戦姫絶唱シンフォギア〜とある戦士の物語〜   作:かもめカメ

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お待たせしました。
いよいよ長きに渡ってきた伏線を回収する回です。


♪3 再会と『〔絶唱〕石板』前編

一行は二課もといS.O.N.G.の移動本部である潜水艦へと進入し、そして現在、憑友は先程八紘から受け取ったジュラルミンケースと、もう1つ別のジュラルミンケースを左手に提げ、右手はルオレと手を繋いで司令室の方へと向かっていた。勿論、響達も同行中である。

そしてドアが開くと其処には頭一つ飛び出た赤いや、ワインレッドがトレードカラーのOTONAにして、響と憑友の師匠で、翼の叔父,先程出会った八紘氏の弟,そして憑友の父・玄也の幼馴染の弦十郎と、その隣には翼のマネージャーでSINOBIの緒川、そして響と憑友の幼馴染で親友の未来が其処にいた。

勿論、藤堯や友里,牧藁と言った二課のスタッフも健在しているのである。

 

 

「人絆憑友。只今、長期の旅もとい『石板』探しの旅を終えてきました」

 

「まぁ、なにはともあれ。よく生きて帰ってくれた、憑友」

 

「ご無沙汰してます。弦十郎師匠」

 

そう言いながら憑友はケースを地面に置くと弦十郎と握手を交わした。そしてその様子を見た未来を見た憑友は面と面で向かい合う。

 

「ただいま。未来」

 

「おかえりなさい」

 

そう言いながら憑友は未来の頭を撫で、未来は憑友のいきなりの行動に驚きつつも、顔は朱く染めていたのであった。

それを見た霊風は「コーヒー、コーヒー〜♪」と言いながら、翼達にコーヒーを渡してそのまま皆と共にコーヒーを飲んだのであった。

因みに響は逆に不貞腐れているのは此処だけの話。

 

すると憑友は未来の頭に何かを通す。

すると未来は憑友に通された物を見て、驚いていた。

それは響達がギアを纏うために必要なアイテム…ギアペンダントだったのだ!

 

「これって…」

 

「お守り。如何してもと言う時に使って欲しいんだ」

 

「憑友…ありがとう」

 

それを聞いた未来は憑友にそう返事したのであった。

そしてルオレは此処に来て、未来に怯えてしまった。

すると今度は憑友の元から離れて、何と弦十郎の肩に乗っかったのだ!

「おっと…!」と言いながら、突然の出来事を難なくこなす弦十郎。

 

『(…あんたやっぱり凄いわ…色んな意味で。)』

 

憑友達は心の中でそう呟いていたのは言うまでも無い。

 

「この子は如何した?」

 

「旅の最中に怪我をしていて、看病していたんです。

そしたら懐いてしまって。

しかも、両親はノイズによって…」

 

それを聞いた響達は心の中で『(うわぁ〜…出鱈目過ぎる嘘だ〜…)』と呟いていた。響達は少女・ルオレの正体を聞いたので、憑友の嘘がバレバレになるのではと思っていた。

 

「成る程な。…この子の面倒はお前が見れよ。金銭面は大人が務めてやる」

 

「すみません。突然の事で」

 

『(信じちゃった⁉︎)』

 

「なぁに、心配するな。弟子の頼みとあらば、断る道理も無いしな!」

 

『(おまけに壮大すぎた⁉︎)』

 

憑友と弦十郎の話を聞いた響達は改めて弦十郎の寛大な心の器の大きさを目の当たりにしたのであった。

…あんたやっぱりOTONAですね…弦十郎さん…。

すると皆が入ってきたドアから7人の少年少女達が現れた。

『元』F.I.S.のメンバー…

マリア・カデンツァヴァナ・イヴ,月読調,暁切歌,陰陽闇呪怨,陰陽光聖希の5人と、

マリアの妹で憑友の義姉・セレナと、その彼氏もとい恋人の零の7人であった。

 

憑友はセレナをみるとすぐにセレナの元へと歩んだ。

 

「セレナ義姉さん。ただいま」

 

「おかえり。でも、連絡はちゃんとしてね」

 

「は、はい…」

 

「頑張れよ、義弟君!」

 

「あんたに義弟と言われたく無いし、義兄さんとも呼びたく無い!」

 

「うぐっ…!結構心に響く…!」

 

そうしていると憑友は此処にいる全員の顔を見て、何かを思い出したのか、2つのジュラルミンケースを手に持った。

 

「弦十郎師匠。

遂に見つけました。俺が蘇るために必要な『英雄石板』を」

 

「そうか!」

 

「ただ、此処では何ですので、ブリーフィングルームに、此処にいる全ての《シンフォギア》装者と《精魂導師》と共に見て欲しいんです」

 

「…分かった。響君達もそれでいいな?」

 

「あ、はい!」

 

