戦姫絶唱シンフォギア〜とある戦士の物語〜   作:かもめカメ

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如何なる負の瘴気が漂いて入ろうと…
〔月光〕がその闇夜を彩らせ、〔太陽〕がその闇を照らす…!

お待たせしました。最新話です。


♪19 抜剣/ビースト・オン・ザ・イグニッション

キャロルと『リベレーション』の前に、響と憑友が現れた。

2人の様子はというと、絶好調のようだ。

ただ、憑友はボーンとアヤカシを見た瞬間に浮かない表情を見せていた。

事実、それに気付いた霊風に指摘を受けられていた。

 

「憑友。お前…なんでそんなにも浮かない顔をしているんだ?」

 

「…なんでもない…とは言えません。

けど、ボーンとアヤカシ。あの2人と自分はある意味因縁以上に深いのかもしれません」

 

「え?」

 

そう言うと憑友は拳同士を打ち付け、響を見やる。

それに気付いた響は憑友の顔を見て、やる気の表情を見せた。

 

「…今は、ただ1つ。

『MONSTER DRIVE』と『IGNITE』の力を扱う事を最優先にする事!」

 

「だが、今の俺達では…」

 

「未来が教えてくれたんです」

 

憑友は新たな力を扱う事を最優先にしようと策を出すが、皆を代表してロックが不安を煽るような言葉を発した。

だが、それを響が割って入り込み、話をしだした。

 

「自分はシンフォギアによって救われたって。

この力が本当に誰かを救う力なら、身に纏っている私達だって救ってくれます!」

 

「それは一概にも《精魂導師》も同じなんです。

誰かを救う為にこの力がある。

ならば、まず第一にこの力を扱う者達を守る事が救う事になるって!」

 

「だから信じるんです!ダーインスレイフの呪いを打ち破るのは…!」

 

「己の中の獣を操る為には…ただ1つ!」

 

それを言われた皆は其々の相棒達に目を向ける。

 

天羽々斬,イチイバル,ゲイジャルグ・ゲイボウ,スピリット,ソウル…

そして、ガングニールとライドを。

 

「馬鹿2人に乗せられてカッコつけねぇけどよ…」

 

「そんな馬鹿2人に俺達の人生を変えられたのは否めないけどな」

 

「へへっ。流石、私のファンと私が救えた子だな」

 

「さぁて…休憩はこのくらいにしようじゃないか!」

 

「もう一度行くぞ!」

 

翼の合図を機に響達《シンフォギア装者》達は胸のコンバーターに手を添え、

憑友達《精魂導師》達はアブソーバーに手を添えた。

すると何処からともなく上空から炎が、海から雷が、更に陸地には光り輝く蟲達が集まりだした…!

 

「?なんだ?この蟲共は…」

 

「これは…」「まさか…‼︎」

 

キャロルがその蟲を払い除けようとするとボーンとアヤカシはまるでこれで2度目のような光景を見たかのような言葉を発した。

すると上空,陸地,海上から3つの雄叫びが発してきた!

 

その声を聞いた霊風達は視線をその咆哮が響いてきた方へと視線を移す。

すると視線の先から、

 

【空の王者 リオレウス】

 

【海の王者 ラギアクルス】

 

【無双の狩人 ジンオウガ】

 

彼等のモンスターが現れたのだ!

 

「一気に行くぞ!」

 

すると憑友達は其々の新たな力を発動する!

 

「イグナイトモジュール!」

 

『抜剣‼︎』

 

『『『『Dainsleif』』』』

 

響達《シンフォギア装者》達はコンバーターを使用して、「イグナイト」を発動し、

 

「「「"己の中に眠りし『獣』よ。

今こそ此処に解放せん!"

 

『MONSTER DRIVE』

 

ビースト・オン!ザ・イグニッション!」」」

 

そう言うと3人はそのままアブソーバーを力強く翳した!

 

ーーー『MONSTER DRIVE』!ーーー

 

するとアブソーバーから匂いが発し、憑友達はそれを吸い込んだ!

