戦姫絶唱シンフォギア〜とある戦士の物語〜   作:かもめカメ

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それは…明け方を指す。
それは奇しくも黎明と同じ意味を持つ。
雷と炎の戦い…決着!


♪52 暁の炎

「何故だ!何故そこまで立ち上がる⁈」

 

そう言いながらライジンは驚愕する。

あれだけ痛めつけられ、瀕死になったと言うのに、憑友が立ち上がり、響と未来を守ったから。

もう既にボロボロの憑友の肉体。現に、身体のあちこちから生傷が丸見えで、上着はもはやその存在価値すら無いに等しくなっていた。

それでも憑友は立ち上がったのだ…!

驚かない方がおかしいのである。

 

「そんなもの…決まってる…!」

 

そう言うと憑友は意地と根性と気力でなんとカードを持って変身した!

 

ーライド!フォーム、オレ!

英雄の魂!俺に宿れ‼︎ー

 

「俺はあんたを…ライジンを…

 

黎雷兄さんを助けたいから!」

 

憑友の心の叫びが周りに木霊する。

ただそれだけの為に立ち上がり、変身し、自分の前に立ちはだかるのだから。

こう言う奴は好きになり易いが、同時に嫌われ易い。

 

「俺をまだ兄と言うのか‼︎

俺はお前の兄じゃ…

 

 

兄だ!

 

 

っ⁉︎」

 

「例えどんなになろうとも…

俺の兄は黎雷兄さん…あんただけだ!

否定しようが構うものか!

俺は連れて帰る!

あの地に!あの家に!あの家族の元に!

あんたを引き摺ってでも…

俺が完全に死んでも無理やり連れて帰る!」

 

そう言うと憑友の身体から炎が飛び交い、みるみるとその身の肉体を炎で治していくではないか!

その光景にライジンは驚かされた…!

 

「(それは…俺と異なる属性で全く同じ能力なのか⁉︎)」

 

属性治癒《エレメントヒール》

 

文字通り、その身に宿りし長けし属性で回復する能力。

ライジンは「雷」の属性を使う事で治癒する事ができる。

そして憑友は「炎」の属性を使う事で治癒したのだ。

 

そうすると憑友はカードを取り出してアブソーバーに装填、そして変身した!

 

「変身!」

 

ーライド!フォーム、ライラ!

湖の巫女!炎の天族!ー

 

そう言うと炎のような煌やかな朱の装いを身に纏う女性の魂を宿した憑友が現れた。

そうすると憑友は身構えた。すると、足元に魔法陣が描き出した!

 

「"我が火は舞い踊る、紅蓮の業嵐!"」

 

「っ!しまった…!」

 

「"トルネードファイア"‼︎」

 

そう言うと憑友の周りを熱風の竜巻が現れ、ライジンは吸い寄せられると同時にダメージを受け、更に上空へと身体を持って行かされた…!

その光景を見ずに憑友はそこから更に追い討ちをかけた!

 

「"我が火は集いて命運たる日に散り逝く"!」

 

「連続だと⁈」

 

「"イグニートフォトン"‼︎」

 

そう言うとライジンが降り立つと同時に憑友を中心に爆発が起き、ライジンはそのまま吹き飛んだ!

それを見た憑友はすかさず懐まで入るやすかさずドライブボタンを叩いた!

 

ーライド・ライラ!フルドライブ‼︎ー

 

すると瞬時にライジンの懐に入った…!

 

「"舞うは灼炎"!

 

焔舞煉撃波!

 

 

必殺技が発動と同時にライジンはダメージを受けるが…!

ライジンはその瞬間に立て直し、雷を撃ち放つ…!

 

しかし、憑友はその雷撃よりも速く、違うカードを装填して、そしてレバーを引いていた!

それも、フィーネの力『FULL BURST IGNITION』を装填して…!

 

ーライド!フォーム、(まこと)

『FULL BURST IGNITION』!

無関、死気感、怠惰感ー

 

そして変身した憑友はすかさず携えていた剣で雷を斬り伏せた!

