戦姫絶唱シンフォギア〜とある戦士の物語〜   作:かもめカメ

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完全にスランプだ…トホホのホ…。
最近、『鬼武者』にハマり中の作者です。
今回はまさかの逝都無双回。
そして最後に出てくる物…分かる人は…居ない方が逆に驚きだな。


♪43 暴君番長

逝都の肉体は一言で言うならばもはや『怪物』そのもの。

あの特撮系に出た大猿『キングコング』と同格の肉体を有しているぐらいなのだ。

そんな逝都の筋肉を使用したアイアンクローは、リンゴは勿論、スイカやダチョウの卵などをいとも容易く粉砕する程の力を有している。

それに言い忘れていたが、彼は憑友と響の師匠にして、S.O.N.G.の司令である風鳴弦十郎の元で修行をした事がある。

故にその筋骨隆々な肉体に、弦十郎直伝の中国拳法もとい人外拳法を会得した逝都はもはや怪物以上の存在だった。

 

そうするとクリスを吹き飛ばした逝都は左腕にロック達《精魂導師》が変身する際に使用するアイテム…「アブソーバー」を背中腰から取り出して、左腕に装着した!

 

「行くぜ、ボーン!」

 

『了解です。マイスター』

 

すると逝都は右腰に備え付けられたカードケースからカードを取り出した!

そこには赤いハチマキと、白い胴着を着た男が腕をクロスした様な構えを見せていた。

 

「"ストリートファイト"の…始まりだ!」

 

そう言うと逝都はそのカードをアブソーバーに装填し、レバーを引いた!

 

ーボーン!フォーム、リュウ!『LEGEND』‼︎ー

 

すると逝都のアブソーバーから筋骨隆々な男の魂が現れ、逝都はその筋肉ムキムキな肉体に宿らせた!

 

ー波動・旋風・昇竜拳‼︎ー

 

そして現れたのは、筋肉ムキムキな肉体に白い胴着と腰に黒い帯を巻きつけ、頭には赤いハチマキ、そして手には赤いハンドグローブを身につけた逝都が現れた。

逝都が変身したのは、格闘ゲーム(通称「格ゲー」)界に置いて、知らない者は居ないと言われた『伝説の格闘家』…

 

【真の格闘家 リュウ】

 

その力を逝都はその身に宿らせたのだ!

 

そうすると逝都は拳を打ち付け、そして身構える。

するといきなりスライディングを仕掛けて来た!

だが、その攻撃には2人は軽く回避する…が!

逝都はその反動を利用して、一気に距離を詰め直し、そして着地と同時に、片脚を垂直にして、回転しながらクリスに攻撃をした!

 

「"竜巻旋風脚"!」

 

「がはぁ⁉︎」

 

「クリス!」

 

その攻撃を食らったクリスは地面に倒れ込まされ、ロックが心配していると、逝都が両手を花の様な構えにして後方に向ける。

すると両手に青い何かが形成され始めた!

 

「⁉︎」

 

「"波動拳"‼︎」

 

すると両手をロックに向け、その両手の中で形成された青い球を放った!

そのスピードに流石のロックも躱す暇すら与えてくれず、まともに食らってしまった。

 

その攻撃をくらったロックはよろめいてしまう。

逝都はその隙を見逃さなかった。現に、ロックの懐に入っていた。

 

「代名詞!"昇竜拳"‼︎」

 

「がはぁぁぁ⁉︎」

 

するとそのまま身体全体を使ったアッパーを繰り出し、ロックはそのまま天井にぶつかり、そして地面に勢いよく落下した。

 

"昇竜拳"

 

それは、逝都が纏っている『英雄』リュウの代名詞にして、「格ゲー」の世界において、知らぬ者は居ないと言われる技。

それは正に「天下の宝刀」と言うべきものであった。

 

そうこうしていると、逝都はまた違うカードを取り出した。

それを見た調は「!それは…!」と言いながら驚いた。

何故なら、逝都が手にしているカード。それは…

 

「【グルメ四天王 トリコ】。

こいつの力を試させて貰うぜ!」

 

そう言いながら、逝都はアブソーバーに入れていたリュウのカードを取り出すと、今度はその【トリコ】と呼ばれたカードを装填し、レバーを引いた!

 

ーボーン!フォーム、トリコ!『『J』STAR's』‼︎ー

 

するとアブソーバーから、青髪で左目の下には爪痕が3本、

オレンジのベストを着た巨漢の男の魂が現れ、それを逝都は纏った!

