戦姫絶唱シンフォギア〜とある戦士の物語〜   作:かもめカメ

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遅くなってすみません。
それとこの回の投稿日…マリア役の日笠陽子さんのハッピーバースデー!おめでとうございます!
…本当は12日にも投稿したかった。
…調役の南條愛乃さんのバースデーだったから。ごめんなさい、南條さん!

さぁ、本編の方はややこしくなっている感が否めない。
時系列的には8話前半の話になるけれど、響達の方ではほぼ原作通りの展開になっているので、その間、憑友が何をしていたのかと言う話を此処に記してます。
決して、手抜きでは無いですよ‼︎
「いや、明かに手抜きだろ⁉︎」

と言う訳で、どうぞ。


♪25 暗い過去

夏の風物詩…蝉の音が一段と騒ぐこの頃、

響は1人黙々と帰宅準備をしていた。

それを見ていた未来と憑友は響に話かけたが、響は「大丈夫!」と言って、そのまま今日は真っ直ぐ帰って行った。

実はこの日、響は先日再会した父・洸から「話がある」と連絡を受けており、最初は行く気すらしなかった響だったのだが、憑友と未来のお陰でなんとか話を聞くだけでもと思い、今に至るのである。

 

「…未来。御免な。俺が不甲斐ないばかりに」

 

「ううん。それは私も同じだから」

 

「…取り敢えず家に帰ろう」「うん」

 

そう言うと2人はそのまま帰宅した。

 

そして帰宅して早々、憑友は制服から私服へと早替えして、外へと出て行こうとする。

 

「憑友?」

 

「御免。俺がいない間に、彼奴の身に何があったのか知らないんだ。

だけど、その所為で響を壊したく無いんだ。

…実家に戻って見る。

あのクソ親父の事だから真実を知ってると思うしな」

 

そう言うと憑友は家を飛び出して行った。

 

ーーーーーー

そして飛び出した憑友はレウスを呼び、そのまま背中に乗り、そして実家がある「自然都会」へと足を踏み込んだ。

 

「ただいま」

 

「?おかえり。如何かしたのかい?」

 

すると案の定と言うべきか、憑友の父・玄也が玄関に現れ、出迎えてくれた。今日は学会からの招集も無く、それと同時に裏の仕事も無いようで、基本的に1人でのんびりと寛いでいたようだ。

因みに外にはSPのジルが、山のようなコブを持つ草食の竜…【尾槌竜 ドボルベルク】を相手に組手していた。

…最早何でも有りである。

 

 

「教えてくれ、親父」

 

「?」

 

すると憑友は今回家にやって来た本題を話す事にした。

 

「俺が3年前に日本を離れ、

ナツさん,アカネさん,なのはさんと出会っていた時。

日本…それも、響の身に何が起こったのかを!」

 

「…」

 

それを聞いた玄也は己の背中を憑友に見せ、「付いてきなさい」と言われ、憑友は玄也の後を追った。

 

 

 

そしてついた部屋は玄也の書斎であった。

すると玄也は書斎棚から1冊のノートを取り出し、憑友に手渡した。

 

「これは?」

 

「セレナが記憶を取り戻す前に書かせていたんだ。

これは憑友が日本を離れた直後に起きた身の回り…それも響ちゃんに関する出来事だよ」

 

「⁉︎」

 

それを聞いた憑友はノートを見始めた。

 

 

〔4月30日○曜日天候晴れ

今日から憑友は1人で日本を離れ、『英雄石板』を探しに行った。

私としては1枚さえ持って帰って、そして生きて帰ってくれた方が私としては嬉しいな。

あ、そっか。半分死んでたんだった…失敬にも程があるな、私ったら。

私はお義父さんからこのノートを渡された。

このノートの役目は何なのかと聞いたら、『このノートに憑友の幼馴染…それも、あのライブで数少ない生存者として生き残った響ちゃんの行動を書き記してくれ。

たとえどんな事があっても、絶対に踏み込んではいけないよ。

他人の家を踏み荒らすのと同じ行為になりかねないから』と言われたので、このノートを書く事にした。〕

 

〔5月21日☆曜日天候曇り

響ちゃんの周りの様子が変わり始めた。

つい先日から響ちゃんは体調も治り、リハビリを受けた事で元の私生活に影響を受けなくなった。

だけど、この頃からいつも帰る時はいつも響ちゃんの服装がボロボロになり始めていた。

学校でまさか虐めにあっているのかもしれない。

私はすぐにこの事をお義父さんに言った。

けれど、お義父さんは首を縦に振ってはくれなかった。

そうだ。最初の日に書いたあの誓約文の影響だった。

私はこの時始めて後悔した。此処まで無力だと言う事に。〕

 

