そしてあの男再び…!
翼と霊風によって特異災害対策機動部二課ーー通称・特機部ニーーへと連行された憑友と響。
そこでは弦十郎達がすっかり歓迎ムードに漂っていた。
そこで2人は奏と再会する。
そして、憑友は自分の今の肉体の状態を説明した。
それと同時に、憑友の父・玄也に電話していた弦十郎からリディアンに通うように示唆されたのであった…
ーーー
その後、2人の健康状態を見たいと言ってきた櫻井氏に無理やり連れられ、メディカルルームへと連行させられた2人。その際に、
「取り敢えず…脱ぎましょうか?」
「「え?…なんで〜⁉︎」」
こんなやり取りがあったのは言うまでもない。
〜数十分後〜
そして無事にメディカルチェックを終えた2人。
「お疲れ…様…?」
「クタクタ〜」
「な、なんなんだよ…あの櫻井とか言う人は。
身体中触りまくりやがって…」
そんな2人を霊風がお出迎えしてくれたのだが、2人はそれ所ではなかった。
「あはは…。相当やられたみたいだな。
俺も初めて来た時に受けたけど、それ以上にやられたみたいだな。
と、2人の事なんだけど…
これから奏の部屋に来て欲しいんだけど…来るか?」
霊風の言葉に2人は耳を傾け、2人とも大きく頷いた。
そして、霊風の案内により、奏の部屋へとやって来た。
すると霊風はドアをノックした。
「奏?俺だ。霊風だ。2人を連れて来たぞ?」
『ああ!入って来て良いぜ!』
相手からの了承を得たので、霊風はカードキーでドアを開け、中へと入って行った。それを見た2人も続いて入る。
そこには、沢山のアクセサリーや、ぬいぐるみが彩りよく飾られたお部屋を見つけた。
するとソファの所で、奏が手を振っていた。
2人は奏の方へと近付いて、そしてソファに腰掛けるように示唆されたので、そのまま腰掛けた。
因みに霊風は奏が座っているソファの近くにある壁にもたれ掛かっていた。
「取り敢えず、先ずはお疲れ♪」
「もうあればかりは懲り懲りだな…」
「あはは…」
そんな奏を見て、憑友は奏の事を知りたくなり、この場を借りて話す事にした。
「そう言えば、奏さんは2年前に忽然と芸能界から姿を消したって、父さんや義姉さんから聞いたんですけど…
あのライブ会場の悲劇から何があったんですか?」
「それも含めて今から話すよ」
そう言うと奏は話をし始めた。
「あの日、
それ以来私はアーティストと言う道を諦めてしまったんだ。
両翼揃ったツヴァイウイングはこの時に事実上の解散となったんだ。
それから数週間が経ったある日かな…
霊風が時々、私に『英雄』達の軌跡が記された石板をよく見せてくれたんだ。あの時は私に興味を示せる物が無いのか、当時の霊風は必死になってたな」
その話を聞いていた霊風は少し頬を掻いた。少し照れくさかったようだ。
「そしたらさ、『英雄石板』だったかな?憑友が言っていたのは。
あれには沢山の古代文字が使われていて、なんて書いてあるのかすら、当時の私は読めなかった。
しかしいつしか見ていく内に、ある日突然、それが読めるようになったんだ」
「「⁉︎」」
奏の言葉に2人は耳を疑う。
普通の人なら先ず読めないであろう文字で書かれている筈の『英雄石板』を奏が読める様になったという事に。
「それからと言うもの、私はアーティストと言う活動の場から、霊風が所持している石板の解読と言う新たな趣味を持つ様になったんだ」
「…成る程。じゃあ、彼処にある機械はその為の奴だったんですね」
奏の話を聞いた憑友はある場所に指を指した。
そこには高度な技術の塊とも呼べる機械が設置されていた。
「ああ。私はそれを使って、時々霊風が持って帰ってくる石板を解読してるんだ。
可笑しいよな。2年前までは私が表舞台に立って、霊風が裏方に徹していたのに、今では私がその霊風の裏方に徹してる。立場が逆転してしまったけどな…!」
そう言うと奏は笑った。醜いだろと言わんばかりに。
しかし、2人は笑わなかった。
「でも、それって逆に言えば今までの恩返しみたいな事なんじゃ無いですか?
