戦姫絶唱シンフォギア〜とある戦士の物語〜   作:かもめカメ

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今回は未来ちゃん回。
作者…何気に未来ちゃん(この子のみ)の回を設ける事がしょっちゅうあるみたいです…。
そして短しっ‼︎


♪26 欠陥だらけの自動人形

ーーーーーーSIDEto未来

私の目の前には、響やクリス、そして憑友達が戦いを繰り広げている存在…自動人形(オートスコアラー)の1人にして、私が戦った存在…ジィス・パライスンがそこにいた。

 

何故、彼女は私の所に現れたのか分からなかった。

彼女は他の人形達よりも遥かに人間的に見えた。

現に、周りの事を気遣って、私と2人きりで話せる場所は無いかと質問してきて、私は前に響と憑友と一緒に流星群を見た場所にやって来て、そこで彼女(?)とたった2人になっている。

 

「こんな時間に申し訳ありませんでした」

 

「い、いいえ…」

 

ジィスは礼儀正しい性格をしていた。

私と戦った時も、アルカ・ノイズを呼び出さず、一騎討ちで立ち向かって来たぐらいに。

まるで"騎士道精神"を体現したかのような存在だった。

それこそ、他のオートスコアラー達よりも人間的に感じた。

 

「…エルフナインは元気にしていますか?」

 

と、ジィスがそう言ってきた。

「エルフナインちゃんは元気だよ」と言い返すと、彼女の顔はにこやかにしていた。

私はエルフナインちゃんとジィスの関係を教えて欲しいって言った。

本来なら敵であるジィスはそんな質問に答える義務なんか無い。

無いんだけど…

 

「私はエルフナインとは謂わば姉妹のような者でして…」

 

ジィスはそう答え、そして頭の兜を取り外した。

そこにはエルフナインちゃんと、響が戦ったと思われるキャロルちゃんの顔つきが酷似していた。

 

「私はエルフナインの姉という感じで構いません。彼女も私の事をお姉ちゃんと呼んでいましたので」

 

そう言えばエルフナインちゃんはホムンクルスと呼ばれる一種の人造生命体。

それは何百年も生き続けてきたキャロルちゃんも同じ。

そしてこのジィスはそんな2人と顔が良く似ていた。

それに顔もエルフナインが心身共に成長したらと言う感じの顔つきだったのも頷ける。それが証拠だった。

 

「私はエルフナインとキャロル様…マスターの肉体を移し替える為の身体の1つだったのです。

ですが、乗り移り替わったキャロル(マスター)が突如倒れてしまったんです。

その原因は私と言う人格の存在でした。

 

"2つの人格の共存は最悪、その肉体をも滅ぼしかねない"

 

そこで急遽新たなホムンクルスを製造し、マスターはその肉体に移り事なきを得て、私はこのように無事に生きてます。

しかし、それを間近で見ていた他の人形達からは「お荷物」「劣化品」と罵声を受けて今日まで生きて来ました」

 

ジィスの話を聞いた私。

まるで響や憑友と同じ「虐待」を受けていたんだ。

しかも、ジィスは2人よりももっと酷かった。

「仲間」から罵声を受けたんだから。傷付くのは当然だった。

 

響や憑友の時、私は手を差し伸べようとしたけど、周りの空気に押し潰されて、何も出来なかった。

結局、2人のいじめを止めたのはいつも逝都と馬燈の2人だった。

あの2人には頭が上がらない…私の代わりに2人を助けてくれたから。

けれど、私は違う…私は2人を助けてあげれなかった。

それでも、あの2人は私を「大切な陽だまり」として一緒にいてくれた。それだけでも私は2人の側に居て欲しいって言われちゃった。

勿論、そのつもりだけどね。

 

だけど、ジィスは違う。

ジィスの周りにいた存在は居なかった。孤独だったんだ。

 

「…辛くなかったの?」

 

…!私、何て事を…⁉︎今すぐ修正しn…

 

 

 

「はい。辛くは無かったです」

 

…え?

 

「如何いう…事?」

 

するとジィスは話を続けた。

 

「私を助けてくれたのが、意外にもマスターだったからです。

マスターは私の事を大切にしてくれました。

私が傷を作れば、最優先に私の事を治療しようと動いて。

私が1人で怖気づいてしまった時は優しく微笑んで、一緒に居てくれました。

だから、私はそんなマスターの為に動いてきたのです。

それは今も同じです。

今日貴方の所に来たのは…

エルフナインが元気にしているのか。

 

私の過去を聞いて欲しかった事。

 

そして、我々自動人形(オートスコアラー)には『英雄』の力を宿したカードを所持していると言う事です」

 

「『ヒーローカード』を⁉︎」

 

つまり、オートスコアラー達は皆、『英雄』達の力を宿しているって言う事⁈

 

「正確には、私,シィバ,ジュエル,そしてレグルス…我らの王には各2枚のカードがこの身体に宿っています。

ガリィ,ミカさん,レイア様とファラ様にはそのようなスペースを設けてはいません。

 

ですが、それぞれの〔属性〕を扱う『英雄』達の力を手に入れています。

ガリィは〔水〕、シィバは〔氷〕を扱う事に長けています。故に、彼女達には〔水〕そして〔氷〕の属性に長けた『英雄』達のカードを所持していたのです。

 

…私の属性は〔光〕

…それは"希望"を与える属性。

 

しかし私は闇に屈する者。人々に希望を与えてなどいません。

謂わば私は『絶望の光』とも言える存在なのです。

ですが、それでも私を大事にしてくれるマスターの為に、私はこの身をマスターに捧げる所存であります。

 

…そろそろお暇します。

またいつか…今度は、一対一の真剣勝負をしましょう」

 

そう言うとジィスは地面に向けてテレポートジェムと呼ばれる代物を投げて、そのままテレポートした。

おそらく他の人形達の所に帰ったんだろう。

 

…私は彼女とは戦いたくない。

だって、あんなにも心優しいのに…

 

私は…如何すれば良いの…響…憑友…

 

私の問いに答えてくれる人は此処には居ない。

 

代わりに、1つの流れ星が落ちていった…

 

彼女と…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ジィスと友達になれますように。




次回

不協和音

歯車が噛み合わなければ、何も出来ない…

活動報告『FUSION DRIVE』募集中‼︎

ドシドシ応募して下さい‼︎

2016/6/30までに出たキャラが一応参戦してますが、7/1以降のキャラが今の所、出ていません。なので、以下の作品から選んで下さい。 1位のタイトルは外伝として投稿しようかと思います。

  • けものフレンズ(2017)
  • バトルガールハイスクール(2017)
  • はたらく細胞(2018)
  • SSSS.GRIDMAN(2018)
  • 盾の勇者の成り上がり(2019)
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