その『運命』を引き起こしたのが…
『愛』だと言う事を…
さて、こんな前振りは置いといて…
今回では新たな『英雄』が登場です。
…って言うより、その子は『英雄』として加えても良いのだろうか?
そんな存在です。
そしてラストであの子が登場します。
…失敬。
ーーーーーーNO SIDE
「(マリアがフィーネでないのなら、きっと私の中に……怖いデスよ……)」
その頃、『フィーネ』側の方では、
切歌と調、兄弟の4人は干していた毛布などを籠に入れており、切歌は洗濯物を入れながら自分の中にいるかもしれないフィーネの魂に怯え、不安な表情を見せていた。
そんな時、『英雄』の1人がそんな切歌の様子に気づき、「どうかしましたか?」と切歌に問いかけた。
「えっ?」
「何故か元気が無かったみたいでしたので……」
話しかけられた『英雄』の名は、マシュ・キリエライト。
セイバーやアーチャー,ランサーにバーサーカーと同じ『英霊』の1人であり、
防御特化型のクラス…盾兵の英霊《シールダー》の力を宿した女の子であった。
尤も自分自身が『
それにマシュと言うのは実を言うと自分の本当の名前である。
本来なら『シールダー』と呼ばれる
そんなマシュに問いかけられて切歌はどうにか誤魔化そうとするが、そんな時調が静かに「マリア、どうしちゃったのかな」と呟き、切歌達は調の方へと振り返った。
「私は、マリアだからお手伝いがしたかった。
フィーネだからじゃないよ」
「あっ、うん、そうデスとも!」
「俺もマリアの姉御だから、彼処まで戦えたんだ…!」
「俺達も調と同じ気持ちさ」
「『英雄』の立場として言います。
彼女は私達の事も考えてくれていました。私も彼女が"フィーネ"という存在では無く、"マリア"と言う女性だからこそ、私達は彼女の元で動きたいと思っています」
「身寄りがなくて泣いているばかりいる私達に優しくしてくれたマリア、弱い人達の味方だったマリア……なのに……」
それなのにマリアがあんなことを言ったのか、調には全く分からず、彼女はマリアの言葉に今でもまだ困惑したままだった。
しかし、切歌はそれとは別にもう1つだけ気になることがあった……、それは……フィーネの魂のことについて……。
「調は怖くないんデスか?
マリアがフィーネでないのならその魂の器として集められた私達がフィーネになってしまうのかもしれないのデスよ!?」
「……よく、分からないよ……」
切歌の問いかけに調はそれだけしか答えることができず、切歌は「それだけ!?」と驚きにも似た声をあげ、そんな切歌に調は一体どうしたのかと目を見開いて問いかけるが……。
「っ……」
切歌は持った毛布を抱えたまま、逃げるようにそこから離れて行き、調と兄弟は顔を見合せて3人は首を傾げた。
(…?ちょっと待て下さい……フィーネの魂が切歌さん達に……?……!!)
マシュは自分の持っていた毛布を調に渡し、「ちょっと切歌さんのところに行ってきます!」と伝えた後、彼女はすぐに近くに置いてあった自分の武器である大盾を背中に担ぐとそのまま切歌の後を追いかけ、ヘリの中に戻った切歌は自分の部屋へと一直線に向かい自分の部屋の中に閉じこもろうとしたが……部屋に入る直前にマシュが切歌の腕を掴んで引きとめた。
因みにあの大盾は背中に担ぐと何故か縮小するというちょっと変わり種な機能を持っているので、余裕で動けたりする。
「ま、待って下さい!切歌さん…!」
「…マシュ…さん…?」
「貴方のお部屋、入っても大丈夫ですか?」
マシュは切歌に優しく微笑みかけ、切歌は戸惑い、少し考え込んだ後静かに頷いてマシュを部屋に招きいれて2人はベッドの上に腰をかけた。
「切歌さん……貴方が悩んでるのってその……
フィーネの魂……についてなのですか?」
そう尋ねてくるマシュに切歌は驚きの顔を浮かべ、切歌はマシュの言葉を聞いて先ほどの自分の言葉で大体のことをマシュは悟ってしまったのだと思い、切歌は言うべきかどうか悩んだが……。
「言いたくないのなら、良いです。でも、私も一介の『
それと…先程の話で察しました。フィーネの魂が宿っているのだとしたらなにか解決策を見つめるためにも……」
「そんな方法を見つける時間なんてないデスよ……」
「最初から諦めてどうするんですか!?」
そう言いながらマシュは立ち上がって切歌の前に立ち、彼女の両肩を掴んで「貴方が貴方でいられるための方法を考えましょう」と切歌に伝えるが……切歌は暗い表情を見せたまま首を縦には振ってくれなかった。
「ありがとう、マシュさん…。
マシュさんは優しいデス。
でも、魂なんて……本当にどうすることも……」
「切歌さん、貴方の魂が塗り替えられるんですよ?
