果的にこっちの情報は渡らなかった。

マムもなにか考えがあったんだろ?」

 

「はああ? あなたは人の話を聞いてたんですかぁ? 

これは立派な裏切りだと言ってるんですよぉ!!」

 

「でも失敗したら元も子もないだろ。 

勝手に言ってろボケメガネ。 

それでマリア、このボケメガネの言ってることは……本当……なんだな? 一応は」

 

ギンジの問いかけに窓の方を向いていたマリアは振り返り、彼の問いかけにマリアは「本当よ」と頷き、切歌と調には自分がフィーネではないことを話し、人類救済の話も一時棚上げしようというのもすべて本当であると話す。

 

「マムは、米国政府にフロンティアに関するデータを渡して協力を仰ごうとしたの」

 

「だけど、米国政府とその協力者は自分たちだけが助かろうとしているって……」

 

「それに、切り捨てられる人達を少しでも守るため世界に敵対してきた筈デス!!?」

 

マリアの言葉を聞いて切歌と調はナスターシャに訳を聞こうとしたが、ナスターシャはそれには答えず、代わりにウェルの言葉に対する言葉を返すことに。

 

「あのまま講話が結ばれてしまえば私達の優位性は失われてしまう。 

だからあなたはあの場でノイズを召喚し、会議を踏みにじってみせた」

 

そんなナスターシャの言葉にウェルは不気味に口元だけ笑みを浮かべさせる。

 

「やだな~、悪だつな米国の連中からあなたを守ってみせたというのに……このソロモンの杖で!」

 

ウェルはソロモンの杖をナスターシャに向け、切歌と調は身構え、兄弟は懐に忍ばせていたアブソーバーを取り出し、そしてギンジは銀のボール型アクセサリを取り出すが…

…そこにマリアが両手を広げてギンジ達がウェルに手出ししないよう、彼女はウェルを庇ったのだ。

 

「マリア……どうしてデスか!?」

 

「ふ、ふははははは! そうでなくなっちゃ!」

 

「偽りの気持ちでは世界を守れない! 

セレナの想いなんて告げやしない! 

全ては力……力を持って貫かなければ正義を成すことなどできやしない!! 

世界を変えていけるのはドクターのやり方だけ!! 

ならば私はドクターに賛同する!!」

 

このマリアの行為は、ギンジ達にとっては意外なものであり、真っ先に調がマリアの言うその「ウェルの考え」に否定的な自分の意見を述べてきた。

 

「そんなの嫌だよ……。 

だってそれじゃ力で弱い人達を抑え込むってことだよ?」

 

またナスターシャはマリアの言葉に「分かりました」と言い、それがフィーネではなくマリアとしての選択ならばと言い、それ以上はナスターシャは咳きこんでしまってなにも言うことができなかった。

 

「あとのことは僕に任せて、ナスターシャはゆっくり静養してください。 

さて、計画の軌道修正に忙しくなりそうだ、来客の対応もありますからねー」

 

ウェルはそれだけを言い残すとギンジ達のいる部屋から出て行き、自分の仕事を行うことに。

 

一方、ヘリの中のとある場所では……檻の中に閉じ込められている未来とセイバー,ヴィヴィオの姿があった……。

 

「……響……」

 

そしてそんな未来に対して…

 

「セイバーさん…」

 

「大丈夫ですよ…(今の私では…シロウ…信頼しています。必ず助けに来てくれる事を…)」

 

セイバーとヴィヴィオもまた未来の気持ちを察したのか、それ以上言う事は無かった。セイバーはその内なる願いを、今はいない最愛の人に向けてそう心の中で助けを求めたのであった…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーーーーー

 

夕方頃、クリスは翼と奏,霊風とロックを誘い、店(と言ってもファミレスなのだが)でクリスはスパゲッティを頼んで食事をしていた。

 

「なんか頼めよ、奢るぞ?」

 

クリスは口の周りをスパゲッティで汚しており、ロックはそんなクリスの顔を見て呆れていた。

 

「クリス、いい加減食べ方をもう少し治せ。

レディーとしての対応も出来ていない」

 

「はあ!? 余計なお世話だっての⁉︎」

 

「そうやってすぐカッとなる所もアウトだ。

…此処はファミレスだ。

親子連れが多いんだ。少しは弁えろ」

 

「うぐっ…」

 

 

そして翼はというと顔を窓の方に向けて横を向き、先ほどのクリスの申し出を断った。奏も手を振りながら苦笑いしながら遠慮していた。

 

「生憎、夜9時以降は食事を控えている」

 

「私も…今日は流石に…食欲湧かないんだ」

 

「そんなんだから……そんなんなんだよ」

 

「あー、なるほど。 

そう言えばクリスちゃんって、ロックが太るって注意してるのも聞かないで夜遅くになんか食べたりしてるんだよな?」

 

「…ああ。何度言っても言う事を守らんじゃじゃ馬だ」

 

「でも太らないのは全部そっちに行っちゃってるからなのか……」

 