話を聞いた限り、霊風さんは奏さんの専属マネージャーだった。いや、今でもそうかもしれない。
だとしたら、これまで自分を支えてくれた存在の手助けができると言う事は逆に素晴らしいんですよ。だから誇りに思って良いんですよ」
それを聞いた奏は、「ありがとう」と言って感謝の言葉を放った。
「?て事は…此処で石板の解読が出来るという事か。良し!やってみるか!」
そう言うと憑友はいきなり席から離れるや、その機械が置かれたデスクに腰掛けた。
それを見た響はその様子を見たいと思い、憑友の所へと赴く。
奏と霊風も同じ気持ちだった。
すると憑友は腰に備わっているポーチから英雄石板を取り出した。それも4枚。
「えっと、一昨日と昨日、そして今日の二枚。
響。これを解読する事が出来れば、『英雄石板』からカードが現れるんだ。そしてそれは俺や霊風さんが変身する戦士『精魂導師』にとって無くてはならない力となるんだ」
「ふぇ〜」
「さて、解読でもしますか!」
そう言うと機械を弄りながら、解析に取り掛かる憑友。
因みにライドもケーブルに繋げてサポートしてくれていた。
そして開始してから僅か3分で、1つ目の解読が成功したのだ…‼︎
「早っ⁉︎そんなに解読が終わっちゃうの⁈」
「俺のはまだ遅い方だぞ?
俺の父さん・玄也はこれを遅くても3分以内で解読完了しちゃうんだ。だけどもっと驚いたのが、セレナ義姉さんかな。あの人、解読に要する時間は全て1分以内で終わらせちゃうんだもん。
速いのもなんのそのだよ」
それを聞いた3人は間が空きつつ惚けた。
すると、憑友は先程分析が完了したばかりの石板に手を翳し、そして解読して得た古代文字を詠唱した。
「詠唱開始。
『その者は不運に見舞われし青年なり。
しかし、其れでも相棒と呼んだ少女の為に、
並行した世界を壊し続けん。
やがて其れが大いなる野望だと知っても、
其れでも、青年は少女の為にその野望を打ち壊さん。
そして青年は少女を守る為にその身を消し、少女に願いを託さん。
一族から伝わりし歌をその少女に託して…』」
すると、石板が光輝き、それが一点に集中し、そしてその光が消えると同時に一枚のカードが現れた。
「解読完了。えっと…【審判を超えし槍 ルドガー】ね。
これで1枚目の石板の解読は終了っと。
こんな風に、
①石板を回収する。
②その石板を解析する。
③解析から得た古代文字を詠唱する。
④そこからカードが現れて、それを回収する。
この一連の流れを繰り返しながら、英雄石板を解読してるんだ」
「へぇ〜そうなんだ〜」
英雄石板の大まかな流れを聞いた響。
そして憑友は石板があった場所について話す。
「これまでに世界のあちこちを回ってきたんだ。
ある時はエベレスト。ある時はピラミッド内部。
またある時は戦場真っ只中の場所で、俺は石板を回収し続けていたんだ」
「お前…まさか、その時から自分の身体の暴走を抑制しつつ、押さえ込んでいたのか?」
「はい。そうですけど?」
「精神的に強えぇ…」
それと同時に自身の身体を抑制していた事に霊風は壁に寄りかかり、意気消沈していた。
そんな霊風は放っておいて、憑友は2枚目の方に取り掛かった。
そして、コツを掴んだのか、先程よりも早く解析が終わった。
そしてまた同じ動作をし、詠唱した。
「詠唱開始。
『その者は右眼を幼き頃に捨てた。
だが、其れは同時にその者を龍へと駆り立てん。
いつしかその者を『独眼竜』と呼ぶようになった。
その若きカリスマ性で一国を収める長へと登り詰めた。
そして青年の前に立ちはだかるのは、天涯孤独と言われた男にとって、
刃を交えて成す『甲斐の若虎』と呼ばれし好敵手の存在。
