戦姫絶唱シンフォギア〜とある戦士の物語〜   作:かもめカメ

112 / 202
未来VS憑友&響

セイバー〔オルタ〕VS士郎

ヴィヴィオ『聖王のゆりかご』VSなのは

それぞれの戦いが始まり、そしてそれぞれの戦いが終わる時、
また新たな運命が襲いかかる…


#26 2分40秒《タイムリミット》

ーーーーーー響&憑友 SIDE

響と憑友は2人で未来を助ける為に動き出す…!

 

憑友はすかさず未来に向かって特攻を仕掛ける。

だが、未来はアームドギア《シェンショウジン・オウシャク》を鏡のような円形の形に展開するなり、そこから光のビームを出した。

クリスと霊風を襲った技"閃光"を放つ…!

だが、憑友はすかさず左腕に備え付けられていたアームブレスレットを展開させるとそこから銀色の傘が現れ、その猛攻の中を、潜り抜ける…!

 

"レオブレラ"

 

それはレオが伝説のウルトラマン…『ウルトラマンキング』から授かったアイテム…『ウルトラマント』を変化させた武器だった!

 

そして攻撃が止んだと同時にレオに扮する憑友はそのまま正拳突きを未来のアームドギアにぶつけた!

 

それを見た未来はアームドギアを手放し、後退。

それと同時に、アームドギアは粉々に粉砕された。

だが、未来の手には既にアームドギアのストックが用意されていた。

そしてまた同じ攻撃を繰り出してきた…!

 

すると憑友は先程のブレスレットを展開するなり、そのままなんとヌンチャクの姿になり、それを振り回しながら接近し続けた!

 

"レオヌンチャク"

 

それを動かしながら、憑友は未来のアームドギアを振り落とすなり、そのまま未来の肩に手を置くなりそのまま巴投げをした!

 

 

そこには『ガングニール』を纏った響が拳を構えていた。

 

「(熱い……! 身体中の血が沸騰しそうだ……!)」

 

『(やはり響の身体を…これ以上やらせない!)』

 

すると憑友はすかさず未来の後ろに向けて、レオのチョップ技"ハンドスライサー"を響の拳と共にぶつけるが、未来は直ぐにそれを回避、2人の攻撃は不発に終わった。

 

 

ーーーーーーSIDEto憑友

 

響はガングニールの危険を冒してまでギアを纏った。

それを俺は知っている。

何故なのか、それは此処に来る時にユルセンと出会って、ありのままの状況を教えてくれたから。

と言うよりも、ユルセンが見た光景・記憶を俺は見るような感覚でそれを見た。

 

 

ー回想ー

それが数分前の出来事……。

 

響は未来の纏うギア《神獣鏡(シェンショウジン)》のエネルギー波を利用し、未来のギアを解除しようと提案した。

 

そのことに弦十郎師匠は驚き、響を引き留めようとしたがその肝心の響は……。

 

「翼さんもクリスちゃんも奏さんも、ロックさんも霊風さんも戦っている今、動けるのは私だけです。 

死んでも未来を連れて帰ります!!」

 

「死ぬのは許さん!!」

 

「じゃあ、死んでも生きて帰ってきます!! それは絶対に絶対です!!

だって、まだ憑友を探さないと行けないんですから‼︎」

 

そうしていると藤堯さんと友里さんが響のガングニールを解析した結果を報告していた。

 

「過去のデータと現在の融合深度から計算すると、響さんの活動限界は2分40秒になります!!」

 

藤堯さんからの報告を聞いて唖然となる弦十郎師匠。するとそこで友里さんが響の前に駆け寄り……。

 

「例え微力でも、私達が響ちゃんを支えることが出来れば、きっと」

 

友里からそう伝えられ、響は頷いて見せる。

それを見た牧藁さんもそれに頷いていた。

 

「オーバーヒートまでの時間はごく限られている。勝算はあるのか?」

 

そう弦十郎が言うと響の言葉に俺は驚いた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「思いつきを数字で語れるものかよ!!」

 

 

「なっ……!」

 

まさか昔…と言っても3ヶ月前に師匠が言ったことを響に言われるとは思ってもいなかった弦十郎師匠。俺もこれにはお手上げだった。そしてその発言をした響は「へへ」と不敵な笑みを浮かべ、そして弦十郎師匠は響に出撃の許可を出した。

 

ー回想ENDー

 

そして今に至るのである。

 

そして俺はすかさず響のタイムリミットに関する情報を試行錯誤して、ある存在の事に気付いた…それがウルトラマンレオだった。

 

レオは地球上では2分40秒しか活動する事が出来ないウルトラマン。

響のタイムリミットと同じでそれがどのくらいの長さなのかを計る為に俺は変身したんだ。

俺がレオの姿で居られ無くなれば、それは響の敗北にも繋がる。

それだけは絶対に死守しないとな…!