 

ーナイフとフォークで、イタダキマス‼︎ー

 

そして変身した逝都は右手を手刀の様にし、左手は親指を手の内に納めて、残りの4本の指は等間隔にし、そして両手を擦り合わせた…その時だった!

 

キィンッ!キィィィンッ‼︎

 

『⁉︎』

 

何処からともなく金属音が聞こえたのだ。

それは何回も鳴り響く…逝都が腕を擦りつけている限り…。

 

「食材らしき物が無いのは仕方ないが、発動する際は必要だからな…」

 

そう言いながら、逝都は擦り合わせた手を合わせ、そしてこう言い放った。

 

 

「"この世の食材に感謝を込めて…頂きます‼︎"」

 

そう言うと逝都は右手を手刀にし、大きく掲げた。

 

「行くぜ!

"フライングナイフ"‼︎」

 

そう言うと振り上げた右手を大きく振り下ろす。

するとその右手の先から無数の刃…いや、形は全てあの銀食器とも言われる物体『ナイフ』の形をした闘気が調達に襲い掛かってきた!

調はすぐにツインテール型のアームドギアから小型鋸を射出する"α式 百輪廻"で相殺していく。だが、

 

「からの〜…"フライングフォーク"‼︎」

 

その隙に逝都が左手を一気に前方に大きく伸ばした。

と今度は咲が鋭い闘気が4本、水平にしながら襲いかかる!

それに気付いた闇呪怨は、"闇ヘノ霧斬り舞"と言う技を用いて、闇の霧を噴出させて、その攻撃を仲間達に被弾させる事なく回避していく!

 

「なら、コレは如何だ‼︎」

 

そう言いながら逝都は瞬時に懐に入った…切歌の懐に。

 

「!切ちゃん!」

 

「⁉︎」

 

「"釘パンチ"‼︎」

 

そう言うと同時に、切歌はそのパンチを腹にダイレクトに決められ、後ろによろめく。

だが、それだけでは終わらない。

 

「⁉︎…がっ⁉︎…がはっ⁉︎」

 

突然、切歌が腹を抑えながら悶え苦しみ始めた。

先程放った逝都の技…【トリコ】の技"釘パンチ"の恐ろしい所は此処から始まるのだ。いや、既に始まっていた。

 

"釘パンチ"

 

『トリコ』を知っているファン。そして『JUMP』ファンにとっては知っている物かもしれないが、知らない物もいるのは確か。

この技は、「一瞬で腕の筋肉を伸縮・硬直させることで、数回のパンチを同時に打ちつける。当たると釘を打ちつけるかの如く破壊は奥へと浸透し、相手や対象を内部から破壊する。」(wiki引用)

 

とどのつまり…「数回分のパンチを一回に集約し、そしてその威力分のパンチが徐々に襲ってくる」と言う事なのである。

 

…因みに今の切歌は既に20回のパンチ分を腹で受け切っていた。

ギアを纏っているとは一介の女の子である切歌にとってはコレはもはや拷問と言っても過言では無い。

 

「20回受けても未だやれるとは…大した根性。

だが、それ…

 

 

 

あと3()0()()残っているからな」

 

「!…がはっ⁉︎…」

 

「切ちゃん‼︎」

 

逝都の宣告は最早、絶望そのもの。

それを聞いた切歌の瞳に光が消えていた。

 

さて、此処まで一直線に話し込んできたが、何故調が【トリコ】の事を知っていたのか?

それはかつて、自分達がテロ行為から生まれた地球を救う為の、そして公にでは全てのノイズの消滅という騒動が成した事変…『フロンティア事変』。

実は、その後に起きた地球の全てを掌握しようとした者が引き起こした事変…

 

 

通称『亜空伝説事変』

 

その際に、調達F.I.S.組は逝都が現在、絶賛発現中にしている人物の魂【トリコ】と会っていたからだ。それもカードでは無くご本人にだ。

それとその者の攻撃も調は頭に入れていた。

単調な動きを入れてくるかと思えば、人智を超えた技を組み込んだやり方に当時の調は驚きに満ちていた。

だが、今の調はそうじゃない。

驚きよりも…悲しみが生まれていた。

 

【トリコ】と言う者は「食べる時は、礼節を尽くす」と言う人としてあるまじき行為をする善人。

食への感謝も…戦いへの感謝にも、それは同じ事をやっていた。

 

だが、目の前にいる【トリコ】の力を纏った逝都は如何だ?

