戦姫絶唱シンフォギア〜とある戦士の物語〜   作:かもめカメ

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今回はサモンによって呼び出された英雄達の話。
ご都合主義のバーゲンセールです。


♪50 贖罪

雷の魂を導く師者…

《雷魂導師》アンデット…

ライジン・V・エレクロニング。

彼がこの場に現れた事で先程までの場の雰囲気がガラリと変わった。

 

ライジンは自身の左手でぶら下げている憑友を見ると、そのまま響の方に放物線を描く様に放り投げた。

それを見た響は一瞬だけ驚くやそのまま憑友を腕全体を使ってお姫様抱っこする形でキャッチに成功する。

響は憑友を心配し、駆け付けた未来も彼が生きてるのかの安否を確認する。すると若干だが、肺にあたる部分が膨らみ、そして萎んだ。それが幾重にも繰り返しているのを見ると、どうやらまだ生きてる様だ。

それを見た2人は共に安堵する。だが、それも束の間に過ぎない。

2人は共にライジンに顔を向ける。

他の装者と導師達も同様だ。

 

ボロボロになっている逝都と馬燈もライジンに顔を向ける。

それを見たライジンは察した。

 

「(戦って勝った…と言うわけでは無いな。

完全に負けた顔つきだ。顔を向けていたとしても、目を逸らしていては意味が無い)」

 

そう心の中で呟くとため息を零した。

それに気づいた2人は怖気つく。

2人はライジンがため息を吐く時は、後から酷い目に遭うとこの数ヶ月程度の短い時間で嫌と言う程味わっていたから。

 

だが、開口一番の言葉は…

 

「…死んでないならそれで僥倖」

 

「「え?」」

 

安否確認だった。

 

「お前らは、憑友(あいつ)の為を思って俺達と共に行動し、そして同じ力を手に入れた。

そして俺達の目的を恩返しと言う形で行動してきた。

その分はきっちり払った。あとはお前達の好きにしろ」

 

そう言うとライジンは2人から目を離した。

そんな最中にキャロルはダウルダブラを起動しようとした刹那…

 

ビリビリビリッ!

 

「!?」

 

キャロルの周りを電撃の籠が覆い尽くした。

 

「『cage with W(ワット)』。お前はそこで見物だ」

 

「裏切るつもりか!」

 

「博士の為にもお前が目障りなのでな」

 

そう言うとライジンはチフォージュ・シャトーに目を向けた。

 

ーーーーーー

一方、此処はチフォージュ・シャトー内部。

そこではサモンが駆け回っていた。

そしてそれは他の英雄達も同じだった。

 

そして中枢部から遠く離れたフロアでそれぞれがターゲットにしている物を見る。

するとそれを予想していたのか、アルカ・ノイズ達が一斉に現れた。

それを見た英雄達は己の得物を構える。

 

レイヴンと呼ばれた男は頭を掻きながらも変形弓を展開する。

 

「おっさんの相手をするのは高く付くわよ?」

 

そう言うとアルカ・ノイズへと接近するとそこから十手型の短剣と変形弓を使いながら華麗に舞うかのように相手を倒していく。

 

「纏まっていると痛い目見るぜ?

"降り注げ、光の雨!"驟雨の乱!」

 

そう言うとレイヴンは弓から矢を連続で放ち、最後に一本の矢を上空に向けて放つと、矢が光となりて雨となって降っている場所にいるアルカ・ノイズ達を一掃した。

だが、それでも数が多かった。

 

「うそ〜ん。おっさんの所だけ多くない⁈

こうなったら…」

 

そう言うとレイヴンは何処から取り出したのか唐草模様の風呂敷を広げ、自身を包んだ。そして出てきたのは先程「レイヴン」と呼ばれていたおっさんでは無く、騎士甲冑を身につけ、長剣を携えた1人の騎士がそこにいた。

 

「帝国騎士団長主席、シュヴァーン・オルトレイン。

…参る!」

 

そう言うとシュヴァーンと名乗った男は剣を使ってアルカ・ノイズ達を一網打尽にしていく。

 

「"吹き飛べ"〈アリーヴァデルチ〉」

 

そう言うと下からピンキーな風が発生し、ノイズを一掃する。

 

「ここらで終わりにしよう」

 

そう言うとシュヴァーンは右手を天に向けて掲げる。

すると彼の周りから光の螺旋が形成され、その光がノイズを巻き込む。

 

「"この命を、賭ける…!"