 

ーーーーーーNO SIDE

2人が未来を救おうとした時に、響のインカムから通信が入ってきた。

 

『胸に抱える時限爆弾は本物だ。 

作戦時間超過、その代償は確実な死であることを忘れるな!!』

 

 

通信機を通して弦十郎の声が響に伝わる。

 

(死ぬ、私が……死ぬ? 

そんなの…死ねるかあああああああ!!!!!)

 

響は未来の攻撃を押し返して膝蹴りを彼女に叩き込み、2人は空中へと飛び立つ。それを見た憑友も空を飛ぶ!

 

未来は響に「混沌」を繰り出すが響はガングニールのブーツの効果を使って、憑友はレオの宇宙拳法を用いてビームを蹴って未来に接近していき、同時にタイミングを見計らったマリアはヘリからシャトルマーカーを射出する。

 

「戦うなんて間違っている。 

戦わないことだけが本当に温かい世界を約束してくれる。 

戦いから開放してあげないと」

 

その時、響の身体のガングニールの侵食が急激に進み、彼女の身体からガングニールの結晶が生えてきて響は苦痛に表情を歪める。

 

「うぐっ、うう……!?」

 

そしてそれと同時にレオのカラータイマーが点滅し始めた!

それと同時にレオ扮する憑友も胸に手を掴みながら苦しみ出した!

 

それを見た未来は……。

 

「違う!! 私がしたいのはこんなことじゃない! 

こんなことじゃ、ないのにいいいいいいい!!!!」

 

そこでようやく未来は完全に正気に戻ったのだが、彼女の意思とは関係なく、神獣鏡(シェンショウジン)は響と憑友に攻撃を続ける。

 

『「(誰が未来の身体を好き勝手にしているんだ!!)」』

 

そして響は未来に掴みかかって彼女に抱きつき、その上を憑友が更に抱きつき、未来は2人に対して自分を離すように必死に訴える。

 

「嫌だ!! もう離さない!! 

もう二度と離さない!! 絶対に、絶対にいいいいいいいいい!!!!!」

『未来が…響が居ない世界なんて…

 

 

俺は大嫌いなんだよーーーーーー‼︎』

 

「憑友ぉぉぉぉぉ!響いいいいいいい!!!!」

 

響は腰のブースターを使い、憑友と未来を巻き込みシャトルマーカーが作っている光の輪の中へと向かっていく。

 

「そいつが聖遺物を消しちゃうって言うなら、こんなの脱いじゃえ!! 未来ーーーーーーーー!!!!」

 

そして最後は3人にシャトルマーカーから放たれた光線が未来と響、憑友に直撃し、光線はそのまま海の中にあるフロンティアへと届いた…

そしてその光を浴びた結果…

 

『⁉︎がはっ⁉︎」

 

レオの変身が強制的に解除され、更にはダメージまで受けた憑友!

 

今の神獣鏡の力はありとあらゆる事を『無』にしてしまう能力を持っていた。

例え…非科学的な物であっても。

それは憑友も例外ではない。

彼の身体は〔半幽霊〕…半分が非科学的な身体で作られている。

故に憑友の身体にダメージが食らったのだ。

 

しかし、それでも彼は意地と気合いと根性と言う名の気力だけで、先程の衝撃でギアを解除され、並びに気絶した響と未来の2人を両脇に挟めながら、

 

「うおおおおお‼︎」

 

そう叫びながら、海上から姿を現した。

だが、その身体からは光の粒子が少しずつ飛び散っていた…!

