あの一件から、《オートスコアラー》そして《リベレーション》は姿を現さなくなった。
そんな中、空港から1人の女性が日本に降り立った。
「もう直ぐね…」
金髪のストレート&ツインテールで、白衣を纏った女性だった。
「ソウル兄さん。ライド兄さん。
スピリット姉さん。ホロウ姉さん。
コア兄さん。タマシイお姉ちゃん。
皆んなの顔が見てみたいわ!」
そう言いながら、女性は近くのタクシーに乗り、とある場所へと目指した。
「(全ては私の為に…!)」
その光景とすれ違うかのように、彼女とシンフォギア装者達がすれ違った。
そして響達はロンドンにてライブをしていた翼達『Δウイング』のお迎えに来ていた。
ただ、この場にロックは居なかった。
そして翼達の方も、霊風達残りの《精魂導師》達は居なかった。
あの一件からなんとか一命を取り留めた導師達。
既に半分死んでいた憑友は今は傷が完全に塞がり、今は療養中で、現在は実家の方の湯に浸かりながら傷ついた身体を癒している。
だが、残りの導師達の方はそうは行かなかった。
彼等は憑友とは違い純粋に生身の身体。
自然治癒と人工治療でも治るのに時間が掛かっていた。
そんな中、翼と奏の2人は浮かない顔をしていた。
夢が叶えられると思った矢先に先の事件。
再び戦場に出なければいけないこの状況…
2人はその夢をみすみす離すしか手は無かったのであった。
だがそれも、「翼さ〜ん!奏さ〜ん!マリアさ〜ん!セレナさ〜ん!」と言う自分達よりも快活な笑顔を見せてくれる
そしてよく見るとそこにはクリスに調,切歌も揃っていた。
それを聞いた翼は朗らかな笑顔を見せていた。
その様子を見た奏も内心、ホッとしたようだ。
だが、彼女の心はかなり抉られていた。
あの後から『オディナ』と会話すら出来なくなっていた。
恐らく、あの時の一撃が致命傷になったのかもしれない。
もしかしたら、もうこの世に居なくなってしまったのかもしれない…そう感じていたのであった。
ーーーーーー
そして一行は拠点である移動本部へと足を運んでいた。
そして指令室には弦十郎と牧藁、そしてナスターシャ博士が居合わせていた。
マリアとセレナは久方ぶりのマムとの再会に際してハグした。それを感じたナスターシャは微笑みかけた。
そんな和やかな雰囲気の中であるが、弦十郎が咳き込む事で本題に入る事になった。
「シンフォギア装者勢揃い…とは言い難いかもしれないな」
そう言うと弦十郎の後ろの液晶から3つのコンバーターが写し出された。
すると藤堯と友里が説明した。
「新型ノイズに破壊された…
『天羽々斬』『イチイバル』
そして『ゲイジャルグ・ゲイボウ』…愛称『オディナ』です。
コアとなる聖遺物の欠片は無事で、『オディナ』の方は流石『英雄』と言う事だけはあり、今の所はバイタル面でも安定しています。
ただ…」
「エネルギーをプロテクターとして固着させる為の機能が損なわれています」
それを聞いたマリアはかつてのセレナのギア『アガートラーム』のギアペンダントを取り出した。
今の3人のギアの状態は、『アガートラーム』と同じ状態だった。
するとクリスが「治るんだよな!」と言うが、ナスターシャが首を横に振りながら説明した。
「幾ら『櫻井理論』が開示され、異端技術が発展したとしても、現在の私達の手で治す事は不可能なのです。
フィーネ自らならばなんとかなる筈なのですが…」
「身体を共有している憑友君は現在療養生活を余儀されていて、監視の目があるから、思うように動けないのが現状なの」
その話を聞いた装者達は負の感情に晒されていた。
「現状…動ける装者は響君。ただ1人…」
「私…だけ」
すると調と切歌が猛抗議する。自分達も戦えると。
だが、弦十郎はそれを却下した。
その理由を、友里に代わり、牧藁が代弁した。
曰く、
「LINKERで適合係数の不足値を補なわないシンフォギアの流用は、どれ程身体の負担になっているのか。
3人に合わせたLINKERが無い以上…無理を強いる事は不可能」
と言う事だった。
その話を聞いた2人は後悔の念しか出していなかった。
だが、それだけで話が終わる事では無かった。
すると映像が変わり、そこには6つの棒グラフのデータが其々2つずつ並べて現れた。
「これは?」
響の問いに弦十郎が答える。