ブラスト・ハート‼︎」

 

そして発声すると同時に己の心臓を掴むと同時に周りにいる敵を全て衝撃波で倒した。

 

するとシュヴァーンは先程「おっさん」と自称していたレイヴンへと姿が変わった。

 

「はぁ…はぁ…はぁ…

…おっさんには厳しいわ〜」

 

と、口調まで変えたものの、それでも周りのノイズは片付けたレイヴンであった。

 

 

 

 

一方、リクと呼ばれた青年の方にもアルカ・ノイズは発生していた。

だが、リクは至って冷静にアルカ・ノイズを得物である剣で薙ぎ倒す。だが、やはり質より量。数が多すぎる。

 

「仕方ない…」

 

そう言うとリクは懐から一本のキーホルダーを取り出した。

するとキーホルダーに光が纏い、そこから剣へと姿を変えた!

キーホルダーから剣へと変わったこの武器…総称名「キーブレード」

は彼のいた世界での戦い、そしてそれぞれの道を切り開く為の武器であり、光を見せる武器。そしてそんな武器を持つリクの武器の銘は「ウェイトゥザドーン」。意味は「夜明けへの道」。

リクは自身の武器を持ってノイズ達を一掃していく。

そして斬って斬って斬りまくり、最後の一体を倒した。

 

「これで少しは罪滅ぼしになったかな…」

 

 

 

 

一方、別の場所では…

 

「もう…女の子を付け狙うのは良くないわよ」

 

そう言いながら、峰不二子と呼ばれた女性はノイズ達を後ろにし、()()()で駆け回っていた。

 

…何故にバイクが此処にあるの?とは、誰が思った事か。

 

「それは…ひ・み・つ♡」

 

あ、そうですか…。

 

そう言うと不二子はバイクを傾け、ノイズ目掛けてマシンガンをぶっ放す。

アルカ・ノイズなので一応ダメージは通るのだが…地味な攻撃手段にしか見えないのである。

銃なので一応武器としては成立しているのだが、

なにぶん、他の英雄達が剣で斬ったり、弓矢で射たり、槍で突き刺したり、魔法や技をぶっ放す始末なのであまりド派手では無いのだ。普通に銃を使って攻撃するだけ。

まぁ、彼女自身がかの有名な大泥棒「アルセーヌ・ルパン」の孫「ルパン三世」の仲間である故、そんじゃそこらじゃ倒れはしないのである。

なんて言っていたら、あっという間にアルカ・ノイズ達は一掃していた。

 

「ふぅ〜。後はあの子達に任せましょ♪」

 

なんとも自分勝手なお人である。

けど、そんな女性に魅力を感じる輩がいるのは否めないだろう。

 

 

 

場所はまた変わり、今度は1人の青年がアルカ・ノイズと激闘を繰り広げていた。

 

「…ッ!こんな奴等がデュエルできると思うかよ‼︎」

 

そう言いながら愚痴を零すは神代凌牙と呼ばれた青年だった。

彼はカードゲームの魁と呼ばれる作品『遊戯王』のシリーズに登場するカードバトラー。作品内では総称して『決闘者(デュエリスト)』と呼ばれる人材の1人。

彼が使うのは主に「シャーク」と名のついたモンスターを筆頭に「水属性」のモンスターを主軸にしたカードの束…デッキを使用する。

 

尤も、この世界では遊戯王は世間では流行ってはいない。

それ故にカードバトルもあまり盛んではない。

 

「…まさか…」

 

そう言うとシャークはデュエルディスクと呼ばれるカードを置く為の装置にカードを装填した。

 

「俺は…って、相手が異形だと言う必要も無いか。

『ビック・ジョーズ』と『スカル・クラーケン』を召喚!」

 

そう言うとシャークの目の前で2体のモンスターが呼び出された。

此処で遊戯王を知っているものは批判をするだろう。

 

普通、遊戯王ではモンスターを召喚する事は可能だ。

だが、()()()2()()()()()()()()()()()()()()()()()()()は不可能なのである。

これはルールの基本中の基本でもある。

但し、例外として「特殊召喚」に分類する召喚はそれを除く。

そして、魔法「二重召喚(デュアルサモン)」等、一度に呼び出せるモンスターの数を増やす効果があるカード以外では基本的に1回のターンに付き、1度しか通常の召喚方法は出来ないのである。

では何故、凌牙はそれが出来たのか?

 

それはこの世界ではモンスターという概念が存在するが、幾重にも召喚されてきた故に、召喚時の拘束が解けている事が原因である。

ほら、ノイズさんを呼び出したり、アルカ・ノイズを発生した際なんて、一体で出てくる?答えはNO。大量に出てくるよね?

これと全く原理が一緒になってしまっているのである。

なんともご都合主義な効果である。

真面目にやれと言いたくなる…。

 

「俺はレベル3のビック・ジョーズとスカル・クラーケンでオーバーレイ‼︎

2体のモンスターでオーバーレイネットワークを構築!