夜遅くに食物を食べても太らないクリス、その原因は全部今霊風が見ているクリスの胸が原因であると考え、それに気づいたクリスは「どこ見てんだコラぁ!!///」と顔を真っ赤にして霊風の顔面を殴ろうとしたが、

霊風は風の使い手…風の軌道だけでひょいっとクリスの拳を避ける事など造作も無いのである。

だが、ロックの不意打ちチョップだけは何故か真面に食らっていたのは此処だけの話。

 

「っというか雪音、貴様はなにが言いたい!? 用がないなら帰るぞ!!」

 

怒って翼は立ち上がり、帰ろうとする。

それに気づいた奏が翼を抑えようとするが、全く持って効果が無かった。

それを見たクリスは翼を眼で見上げながら「怒ってるのか?」と問いかける。

 

「愉快でいられる道理がない! 

『F.I.S.』や、立花に憑友…

…そして……仲間を守れない私の不甲斐なさを想えば……」

 

翼は両手をテーブルに「バン!!」と強く叩きつけ、顔を俯かせ……そんな翼を見てクリスはそこでようやく翼を呼んだ要件を言うことに。

 

「呼びだしたのは、一度一緒に飯を食ってみたかっただけさ。 

腹を割って色々と話し合うのも悪くないと思ってな。 

あたし等何時からこうなんだ? 

目的は同じ筈なのにてんでバラバラになっちまってる……もっと連携をとって」

 

そこまでクリスが言いかけたところで翼が「雪音」と彼女の名を呼んでクリスの言葉を遮った。

 

「腹を割って話すならいい加減名前くらい呼んで貰いたいものだ……」

 

「はあ!? そ、それはお前……////」

 

「そーいやぁ、クリスは中々名前で呼ぶ事はしないよな?

…なぁ、ロック。もしかしてクリスって人の名前を呼ぶのって苦手なのか?」

 

「…確かにあるな。

俺の場合もロック義兄(・・)と呼んでいるからな。名前だけで呼ばれる事は無いな」

 

実際に、クリスは人のことを響の場合は「バカ」と呼んだり、それ以外の人も「お前」や「アンタ」と呼ぶことが多い。ロックはまだその限りでは無いが、如何せんロックは自分の義理の兄と言う感覚が根強いせいか、未だに呼び捨てでは無いのだとか。

ロックも知っている限りではクリスが人のことを名前で呼んだのはフィーネとアーチャーくらいしか知らなかった。

まぁ尤もアーチャーは真名では無く、仮名なので対象外なのだが。

因みにミラとシノンに対しては『フィーネ擬き』と言っており、ミラは首を傾げているが、シノンはそれに憤慨しているのだとか…。

 

そして翼はそのまま立ちあがってバイクのヘルメットを手に持ち、クリスの制止の声も聞かずにそこから立ち去って行ってしまった。

それを見た奏はクリスに詫びを入れるとそのまま翼の後を追った。

 

そして霊風はロックと男同士で話したい事があると言うと、そのままレシートを持って、クリスを置いてそのまま店を後にした。

結果的に今の状況はクリスが先程言った通り、『バラバラ』に散ってしまったのだった。

 

「結局話せずじまいか……。 

でもそれで良かったのかもな……」

 

そう呟いたクリスは置いてあったコーヒーを飲み、「苦いな……」と呟くのだった。

 

ーーーーーー

そして店から出てきた翼はそのままバイクに跨がり、この場から去ろうとした。

 

「おい、待てよ!翼!」

 

すると後を追って来た奏に止められた。

 

「奏…」

 

「翼の事は大体の予想は付く。けど、あの態度は良くないんじゃないのか?」

 

奏の口から聞いた言葉に対して翼は、

 

「済まない奏。

…だけど、仲間を護れない者に《防人》としての私が許されないんだ。

…ごめんなさい…奏」

 

そう言うとバイクのエンジンを掛け、そのまま翼はバイクで店を後にした。

 

その様子を奏は何も言い返せなかった。

そんな2人の亀裂を感じた奏のペンダントにして、ゲイ・ジャルグ&ゲイ・ボウ(2つの聖遺物)の使い手…オディナは…

 

『(この状態が続けば…)』

 

そう不安を煽るような言葉しか浮かべられなかった。

 

ーーーーーー

一方、霊風とロックもまたファミレス近くのコンビニにてたむろしていた。

 

「現状は最悪。『F.I.S.』が月の公転軌道を修正しようにも、どう対応すれば良いのか…!」

 

「…フロンティア」

 

ロックが自分達の現状に痛手を負っていた。

響の戦線離脱、憑友の意識不明、『フィーネ』を名乗った武装組織(テロリスト)の考え。

そんな思考が行き交う中、霊風の言った一言に「何?」と呟き返した。

すると霊風はロックに話した。

 

「フロンティア。

前世の記憶を頼りにしている俺が得た最善策だ。

この事は風鳴のおやっさんにすら話していない事だ」

 

そう言うと霊風はロックにその「フロンティアに関する情報」を与えたのであった。

 

 

 

 

 

