♪プロローグ
かつて、この世には未知なる存在がいた。
名は【ノイズ】
【認定特異災害】とも呼ばれた人造殺戮兵器の総称。
それに触れれば最後、人は炭化しそして死ぬ。
災厄とも呼ばれた兵器でもあった。
だが、そんなノイズ達はこの世界にはもういない。
彼等が居住していた場所…【バビロニアの宝物庫】はある日、
『ネフィリム』と呼ばれた『完全聖遺物』と、
《シンフォギア》と呼ばれる『聖遺物』の力を宿した戦士達と、
《精魂導師》と呼ばれる『英雄』達の力を宿した戦士達によって、
バビロニアの宝物庫は崩壊し、ノイズ達はその被害に遭い、そして消滅を迎えた。
その日からノイズ達は人々の前に姿を現わす事は無かった。
…
裏では自分達の帰る場所を無くしたノイズ達もちらほらと目に映りこんでいたのであった。
ーーーーーー
此処はモンゴル。
其処では今、1人の青年が周りが森に囲まれた場所を一人で歩いていた。
だが、彼は喋りながら動いていた。
「なぁ?本当にこんな所にいるのか?」
『私が出鱈目を言っていると?』
「そう言っては居ないだろうが!」
そう言いながら青年はやはり1人でブツブツと1人会話をしていた。
すると青年は何かの気配を感じ、立ち止まる。
そして感じた気配の後を辿るかのようにその場所へと移動を始めた。
森の茂みを掻き分けていく青年。
そして見つけた先にいたのは、オレンジの体をし、そしてカブトのような角を生やしたこの世の生物とは思えない存在がいた。
「っ!やっぱりいたのか、ノイズ!」
青年はそう言うと、懐からタブレット型のアイテムを取り出し、左腕に装着した。
すると青年の声に気付いたのか、ノイズと呼ばれた生物は攻撃…
『‼︎』ブルブルッ!
…してこなかった。
「え?」
それを見た青年はキョトンとした。
本来ならノイズは人を襲う事を躊躇わないと言われている。
なのに、此処にいるノイズはそんな挙動をしないどころか、寧ろ完全に
「なんで?」
『私にも分からない』
『何故、我々を襲って来ないのだろうか?』
『』ビクビクッ!
完全に戦う気がないノイズを見たのか、青年は左腕に装着していたタブレット型のアイテムを取り外して、懐に忍び込ませた。
すると青年はそのノイズに近づいたのだ!
先程も言った通り、ノイズに触れると炭化してしまう性質を彼等は所持している。
近づくと言う事はそれだけで死に繋がるのである。
そして青年は何かに気付いた。
それはノイズから緑色の血が流れていたのだ!
「⁉︎(如何言う事だ、フィーネ。
ノイズには血が流れてなどいないんじゃないのか?)」
『私もこの件に関しては初めてだ。何故こんな事が…』
『』ビクビクッ!
「(まぁ良い。それは後にしよう。それよりも…)
怪我していたのか。直してやるからな」
そう言うと青年は背中に背負っていたリュックサックから
それを見たノイズは首を激しく横に振った。
「大丈夫。ノイズにも効く薬だから」
それでもノイズは首を激しく横に振る。
「?…あ、もしかして…炭化するから?」
『‼︎』コクコクッ!
それを見た青年は「(このノイズ…優しい性格なんだ)」と改めてそう思えた。
そして青年は「大丈夫だよ」と言いながらノイズの身体から出てきている緑の血を拭き取り始めた。
その行動を見たノイズは驚愕した。
今、自分の身体に人間が触れていると言う事に。
「実は前に君みたいな心の優しいノイズに出会った事があってな。
心の優しいノイズには人間が触れても、炭化する事が無いんだ」
それを聞いたノイズは首を上にあげた。もし喋れてたら「えっ?」と言う言葉が飛び交っていた事だろう。
「君は優しいから人に触れても、人も君自身も炭化しないんだ」
『…』
「ノイズ達は皆、悪い物として忌み嫌われてきている。
勿論、俺だってそうだった。
けど、この旅をした時に気付かされたんだ。
ノイズ達の中には人間と共存したいと言う優しい性格のノイズ達もいるって。
だから…君は君らしく生きていてくれよ!」
そう言うと青年は笑顔をノイズに向けた。
そのノイズは青年の笑顔を見て、しばし沈黙すると、そのままぐったりとした。
ヤバいものでも配合しちまったのかと青年は慌てる。
だが、ノイズに変化が生じ始めた。
徐々に身体の構造を変えてきたのだ。
先程までは青年と全く変わらなかった身長を誇っていたノイズだが、
今ではすっかり幼気がある少女へと変わった。
「…アリガトウ」
「⁉︎…へへっ!」
そう言うと青年は少女に変わったノイズの頭に手を置きそして撫でた。
それを感じ取ったノイズは「アッ…」と言いながら顔を朱く染めた。
「名前は…?」
「?ナマエ?…アナタガクレルナマエガホシイ。
ワタシ…ナマエナイ」
「そっか…」
そう言われ、青年は少女の名前を考え始めた。
「…ミカン…だとありきたりだし。
オレンジ…は論外。
ノイズA…敵の雑魚兵かよ。
…あ、これが良いな」
そう言うと青年は少女に名前を与えた。
「君の名前は…ルオレ」
「ルオレ。…ソレガワタシノナマエ?」
「うん。オレはオレンジの身体だったからで、ルは君の性格の事を指しているんだ」
「…アリガトウ。エット…?」
「あ、そうだった…忘れてた」
そう言うと青年は少女…ルオレに自分の名前を教えてあげた。
「俺の名は人絆憑友!憑友で構わない!」
「ツ…ク…モ…?」
「ああ!」
「ツクモ…ツクモ…!」
そう言うとルオレは青年・憑友に抱きついたのだ…!