 

そして憑友は二課の戦艦の上に着地するなり、2人を下ろした。

そして憑友はふらふらになり、肩で息をしながらも、『現界ブースターα』を取り出すやそこに自身のパートナー『英雄』…キリトのカードをスキャンした。

 

ーコール・オブ・キリト!ー

 

すると憑友はブースターの引き金を引いた。

すると光の弾丸は姿を変え、キリトの姿に変わった。

それと同時に気が抜けたのか、そのまま倒れ込もうとした所をキリトによって抱えられた。

 

「おい⁉︎しっかりしろ!」

 

キリトが憑友の安否を確認すると憑友はそのままキリトの耳に向けて「行きたい場所がある」と呟くと、キリトはそのまま憑友の口許に耳を傾け、そして憑友はその場所を指定した。

 

「何処に行けばいい?」

 

「あ…そ…こ…」

 

そう言いながら憑友は指を指し、キリトはその視線の先を向けた。

 

そこには海中から巨大な古代都市のようなものが出現していた。

 

キリトはそれを見るなり、「コンバート。モード〔ALO〕」と言うとキリトの姿が変わり、キリトは憑友の手を引き寄せ、肩を組むようにして、その場から立ち去ってしまったのであった。

 

未来を助ける事に成功した響と憑友。

だが、憑友の命はもう残り僅かだった…

 

ーーーーーーSIDEto士郎

 

今のは…!

 

 

「…如何やら、ミクはあの2人によって救われたのか」

 

「ああ。その通りだな」

 

本当に良かった。

だけど、俺は俺の為すべき事をやらないといけない…!

 

「これで終いだ…!」

 

そういうとセイバーの剣から黒い魔力が溢れてきていた…『宝具』を放つつもりだ!

だから、俺はイメージし、そして撃鉄を…打つ!

 

投影開始(トレース・オン)ッ‼︎」

 

イメージするのは聖剣を納めし偉大なる鞘にして、聖剣の使い手が目指した理想郷の名を持つ物。そして…

 

衛宮士郎(俺と言う魔術師)セイバー…アルトリア(彼女と言う英霊)を結ばせてくれたアイテム…それを向ける…!

 

「卑王鉄槌。極光は反転する。光を呑め!」

 

今しか…無い!

 

「『 約束された勝利の剣(エクスカリバー・モルガーン)』‼︎」

 

此処で止めるだけだ!

 

お前を取り戻す…最強の防具を…‼︎

 

「はぁぁぁぁ…‼︎

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

全て遠き理想郷(アヴァロン)ーーーーーー‼︎」

 

 

「⁉︎」

 

その一言で、セイバーの『宝具』の攻撃は消え、更に一瞬怯んだ…!

その隙を…俺は見逃さない…!

 

そしてそのまま懐に忍ばせておいた形状が不変則な短剣をセイバーの心臓に刺し、そして叫ぶ…!

 

 

破戒すべき全ての符(ルールブレイカー)‼︎」

 

「ああああぁぁぁぁあ⁉︎」

 

俺が投影したのは、かつて自分のミスでセイバーを奪われた相手…

 

魔術師の英霊《キャスター》が俺とセイバーの関係を絶ち切らせた忌々しい短剣。

だが、今回はそれが有効打になった。

 

この短剣は絶ち切る事だけに特化して等いない。

この短剣に突き刺された者達は幾ら強化していようが、全てリセット(解除)される代物だ。今回はそれに目をつけたんだ。

 

 

そしてそのまま行き倒れるセイバー。

そしてその容姿が変わってきた。

黒かった鎧と衣装も、青と銀のメイルであしらった元の服装に戻り、

白みがかかった髪と顔も色がつき、そして癖っ毛もピョコンと出てきた。

結果は成功だった。

 

「はぁ…はぁ…

 

…ありがとう。シロウ」

 

そして俺に御礼を言ってくるセイバー。

 

そして俺はセイバーに告げた。

 

「おかえり」と。

 

そうしていると、結界が崩れていく。

それと同時に俺とセイバーの身体から光の粒子が飛び散り始めた。そうか…もう時間なんだな。

それを察したのか、セイバーは俺の胸の方へと身を寄せた。

 

「貴方と一緒で…良かった…!」

 

「ああ。俺もだよ…セイバー…!」

 

ーーーーーーNOSIDE

 

そう言うと士郎とセイバーはキスをして、そしてそのまま光となって消えた…

そして2人が戦った戦艦の上には、士郎とセイバーの【ヒーローカード】しか置かれていなかった。

 

次は少し話を数分前に戻し、なのはとヴィヴィオの戦いに戻そう。

 

ーーーーーーSIDEtoなのは

 

私はヴィヴィオの動きを止めつつ、戸惑いを隠しきれていなかった。

ヴィヴィオがまた『聖王』へと堕ちた事に。

 

前回も同じ出来事を巡り合わせたと言うのに。

 

だけど、今回と前回では大きく違う。

 

まず1つ目は、ヴィヴィオの精神状態。

前回は精神も完全に操られていた。

だけど、今回は精神は操られていない。それは先程の念話で実証済み。

 