エクシーズ召喚‼︎」

 

そう言うと2体のモンスターがフィールドに現れたサークルに入ると衝撃が走った。

 

「漆黒の闇より出でし赤き槍!『ブラック・レイ・ランサー』!」

 

そう言うとシャークの後方に黒い身体をした赤い槍を携えたモンスターが現れた。

それは凌牙のエースモンスターの一角、《ブラック・レイ・ランサー》だった。

するとアルカ・ノイズは凌牙に向かって攻撃する!対消滅が狙いの様だ!…だが!

 

「ブラック・レイ・ランサーの効果!

1ターンに1度、このカードのO R U(オーバーレイユニット)を1つ取り除き、

フィールド上に表側表示で存在するモンスター1体を選択して発動できる。

選択したモンスターの効果をエンドフェイズ時まで無効にする!

《パラライズ・ランス》!」

 

そう言うとアルカ・ノイズは対消滅ができなくなった!

それに気づいたノイズ達はたじろいだ。

凌牙は更に猛攻を加える。

 

「俺はレベル5の『イーグル・シャーク』を召喚!このカードはリリースなしでも召喚できる。

更に俺は、場に『イーグル・シャーク』が居る事でこのカードを特殊召喚できる!

来い!『パンサー・シャーク』!」

 

そう言うと凌牙は更に2体のモンスターを続けて召喚した。

すると凌牙は告げる…!

 

「レベル5の『イーグル・シャーク』と『パンサー・シャーク』をオーバーレイ!

2体のモンスターをオーバーレイネットワークに構築!

エクシーズ召喚!」

「現れよ!No.73!『激瀧神(げきろうしん)アビス・スプラッシュ』!」

 

そして現れたのはまるで海の神・ポセイドンを彷彿とさせるモンスターがその場に現れた。

それでもノイズ達が攻めてくる!

それを見た凌牙は

「ブラック・レイ・ランサーの効果!《パラライズ・ランス》!」

と告げると、前に召喚されたモンスターの効果を使い、再び彼らの特殊効果を封じた。

更に追い討ちをかける!

 

「更に俺はアビス・スプラッシュの効果を発動!

1ターンに1度、このカードのORUを1つ取り除いて発動できる。

このカードの攻撃力は、相手のエンドフェイズ時まで倍になる。

但し発動したこのカードが相手ライフに与える戦闘ダメージは半分になる。

この効果は相手ターンでも発動できる」

 

するとモンスターからオーラが驚異的に増すのを感じ、怯み始めるノイズ。

 

「俺は手札から魔法(マジック)カード『サルベージ』を発動!

墓地に存在する『攻撃力1500以下の水属性モンスター2体』を選択し、手札に加える。俺が加えるのは『イーグル・シャーク』と『スカル・クラーケン』!」

 

そう言うと先程消費されて消えたモンスターが手札に戻る。

すると凌牙は戻ってきた『イーグル・シャーク』を場に呼ぶ。

更なる追い討ちをかける!

 

「俺は2体目の『ビック・ジョーズ』を召喚し、更に『セイバー・シャーク』を召喚!セイバー・シャークはメインフェイズに魚族モンスター一体を選択する事で対象のレベルを1つ増減する効果を持つ!

更にこの効果は1ターンに2回まで使用できる!

俺が対象にするのは『イーグル・シャーク』と『ビック・ジョーズ』!

『イーグル・シャーク』をレベルを1つ減らし、

『ビック・ジョーズ』はレベルを1つ増やす!」

 

そう言うと2体のモンスターのレベルが前者は減り、後者は増えた。

そしてこの場にはレベル4のモンスターが3体揃った…!

 

「俺はレベル4の『イーグル・シャーク』『ビック・ジョーズ』『セイバー・シャーク』をオーバーレイ!

三体のモンスターでオーバーレイネットワークを構築!

エクシーズ召喚!

来い!俺の中の復讐の化身!『No.32 海咬龍(かいこうりゅう)シャーク・ドレイク』!」

 

そして現れたのは赤黒い体表をしたヒレを持つ悍ましいモンスター…

《No.32 海咬龍(かいこうりゅう)シャーク・ドレイク》だった。

 

「3体のモンスター達でダイレクトアタック!

《ブラック・スピア》!

《ファイナル・フォール》!