 

激しく襲いかかる激痛と闇の瘴気に飲み込まれるシンフォギア装者。

そして意識が朦朧しながらも、力強く踏み止まる《精魂導師》

 

「未来が教えてくれたんだ…

力の意味を…背負う覚悟を…!

この衝動に…塗り潰されて…!」

 

「己が己で無くなろうとも…!

この身に魂がある限り…!

獣なんかに…!俺の身体を…使わせて…!」

 

『なるものかーー‼︎』

 

すると響達はその衝動を乗り越え、黒き装甲を纏った!

 

シンフォギア…イグナイトver.の誕生だった!

 

そして憑友達の方では驚くべき変化が起きた!

 

憑友達の身体を、其々のモンスター達が包み、そして憑友達と溶け合ったのだ!

そして現れたのは、其々のモンスター達の姿を模した姿だった!

しかも、その瞳にはしっかりとハイライトが映し出されていた…意識がある証拠だった!

これこそが本当の『MONSTER DRIVE』の力だったのだ!

 

(挿入歌『RADIANT FORCE (IGNITED arrangement)』

悠木碧,水樹奈々,高垣彩陽,高山みなみ

松本梨香,宮野真守,西川貴教)

 

それを見たキャロルは不適な笑みを浮かべながら,地面にアルカ・ノイズが入ってるジェムを放り投げ、アルカ・ノイズを発生させた。

 

その数…10000!

 

原作(オリジナル)よりも遥かに多い数であった!

 

それを見たライジンは2人に「高みの見物と行こうか」と言って、2人に攻撃をしないように命令した。

 

「「たかが10000!」」

 

そう言うと響はアームドギア《GGK(ガングニールナックル)》を巨大化させて、ノイズ達を瞬時に葬り去る!

 

しかし、その残りが響に近づこうとした瞬間、2つの剣が袈裟斬りをしながら、ノイズを葬った!

響はその光景を見て、驚いた。

そこにはなんと奏がおり、奏の手には2振りの槍…ではなく、2つの剣が携えていた!

 

ゲイジャルグ・ゲイボウの使い手…ディルムッド・オディナ。

その彼には2つの槍の他に、2つの剣を所持していると言う文献がある。

 

剣の名は、《大なる激情》モラルタ,《小なる激情》ベガルタ。

奏はオディナの剣を扱っていたのだ!

実はこれは奏のギアに入りし『英霊』オディナたっての希望でもあったのだ。

「イグナイト」を搭載する際にエルフナインに剣型の形状へと変更するようにお願いしていたのだ。

それにより、奏は剣を扱って戦うと言う、本来なら槍を扱う事に長けた彼女とは予想もしない事だった。

 

その頃、憑友は腕と脇腹の間に生えた翼で空高く飛翔する!

その上にクリスが乗った!

実は『MONSTER DRIVE』が発動した際に、憑友達の身体はモンスターの姿へと変わったのだが、体長が1.5倍の大きさになった。

それだけではなく、身体そのものの構造が吸収したモンスター達の身体構造そのものになっていたのだ!

まるで人間の身体にモンスターの身体構造をそのまま埋め込んだかのように。

そのため、クリスを立ったまま乗せる事が出来るのである!

 

「振り落とされないで下さいよ!」

 

「言われなくても!」

 

そう言うとクリスは憑友の上に立ち上がったまま、重火器を連射しまくる!

 

"MEGA DETH QUARTET"

 

そして翼も雷を帯びた斬撃波"蒼ノ一閃"でアルカ・ノイズ約200を一撃で葬り去る!

 

その間に奏はオディナの剣を使って、衝撃波を放った!

 

"BLADE∞STAR"

 

その間に霊風はジンオウガの力を発揮させていた。

すると、霊風の周りに大量の蟲が付着し始める。

そして雄叫びをあげた。

 

「帯電モード‼︎」

 

すると霊風の身体の毛が一気に逆立つ!

ジンオウガの力の象徴…『超帯電状態』を模したモード…『帯電モード』を発動した!