『竜の右眼』と言う背中を託せし者と共に、彼の物語は突き進む…
婆娑羅な物語へと…』」
するとそこからまたカードが現れた。
「カード名…【奥州筆頭 伊達政宗】か。中々良いのを引き当てたかな」
そこで響は疑問に思った事をぶつけた。
「ねぇ?その伊達政宗って言う人って、戦国時代にいた武将の名前だよね?そんな人達も英雄になれるの?」
「確かに俺が言った【伊達政宗】はこの世に存在した武将の1人だ。
けど、これに描かれている【伊達政宗】は、この世界とは異なる世界・パラレルワールドと呼ばれる平行世界上で名を馳せた人物なんだ。
このように、『英雄』達の中にはこの世界でも知られている有名な存在がいるのもまた事実なんだ。
ただ、彼等は全員、この世界の出身では無く、神によって遣わされた平行世界上の人間達が殆どなんだ」
「それを俺達《精魂導師》はその力を使って、ノイズ達を倒している…という事なのか?」
「はい。『英雄石板』に記されし者達は今の所は皆友好的です。
けど、中々言う事を聞かない人達がいるのもまた事実ですけどね…」
そう言うと手際よく次の作業に入る。
そしてあっという間に3枚目の解析を終えて、再び詠唱を始めた。
「詠唱開始。
『その青年は目の前で家族を失った…
其れを境に彼は大事な家族を奪った者に復讐を抱かん。
大いなる人を相手に小さき己は刃を向けてその者達を刈り殺す。
そこにあるのはただひたすらに復讐の心のみ。
やがて青年は己が刈り殺し続けた者達の力を得ん。
其れでも、彼はその者達を倒し続けん。
一生涯燃え尽きぬ事のない《復讐》と言う名の紅蓮の炎を掲げて…』」
すると3枚目も解読に成功すると同時にライドに一任していた4枚目の石板の解析がし終えたので、その石板を手元に持ってきて、続けて詠唱を始めた。
「詠唱開始。
『その少年は最初は弱かった。
数多の強豪、手強い好敵手達、悪しき野望を生み出す組織。
其れでも、彼は初めて出会ったかけがえの無い相棒と共に勝利を飾ってきた。
今宵もまた、その相棒と共に旅に出らん。
まだ見ぬ者達と出会いと別れを繰り返しそして、新たな仲間と共に…
今宵も彼と相棒は旅に出らん…
己が掲げた目標の為に…』」
すると4枚目も無事に終わり、これで石板の解読は終了した。
「…ふぅ。お〜わった。…今回の解読完了〜」
「凄…?…って、始めてから30分も経ってない⁉︎」
ほっと一息つく憑友。
そんな憑友に響は感化した。そしてふと部屋に置かれていた時計を見て驚かされた。
なんと石板解読をし始めた時間から30分以内に終わらせてしまっていたのだ。響はそれにより驚かされたのであった。
すると奏が話を切り出した。
「これから先、色々と大変になるだろうと思うから、これからこの部屋も自由に使って構わないからな。
此処は元々倉庫だった所を改修したんだ。時間帯があるのが歪め無いけど、その間なら自由に使ってくれても構わないからな!」
「因みにその時間帯ってのは?」
「朝は8時から夜は12時まで。その間なら自由に使ってくれても良いぜ」
「はぁ…お前と言う奴は。
…こんな俺の相方だけど、これからもよろしくな」
「「はい!」」
その話を聞いた2人は今日はその日に解散となった。
〜〜
その後の帰り道。憑友と響は一緒に帰っていた。
「なんか、色々と大変な目に遭ったよ〜」
「そうだな。と、忘れるところだった!はい、これ」
そう言うと憑友は響にある物を渡した。
「?…あ!翼さんのCD!」
「帰り際に緒川さんに遭ってな。その時に渡されたんだ。
響は翼さんのファンだからって言う事で。今回のお詫びと言う事と口止め料みたいな物かな。
あと…はい、これ」