 

 

「おらおらおらぁ‼︎」

 

「がふっ⁉︎がはっ⁉︎」

 

「ぐはぁぁぁ⁉︎」

 

【トリコ】の面影すら残ってはおらず、

寧ろ…『暴君番長』状態の逝都そのものであった。

 

『英雄』達を纏う《精魂導師》達は、纏し『英雄』達の性格や癖を一部引き継いでいる。

 

例えば、憑友がナツの力を使った時、「仲間=家族」を大切にするナツの性格を引き継いでいる。

それに加えて、口癖として「燃えてきたぞ!」と発言する事もある。

 

霊風が幸村の力を使った時はその性格が一層出てきている。

現に使った時は、冷静に対処する彼にしてはあまりにも熱血で単純な攻撃や言動を多くしていたり、猪突猛進のような性格を大いに顕現させている。

 

だが、今の逝都が【トリコ】の力を使っている時は全く違っている。

英雄の性格が何1つ引き継いでいない。それどころか、全て逝都の性格が出てきているのである。

 

そんな風に調が考え込みしていると、逝都が切歌を吹き飛ばし、そのまま調と切歌が激突した。

 

「ごめんね、切ちゃん⁉︎」

 

「調こそ大丈夫デスか⁉︎」

 

「百合百合しいのはそのくらいにして、さっさとぶっ倒れろ‼︎」

 

そう言うと逝都は背中の腰に手を回し、そこから『フュージョンアブソーバー』を取り出し、アブソーバーとドッキングさせ、右腰のカードケースから2枚のカードを取り出した。

 

「これが俺のパートナー『英雄』の力だ!」

 

そう言うと逝都は2枚のカードを其々のアブソーバーに装填し、そして十字に構えた!

 

ーボーン!フォーム、家康!&牙王‼︎ー

 

すると逝都の後ろに青い学ランと赤シャツを着た少年と、黄色のパーカーを羽織った黄色の籠手を装着した青年が現れた。

 

「"絆の太陽…見せてやるよ‼︎"」

 

そう言ってアブソーバーを付けたアブソーバーを天に向けて掲げると同時にレバーを手前に向けて引いた!

 

ー『FUSION DRIVE』!

 

 

バルソレイユ・コネクション‼︎ー

 

すると2人の『英雄』の魂が逝都に纏った!

と同時に、逝都の筋肉がリストバンドを付けた状態の姿へと戻った。

 

そして現れたのは、

青の学ランと、その上に黄色のパーカーを羽織った、

太陽の刺繍入りの赤シャツを着た逝都が立っていた。

そして良く見ると、両手には籠手らしき物が嵌められていた。

すると逝都はその籠手付きの両手を拳にして、打ち付けた。

 

「"絆の番長、とくと見よ!"」

 

そう言うと逝都は先ず、調の懐へと入るとアッパーカットをぶちかまし、ラッシュをぶつけてきた。

その動きはボクサー顔負けだった。

すると、先程まで"釘パンチ"の攻撃を受け続け、ようやく解放された切歌が逝都の籠手を見て不思議がり始めた。

何故なら、先程からその籠手が光を放ち始めたから。

それを見ていると、陰陽兄弟が調を助ける為、動き出す。

だが、その間にみるみると、その籠手に宿った光が強くなり始めた。

そして3回程光輝いたと同時に逝都は地面に右の拳を叩きつけた。

 

すると地面がまるで隕石を食らったかのような衝撃を起こし、地面の鉄板諸共隆起した。それはまさに断崖が自分達に襲いかかってくるかのように。

 

"陽岩割り"

 

その攻撃をまともに食らった兄弟と調。調に至ってはその小柄な体格の所為で、2人よりも高くふき飛ばされてしまった!

それに気づいた切歌は急いで調の元へと急行し、調をお姫様抱っこの形でスライディングキャッチをした。流石、切歌!調の為なら何でもやるデスね!

 

「調、大丈夫デスか⁉︎」

 

「ありがとう、切ちゃん!」

 

そんな中、2人は逝都の方に顔を向ける。そこには逝都が拳同士を打ち付けていた。

 

「ウェポナイズ!"鉄拳 ドラゴナックル"!&"太陽拳 バルナックル"!」

 

すると逝都の籠手が突然、黄色の籠手から太陽の紋様が手の甲に刻まれている籠手と、白と赤が基調とした独特の形をした籠手を装着した!

