少女を護ろうとした響は無意識に聖詠を唱えた事により、かつて自分を救ってくれた女性・奏が纏っていた聖遺物・"ガングニール"を纏っていた。
(挿入歌「撃槍・ガングニール」悠木碧)
「ふぇ…えぇぇぇ⁉︎」
「なんで…私、どうなっちゃってるの⁈」
『それは私も同じだ⁉︎その姿は嫌でも思い出す!何故君がそれを纏っているのだ⁉︎』
戸惑う響と、困惑と嫌な思い出を出したかのように苛立ちを隠さないライド。
ライドにとっては、自分のパートナー・憑友が自らの命と引き換えに、救った女性・奏が着ていた装備だったから。
だからなのか、ライドは奏に関するものに対して怒りに満ちているのかもしれない。
"何故、憑友を救ってくれなかったのか"と。
それを本人に言わせてやると思った矢先に、奏が表舞台から姿を消してしまったのだ。
故にライドはその時の当事者である翼にこの事を話したかったのだ。
その為に、響と共にリディアンに入ったのだ。
「おねぇちゃん、かっこいい!」
すると、少女がそう呟いたので、響は手を出して自分の近くに持っていくと、下に置いたままのライドをその少女に手渡した。
「ちゃんと持っててね?お姉ちゃんの大事な人の形見だから」
「…うん!」
そう言うと女の子は必死になって、ライドを手放さないようにしっかりと持った。すると響はそのままお姫様だっこの形で、少女を担ぐ。
すると響はジャンプした…したのだが…。
「ふえ⁉︎…えぇぇぇ⁉︎」
人よりも遥かに逸脱したその跳躍により、空中で思いきり体勢を崩してしまうが、なんとか持ち堪え、そのまま足で着地した。その時に少しクレーターが出来たのはほっといて欲しい。
すると、響は上を向く。すると直ぐ様、ノイズ達が自分達の所まで降りかかってきた。
そしてすかさず前方に回避するが、まだ自分の力に振り回されて、着地には失敗するものの、少女を守り続けていた。
そんな響の様子を影から見守る存在がいた。
「…響。お前なんだな…」
その存在は響の事を知っていたのであった…
ーーー
一方、機動部から許可を得て、バイクで現場に急行する翼と、そんな翼の横に、普通に颯爽と走っている青年がいた。霊風だ。
なんとバイクと同等のスピードで走っていた!
すると、翼はヘルメットに内蔵されてある小型のマイクとイヤホンを機動させ、隣の霊風にバイクを動かしながら話をした。
「なんで、バイクと同等のスピードで走れるの⁈」
すると、霊風は左腕を見せた。
其処には霊風がいつも使用しているフェイバリットカード【風を纏いし少女 ミドリ】が装填されていた。
「こいつの風は速いんだよ。それはまさに疾風の如くってな!んじゃお先に!」
そう言うと霊風はアブソーバーのドライブボタンを叩いた。
『スピリット・ミドリ!フルドライブ‼︎』
すると、先程まで同等のスピードで走っていたのが、徐々に霊風の方がスピードを上げていった!
「行くぜ!"ドラゴン・アクセル"‼︎」
そう言うと青年の走る速度がスピードカー並みに速くなり、先に行ってしまったのだ!
それに気付いた翼は「⁉︎ま、待ちなさい!」と言って、後を追っていた。
そしてそんな様子を見ていた1人の男がいた。それは憑友を現世に半幽霊もとい妖として蘇らせた張本人である神だった。
「…ふっ。相変わらずのマイペースぶりだ。《フレンドリーマネージャー》そして《防人嬢》…
あの馬鹿共に格の違いと言うのを見せておけよ…」
そう言うと神は再び天界へと消えてしまったのだった。
ーーー
そんな中、響は女の子とライドを担いだまま、必死になって避け続けていた。
しかし、やはりまだ自分の力に振り回されっぱなしになっていた。
すると、一体のノイズが響の方へと襲いかかってきた!
響は咄嗟に、腕を振り回した。
すると、ノイズは瞬時に炭となって消えた…!
「(!…私が、やったの…?)」
『これは…!何か来る!』
すると、ライドの言った通り、ノイズの大群を物ともせずに突き進むバイクが向かって来ていた。すると、バイクの搭乗者がヘルメットを脱いだ…そして素顔を見て、ライドは驚かされた。
それはなんとアーティスト『風鳴翼』だった。
すると、すぐにすれ違うや、巨大ノイズにバイクを特攻させ、自分は後方へと大きく跳躍しながら…
「Imyuteus amenohabakiri tron…」
聖詠を唱えた。
すると翼は響の前で見事に着地に成功した。
「惚けない。死ぬわよ」
「!」
「貴方はその子を守ってなさい」
そう言うと翼はノイズへと走っていった。
「翼…さん?」
「悪いね〜お嬢ちゃん?」
「ひゃあ⁉︎」
すると、後方から声が聞こえ、吃驚する響。
其処には、武器《両手棍・フォンシェン》を担いだ霊風がいた。
「え⁈れ、霊風さん⁈あの《フレンドリーマネージャー》として有名な⁉︎」
「おぉ〜これはこれは凄い有名人扱いになったもんだな。俺、モテ…「霊風!貴方も手伝いなさい!」ったく、分ったよ!と、話はまた後でな♪」
そう言うと霊風は仕方なく翼の後を追った。
(挿入歌「絶刀・天羽々斬」水樹奈々)
すると、翼は数多の技で敵を薙ぎ払っていく。
対して霊風はその得物を最大限に活かした攻撃を行う!
