そして憑友はある場所へと向かう。そこに居たのは、ライジンだった。
そしてライジンの正体を知る事となる…
街中のとある一角。
其処では検診を終え、私服姿の響と、響の父・洸が向かい合っていた。
「悪いな。腹減ってたんだ」
そう言いながら洸は響と話し合う。だが、響は自分を…家族の大事な時を一緒に過ごさなかった父に対して未だに根に持っていた。
現に父・洸の顔を響は逸らしそして俯く。
俯くと右手が有り、其処にはスマホが握られていた。
其処にはメールが記載されていた。差出人は自分の幼馴染で有り、親友である未来からだった。
其処には『へいき、へっちゃら』と響がよく口にする言葉が書かれていた。
それを見た響は横にスライドさせる。
すると今度は差出人が憑友となっているメールを見た。
其処には『響は大丈夫!きっと乗り越えられる!
その手が繋ぐ事を忘れぬ限り!』と書かれていた。
それを見た響は軽く深呼吸をし、意を決して話をし出した。
「あのねお父さん。本当にお母さんとやり直すつもり?」
響が此処にいる理由…それは父・洸が響の母にして己の妻との縁をまた元に戻したいという話だった。都合が良すぎる話である。
「本当だとも。お前が口添えしてくれたらお母さんも…「だったら!」」
そう言うと響は告げる。
「はじめの一歩はお父さんが踏み出して。逃げ出したのはお父さんなんだよ。帰って来るのもお父さんからじゃないと…」
「…そいつは嫌だな。…だって怖いだろ。
何より…俺にも、男のプライドがある」
そう言いきる洸。
「私…もう一度やり直したくて勇気を出して会いに来たんだよ…だからお父さんも勇気を出してよ!」
「だけどやっぱり俺一人では…」
「それに…憑友は今、大事な時を過ごしているんだよ…」
「え?」
突然、響が幼馴染である憑友の事を話し出した事に驚く洸。
「憑友ね…お兄さんが居たんだって。
でも、そのお兄さんは今、『悪』になろうとしているんだよ。
それを憑友は助けようとしてるんだよ…大事な『家族』だから!」
「…」
「…お父さんはお父さんじゃない。一度壊れた家族は元には戻らない」
そう言われた洸は何かを言おうとするが、思うように口に出して話す事が出来ず、ついふらっと外の方に顔を見てしまう。
其処には親子連れがおり、男の子の手には風船が握っていた。
しかし、男の子が転び、風船はそのまま空へと舞う。
その風船を見続ける洸。
だが、その時だった…!
突然、空に罅が入り、遂には割れたのだ!
そして割れた場所から何かの突起物が出現したのだ!
「な、なんだ⁉︎」
呆気にとられる洸。その後も、更に空が割れ、そして其処から巨大な建造物が都庁の上空に出現したのだ…!
「空が…割れる!?」
ーーーーーー
その頃、都庁上空に現れた建造物・チフォージュシャトー内では、キャロルと、彼女と行動をするDr.ウェルが何かの装置を前にして、作業をし始めていた。
その際にウェルの左腕はネフィリムの能力を発生する腕へと変貌しており、その手は装置の中に入れられていた。
「ワールドデストラクター、セットアップ。シャトーの全機能オートモードに固定」
そう言うと装置が光を発し、ウェルは装置から腕を引っ込める。
「どうだ!僕の左腕は‼︎
トリガーパーツなど必要としない!