 

すると逝都は周りを巻き込んだ怒濤のラッシュを繰り広げ始めた!

その威力の前に、今の今まで傍観していたレイアが流石に立つ事すらままならない程にまで、追い込まれていた。

 

そして逝都は右手を上に掲げた。するとその右手が光輝くと同時に巨大な拳に変わった!

 

「合技、"ハウリング・サン・クラッシャー"‼︎」

 

そう言うと同時に逝都は右手をぶちかます!

それと同時に巨大化した右手が調達に襲いかかった!

最早これまでかと思い、思わず目を瞑った…その時だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ガシィッ‼︎

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「……?」

 

突然聞こえた何かを受け止める音。

そして、未だに衝撃や痛みが襲ってこない現状を肌身に感じた調はゆっくりとその眼を開けて確かめた。

するとそこには、自分達の前にて仁王立ちしながら、その身いっぱいで受け止めていたロックがいた!

 

『ロックさん‼︎』

「ロック義兄‼︎」

 

「ぐっ…!」

 

間一髪で助けたロックだが、流石に身体全体で受け止めている為か、尋常じゃない程の痛みを真面に受けていた。

その痛撃で倒れ込むのも最早時間の問題だった。

 

「へぇ?まだ威勢があるなんてな…」

 

そう言いながら逝都はそのまま力で押し潰そうと動き出そうとすると突然、逝都が「ん?」と言う声を発すると同時に必殺技がキャンセルされた。

その痛みを真面に受けたロックは地面に膝を付け、倒れ込むが、何とかそれでも立ち上がる。

すると、ロックの懐から青い輝きが発し始めた。

 

「‼︎これは…」

 

そう言いながらロックは懐から青い輝きを放っていた物体…蒼い球を取り出す。よく見てみれば、その蒼い球には「α」のような文字が球の中に描かれていた。

それと同時に逝都の方も、背中腰に付いていたポーチから紅い球を取り出した。よく見てみると、此方には「Ω」が球の中に描かれていた。

 

それを見た逝都とロックは不思議がる。だが、今の逝都は何方かと言うとブレーキが壊れ、もはや歯止めすらその役目を成していない暴走列車そのものである。故に…

 

「…いいぜ。面白え…!

この力…存分に暴れさせてやらぁ‼︎」

 

そう言うと逝都はその紅い球を天に掲げた。するとそれに呼応し、何と紅い球が逝都の身体へと浸透したのだ!

そして全てが自分の体内に入ると同時に逝都が突然悶え苦しみ始めた!それと同時に、逝都が使用していた2人の『英雄』の力を宿した『FUSION DRIVE』が強制解除された。

 

そうしていると今度はロックの方に異変が起き始めた。

何とロックの方も所持していた蒼い球がロックの身体の中へと浸透し始めたのだ!

ロックは突然の事と、その浸透時に精神や肉体にダメージが襲いかかった!

 

すると2人の身体からラインが現れた!

逝都は蒼のラインが現れて、逝都の腕・背中・腰・頭頂部・腹をそのラインが駆け巡る。

それに対し、ロックは紅のラインが腕・頬・脇腹・脚にかけて駆け巡り始めたのだ!

 

それをしながら悶え苦しむ2人。

 

果たして彼らの身に何が起こっているのだろうか⁉︎

 

 

 

 

 

 

 

ーーーーーー

その頃、ロック達が『深淵の竜宮』の激闘,霊風達が『風鳴邸』の攻防の中…

かつて、響と憑友と未来の3人で鑑賞した流星群が見られたスポットにて、2人の存在…

 

「…」

 

「…」

 

最弱にして最凶の聖遺物『神獣鏡(シェンショウジン)』を纏う、響と憑友の幼馴染の小日向未来と、

『騎士』のアルカナの力を宿した《自動人形(オートスコアラー)》のジィス・パライスン。

 

今まさに2人の戦いに終止符がうたれようとしていた…!




次回

終焉のレクイエム

次回はなんと未来ちゃん回‼︎

2016/6/30までに出たキャラが一応参戦してますが、7/1以降のキャラが今の所、出ていません。なので、以下の作品から選んで下さい。 1位のタイトルは外伝として投稿しようかと思います。

  • けものフレンズ(2017)
  • バトルガールハイスクール(2017)
  • はたらく細胞(2018)
  • SSSS.GRIDMAN(2018)
  • 盾の勇者の成り上がり(2019)
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