それは、死ぬってこと。
貴方は……死ぬのが怖くないのですか?」
「っ、そ、それは……」
「切歌さんには、好きな人たちがいますよね?」
切歌は答える前にマシュがそうやってすぐに話を切り替え、切歌は「話を纏めて欲しいデス」と文句を言うが、マシュ自体は話を切り替えたつもりはなかった。
「死んでしまうと、好きな人と何時までもいられなくなるんですよ……?」
「……」
「私は少なくても、好きな人達といられなくなるのは…
…辛くて嫌いです。
貴方といられなくなるのも嫌です。
貴方は……いなくなって欲しくないんです。
それは此処にいる皆んなもそう思っています……」
切歌はマシュの顔を伺うとその目は今にも泣き出しそうな目をしており、切歌はマシュがどれだけ自分の心配をしているかが伝わり、切歌は立ち上がると彼女はマシュに抱きつき、その切歌の行動に驚いた。
「怖いに、怖いに決まってるじゃないデスか!!
自分でいられなくなるなんて……死ぬなんて、怖いに決まってるじゃないデスか!!
うえええええええ!!」
切歌は遂にはマシュの胸の中で泣き出し、マシュは切歌を抱きしめた。
「大丈夫です、必ず、必ず助けます。貴方を……!」
しかし、切歌は首を横に振り、「きっともうそんな時間はないデス」と言い、マシュから離れた。
「だって、つい最近フィーネの力の一部が発動したんデスよ?
もう、時間はないデス。
だから、だからなにか……せめて私が、大好きなみんなに覚えていられるようにしないと……」
「切歌さん。少しお話しても良いですか?」
そう言うとマシュは切歌に真剣の眼差しを見せてきた。
それを見た切歌は首を縦に振った。
そしてマシュは語り始めた…自分という存在が生まれた理由を。
「元々私は、切歌さん達と同じ人間です。尤も、魔術師と呼ばれる魔法とは似て非なる存在の1人だったんですけどね」
その出だしを、聞いた切歌は驚いていた。
マシュは実は自分達となんら変わりない存在だと言う事に。
「そこで私は大切な人に出会いました。私が信頼している先輩であり、マスターと呼ばれる者でした。
それが後の
次に出てきたのは、マシュにとっての大事な人の話だった。
マシュはその他にも様々な事を切歌に教えた。
そしていよいよ本題に入った…!
「ある日、自分達の住む場所が爆発して、私はあと少しで死ぬと言うまさに死の淵に立たされていました。
そんな私に差し伸べたのは、私に『
名前は全く知りませんでした。」
「けれどその英霊と一体化した事で、今の私が存在します。
魂を宿すとは逆のパターンを私は経験しています。
ですけど、これをした事により、その英霊は消滅してしまいました…
魂の存在である『英霊』が、『人間』であった私に力を全て託して、そのまま消えていってしまったんです」
「私はその時は我武者羅でした。
何故、私にあんな力を…。
何故、死ぬ筈だった私が生きて、力がある筈の英霊が消えてしまわないといけないのか、全くもって分かりませんでした。
けど、英霊の思いは受け継いでいます。
英霊は、『大切な者を守れるように』と言うのが信条だった様です。
その思いは私の中に今も根強く生きています。
思いを持ち続けて下さい!フィーネのタマシイすら勝てる思いを!」
それを聞いた切歌は涙を拭き、そして「はいデス!」と元気いっぱいの笑顔を見せてくれた。その表情にマシュからも笑顔が飛び交っていた。
そんな2人の様子を見に、ギンジが駆けつけようとしたが、部屋に入る前に聞こえた楽しそうな声を聞いたのか、それ以上は何もしないで、ただ単に扉の横の壁に背中を預けた。ギンジは「如何やら杞憂みたいだったな」とそう呟きながら、背中を壁に預けたまま、また瞑想をしたのであった。
ーーーーーー
それからヘリは目的地であるフロンティアに行くことになり、操縦席ではナスターシャ以外のメンバーが終結し、ナスターシャは今はベッドで寝込んでいた。
「マムの様子はどうなのデスか?」
切歌はマリアにナスターシャの容態がどうなっているのかを聞き、マリアが言うにはナスターシャは疲労に加えて病状も進行しているのだと話した。
以前やって来たジャンヌの力を以ってしても、ナスターシャの容態変化には至らなかったようだ。
「そんな……」
「つまり! のんびり構えていられないということですよ!