それを聞いた一同はブリーフィングルームへと移動した。

勿論、ルオレも一緒なのだが、ルオレは憑友に肩車をし、憑友はそのままルオレと共に移動し始めた。

 

「可愛いデス…!」

 

「…撫でたい…!愛でたい…!」

 

そう言いながら切歌と調はルオレを見た後からこのようにメロメロ状態であった。

 

「わ、私はその…」

 

「マリア姉さんは相変わらず初心ねぇ〜♪」

 

「ちょっ⁉︎せ、セレナ〜⁉︎」///

 

そうしながらマリアはセレナに弄り回されていた。

マリアの羞恥を見た一同。代表して響が「あはは…」と苦笑をしたのであった。

以前の凛としたマリアからは想像もつかない程、彼女は感情が出やすくなっているだろう。

以前はクールとした態度だったマリアも、生き別れたセレナとの再会以降からセレナに対しては非常に甘くなった。

それ故にセレナからいつも弄り回されていたのだった。

そのおかげか、今ではこんな羞恥を見せるマリアを度々目撃する事もあるのだとか。

ただ、それはS.O.N.G.内と、憑友の実家内だけの話。

外に出れば、マリア(彼女)は歌姫になり、セレナ(彼女)はそれを支えるマネージャーに早変わりするのである。

 

と、話が逸れてしまったので、元に戻すとしよう。

そうしていると皆はブリーフィングルームに到着し、それぞれ自由に席に着く。

座席は時計周りで、

憑友,響,未来,霊風,奏,翼,緒川,クリス,ロック,弦十郎,牧藁,切歌,調,陰陽兄弟,零,セレナ,マリアとなっている。

 

すると憑友は皆に一纏めにした書類を配る。

そして憑友はカーテンを閉め、そして映像を流した。

 

「今、皆さんの手元に渡った書類は、俺が現世に蘇るために必要な『英雄石板』が画像と共に記載されています。

其処に記載されているのは翼さんの証言により確定した石板です」

 

「これが、憑友を蘇らせる為の石板なのか」

 

「はい。では、響」

 

「は、はい⁉︎」

 

「1番最初の①の項目に書かれている石板の名称と、解読結果を読んでくれ」

 

「ふぇ?…う、うん…」

 

憑友は響を指定し、響に書かれている内容を見ながら、解読結果を読む。

 

「『槍の名を冠する『拳』』

 

『その者、ごく普通の少女だった。

 

だが、周りの人が死ぬ中で、唯一生き残る。

 

そして2つの年が過ぎし頃、少女は戦士になった。

 

最初は何もできずに逃げてばかりの少女。

 

しかし、守るべき者の為に。

 

その身に宿りし欠片の力を使い、月の破片の落下を食い止めん。

 

その後起こりし事変にて、少女は死の危機に瀕するが、少女の親友によりその危機は脱する。

 

そしてその身に再び槍を纏いて、喰らいし怪物を打ち倒す。

 

少女の想いはただ1つ…誰を守る『人助け』をする為に』

 

…これって…」

 

響が読み上げた文章を聞いた皆はその『石板』書かれている内容を聞いて、思い当たる存在を知っていた。いや、もう目の前にいるのだから。それは響本人もそうだった。何せこの内容は間違いなく…

 

「そうだ。これは…『槍の名を冠する『拳』の軌跡』…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

…"響"の事が書かれている『英雄石板』だ」

 

 

『‼︎⁉︎』

 

その話を聞いた一同は目を見開く。

弦十郎に至っては「なんだと⁈」と言いながら、席から立ち上がる。

 

だが、それだけではなかった。

 

「そして、この『英雄石板』が発見された場所は此処です」

 

そう言うと背景に1つの風景が映った。

その場所を見た一同は此処は何処なのかと首を傾げるが、

響と翼,霊風,弦十郎と緒川,牧藁の6人は目を見開いていた。

何故なら其処は、響が初めて《ガングニール》を纏った場所だったから。

 

「まさか…此処に有ったと言うのか⁈」

 

霊風の質問に憑友は「ええ」と答えた。

そして話を聞く限り、憑友は此処で思い出に浸っていたら偶然、発見したのだと。

前まで存在してさえいなかったのにだ。

 

そして話を聞いていた翼は「まさか…⁉︎」と言う思考の元、他の書類にも目を通し始めた。それを見た一同も再び資料に目を通した。

 

ーーーーーーSIDEto翼

立花の事が書かれていて、もしやと思ったら…やはり有った。

 

『竜を滅する剣の軌跡』

 

其処にはこう書かれていた。

 

『その者は少女で歌を歌うことが好きだった。

 

だが、少女の存在に父は少女を見ぬふりをしてきた。

 

そしてその身を人間ではなく、『剣』として鍛えあげてきた…

 

そんな彼女の元に現れた槍の少女。

 