「これは、憑友達《精魂導師》の『英雄石板』の数を表したグラフだ。
右が先の事件直前までの所持数。そして左はその後の所持数だ」
『⁉︎』
弦十郎の説明に皆は驚愕した。
何故なら大半が喪失していたのだから。
「幸い、皆のパートナー『英雄』達は奪われる事は無かったようだ。
だが、それでも大半がおそらく彼等《リベレーション》の手によって奪われたと言う方が正しいだろう。
マリア君やクリス君、そして響君の証言を元にした結果…
彼等は憑友達の元についてる『英雄』達を強奪したと考えられる」
そう言いながら、皆に1枚の紙を手渡す。
そこには先の事件にて強奪された『英雄』達のカードリストだった。
そこには、
【腹黒眼鏡】シロエ,【格闘娘】花崎ラン
【電竜】ライゼクス,【直視の魔眼】両儀式
【君子殉凶】石田三成,【男性IS操縦者】織斑一夏
【一刀修羅】黒鉄一輝,【魔族の血を引く勇者】東城刄更
【騎士の魔導士】エルザ,【魔導師の娘】ヴィヴィオ
【幻想殺し】上条当麻,【ナックル・ストライカー】スバル
【炎竜妃】バハムート,【最強の流浪人】緋村剣心etc…
数えただけでもざっと100は喪失していた。
その中でも特に、憑友,ロック,霊風…
《ルナアタックの英雄》である導師達の元にいた『英雄』達のほとんどが奪われていたのであった!
更にそれだけでは無く、
つい今冬に襲いかかった敵と戦った際に立ち向かってくれた戦士達…
『
その者達の力の殆どが奪われてしまっていたのであった。
ーーーーーー
一方、キャロル陣営の方では青のゴスロリ衣装の自動人形が、赤くて縦ロールを持つ少女型の人形とキスをしていた!
するとその人形が動き出し、人形がへたり込んだ。
「最大戦力の一角であるミカを動かすだけの「想い出」を集めるには存外時間が掛かったな?ガリィ」
「嫌ですよ〜。これでも穏便に事を進めるのは大変だったのですから♪」
そうしていると、ガリィと呼ばれた少女の隣にいた騎士型の自動人形が『王』の称号を持つ唯一の男性型自動人形に赴いた。
「王。これが今回の献上品です。
質素な物で申し訳ありません」
「…いや、寧ろ今はこういう物を欲していた所だ。
礼を言うぞ。我が騎士・ジィスよ」
「っ!…はいっ!」
そうしていると金ドリルツインヘアの女性が彼等の元にやって来た。
「面白い物を持ってきてくれたわね。
私にも下さらない?」
「…お前と言う奴は。どこまで怠惰な奴なのだ…
『剣』に『硬貨』、『聖杯』に『小姓』、
そして
「あら、人聞きの悪い。
『女王』とは常に、皆が帰りし場所を守る事が最優先事項。
此処から離れる訳には行きませんことよ?」
「正論だろうと、言い訳だろうと…
"働かざる者食うべからず"。
お前の強欲さでも、取ることは不可能だと思え!」
「言ってくれますわね…傲慢さの分際で!」
そう言うとなんとレグルスは槍を取り出して構え、対して『女王』とよばれた女性は扇を広げて攻撃を仕掛けようとした!
すると、「そこまでにしておけ」と言うキャロルの声が聞こえたのか、
女王と王は渋々武器を下ろした。
その光景を見ていた他のオートスコアラー達は人形でありながら冷や汗をかく羽目となった。
「レグルス。お前は傲慢で尚且つ、多彩の武器を扱えるのが最大の取り得。
だが、その矛先を仲間に向けるでは無い」
「…申し訳ありません。我が主よ」
その表情を見た『女王』は上から目線な体勢を取るが、キャロルに言われる。
「お前もだ、ジュエル。
レグルスの言う通り、何もしていないお前に献上品を貰う権利は無い。
欲しければ、自分の手足を動かして行動で示せ」
「は、はい…」
2人の説教を終わらせたキャロルは席に着く。
するとミカがうだうだ言ってきた。
キャロルは「如何した?ミカ」と質問すると…
「…お腹空いたゾ」
その話を聞いたレグルスとジュエルはズッコケた…同時に。
それを聞いたキャロルはガリィと呼んだあのゴスロリ少女に「想い出」回収と同時に一働きしてくれと頼んだのであった。
ーーーーーー
一方、キャロル陣営とも、S.O.N.G.陣営とは違う場所。
其処では3人の男達が壁に背を預けたり、ソファで寛いでいたり、
ベットにダイブしていた。
すると背を預けていた青年が残りの2人と話を始める。
因みにこの青年は仮面はしていない。
「…本当に良かったのか?