2つ目は、クリスもといセイクリッドハートと融合したままの状態であると言う事。

前回はまだセイクリッドハート…ヴィヴィオの愛機(デバイス)がまだ所持していなかった。

だけど今回は既にクリスとは既に融合している状態であると言う事。故にヴィヴィオはあそこ迄耐えているのかもしれない。

 

3つ目は、これがもはや決定的かもしれない。

それは…年齢差。

 

前回は私がまだ機動六課としての仕事をした時で、当時のヴィヴィオは6歳だった。まだまだ甘えたがりなお年頃だった。

だけど今回は10歳…精神が少し成長した状態でもあった。

 

もし、ヴィヴィオがまだ6歳のままだったら…

もし、クリスが近くに居なかったら…

もし、精神まで乗っ取られていたら…

 

そう言う最悪の事態を回避しただけでも私は嬉しさと同時に、やり辛い感情を出していた。

 

それでも私は…ヴィヴィオを助ける!

 

そう決めた私は『レイジングハート』と話をつける。

私が言った言葉に対して、彼女(レイジングハート)は『貴方と共に』と言い返してきた…ありがとう、レイジングハート。

それを聞いた私はすかさず、拘束魔法"レストリストロック"を発動し、ヴィヴィオの身動きを封じる…!

 

そしてすかさず杖にありったけのエネルギーを注ぎ込む…!

 

「"全力全開"…!」

 

放つ技は私と言う存在の代名詞である砲撃魔法…

 

『StarlightBreaker.』

 

「スターライト…ブレイカー‼︎」

 

ーーーーーーNO SIDE

 

 

ドガァァァ‼︎

 

その力を前に爆発が起きた。

 

"スターライト・ブレイカー"

なのはの代名詞とも呼ばれる砲撃魔法。

 

 

そして煙が立ち込めていく中、なのははその煙の先にいる存在に目を向けた。

そこには、黒の衣装から白と紺のスーツを着た…大人モード状態のヴィヴィオが漸く立っていると言う状況だった。

 

そしてなのはは直ぐにヴィヴィオの元に赴くとヴィヴィオが倒れそうになり、なのははそれを支えるようにして抱きしめた。

 

「ありがとう…ママ…!」

 

「ヴィヴィオ…良かった…!」

 

そう言うと同時に2人の身体も士郎とセイバーの時と同様に光の粒子が飛び散り始めた!

 

「帰ろう。ヴィヴィオ」

 

「ママ。ありがとう!」

 

「どう致しましてなの♪」

 

そう言うと2人は寄り添い、そして光となって消滅した。

 

そしてその場にはなのはとヴィヴィオのカードが置かれていた…

 

ーーーーーー

それぞれの戦いが終わったのも束の間、

海上に現れた古代都市を前に、戦艦の上で切歌と戦っていた翼と切歌達はこのことに驚き戦いを思わず中断してしまった。

 

「いったいなにが……?」

 

そんな時、翼の背中を誰かが銃弾で撃ち、翼はその場に倒れこんだ。

 

「っ!?」

 

翼は自分を撃った人物を確かめようと倒れながらも顔を後ろに向かせるとそこに立っていたのは……敵である切歌でさえ驚く人物だった。

 

「雪……音……?」

 

「クリス!? お前なにして……!?」

 

そう言いながら、霊風が近づこうとしたが、突然、首に衝撃が来て、そのまま倒れ込んでしまった。

霊風は後ろを振り返るとそこにはなんと、ロックが手刀をした動作を構えていた。

 

「済まない…。

これは、俺とクリスが抱える十字架だ」

 

「ぐっ、クリス!!ロック‼︎」

 

そう言いながら、奏は動こうとしたが、いつの間にかロックの"影縫い"で身動きが取れなかった。

 

 

「……さよならだ」

 

そう言うとクリスとロックは切歌と闇呪怨と共に『フィーネ』のヘリへと乗って行ってしまった…

 

物語は佳境へと誘う…

 

そしてそこで待つのは、果たして…

 

tobecontinued…




次回

ディスティニーアーク

其々の想いが…ぶつかり合う…

2016/6/30までに出たキャラが一応参戦してますが、7/1以降のキャラが今の所、出ていません。なので、以下の作品から選んで下さい。 1位のタイトルは外伝として投稿しようかと思います。

  • けものフレンズ(2017)
  • バトルガールハイスクール(2017)
  • はたらく細胞(2018)
  • SSSS.GRIDMAN(2018)
  • 盾の勇者の成り上がり(2019)
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