しかし、ノイズ特有の能力は発動しなかった。
「帰る所…無いんだろ?一緒に来ないか?」
その問い掛けにノイズだった少女は首を縦に大きく振った。
ーーーーーーSIDEto憑友
まさか、ノイズに好かれる体質に成ろうとは…我ながら恐るべしだな。
ー何はともあれだが、少し話があるー
話?一体なんだ?
ーこのノイズ…ルオレは既にノイズの力を失っている。
恐らく最後の希望として、人間になりたいとそう願ったのだろうー
…そうか。この子はもうノイズじゃないんだね。
だけど、『元』ノイズである事には変わりは無いけど、そんなの俺の知った事じゃない!
ノイズだって、優しい者達だっているんだ。
俺はそんなノイズ達にも生きていける環境を手に入れてみせる!己の手で!
ーだが、先ずは己の身体を取り戻す事だな?ー
はい、そうですね…。
うぅ〜…痛い所突かれて、心の中では号泣中です。( T_T)
ーだからって、私のスペースにまで涙を溢れさせないでくれ⁉︎
此方にまで被害が及んでいる‼︎ー
何はともあれ、この子をこのまま放っておく訳には行かないよな。
ノイズであった女の子か。
以前見つけた9つの『石板』の影響なのか。
はたまた、先日日本を襲った最悪の敵が引き起こした事件…
《亜空伝説事変》
それによるものなのだろうか。
真相は分からないけど、とにかく今はこの子の面倒をみないとな。
ーとか言いながら、ノイズをおんぶしているお前の身体が異常なのはこの際如何でも良さそうだな…もう呆れてしまっているしなー
俺の身体が異常なのは元からだ。仕方ない事さ。
さて、そう言ってる間に近くの村にやって来たぞ。
さぁて、如何するかな…ん?
ドガァァァァァァァァ‼︎
…はぁ⁈
山が縮んだ⁈なんでさ⁉︎
『憑友。如何やら二課のやり手のようだ。
先程『フォニックゲイン』の消費反応を感知した』
ったく、こんな時に限ってかよ全く…!
ヒュー♪
そう思った俺はすかさず口笛を吹いた。
すると、
ブルルゥゥンッ!
村の近隣に置いていた車が此処までやって来た。
そして俺は背中に乗せたノイズだった女の子を座席に座らせた。
頼んだぞ、ブランダル!
「…ドコヘ?」
「ちょっと案件な。大丈夫。必ず帰ってくるから」
「ウン…!」
「良し。良い子だ」
「エヘヘ…!」
この子がさっきまでノイズだったなんて誰が思うのだろうな。
そう思った俺はそのまま駆け出していった。
あの馬鹿達がやってるんだ…
久方ぶりに暴れましょう!皆さん!
『おお!/ああ!/ええ!/はい!』
行くぜ、フィーネ!
ー無茶ばかりして…少しは私の気持ちも考えろ!ー
はいはい。…じゃあ、行くぞライドさん!
『ああ!では参ろうか!』
此処から先は…
俺達の出番だ!」
ルオレ
憑友が保護した『元』ノイズ。姿が少女と言うよりも幼女そのもの。
ノイズとしては異例の人と共存したいと言う思考を持っている。
だが、人々はノイズとしての自分を嫌い続け、その身を守る『異症差障壁』がいつの間にか出なくなってしまった事を機に人々からの虐待を受け続けた。
其処を憑友に見つけられ保護した。
憑友が初めての人間だった為か、彼には甘えたがる。
撫でたり、抱っこされた時は顔を朱く染めながらも嬉しく思ってくれている。
人へと姿を変えた事で、以降はノイズの力を完全に失う。
…また、出してしまった。オリキャラ…。
しかも、かつての敵と言うおいコラ設定。
しかし、憑友はこの旅の間にノイズにも人と関わりを持ちたいと言う者がいる事を把握した為か、ノイズとも仲良くやっていきたいと言う変わり者に変わってきているが、本人はそんなのお構い無しなのはもはや知っている事である。
次回
奇跡を纏いし少女/奇跡を起こす青年
その身に纏う奇跡…貴方はそれを目にする…!
2016/6/30までに出たキャラが一応参戦してますが、7/1以降のキャラが今の所、出ていません。なので、以下の作品から選んで下さい。 1位のタイトルは外伝として投稿しようかと思います。
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けものフレンズ(2017)
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バトルガールハイスクール(2017)
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はたらく細胞(2018)
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SSSS.GRIDMAN(2018)
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盾の勇者の成り上がり(2019)