戦姫絶唱シンフォギア〜とある戦士の物語〜   作:かもめカメ

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くっ…!
やはり…スランプにかかりやがったか…!
と言うよりも、下手をすればご都合展開になり兼ん…!
なんとかして、話を持って来させないと…!


♪39 英雄に必要な素質

その頃、キャロル達はあの場の床に穴を作り、その中へと入り、深部の方へと逃げ込んでいた。

 

その際にキャロルは自身の肉体であるホムンクルスの身体に不具合が発生し、意識が離れていた。

しかし、それもレイアの介抱によりなんとか保つ事が出来たようだ。

 

「…!俺は…落ちていたのか…」

 

「またしても拒絶反応です。撤退の途中で意識を、

高レベルフォニックゲイナーが複数と、

伝承に記されし存在《精魂導師》が複数いた事に逸るのは理解出来ますが…」

 

「杞憂だ」

 

そう言いながら、「それよりも」と言わんばかりにキャロルは一緒に撤退したかつて《フロンティア事変》を引き起こした元凶・ウェルと話し合う。

 

「知っているぞ、Dr.ウェル。《フロンティア事変》関係者の1人。

そんなお前が何故此処に?」

 

「我が身可哀さの連中と、あの闇を牛耳る男《キングorカイザー》が、フロンティア事変の事も、僕の活躍も、寄ってたかって無かった事にしてくれた!

人権も、存在も失った僕は、人ではなく「物」!

回収したネフィリムの一部として放り込まれていたのさ!」

 

「その左腕が…」

 

「イチイバルの砲撃も腕の力で受け止めたんじゃない。

接触する瞬間にネフィリムが喰らい、それを同化。

身体の一部として精神力を制御したまでの事!」

 

「面白い。よし、付いて来い。」

 

「だったら僕を争乱の只中へと案内してくれ」

 

「争乱の只中?」

 

「英雄が立つ所さ!」

 

…やはりこの男。まだ自分を「英雄視」している様だ。

そのような者が「英雄」になれると思う方が非常な事だ。

 

「英雄」とは常に、

「誰か」を守る為に、「己の命」を落としても構わない…

「愛する者」達を守れるのならば、「全て」を敵に回しても構わない…

「己」が「己」であり続ける限り、「罪」を背負おうと構わない…

 

そんな者達が「英雄」になれる。

なのに、ウェル(この男)は…「自分」さえ良ければ、後は如何でも良いとしか考えていない。

そんな者が「英雄」になろうと考えている…

そんな輩は、絶対に「英雄」とは誰からも言われない。

例え己が英雄と称しても、他者からはその行為は英雄とは呼ばないのである。

要するに何が言いたいのかというと…

 

「代償」払わぬ奴に、「英雄」と呼ばれる資格は無いという事である。

良い例であげると、憑友達《精魂導師》の側にいる『英雄』達が良い例だろう。

 

憑友のパートナー『英雄』…キリトの場合は、

生前に「支えあう仲間」を見殺しにし、「孤独」と言う名の生き地獄を得て、「英雄」へと昇華した。

 

ロックのパートナー…アーチャーことエミヤは、

「正義の味方」と言う概念に囚われたばかりに、

「愛する者達を含めた少数」を切り捨て、「大多数」を救う救済をさせられ、挙句の果てには「世界崩壊阻止の掃除屋」として、忌み嫌われ続けてきた結果、「英雄」の上位存在「英霊」と化した。

 

 

この様に、全てとは行かないが、

「英雄」になるには、それなりの「対価」を支払わなければ「ならない」いや、「なれない」のである。

 

しかし、この男…Dr.ウェルは如何だ?