槍の少女の生き様に少女は惚れた。

 

そしていつしか共に歌いもしだした。

 

だが、それは儚き夢へと追いやられる…

 

そして2つの年に起きた身の回り。

 

1つは槍の少女の力を受け継いだ少女との出会い。

 

もう1つは黒く染まりし、槍を使う女性との出会い。

 

その2つの出来事を機に彼女の周りは変わる。

 

いや、変わったのは己自身。

 

いつしかその身が『剣』から『翼』になる事を信じて…』

 

 

…これは明らかに私自身の英雄譚。

 

神様は元から私が『英雄』だと知っていたのかもしれないな。

 

だが、まさか石板が発見された場所が、『天羽々斬』の起動実験をした場に有ったとはな…

 

ーーーーーーSIDEto奏

私は1つの項目に目が止まった。

 

『2振りの槍の軌跡』

 

内容はこう書かれていた。

 

『その者,幼くして家族を雑音達により失った。

 

失った果てに得た撃槍の力。

 

しかし、その力の扱いは欠けていた。

 

そしてその身を死滅させる歌を歌うも、とある少年が身代わりとなりて、九死に一生を得ん。

 

だが、その反動で歌を歌えなくなってしまう。

 

2つの年が過ぎし頃、彼女が助けた少女と彼女を助けてくれた少年が現れん。

 

歓喜に浸るもすぐに絶望の渦へと放り込まれん。

 

それでも彼女は立ち上がる。

 

そして、長き旅に出会った1人の青年の力を授かり、再び戦場へと降り立つ。

 

全ては守るべき者の為に…その2振りの槍を携えながら…』

 

どう考えても私の事だ。

それに最後の2行に至ってはオディナの事まで書かれていた。

 

そして見つけた場所は、かつて翼と歌ったあのライブ会場。

そのコンサートホールの下に埋められていたようだ。

 

其処はかつて、私が《ガングニール》を捨てた場所であり、

《ネフシュタンの鎧》が保管されていた場所だった。

 

何気に思い出がある場所だと私はそう思った。

 

ーーーーーーSIDEtoクリス

あたしが見た項目…其処にはこう書かれていた。

 

『魔を穿つ弓の軌跡』

 

そして内容は…

 

『その者は少女であり、幼き頃に父と母を亡くす…

 

味わし傷跡は、簡単には癒えん。

 

そして少女は世界を憎む。

 

大切な者を奪ったこの世界に。

 

だが、其処で出会いしはその手で誰かと『手を繋ぐ』少女。

 

そして、その少女にとっての『陽だまり』たる存在。

 

2人と出会い、少女の運命は変わる…

 

そして自分の事を信じてくれる『剣』の先輩。

 

大切な者達と共に、

 

少女は今日も人々を助ける為、

 

『銃』と言う概念になった魔を穿つ弓を携えん…』

 

…間違いねぇ…コレは私の事が書かれてやがる…

 

そして発見された場所はフィーネのアジト跡地。

 

フィーネと、そしてロック義兄と過ごした思い出深い場所だった。

 

ーーーーーーSIDEtoマリア

私が目を通した場所。其処にはこう書かれていた。

 

『銀の『腕』の軌跡』

 

内容はこう書かれていた。

 

『その者、小さき頃に大事な家族を助けられなかった。

 

だが、少女は挫けず。寧ろ世界を救う為に動き出す…!

 

彼女が纏いし物は黒き『烈槍』。

 

しかしその力は、『擊槍』を使っていた少女がその身に纏った。

 

戦う術を失う少女…

 

しかし、助けられなかった家族が所持していた力が奇跡を呼ぶ。

 

そして再び纏いしは少女の妹が使用していた『手』の特性を持つ銀の『腕』の名を持つ装備。

 

彼女は再び纏う…

 

その身に大切な者を守る者の為に…』

 

間違いなく私が体験した出来事だ。

尤も、内容は少し違っていた。

 

妹と言うのはおそらくセレナの事。

確かに助けに行こうとしたけど、出来なかった。

 

故に助けられなかったと言う解釈になるのだろうけど、

この文献ではセレナが死んだと言う意味合いが込められているかのように感じた。

 

そして、その石板が発見された場所は、ライブ会場。

其処はかつて、私と翼が一緒にライブした『Queen'sofMusic』の会場でもあった。

 

本当に偶然にしては出来過ぎているかのようだった。




後編は1時間半後に投稿予定

2016/6/30までに出たキャラが一応参戦してますが、7/1以降のキャラが今の所、出ていません。なので、以下の作品から選んで下さい。 1位のタイトルは外伝として投稿しようかと思います。

  • けものフレンズ(2017)
  • バトルガールハイスクール(2017)
  • はたらく細胞(2018)
  • SSSS.GRIDMAN(2018)
  • 盾の勇者の成り上がり(2019)
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