月が落下する前に、人類は新天地にて結集しなければならない!
その旗振りこそが僕達に課せられた使命なのですから!!」
妙にハイテンションな声で言うウェルだが、ギンジ達はただウェルの話を聞くだけでなにも答えなかった。
そんな時、ヘリの警告音が鳴り響き、モニターを映すとそこには米国政府の艦艇が映り、切歌達はそのことに驚きの声をあげるがウェルは冷静に「こうなることは予想済み」と余裕の態度を崩さなかった。
「せいぜい連中を派手に葬って世間の目をこちらに向けさせるのはどうでしょう?」
「……そんなのは弱者を生み出す強者のやり方……」
「そんな事して、何になるんだよ‼︎」
ウェルの意見に調と光聖希は反対しようとしたがマリアはウェルの意見に賛同し、調と光聖希は不満そうにマリア(光聖希はそれに加えて姉御)の名を呼ぶが……。
「私は…私達はフィーネ。
弱者を支配する強者の支配構造を終わらせる者。
この道を行くことを恐れはしない」
「でも、マリアこれは……!」
「明らかに言葉と行動が矛盾してるじゃねえかよ!」
ギンジとマシュも調と光聖希と同じ意見だったのか、彼等もまたマリアのこの行動には納得いかないところがあった。
その頃、この近くにいる二課の本部でもある戦艦はというと……、司令室にてノイズがマリア達の乗ったヘリの近くにあった艦隊をノイズが襲っているという報告を受け、真っ先に翼が出撃準備をするために司令室から走り出した。その後を、奏と霊風の槍々コンビも出撃する為に走り出した。
「私も!」
そう言いながら響も出て行こうとしたのだが、クリスとロックが響の肩を掴んで引きとめ、響の制服のネクタイをクリスが、響の頭をロックが掴むなり撫でてきた。
「死ぬ気かお前! ここにいろって! なっ?」
「立花。お前はここから、いなくなっちゃいけないんだ。
お前が居ないといけない奴がいるから…な?」
「……うん」
「頼んだからな?」
「…司令。此奴と憑友を頼みます」
クリスは優しく響に微笑みかえ、響は戸惑いつつも頷いて大人しくここにいることになり、ロックは響に「俺も行くから心配するな」言い、彼もまたクリスと一緒に出撃準備に入った。
場所を戻し、ソロモンの杖によって呼び出されたノイズは艦隊の軍人たちを次々に襲い、そのことにマリアは黙ったままだったが……彼女は唇を血が出るくらいに噛みしめていた。
「こんなことが、マリアが望んでいることなの?
弱い人達を守るために、本当に必要なことなの?」
「っ……」
調の問いかけに、マリアは答えなかったが……次の瞬間、調はヘリの扉を開き、そのことに切歌は驚いて「なにやってるんデスか!?」と調を引きとめようとしたが……。
「マリアが苦しんでいるのなら、私が助けてあげるんだ」
「調!!」
切歌の制止も聞かず、調はヘリから飛び降りた。
それと同時に「歌」を口ずさもうとしたら、「ちょっと待てぇぇ‼︎」
と言う声が聞こえたので、上を見るとそこには光聖希も一緒に来ていた。
「!聖希!」
「お前ばっかり負担は掛けさせねえよ!
…俺にも手伝わせろよ。調」
「…うん…!」
そう言うと切歌は再び歌を詠った…聖詠と言う名の「歌」を。
「Various shul shagana tron…」
そして聖希は懐から憑友達《精魂導師》達が使用する変身アイテム…マルチアブソーバーを取り出した。
「俺の我儘に付き合って済まねぇな、タマシイ」
『大丈夫!私は何時でも、貴方の為になら頑張れるんだから!
行こう!』
「ああ!」
そう言うと光聖希はタマシイと呼ばれたアブソーバーを左腕に装着するなり、右腰に備えていたカードケースからカードを取り出し、装填し、
「変身!」
そう言いながらレバーを引いた!
ータマシイ!フォーム、チェイン‼︎ー
すると光聖希の周りを身体全身に鎖を縛られた戦士の姿が現れるや、それを光聖希は纏った!