この男には、それ相応の「対価」など、持ってはいない。

あるのはただ、左腕に生きる聖遺物《ネフィリム》の一部のみ。

 

今のウェルの話し相手で交渉者であるキャロルの目的には…必要性が無い…筈だった。

キャロルがウェルに向けて握手をする迄は。

 

 

キャロルはウェルのその左腕に用が有ったのかもしれないと言う事に。

ウェルの左腕《ネフィリム》は、全てを喰らい、そして同化する性質を持つ。

そこにキャロルは目を向けたのかもしれない。

もし、その性質を利用すれば、

此処に来た目的である《ヤントラ・サルヴァスパ》 の代替が出来ると言う事に。

 

「ネフィリムの左腕の詳細は追っ手を撒きつつ、聞かせて貰おう」

 

「脱出を急がなくても良いのか?」

 

「奴等の動きは把握済み。

時間稼ぎなど造作も無い」

 

そう言いながら、キャロルとウェル,そしてレイアの3人(内1体は人形)は歩いて行った。

 

 

その頃、ロック達の方では…

 

 

ーーーーーーSIDEto切歌

 

『だからと言って、彼処まで責め立てる事は無いだろ⁈』

 

「俺は彼奴の事を思ってやった事だ!」

 

『そのやり方が良く無いと言っているのが、未だに分からぬのか‼︎』

 

「あんな周りの事を気にしないで、撃って良いモンじゃねえ!

現に、此処が深海だと言う事を忘れて、ミサイルは展開するわ、相手の撹乱にまんまと嵌まって、仲間を傷付けようとしていたんだぞ‼︎

あんたはあんたで彼奴に対して甘すぎんだよ‼︎」

 

『そう言う君に関しては逆に辛すぎだ‼︎』

 

「人の事を…他人の関係事に首を突っ込んでおきながら、良い度胸じゃないか‼︎」

 

あわわ…⁉︎不味い事になったデス⁉︎

ロック先輩と、司令が完全に揉め事を…それもクリス先輩に関する揉め事で口喧嘩を始めてしまったデス⁉︎

なんとか止めないと…⁉︎

 

「切ちゃん」

 

?…如何したデスか、調?

 

「こればっかりは、私達は手も足も出せないよ」

 

…そう…デス。

 

「気を落とすなよ。

俺達になりにクリス先輩を元気付けようぜ?」

 

「」コクッ

 

ありがとうデス。光聖。闇呪。

 

『念の為に、隔壁やパージスイッチの確認の方をお願い』

 

そう言いながら、あおいさんからデータを貰ったんデスけど…

 

「こんなにいっぺんに憶えられ無いデスよ⁉︎」

 

「じゃあ、切ちゃん。憶えるのは切ちゃんと私と光聖と闇呪の4人で1/4(4分の1)ずつにしよう?」

 

「それ賛成!」

 

「ああ、そうだな」

 

調…光聖…闇呪…!

 

『セキリュティシステムに侵入者の痕跡を発見!』

 

「…急いで憶えて、行動に移すぞ」

 

そう言いながら、私達は急いで記憶して、その座標にまで行く事にしたんです…けど…

 

「…その前に、俺は行く場所が出来たから、少し別行動を取らせてくれ。すぐに帰ってくる」

 

そう言うと、ロック先輩は影になっている部分に手を触れると、その影の中に入って行ったデス!

おぉ〜…これがロック先輩の十八番"影這い"と言う奴ですか…!

 

でも…何処に?

 

ーーーーーーNO SIDE

 

その頃、ロックに突き放されたクリスは1人…

先程まで戦闘を繰り出していた場所の近くで、体育座りで、身体を丸まっていた。

 

「…(後輩達の前で屈辱を晒されただけじゃなく、その後輩にも銃口を向けて、果てにはロック義兄に見放されて…

私は…もう…)」

 

やはり先程の騒動に影響を受けていたのか、クリスは心も身体もネガティブになっていた。

 

 

「…やはりまだ此処にいたか」

 

するとそんなクリスの元に声を掛ける者在りけり。

それを見たクリスは顔を上げる。

そこに居たのは、自分達の身の回りの事を世話してくれた、

ロック義兄のパートナー『英雄』にして、白髪で黒い肌質の、赤い外套を羽織りし『弓兵の英霊』なる存在…

 

「!…アーチャー…」

 

【無限剣製の守護者 アーチャー】がクリスの前に現れた…




次回

〜義妹思う故〜

2016/6/30までに出たキャラが一応参戦してますが、7/1以降のキャラが今の所、出ていません。なので、以下の作品から選んで下さい。 1位のタイトルは外伝として投稿しようかと思います。

  • けものフレンズ(2017)
  • バトルガールハイスクール(2017)
  • はたらく細胞(2018)
  • SSSS.GRIDMAN(2018)
  • 盾の勇者の成り上がり(2019)
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