ーーーーーー

翌日、二課の司令室に呼び出された憑友以外のメンバー。そこには勿論馬燈と逝都もいる。彼等は既に先日のスカイタワーの件はニュースを聞いて、響が未来を助けられ無かった事に対して、2人は響を咎める事はしなかったものの、それ以来響と会話はおろか視線すら遠ざけていた。

そんな中、響は弦十郎から1つのトランシーバーを手渡され、弦十郎はそれが調べたところ、間違いなく未来のものであることを話した。

しかもその発見場所はスカイタワーから離れた場所……つまり、あの爆発には未来は巻き込まれていないという証拠であり、未来が生きている証拠だった。

 

「だが、何者かによって連れ出され、拉致されていると見るのが妥当なところだな」

 

「師匠!! それってつまり!!」

 

「こんなところで呆けている場合じゃないってことだ!!」

 

弦十郎は響達の方へと振り返って笑顔を見せ、未来が無事なことが分かった響は嬉しそうに笑顔を見せた。それを見た逝都と馬燈(幼馴染2人)は今までの冷戦のような喧嘩はなんだったのかと思えるぐらいに少し朗らかになった。

そんな響の笑顔を見て奏は彼女に「よかったな、響ちゃん」と声をかけた。

 

「はい!! 良かった……未来……」

 

「だが、まだ安心はできないぞ、立花。 

彼女…小日向を助け出さなければ……」

 

「えぇ、絶対に未来を助け出します!!」

 

それから弦十郎の提案で気分転換に身体でも動かそうということになり、ロック,霊風,馬燈と逝都,クリス,翼,響,奏,弦十郎は先ずは走ることにした。

 

ただその中で1人…いや、訂正。2人…クリスと奏だけは既に物凄く疲れた顔をして1番走るのも遅く、若干ロックがクリスを心配したりしていたが。

 

「大丈夫かクリス?」

 

「あ、あぁ……」

 

 

このままではクリスが自分たちから離れてしまうと思い、ロックはクリスが離れないようにしっかりと彼女の手を握り締めた。

 

「な、なにを!?////」

 

「クリスが、置いて行かれそうだからな…」

 

そう言われたクリスの顔は俯いていたが、茹で蛸の様になっていたのは言うまでも無い。

一方、奏の方には霊風が付き添っていた。

実はこの2人…前にも言ったかもしれないが、婚約済みである。

え?何時したのかって?

詳しくは無印のエピローグで!

 

「(今一瞬、メタな発言が聞こえて来たような気がしたが…ま、いっか。それよりも…)久々のトレーニングだから苦労してるのか?」

 

「かもな…!だけど、翼や響ちゃん達が頑張ってるのに、私が黙っているのは可笑しいから…な!」

 

霊風の問いに対して奏は諦めようとは思ってもいなかったようだ。

それを心配しそうに見ていた霊風は杞憂で良かったとそう思った。

 

因みに…特訓指導者である弦十郎は走りながら「英雄故事」という曲を歌っており、それにすかさずクリスがツッコミを入れる。

 

「なんでおっさんが歌ってんだよ!? 

っていうかこれなんの歌だ?」

 

クリスがそう言うのも仕方がないのかもしれない、なにせ歌詞が全部中国語なのだから……。

 

「『英雄故事』ねぇ…

またカンフー映画の見過ぎじゃないだろうな?風鳴のおやっさん…。(そう言えば風鳴の声って、暁の1人と、斧と剣のソーマ使いに似てる気がする……

…違和感有り有りだな…これ)」(ーー;)

 

霊風はそんなことを思いながら、弦十郎の声を思い出していたがすぐにそんなどうでもいいことし、考えのをやめた。

そして響はどうやって未来を助けるかを考えることにした。

 

(そうだ! 俯いてきゃダメだ! 

憑友がいない今は…

私が未来を助けるんだ!!)

 

そこから笑顔の戻った響も弦十郎に合わせて同じ歌を歌い出し、色々な運動をすることになったのだが……やはりクリスと奏だけが1番疲れた顔をしていた……他のメンバーは殆ど顔色1つ変わってないにも関わらず。

 

(どいつもこいつもご陽気で……あたしみたいな奴の居場所にしては、ここは……暖か過ぎんだよ)

 

全ての運動が終えたクリスは、そんなことを考え、感じていた。

 

(私はまだ…立ち上がれるんだ…

今はこの2振りの槍…仲間を助ける為に!)

 

そう思いながら、奏はクリスとは逆の思考を巡らせていた。




次回

残酷と再会と目覚め…

二課を襲う悲劇…
その悲劇を前に、あの男は何を考える…?

2016/6/30までに出たキャラが一応参戦してますが、7/1以降のキャラが今の所、出ていません。なので、以下の作品から選んで下さい。 1位のタイトルは外伝として投稿しようかと思います。

  • けものフレンズ(2017)
  • バトルガールハイスクール(2017)
  • はたらく細胞(2018)
  • SSSS.GRIDMAN(2018)
  • 盾の勇者の成り上がり(2019)
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