ー天への魂!私が縛る!ー
そして変身した光聖希はシンフォギアを纏った調に向けて鎖を放つ。その鎖は意志があるかのように、調を巻き付けるや、そのまま光聖希の方へと引き寄せて、2人揃って艦艇の上に降り立つ。
「調……!」
「聖希!」
調を心配する切歌と光聖希を心配する闇呪怨。
だが、そこにウェルが切歌と闇呪怨の肩を掴み、「連れ戻したいのなら、良い方法がありますよ?」と彼女達に提案するが、ギンジがすぐさま切歌を掴むウェルの手を弾いた。
「切歌達に触るな」
「おやおや、怖い怖い……」
「……なあ、マリア、調や光聖希の言うとおりだ。
これがマリアの本当にやりたいことなのか?
こんなことしたら、お前…」
しかし、マリアはなにも答えてはくれず、一方で調は自分の「歌」を口ずさみながらノイズと戦い合っていた。
(挿入歌『鏖鋸・シュルシャガナ』南條愛乃)
調はツインテールのアームドギアから小型鋸を大量に射出して攻撃する"α式 百輪廻"を空中から放ち、ノイズを次々と切り裂き、今度は靴に装備されている車輪を動かして高速で動き、大量のノイズのいる場所まで行くとアームドギアを巨大な回転ノコギリに変形させて調は回転しながらノコギリでノイズを切り裂く。
その間、光聖希は奇妙な行動を取った。
なんと、先程調が放った"α式 百輪廻"の内の一部を自分が嵌めていたメインウェポン…《チェーンリング》の先端のチェーンと結合させたのだ!
それをし終えるなり、まるで荒れ狂うヨーヨーのような動きで、正確にノイズ達を葬り始めたのだ!
そしで光聖希はそのままヨーヨーと化した鋸を自分が立っている場所に回転しながら置いていく…!
するとその鋸が摩擦を起こし、炎が噴き出してきたのだ!
そしてその数が10本…指の数だけ存在していた。
すると光聖希はそのままダッシュし始めたのだ!
ダッシュと同時に、直線上にいたノイズはその炎によって瞬く間に灰燼と化した…!
突然だが、ヨーヨーの技に『ウォーク・ザ・ドッグ』と呼ばれるトリックがある。
実はそのトリック…上級版が存在しているのだ。
1人の『英雄』の手によって。
『英雄』の名は…『斗陸キメル』
ハイパーヨーヨーの再ブームを巻き起こした存在であった。
その『英雄』が繰り出した技の中に、先程光聖希が出した攻撃とよく似た者があった。
それは、『ウォーク・ザ・ドッグ』の体勢になるなり、じーっとその場で待機させ、摩擦熱からの炎を噴き出してから一気に爆走するトリックがある。
その技を彼…キメルはこう名付けた…
『ダッシュ・ザ・ケルベロス』と。
光聖希はそのトリックを繰り出したのだ。
尤も、基本的には1.2個しか使わない筈のヨーヨーを、彼は10本も使用した。それなのにヨーヨーをまるで自分の身体のように扱っていたのだ。
そんな時、調の隙をついて背後からノイズの一体が襲いかかって来て、光聖希が駆け付けようとしたが、自分の後ろにもノイズがまだ生き残っていた事に気付いた。もう駄目なのかと思ったその時、そこに駆け付けたシンフォギアを纏った切歌が鎌のアームドギアを投げつけてアームドギアは調を襲おうとしていたノイズに突き刺さり消滅した。
そして光聖希の方では逆にノイズが左と右と半分ずつにスパンと切れ、灰になると同時に、そこには光聖希の双子の闇呪怨がそこにいた。
「切ちゃん! ありが……」
そこまで言いかけた時、ウェルが以前、切歌と調の首に打ち込んだLINKERと似たようなものを、切歌は調の首に打ち込み、調はその場に倒れそうになってしまう。
「⁉︎しら…べ…⁉︎」
「…ごめん。聖希」
そして調の元へと行こうとした光聖希だが、闇呪怨もまた切歌と同じような物を持っていた。それは先程切歌が調に与えた奴とは違い、青い色素を施した液体が内蔵されていた。
切歌が調に打ち込んだものは「Anti-LINKER」と呼ばれるものであり、これは適合係数を引き下げる効力があり、調のシンフォギアは強制的に解除されてしまった。
そして闇呪怨が光聖希に打ち込んだのは、「Anti-
「私、私じゃなくなっちゃうかもしれないデス!
そうなる前に、なにか残さなきゃきっと忘れられちゃうデス!!」
切歌はそう言って調に手を差し伸べ、調は切歌がなにを言っているのかがよく分からなかった。
「例え私が消えたとしても世界が残れば、私と調の思い出は残るデス!