〔6月15日△曜日 天候雨

今日から梅雨入りだと言っていた。

そんな雨の中でも私は響ちゃんの様子を見た。

だけど、響ちゃんは傘を差していなかった。

それどころか、5月の時よりも制服がボロボロになっていた。

そしてよく見てみると、傘は持っていた…

良かったのも束の間、その傘をよく凝らすと、その傘は骨組みが完全に折れ曲がっていた。

しかもビニール傘だからよく見えた。

そこには『死ね!』とか『税金泥棒!』とも呼べる罵声がビニール傘に入っていた。〕

 

〔7月14日□曜日天候快晴

もうすぐしたら夏休み。

だけど、帰宅していた響ちゃんの姿はもう見たく無い程にまでに怪我まで負っていた。

私はこの日決意し、響ちゃんのお家までこっそりと尾行した。幸い響ちゃんには気付かなかった。

そして私は響ちゃんのお家に付いて目を見開いた。

そこには大量の落書きや罵声入りの紙が家中に貼られ、そして書かれていた。

この時、疑惑から確信へと変わった。

響ちゃんは今、虐めにあっていると。

まだ小学生だった憑友が虐めにあっていた頃の方がまだ優しいと感じたぐらいの物だった。〕

 

〔12月24日○曜日天候雪

随分と久方ぶりにこのノートを書くわ。

軽く3ヶ月ほったらかしにしていたけれど、強いて…いや悪く言ってしまうと、響ちゃんの虐めは夏休み明けからさらにエスカレートしていた。

この日、私はお義父さんとお義母さんから許可を貰い、響ちゃんのお家に遊びに行った。

そして上がったらそこには響ちゃんとそのご家族。

そして響ちゃんと憑友の大事な幼馴染・未来ちゃんがいた。

勿論、憑友の形見であったライドさんとキリト君のカードも机の上に置かれていた。

けど、2人の気配を感じない…どうやらカードに意思が入っていないし、ライドさんも自らの手で電源をOFFっていたみたい。

そして周りを良く見て違和感を感じた。

それは響ちゃんのお父さん…洸さんがいなかった事だった。

 

この事は敢えて言わずにそのままクリスマス・イブを過ごした。

皆んなでプレゼント交換したのは良かったと思えた。〕

 

〔1月1日☆曜日天候快晴

今日から新年です!ハッピーニューイヤー!

今回は家族総出で初詣を見に行った。

勿論、響ちゃんのご家族も一緒に。

響ちゃんの着物姿は中々新鮮だったよ!

そしておみくじを引いたんだけど、私は末吉。ボチボチかな。

未来ちゃんは大吉!すごかったよ!

そんで響ちゃんはと言うと…まさかの大凶!これは呪われたレベルだ…。

そんな中で楽しい1日を過ごしていたんだ。

けど、その時に響ちゃんが疲れてしまって私に膝枕して寝てしまったの。

その時に『お父さん…お父さん…』と悲しい声で泣いていた。

やっぱり響ちゃんの身に何かがあったとしか言いようがなかった。〕

 

〔3月1日□曜日天候曇り

今日、家に突然未来ちゃんが現れた。

何なんだろうと思っていたら突然、『響を…響を助けて!』とSOSを発していた。

そして私は響ちゃんのいる場所・響ちゃん達が通っている学校からそれ程遠くない公園内は公衆トイレにやって来た。其処では多数の男たちが響ちゃん相手にレイプをしていた!

私はそれを見た瞬間にはち切れそうになり、抗議した。

しかし相手は全くお構い無し。それどころか私達にまで輪姦させるつもりでいたらしい。

だけど、その時に偶々帰国していた逝都君と馬燈君がこの様子を目の当たりにしたようで、そのまま男達をK.O.してくれた。

だけど、此処まで酷い目に合わせるなんて…

私がもっとこの事を早く知っていれば…!〕

 

〔3月31日△曜日天候晴れ

日本を離れていた憑友が今日帰って来る。約一年足らずの帰国だ。

勿論、響ちゃんにもこの事を言おうとしたんだけど、

『もう来ないで!』と門前払いを食らってしまった。

そして未来ちゃんに話を聞いてみると、

『響…学校どころか、私や逝都、馬燈以外の人を信じられなくなってしまった』と言われてしまった。

つまり、私は響ちゃんから人間不信の対象になってしまったと言う事だった。

それを聞いた私はもうこのノートには手を出さない事を誓った。

勿論、憑友にも関わらせない!