そしてそのままアルカ・ノイズ達を高速で素通りする。

すると素通りした場所にいたアルカ・ノイズ達が一斉に露散したのだ!

 

ジンオウガはこの『超帯電状態』の時、ごく稀にだが…走行時に雷を迸る事が有る。

霊風はジンオウガに関する情報を前世の時に知っていたので、それを利用したのだ!

そしてそのままアルカ・ノイズ達に雷の攻撃を仕掛けていった!

 

 

その頃、ロックは逆に自分の身体についてる甲殻や鱗の色が、

蒼から白へと変わっていた!

 

「亜種形態…"白海竜"!」

 

そう言うとロックは地面を滑り、その突進によりアルカ・ノイズ達を葬り去った!

 

『MONSTER DRIVE』の能力の1つ…移行(シフト)・亜種形態。

文字通り、取り込んだモンスター達の姿を色違いの姿へと変える力を持つ。

更に一部のモンスターは生態環境の影響もある事から、その影響も大きく受けていた。

 

ラギアクルスの別名は【海の王者】…その名の通り、海を征するドラゴンである。陸には本来上がりたがらない性分。

上がる時は大抵傷を癒す為か、水中で動き回りバテてきてしまい、スタミナ回復の為だけに上がるようなモンスターである。

 

だが、ロックが変化させた"白海竜"…ラギアクルス亜種は海だけでは無く、陸をも征する力を秘めたラギアクルスである。

亜種はこのように色が違うだけでは無く、生態環境に大きく変化しているモンスターも多くいるのである。

 

そうこうしている間にロックは雄叫びと共に周りを大量の電気が降り注ぐ!

その攻撃の余波で、アルカ・ノイズ達はあっという間に露散していった!

 

するとそれを見ていたキャロルが、攻撃を仕掛けて来た!

それに気付いた響達はその攻撃を躱した!

明らかに元の状態よりも身軽くなっていた!

 

するとキャロルのピアノ線の攻撃が響のアームドギアにまとわりつく!

しかし、響はそれを掴んで無理やり引っ張る!

それによりキャロルは体勢を崩すもなんとか踏み留まる…が、

 

「もう一丁!」

 

「な⁉︎」

 

なんと憑友が響の肩を鉤爪と化した足で掴みそのまま響ごと上空へと飛び上がった!

それにより完全に体勢を崩すキャロル。

その瞬間を見た一同は一斉に攻撃を仕掛けていく!

 

翼の斬撃波、クリスの矢、ロックの電撃玉、霊風の雷光蟲弾、奏の双刃による斬撃波がキャロルを襲う!

だが、キャロルはそれを残った右腕で防ぐ!

しかしそこへ上空から降りて来た響が憑友に身を委ねて特攻を仕掛けてきた!

憑友の竜の翼が大きく羽ばたき、そしてそのまま2人はまるで炎の弾丸のようにキャロルに攻撃を仕掛けた!

 

「ぐはっ⁉︎」

 

その攻撃を食らったキャロルはそのまま施設の方へと吹き飛ばされた。

憑友はそのまま響を上空へと足でぶん投げた!

 

「行っけぇぇぇ‼︎」

 

「うぉぉぉ‼︎」

 

すると響の足のアームドギアが巨大化し、そのままキャロルにぶつけようとした!

 

「!」「あいつ…!」

 

それを見た2人はキャロルの方へと向かおうとするが、ライジンに止められた。

 

「少しは待て。

もうすぐ面白い物が見られるぞ?」

 

そう言いながらライジンは不適な笑みを浮かべた。

 

そう言うと響がキャロルに向けてその蹴りをぶつけた!

その衝撃で、爆発が起きた。

 

ーーーーーーSIDEto弦十郎

やったのか…?

 

「現在解析中!」

 

「これで終わりですね!」

 

「勝ったの…⁉︎」

 

「デスデス…デェェェス!」

 

だと良いんだが…

 

「⁉︎間に合わなか…」バタンッ!