まさに2人の息はピッタリだった。
そして、あっという間に全てのノイズが倒されたのであった。
「ふぅ〜終了終了『ストップ!まだ何かいるわ!』え?」
「⁉︎な…」
「「「?…⁉︎」」」
『な、なんだこの大きさは⁉︎』
すると、先程まで響がジャンプして届いた場所を優に越す身長を誇ったノイズが現れたのだ!推定30mもあった!
「っく!あの高さでは、『天ノ逆鱗』は届かない!」
翼の屈指の技でも届かない事に響は諦めかけたその時だった…
ヒュー♪ヒュ〜ルル〜♪
「…?これ…口笛?」
突然、遠くから口笛の音が聞こえた。
響が聞いたのを機に、翼と霊風、そして女の子とライドが全員耳を澄ませた。すると、
ヒュー♪ヒュ〜ルル〜♪
「この音楽…何処かで…」
『これは…憑友が口癖で吹いていた口笛の音色と同じだ!』
そんな会話の時、
スタッ!スタッ!スタッ!スタッ!
と、此方に近付く足音がした。
ーーーSIDEto響
そしてその私も含めた4人はその足音の鳴った方を見る。
すると1人の青年が此方にやって来ていた。
「‼︎貴方は昨日の!」
其処で翼さんはその特徴を見て、突然現れた青年の事を知っているのだと確信する。
すると青年が話をしだした。
「だから昨日似たような事を言ったろ?…『早ければ明日、にでも分かる』ってな?」
「え?…この声…」
青年が話した事で、私は疑惑を感じ始めた。
この声は知っている声だ。
だけど、その声の持ち主はもうこの世にはいない…
じゃあ、この人は一体誰なのか?と。
色々と頭の中がごちゃごちゃになっていると、青年が私の方に顔を向け、
「久しぶりだな?響いや、『太陽』」
「⁉︎嘘…なんで?」
私はさらに困惑した。
今、確かに自分の名前を言い当てた。まだ名前すら言っていない…翼さんは別としてもだが。
それに、先程言った『太陽』と言う言葉に私はさらに困惑した。
何故ならそれは、未来だけが私に対して言う親しみのある言葉だと…?未来だけ?
…いや、違う。この言葉を言うのはもう1人いるじゃないか。
…憑友だ。
でも、彼はもう2年も前にこの世から亡くなっている。お墓もある。
じゃあ、今目の前にいるこの
すると、青年さんが耳を手で覆うと何処かと話をし始めた。
「もしもし。俺です。現在、大型ノイズと接触。
同時に、『シンフォギア』の装者・風鳴翼と、『
………了解。任務を続行する。
必ず帰るからね…
「…え?…今、
『まさか⁉︎』
私はその言葉で衝撃となった。
この青年の話し相手が、セレナさんだったからだ。すると、青年は手を下ろし、そして仮面を外しながら話しかけてきた。
「ずっと、お前に会いたかった。
本当は未来にも会いたかった。けど、今は仕方ないかな。こんな緊急時に会おうと言う方がおかしいからな」
嘘…この人…未来のことまで知っていた…なんで?
すると、青年の言った一言で私は確信に変わる。
「それに…ライドさんも元気そうで何よりだよ」
ライドさん。
それを言うのはもう決まっている。
ライドさんが居候していた「人絆家」の人達で1人、そして私と未来の3人だけ。
しかし、今ここに居るのは私とその1人のみ。
つまり…
「貴方…もしかして…」
恐る恐る聞いてみたと同時に仮面が取れたようで、私達に顔を見せた。
「久しぶりだな…響」
その顔は忘れもしない顔だった。
私は思わず、涙を流していた。
一方の翼さんと霊風さんは驚愕していた。
当然だもんね。何せ、今私達の目の前にいるのは…
「俺の事…憶えてるか?」
「…勿論だよ…憑友!」
かつて奏さんを救って、自分の命を落としたかつての少年にして、私と未来の数少ない男友達にして、かけがえの無い幼馴染…
《人絆 憑友》がそこにいた。
憑友「『英雄』達を紹介するこのコーナー。
今回もあの風使い・霊風が使用していたカードの一枚・ランサーを紹介しよう」
ランサー/カード名【クランの猟犬 ランサー】
属性/風・英霊・突・槍
ランサーと言う名は偽名。変身時と
真名は、ケルト神話の英雄・クーフーリン本人。
憑友「彼の敏捷さはトップクラスに入る実力の持ち主。
魔槍《ゲイボルグ》で突き刺す攻撃は心臓をも穿つ!」
次回
襲名
憑友「次回も見てくれよな!」
2016/6/30までに出たキャラが一応参戦してますが、7/1以降のキャラが今の所、出ていません。なので、以下の作品から選んで下さい。 1位のタイトルは外伝として投稿しようかと思います。
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けものフレンズ(2017)
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バトルガールハイスクール(2017)
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はたらく細胞(2018)
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SSSS.GRIDMAN(2018)
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盾の勇者の成り上がり(2019)