こんな事…するんじゃなかった…!

人の不幸を書き記す。こんな残酷な事は無い…無さすぎるよ!〕

 

それ以降は何も書かれておらず、ページをめくっても後に残っているのは白紙のページのみだった。

 

「…」

 

「あの日、憑友が生命を落とし、僕達の元に帰って来て、日本を離れた後、響ちゃんの周りに対する態度がガラリと変わった。

まるで小学生だった頃の憑友の再来いや、それ以上の不幸が響ちゃんに襲ったんだ」

 

「…俺は今の今まで。響の事を知らないで来たってのかよ…!」

 

そう言いながら手に持ってるノートを握力だけで握り締める憑友。

それもそうだ。自分が呑気に英雄探しをしている時に、響が此処まで傷付いていたのを今の今まで知らずに生きていたのだから。

 

「他人の家の事情に口を出す事は絶対にあってはならない事なんだ」

 

「だからって、こんな事…酷すぎだよ」

 

そう言いながら涙を零す憑友。

彼はこれまで怒り、喜び、嬉しさ、呆れ…様々な感情を出してきた。

けど、今の今まで彼は本気で涙を零す事は無かった。

あのライブの日も、フロンティアでのあの日も…

幾度も血を流し続けてきた彼だが、涙を流す事は無かった。いや、しなかった。

 

だが、今回の件で自分はどれ程愚かな存在だったのだろうかと改めされていたのであった。

そんな中、急に立ち眩みに襲われたかのような動きをし、憑友はそのまま倒れてしまった…!

 

「憑友?…⁉︎憑友‼︎」

 

憑友が倒れたその頃、S.O.N.G.ではアルカ・ノイズが検知し、響と調、そして切歌が活動にあたった。

しかし、響の精神状態の不安定の無さに終いには現場が滅茶苦茶になっていたのであった。

そして実行に移していたミカとジュエルはそのまま逃亡したのであった。

如何やら計画は終わっていたようだ。

 

ーーーーーーSIDEto馬燈

…さて、此処まで来れば問題は無いか。

 

「ありがとうだゾ」

 

「…ふん。流石は騎士ですこと」

 

「騎士じゃない。侍だ」

 

…ちっ。こっちは人形と連む気は毛頭も無いのに。

 

pipipi…!pipipi…!

 

このアラームは…

 

ピッ!

 

『済まないな、アヤカシ』

 

やっぱりか。

…だが、今はこの空気の場から逃げるチャンスだな。

 

「そっちの様子は如何なんだ?アンデッド。

憑友を監視すると言って、無断で行動しやがって」

 

『無断では無い。博士自らの依頼でな。

ライドは「自然都会」の方に赴いて、ナイスミドルな男と話し合っていたら、突然倒れた』

 

⁉︎倒れただと⁈

 

『原因は不明だ。お前達なら知ってると思って連絡した次第だ』

 

「そんな物、俺や逝都は知らないぞ!

彼奴は立ち眩みで倒れる程、柔じゃない‼︎」

 

『…そうか。済まないな』

 

「…いや、こっちこそ済まない。頭を冷やす」

 

ピッ!

 

憑友が倒れる事態…

もしかして…俺達に預けていた改造油《ドーピングオイル》の後遺症なのか⁈

それとも、何かの変化なのか⁉︎

何方にしても、今の俺達は憑友に会う権利は無い。

 

 

全てはサモン博士の償いを果たす為に!

 

ーーーーーーSIDEto憑友

これは…記憶…?

…また誰かの「想い出」を干渉しているのか。

 

…この風景…

 

…白黒の世界…嫌な空気…周りの冷たすぎる冷酷な視線…

欲に見えた人間の屑達…

 

そしてその中心に…女の子がいた。

姿を見て確信した…コレは…「響の想い出」…

いや、こんなのは「想い出」とは呼ばない。コレは…「現世の地獄」そのものだ。

 

かつての小学生の頃の俺そのものだ。

 

…声が聞え無い。

 

今までは人の「想い出」の干渉で声が聞こえて来た。

だけど、響の「想い出」は全く持って聞こえなかった。

 

恐らくコレは「想い出」では無い。寧ろ心に傷を受けた「悲しみの記憶」。…そうだよな。

 

サモン博士やキャロルの見た「想い出」はあれはその人のかけがえの無い「想い出」なんだ。

そこにあるのは、喜びや嬉しさなどの光を象徴する「正」の「想い出」。

 

だけど、響のこれは、はっきり言うと、

恐れや怒り,哀しみなどの闇を象徴する「負」そのもの。

俺が呑気に英雄探しをしている間に、響はこんな痛い目に…辛い目に遭った。

なのに、俺はそれを知ろうとすらしなかった!