そう言うと今度はライドとキリトのカードを響に渡した。
「え?」
「お前が持っとかないと、いけないんじゃ無かったか?明日までは2人の事を頼んだよ」
「あ…そっか。…うん!分かった!」
「それじゃ、俺はこれで」
「またね!憑友」
そう言うと2人はそれぞれの道へと帰って行った。
その後響とライドは未来に、憑友はセレナにこっ酷く怒られたそうだ(怒られている理由は2人とも別々なのだが)。
それでも、2人と1つは再会したと言う興奮が勝っていたのは言うまでも無かったのであった。
ーーー
一方、此処は戦地真っ只中の場所。
そこでロック・アイル・ユキネはたった1人で戦地を動かしていたテロリスト達を相手に次々と倒して行っていた。
「ひぃ⁉︎ま、待ってくれ!頼むから命だけは!」
そんな中、1人のテロリストがロックに命乞いをしていた。
周りには彼によって倒されたテロリスト達がいた。幸いなのは皆、気絶していたと言う事だけだった。
「お前の仲間は気絶するだけで充分な連中ばかり。お前の部下はよっぽどお前に忠誠でも立ててたんだな?けど、それもこれまでだ。
お前の今の顔を見たら、部下はどんな顔を見せるんだろうな?」
そう言うとロックは電子機器・ソウルアブソーバーを左腕に装着させて、腰に備わっているカードケースから一枚のカードを取り出し、装填し、
「変身」
そしてレバーを引いた。
ーソウル!フォーム…タツヤ!ー
するとディスプレイから2丁拳銃を構えた青年の魂が現れた!
それをロックは身に纏った!
ー悪魔の右手! 神の左手!ー
其処には白の服に緑のストライプラインが刻まれた服を着たロックの姿がいた。
ソウル・タツヤフォームである。
「お前には借りがあるからな…消えてもらう」
そう言うと右手に持った拳銃を構えた。
「ひぃ⁉︎お、お願いだから!命だけは…」
「黙れ」
そして拳銃の引き金を引いた。
そしてその瞬間、テロリストは蒸気となって露散した。
「…次の場所に行くか…」
そう言うとロックはその場を後にした。
後で目を覚ましたテロリスト達は自分達が信仰していたボスがいなくなった事に気付きら探し回るも、結局見つかる前に自衛隊の手により捕捉されてしまったのであった。
その後、彼等のボスの行方を知るのは誰1人として居なかった…
対峙した存在・ロック以外は。
憑友「『英雄』達を紹介するこのコーナー。
今回はまだ出会っていない男・ロックが使用していた物の1つ、グレイを紹介しよう」
グレイ/カード名 【氷の
属性/氷・人間・魔・拳
顔つきもさる事ながら、肉体美を持つ青年。
しかし冬でも服を脱ぐ悪い癖を持つ。
憑友「氷を使った創成魔法が得意で、亡き父から授かりし悪魔を滅する魔法・滅悪魔法で悪魔を葬りさる。その冷気は正に極寒の一言で充分な程」
次回
転校生
憑友「次回は俺が響の学校へ!」
「乞うご期待!」
2016/6/30までに出たキャラが一応参戦してますが、7/1以降のキャラが今の所、出ていません。なので、以下の作品から選んで下さい。 1位のタイトルは外伝として投稿しようかと思います。
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けものフレンズ(2017)
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バトルガールハイスクール(2017)
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はたらく細胞(2018)
-
SSSS.GRIDMAN(2018)
-
盾の勇者の成り上がり(2019)