大切な幼馴染を守る為に、幼馴染を倒すなんて…」
「情は移さない方が良いぜ。
それに、俺達が成そうとしているのは…世界だ」
「このまま行けば、恐らく世界は滅ぶ。
キャロル…錬金術師を倒さない限り、この世界に平穏なんてあるものか。
今まで守られてきた分を今度はこっちが返す番だからな。
その為には少し仇で返す必要があっただけの事だ」
「…そうか」
そう言うと青年はその部屋から出て行こうとした。
「何処へ行く?」
「…ウロチョロするだけだ」
そう言うと部屋を後にした。
ーーーーーー
その頃、響達はクリスとロックが保護した少女で、
今回の首謀者・キャロルと良く似た顔を持つ少女・エルフナインと話をしていた。
キャロルの説明によると、
自分はキャロルに命じられるまま、巨大建造物の建築に携わったと言う。
だが、ある日その建造物のデータにアクセスした際に、その建造物は『世界を壊す為にある代物』と言う文献を見てしまい、その目論見を阻止する為に逃げ出してきて、そしてシンフォギア装者達にエルフナインが所持していた品『ドヴェルグ・ダインの遺産』…
通称『《魔剣》ダーインスレイフの欠片』が入った箱を届けにきたと言う事だった。
そしてエルフナインの調査結果を聞いた一同。
すると性別が無いと言う。
なんでも友里がエルフナイン本人から聞いた話では、
「ホムンクルスであり、決して怪しい者では無い」と。
だご、一同は心の中で、『(怪しすぎる)』と思っていたのは此処だけの話であった。
すると弦十郎の携帯から着信が来たので、弦十郎は応対した。
因みに皆にも聞いて貰う為に、テレフォン対応のスピーカーをセットした。
その相手は…
『やっほー!弦ちゃん!元気にしてたかな〜?』
「はぁ…お前だな、玄也」
憑友の父で、セレナ達『元F.I.S.』の義父にして、弦十郎の幼馴染。
そして『キングofカイザー』の名を持つ男性…人絆玄也であった。
『憑友の様子は頗る体調が良くなって、明日からは本格的に参加できるよ』
「本当か!」
その話を聞いた一同は嬉しく感じた。
そうしていると、玄也が弦十郎にこんな事を言ってきた。
『所で、今何処?』
「はぁ?」
『いやだから…今何処にいるの?』
如何やら場所を尋ねてきた。
弦十郎は藤堯にアイコンタクトを取ると、藤堯は自分達のいる場所の現在地を言った。
「現在は千葉県はいすみ市沖合にいます」
「…だそうだ」
『なら、近くの漁港まで来てくれ。これから先の戦いで重要になる存在と対面させてあげるから』
「?」
玄也の言われるまま、一同は艦を近くの漁港まで行く事になった。
そして浮上し、そして陸に上がると其処には玄也がおり、そして彼の隣には金髪ストレートでツインテールの白衣を羽織った女性がいた。
「玄也。この方は?」
「彼女はサモン。
僕と同じ『英雄石板』の解析者として研究に勤しんでいるんだ」
そう言うと玄也はサモンとよばれた女性と皆をご対面させた。
するとサモンは弦十郎に手を差し伸べながら自己紹介をした。
「初めまして。サモン・クリスチャーノです。
S.O.N.G.の救助活躍は此方にまで広まっていたので、力添えをしたくて、此処に参りました」
「S.O.N.G.司令の風鳴弦十郎だ。そして此処にいる少女たちの事はくれぐれも…」
「えぇ…分かっています。内密にと言う事ですね。
さて、あまり時間がありません。詳細は貴方達の艦でお話したいのです。
貴方達の前に現れた《精魂導師》…
「‼︎…分かりました」
そう言うと弦十郎はサモンを艦内へと収容する。
それを見た玄也は「此処から先は見守らせて貰うからね…」と自分がこれ以上何も出来ない事を悔いながらそう呟いていた。
ーーーーーー
そして部屋の一角の席に座ったサモンは、皆に説明をした。
なんでも、事の発端は数ヶ月前。
自分が『英雄石板』の研究の際に新たなる力を開発していた。
その時に、彼等が現れ、その力の結晶を盗まれたと言う。
それが、先の事件の時にアンデッド達が使用した力…
『FUSION DRIVE』であった。
2体の『英雄』の力を用いて、それを1つに融合させて戦う力だと言う。
組み合わせ次第では、特化や生粋型になったり、其々をカバーしたりする事も出来ると言う。
「…ごめんなさい。
私があの人達に奪われさえしなければこんな事にはならなかったの!