 

…俺は響や未来を守ると誓った。

だけど、響を守る事なんて出来ないんだ!

俺は彼奴と共に行動してきた。

けど、もう俺は響を守る事なんて出来ないのかもしれない。

 

誰かを守る戦士になると誓ったのに…

大事な幼馴染の悲惨さを知らずに…俺は…俺は…!

 

「落ち着け、馬鹿憑友」

 

!…神様…

何で、此処に⁉︎

 

「取り敢えず、此処から離れるぞ」

 

そう言うと神様は指パッチンして、この場の空気が一変し、そして場所はあの3年前のライブ会場の悲惨な光景に変わった。

如何やら、これは神様の心情風景のようだ。

 

「…如何して俺を?」

 

「お前の事を身近で心配していた奴からSOSを受けて来てみれば、闇に呑まれ掛ける一歩手前だったぞ」

 

!…そうだったんですか。…ごめんなさい。

 

「謝る相手が違うだろ。お前さんの隣にいる奴に謝れ」

 

そう言われ、俺は横を向くと、そこには俺の腕を小さな手で必死に握っていたユルセンがいた。

 

「ユルセン…」

 

「お願いだから、憑友!俺を置いていかないでくれ!」

 

…ごめん。ユルセン。

一番身近に居たもんな。

例え、どんな事が在っても、ずっと支えていたんだった。

それを忘れていたよ。

 

「ごめんな…ユルセン」

 

そう言いながら俺はユルセンの目玉のような頭の上に手を置きそして宥めた。するとそのまま更に握り締めて俺の腕に抱きついたまま号泣してしまっていた。今回ばかりは俺が悪い。ユルセンは危うく堕ちそうになった俺を助けてくれた。今回はユルセンのお手柄だ。…ありがとう。

 

「…ふぅ。一段落したと思っているけどな?

ちょっと外が騒がしい」

 

?如何言う事なんですか?

 

「昼間、お前が倒れた直後、アルカ・ノイズが現れて、響達が殲滅した。

だが、ジュエルとミカの攻撃で重症を負った。それだけでは無い。

その影響で調と切歌が喧嘩し、其々に組みする呪怨と聖希の2人まで喧嘩して、仲が悪くなってしまった。

しかも今、そんな最悪の状態の4人の前にジュエルとミカが本気の力で倒そうとしている」

 

!…行かなくちゃ!

 

「おい待て!お前に何が出来る⁉︎

仲裁なんてそれこそ本末転倒!逆効果だ!」

 

じゃあ如何すれば良いんだよ!

 

「…ただ見守れ。それが彼奴らの先輩としての役目だろ?」

 

…分かりました。

 

「今から現実に戻す。取り敢えず今後はあんな「想い出」は見るなよ。俺の身にもなりやがれ」

 

そう言うと神様の計らいで俺はそのままユルセンと共に現世に戻る事にした。

…頑張れよ…後輩。

 

「!いや、待て!

お前は小日向未来の方に迎え!大至急だ!」

 

え?

 

ーーーーーーNO SIDE

その頃、響の怪我の具合をお見舞いに行った未来。

そのまま帰路へとつこうとした。

 

「…!」

 

だが、未来は前を向いた瞬間、立ち止まった。

そこには…

 

「ジィス…」

 

「騎士」のアルカナを持つ欠陥だらけの自動人形(オートスコアラー)…ジィス・パライスンがいた。

 

「小日向未来さん。

貴方にお話があって参りました。」




次回

欠陥だらけの自動人形

次回はオリジナル編!

未来ちゃんがジィスと…?

2016/6/30までに出たキャラが一応参戦してますが、7/1以降のキャラが今の所、出ていません。なので、以下の作品から選んで下さい。 1位のタイトルは外伝として投稿しようかと思います。

  • けものフレンズ(2017)
  • バトルガールハイスクール(2017)
  • はたらく細胞(2018)
  • SSSS.GRIDMAN(2018)
  • 盾の勇者の成り上がり(2019)
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