僕と繋がった聖遺物は全て意のままに動くのだ!」
「
「あぁ?世界を噛み砕く?」
キャロルの言った台詞に疑惑を感じたウェル。
それに対してキャロルは首を縦に振る。
「父親に託された命題だ」
そう呟きながら瞳を閉じるキャロル。
そしてその幻想の先にはキャロルの父・イザークが炎に包まれながらキャロルに語りかける…
『キャロル…生きてもっと世界を知るんだ』
「わかってるって!だから世界をバラバラにするの!解剖して分解すれば万象の全てを理解できるわ!」
そう言いながら狂い始めそうな表情をみせるキャロル。
これはもはや異常と言う概念をも逸脱していた。
そんなキャロルを見つつ、発言を聞いたウェルはキャロルに問いかける。
「つまりは至高の英知。…ならばレディ。
その知を以て何を求める?」
「何もしない」
まさかの回答にウェルは驚き、キャロルは話を進める。
「父親に託された命題は世界を解き明かすこと。それ以上も以下もない」
「Oh…レディに夢はないのか?」
そう言いながらウェルは自分の思想を語り始める…!
「英雄とは飽くなき夢を見、誰かに夢を見せるもの!
託されたもの
底もてっぺんも高が知れる!」
其の話を聞いたキャロルは…キレた。
まるで堪忍袋の緒が切れるギリギリの状態を、顔に現さずとも、雰囲気もといオーラから殺気が漂わせていた。
「
ーーーーーー
その頃、響は上空に現れた建造物・チフォージュシャトーを父である洸と共に目視していると手元のスマホから受信音が響いたのでその電話に出ると、相手はS.O.N.G.からだった。
そして電話の相手として響の師匠にしてS.O.N.G.の司令である源十郎が話し始めた。
『手短に伝えるぞ。周到に仕組まれていたキャロルの計画が最後の段階に入ったようだ』
その内容を聞いた響は驚きながらも話を聞き続ける…
『敵の攻撃でエルフナイン君が負傷。応急処置を施したが危険な状態だ』
『僕は平気です…だからここに居させてください…』
電話の向こうからエルフナインの声が聞こえた。
しかし、その音色はまるで風前の灯火の様な声だった…
それを聞いた響は悲しみが込み上がってくるが、それをグッと堪える。
『俺達は現在東京に急行中。装者が合流し迎撃任務に当たってもらう』
それを聞いた響に街の人々に避難勧告をお願いする源十郎。
人助けが趣味である彼女は、それを二つ返事で了解する。
「お父さん!みんなの避難を…」
「こういう映像ってどうやってテレビ局に売ればいいんだっけ」
響は近くにいた父・洸と共に避難誘導をお願いしようとするが、洸は上空から現れた建造物に夢中になっており、いつの間にかスマホのカメラ機能で撮影しようとしていた。
そんな父を見た響は「お父さん…」とそう言わざるを得なかった。
そんな際に響は空に目がいった。
その眼差しが向く空には熱風と雷鳴がぶつかりあっていた…
ーーーーーーーーーーーー
遡る事数分前。
とある場所にて2人の男が目を合わせていた。
空は濁りきった黒い雲が憚っていた…
森の中で有りながら、岩石が地面に食い込んでいる箇所がちらほら見られるこの場所で、2人の男は何も言わずにただ目の前の存在をそれぞれ視認する。
「まさか…ここで相対するとはな…人絆憑友」
「ライジン・V・エレクロニング。いや…
人絆黎雷。
それが本当の名前なんだよね…『兄さん』」
互いに言葉を交わす2人の男。
片やS.O.N.G.の一員にして《炎》を司る《精魂導師》。
片やリベリオンに属する者にして《雷》を操る《精魂導師》。
人絆憑友とライジン・V・エレクロニング。
2人は…兄弟だった。
「…俺の名は確かに黎雷だ。それに変わりは無い。
性名もまた人絆で会ってる事に変わりは無い。
けど、俺はお前の元には帰らない…!」
その一言と同時に黒雲から雷が落ちた…
次回
黒炎と白雷
2016/6/30までに出たキャラが一応参戦してますが、7/1以降のキャラが今の所、出ていません。なので、以下の作品から選んで下さい。 1位のタイトルは外伝として投稿しようかと思います。
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けものフレンズ(2017)
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バトルガールハイスクール(2017)
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はたらく細胞(2018)
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SSSS.GRIDMAN(2018)
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盾の勇者の成り上がり(2019)