 

⁉︎…!緒川⁈

 

「!緒川さん!」

 

「如何した⁈この怪我は⁉︎」

 

「はぁ…はぁ…」

 

一体何が起きたと言うのだ⁉︎

 

 

「!サモン博士は⁉︎」

 

「⁉︎そう言えば…」

 

確か、部屋にいるのでは?

 

「はぁ…はぁ…サモン博士の正体が…判明…しました…」

 

サモン博士の正体だと?

緒川、しっかりしろ!

 

 

「サモン博士は…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

僕達の…『敵』です!」

 

何?

 

「⁉︎なんだこの光景は⁉︎」

 

如何した、マリアく…ん…⁉︎

 

「嘘…」

 

「⁉︎如何して⁈」

 

「なんで…?」

 

「何やってんだよ⁉︎」

 

「これは一体⁉︎」

 

お前は…何がしたいんだ⁉︎…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

憑友ーーーーーー‼︎

 

ーーーーーーNO SIDE

弦十郎達の見た映像。それは驚愕のものだった。

そしてそれは間近にいた霊風達も同様だった。

 

そしてキャロルと1番近くにいた響はその光景を目の当たりにしていた。

何故なら、自分の足を誰かが止めていたのだ。

その誰かは弦十郎の発言で確定していた。

 

「…え?」

 

「なんで…憑友!」

 

なんと憑友が自分達の敵であるキャロルを庇ったのだ!

それを見たライジンは高々く笑いを上げる。

 

 

「グハハハッ!遂に起動したか!

『MONSTER DRIVE』の真の()()()()を!

その身に味わえ!《精魂導師》!」

 

 

ーーーーーーSIDEto憑友

なんで…⁉︎

なんで俺が…こんな事を⁈

 

ーなんだこのプログラムは⁈…がはっ⁉︎憑友!今すぐこのプログラムを解j…‼︎ー

 

フィーネ⁉︎一体何が…

 

ーイグナイト機能検知。

destroyermode強制起動します。

codename…『IGNITE KILLER』ACCESSー

 

イグナイト…キラー?

 

⁉︎ガハッ‼︎

 

眼…眼に焦点が…合わない⁉︎

 

「憑友!」

 

響!

 

うぅ⁉︎なんだ⁈これは⁉︎

 

殺せ…

 

殺せ…

 

コロセ…!

 

殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ…

 

やめろ…止めろ…!

 

 

止めてくれーー‼︎

 

ーーーーーーNO SIDE

その頃、憑友の身体に変化が生じ始めた!

身体は急に倒れ込み、いきなり血を吐いたのだ!

それも肉体の血液の3分の1を余裕で超える程の多量出血だった!

 

「まずい!憑友を!」

 

霊風がそう言って、憑友に近付こうとしたその時、

憑友が雄叫びと共にそのまま地面に倒れたのだ!

 

「…何が起こったのだ…?」

 

そう言いながら疲弊しながらも立ち上がるキャロル。

ボーンとアヤカシはその光景を見て、眼を逸らしていた。

そしてライジン…アンデッドは高々く笑いをあげた。

 

「例え、半幽霊であっても、やはり所詮は人間。

この日禍々しい力の前では抗いきれなかったか!

でも、これで実験は成功だな。

なぁ、そうだろう?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

サモン・クリスチャーノ?」

 

『⁉︎』

 

ライジンの言った方向に視線を向けるとそこには白衣を羽織ったサモン博士が何故かこの電力施設である戦場の中にいつの間にか立っていた!

 

「ええ。実験は成功よ。もうすぐ彼はいや、彼等は…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

貴方達の『敵』になる」




次回

罠/『IGNITE KILLER』

2016/6/30までに出たキャラが一応参戦してますが、7/1以降のキャラが今の所、出ていません。なので、以下の作品から選んで下さい。 1位のタイトルは外伝として投稿しようかと思います。

  • けものフレンズ(2017)
  • バトルガールハイスクール(2017)
  • はたらく細胞(2018)
  • SSSS.GRIDMAN(2018)
  • 盾の勇者の成り上がり(2019)
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