だから私はドクターのやり方で世界を守るデス、もう……そうするしか……!」
だが、切歌の言うように本当に時間がないのだとすればなにかを残すためにはこんな方法しかないのは事実……。
闇呪怨は切歌のために例え納得のできないものだとしても彼女に協力もしたい、しかし切歌もこんなことは間違ってると説得したいという2つ想いが闇呪怨の中でぶつかり、闇呪怨は自分は一体どうすればいいのか、もうなにをすればいいのかが彼は分からなかった。
それでも彼は切歌達を守る為に、己の力を使う事を決意していた。
そんな時、海から翼とクリスと奏が飛び出して現れ、更に反対側から水の色合いの服と緑の服を纏ったロックと霊風が現れ、翼は切歌にアームドギアを振るい、クリスは調を捕まえる。
翼と切歌は剣と鎌のアームドギアをぶつけ合わせ、切歌は「邪魔するなデス!!」と文句を言うが翼は聞く耳を持たず、アームドギアを振るう。
「おい、ウェルの野郎はここにいないのか!?
ソロモンの杖を使うあいつはどこにいやがる!?」
やがて翼は切歌の首筋にアームドギアを突きつけた。
それと同時に、光聖希はロックに背後を取られ、拳銃を頭に押さえつけられた。それと同時にタマシイが変身を強制もせずに解除された。
先程闇呪怨によって打たれた「Anti-glycerigger」の効果が此処に来てやって来たのだ。
その隙をロックは見逃さずに、光聖希に拳銃を頭に向けたまま身柄を拘束させた。
そして闇呪怨もまた霊風の槍捌きにより、得物である鎌を落とされ、拾おうとした矢先に霊風の槍の矛先が自身の顔に迫られた。
状況は二課の方が有利であり、それを見かねたウェルが……用意していた「助っ人達」を呼び出すことにした。
「ならば傾いた天秤を元に戻すとしましょうよ?
できるだけドラマティックに、できるだけドラマティックにぃ!」
「まさか、あれを……!
あの子達の内、2人はまだ少女よ⁉︎」
「その内の2人は『英雄』本人でしょうが‼︎」
するとマリア達の乗るヘリから「誰」かが一斉に飛び降り、聞き覚えのある声が「歌」を詠っていた…
「Rei shen shou jing rei zizzl…」
その声を聞いた者達は動くのを止めた。
それと同時にその者は翼達の前に降り立った。
そこに立つのは……。
「ま、まさか……!」
「ちっ!相性最悪じゃねえかよ!」
「てめぇ…ふざけんなーーーーー!」
上からロック,霊風,光聖希がそれぞれを口にした。
其処にはシンフォギア……「
「……そんな……、未来……?」
当然、モニターからそれを見ていた響も驚きの声をあげるしかなかった。
だが、それだけでは無かった…
突然、ロックは後ろを見やると其処には金髪のサイドポニーの少女が既に拳を構え、そのままロックをアッパーカットで殴ったのだ!
「!ロック義兄!」
「⁉︎冗談だろう…⁉︎」
その姿を見た霊風はそう言うと今度は自分の横からのドス黒い気配を感知するなり、そのまま緊急回避をした。それは闇呪怨も同じだった。
そして2人が戦っていた場所は何者かの爪の跡を残したような風景しか残らなかった。
「下らん」
「…」
その声を聞いた霊風は目を凝視した。
其処には…
黒いバリアジャケットに身を包み込んだ大人モードのヴィヴィオと、
黒く塗りつぶされた鎧を見に纏う堕ちし『騎士王』…セイバー〔
そんな様子を響と共に見ていた『英雄』2人…
「セイバー…」「ヴィヴィオ…!」
衛宮士郎と高町なのはは驚愕していたのであった…
それと同時に、病室では1人の少年が目を覚ました。
「…あと少ししか…ない…」
そう言うと少年は自分に繋がれていた医療機器を全て千切り、そのまま部屋から抜け出していた。
そしてアラームがなる頃には、彼の姿はその病室はおろか、その周辺にすらいなかった…
「俺の最後の力…死ぬ気で…出す‼︎」
翼達の前に現れたセイバー,ヴィヴィオ,そしてシンフォギアを纏った未来。
彼女達を助ける為に行動しようも思うような結果が生まれない。
そんな最中で、響は最後の力を振り絞って、未来達の前に現れた…
そしてそんな最中に2人と馴染み深い者が現れん…
次回
最後の力
『
2016/6/30までに出たキャラが一応参戦してますが、7/1以降のキャラが今の所、出ていません。なので、以下の作品から選んで下さい。 1位のタイトルは外伝として投稿しようかと思います。
-
けものフレンズ(2017)
-
バトルガールハイスクール(2017)
-
はたらく細胞(2018)
-
SSSS.GRIDMAN(2018)
-
盾の勇者の成り上がり(2019)