《デプス・バイト》‼︎」

 

そう言うと3体のモンスター達で周りにいたアルカ・ノイズ達は一掃され、勝利を収めた。

凌牙のモンスター達が消えたと同時に凌牙は両膝を地につけ、息切れを起こした。

いつもとは勝手が違う戦い方に身体が追いついていなかった様だ。

 

「はぁ…はぁ…はぁ…

やはり、本来のデュエルとは違う為か。

…かなり疲れやがる…」

 

そう言いつつも、凌牙は左脚を引きずりながらも目的の場所へと移動を再開する。

彼の周りにはアルカ・ノイズの残骸を残して。

 

 

 

一方、別の場所ではマスター・アジアこと東方不敗がノイズを相手に素手で攻撃していた。

 

「ふっ!これ程の敵に、遅れは取らん!」

 

そう言いながら、東方不敗は四面楚歌を数多の敵で覆い尽くされた中でも素手で立ち向かう。

だが、徐々に息切れが発生していた。

東方不敗も英雄とはいえ人故に歳をとる。

その所為か、身体が徐々に悲鳴をあげていた。

 

「はぁ…はぁ…

まだ儂は負けん!かぁぁぁぁっ‼︎」

 

そう言うと東方不敗の後ろから黒いロボットが出現した。

それのロボットの内部に入る東方不敗。

それは彼自身の専用のロボ…マスターガンダムでもあった。

 

「"流派・東方不敗"は王者の風よ。

全新、系裂、天破侠乱。

見よ、東方は赤く燃えているッ!」

 

そう言うと東方不敗が乗り込んだマスターガンダムはノイズを相手に疾風怒濤の攻撃を与えていく。

 

するとそこにマスターガンダムと同サイズのアルカ・ノイズが出現した。周りには他のノイズは居ない。どうやら最後の一体の様だ。

それを見た東方不敗はそのノイズに向かって蹴りを放つ!

 

「儂を甘く見るでない!」

 

そう言うと彼はマスターガンダムを操作し、機体の掌を前面に突き出し、大きく円を描くように動かしながら梵字を出現させ、そこから気で使用者の小型の分身を多数作り出し、対象に攻撃を仕掛けた!

 

"十二王方牌大車併"

 

彼の代表技の一つだ。

そう言うと今度は遠くまで吹き飛んだノイズを彼…マスター・アジアが得意とする布を用いた攻撃方法を、布状のビームを用いて再現した技 "マスタークロス"がノイズを絡め、そのままマスターガンダムの元へと引っ張った!

 

すると怒涛の格闘攻撃がノイズを襲う!

 

「"流派・東方不敗"は王者の風!

儂の一撃…とくと見よ!」

 

そう言うと東方不敗は右手を手刀にし、ノイズ目掛けて突き刺し、そして掌底を放った!

マスターガンダムの代表技…

 

"ダークネスフィンガー"

 

その技が決まった瞬間である。

するとノイズはその威力に爆発し、四散した。

 

最後の一体を倒したマスターガンダムは姿を消し、代わりに東方不敗が現れたが、片膝を地に付けてしまう…

 

「はぁ…はぁ…まだまだ修行が足りんという事か。

じゃが、儂はまだ若僧には負けん!」

 

そういうと、傷付きながらも胸を張って一歩一歩へと前へと進んでいった。

 

 

ーーーーーー

場所は戻ってチフォージュ・シャトーを背に、霊風達がライジンと対峙していた。

 

「さて…お前達にも教えてやろう…」

 

そう言うとライジンの手からバチバチと電撃が纏わりつく!

 

「お前達に俺の電撃を受けきる覚悟はできたか?」

 

そう言うとライジンの周りには数多のカードが出現した。

そしてよく見るとそのカードのイラストに描かれている英雄達は皆…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

雷を使いこなせる輩ばかりだった。

それを見た霊風は鼻で笑った。

 

 

「上等だ!相手してやるよ!」

 

そう威勢よく言うとそれに呼応したのか、未来を残した装者達と導師達が得物を構えた。

 

「俺の電撃…その目に焼き付けろ」




次回

黎明の雷

次回はライジンが雷属性を多く使うキャラへの変身回。


感想、お願いします。
今回は遊戯王のルールである『1ターンに1度のみ通常召喚が出来る』と言う項目以外は基本的にカードテキスト通りに行く様にしました。
なので、遊戯王ファンの皆様、どうか今回のご都合主義すぎる展開に目を瞑って頂ければ…って、無理デスヨネ〜…トホホ。

あ、アンケートなんですが…
ペルソナ5の項目はペルソナ5Rのも含めたかったのですが、諸事情で入れられなかった事をこの場を持ってお詫びします。
それを踏まえた上でアンケートをお願いします。

第2弾。ゲーム版です。以下の中から選んで下さい。1位の作品とのコラボ回を作ります。 尚、一部ですが、略称名で入っているので注意下さい

  • ペルソナ5(2016)
  • ゼノブレイド2(2017)
  • アズール・レーン(2017)
  • アリス・ギア・アイギス(2018)
  • リリスパ リリフレ(2019)
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