それに私はもう一度会いたかったの。
「え?」「如何いう事だ?」
するとサモンが言った言葉に引っかかる奏とクリス。
するとサモンは衝撃の事実を口にした。
「…ソウルとスピリットは、私の1番上の兄と1番上の姉です」
『⁉︎』
なんとサモンはソウルとスピリットの妹であると言うのだ!
…ん?ちょっと待て。
確かソウルとスピリットには下に弟と妹がいる。
次男のライド,次女のホロウ
三男のコア,三女のタマシイ…
…って事は…
「あのもしかして…ライドさんも?」
「はい!ライドは私の2番目の兄です!」
「ホロウは⁉︎コアは⁉︎タマシイは⁉︎」
「みんな、私の兄と姉です!」
なんとサモンは憑友達《精魂導師》と共にいる相棒…ライド達の妹だった!
そもそも、ライド達は皆、身体を亡くしている。ノイズの影響で。
ライドやソウル,スピリットはまさにその通りだった。
では、ホロウやコア,タマシイは如何なのか。
実は彼等もノイズによって身体を亡くし、データとして電子機器の中にいるのである!
つまり、生前のライド達の事を知る存在なのだ。
「彼等を倒すには彼等と同じ『FUSION DRIVE』を搭載させます!」
「だが、もしそれが可能だとしても、それを上回った場合は?」
「その為に彼等に奪われた直後に開発したシステムを搭載します!」
「その名は…『MONSTER DRIVE』!」
こうして憑友達《精魂導師》にも新たな力が携える事になった。
ーーーーーー
そして数日が過ぎたある日。
憑友はすっかり体調が良くなり、現在は響達と一緒に下校していた。
途中、未来の話に顔を赤らめた響を見て、憑友は首を傾げたのだが、
響の思考は完全に別の所に行っており、その理由を知るのはまだ先であった。
因みに憑友のアブソーバーは既に改修がなされており、
現状では唯一の《精魂導師》として存在していた。
そんな中、今日の授業の話になっている中、響は先日の騒動の話を思い返していた。
それはマリアが発した言葉が引っ掛かっていた。
憑友は響の今の状態に少しばかり知っていた。
憑友はその会話には交じってはいないのだが、
彼の身の回りの事を世話しているユル〜い幽霊ことユルセンがその時の話を霊体化して話を聞き、そして憑友にありのままの事を伝えていたのだ。
響の浮かない顔を見た憑友。
するとふと視線を逸らすとそこには白髪となりて、死んでいる人の姿を目撃した!
それに気付いた皆。
そして響は何かを感じたのか前の視線を見た。
其処には青のイメージカラーのゴスロリ衣装の少女…
オートスコアラーのガリィが其処にいた。
ガリィは響を戦わせようと翼達のギアを分解させたノイズ…アルカ・ノイズを生み出すジェムを放り投げ、そしてアルカ・ノイズを生み出した!
それを見た憑友と響は変身しようとするが…!
ー…ー
「‼︎変身出来ないだと⁉︎」
「唄えない…
胸に『聖詠』が浮かばない…!」
此処に来て最大のピンチが…2人に襲いかかった…!
《ランベント・カリバー》
アンデッドが見せた『FUSION DRIVE』のパターンの1つ。
SAOキャラにして、ヒロインの【閃光】アスナと、
ディバインゲートの中枢人物・【聖王】アーサー。
2人の『英雄』の力を宿している。
アスナのスピードと、アーサーの一撃の重さを兼ね備えた〔光〕属性の戦士。
先端が尖っている不思議な大剣…ランベント・カリバーを使用する事が出来、
グリップを回す事で、細剣モードと大剣モードの2つに切り替えられる。
次回
亀裂と罅
2016/6/30までに出たキャラが一応参戦してますが、7/1以降のキャラが今の所、出ていません。なので、以下の作品から選んで下さい。 1位のタイトルは外伝として投稿しようかと思います。
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けものフレンズ(2017)
-
バトルガールハイスクール(2017)
-
はたらく細胞(2018)
-
SSSS.GRIDMAN(2018)
-
盾の勇者の成り上がり(2019)