そして憑友は腰に巻いていたホルスターから拳銃を取り出し…

 

カチッ

 

なんと自分の頭に銃口を向けた!

 

「何をするつもりだ⁉︎」

 

「憑友!止めて‼︎」

 

ライジンが驚き、未来が制止しようと試みるも、憑友は止まらない…!

 

「死と隣り合わせ。

でも、その先にある狭間に希望はある…!

 

 

 

 

ペルソナ‼︎」

 

そう言うと憑友はトリガーを引いた!

 

"我は汝……汝は我……

我は汝の心の海より出でし者……

幽玄の奏者〈オルフェウス〉なり"

 

そして現れたのは竪琴を背中に携え、頭以外がブリキになっている存在だった。

ライジンが悠の時に見せた〈イザナギ〉と同じ存在…ペルソナだ。

だが、このオルフェウスと呼ばれたペルソナ…

原作では雷と闇の攻撃に弱かった。

そう…言うならば弱点であった。

そしてライジンの主属性は雷。相性最悪である。

 

「そいつは(悠から聞いて分析済みだ…)雷の攻撃には苦手だ!」

 

そう言うと憑友に向けて雷を放ち、その攻撃は憑友にクリーンヒットした。

 

だが、そこにいた憑友は雷により衣服が埃を被り、それを払いのけていた。

 

「何故だ⁉︎」

 

戸惑うライジン。だが、憑友はオルフェウスに向けて指を指した。

ライジンはそれにつられオルフェウスを目視する。

そこには()()オルフェウスがいた。

 

「赤い色は強さの証にして、改訂の証。

ふざけてるけど、こいつの名称は〈オルフェウス・改〉だ。

こいつの性能で特に目立つのは…

 

『全属性耐性』」

 

「⁈全属性耐性だと⁈」

 

「とどのつまり、全ての属性に対してこいつは急所か会心の一撃以外ではダウンを取れない…!」

 

そう言うと憑友は拳銃をまた頭に付けてトリガー引いた!

発射音と共に何かが割れる音がすると憑友の背後からオルフェウス・改が現れ、そのまま

 

灼熱の炎"ラグナロク" を放った!

それを皮切りに、

凍てつく冷気"ニブルヘイム",

 

唸り狂う暴風"万物流転",

 

轟き響く雷撃"真理の雷"

 

と連続でペルソナの高威力属性魔法をライジンに撃ち放つ!

だが、ライジンは黒い天使…堕天使の翼と悪魔の翼を用いて華麗に回避しつつ、その攻撃を相殺し続ける…!

それを憑友は見逃さなかった…!

 

ーライド・理!フルドライブ!ー

 

そう言うと拳銃をまた頭に銃口を向けて、射った。

だが、その反動力は先程の比では無かった。

そして現れたのはオルフェウス・改では無く、

 

白き身体・数多の翼を広げし天使…〈ルシフェル〉と、

青黒い体・数多の腕を生やした悪魔…〈サタン〉。

 

この2つの対極せし力が爆発する…!

 

「"ミックスレイド"!…

 

 

 

 

 

 

 

ハルマゲドン

 

そう言うと同時にライジンを中心にまるで宇宙創生…ビックバンの様な大爆発が起きた。そしてその余波で周りにあった建物の窓ガラスが全て割れた!

 

その威力は途轍も無く、とあるエレベーターガールからは「容量・用法をよく守ってお使い下さい」とまさかの薬用扱いを受ける程…。

だが、その意味も今となっては充分に分かるものである。

これ程の威力を出すのだから、流石のライジンも一溜まりも…

 

ガシャンッ!

 

「…っ!はぁ…はぁ…。

なんてバカ魔法だ…!

地球にクレーター(ニキビ)を作るつもりか!」

 

なんとまさかの耐えていた⁉︎

一体どうしてなのか⁉︎

それは次の一言で全て納得する…!

 

「大丈夫か、朱乃さん」

 

『ええ。貴方がVolchargeを貯めていたおかげですわ』

 

Volcharge.

前回にてライジンが呟いていた言葉。それが重要だった…!

 

これは一種のスキルの様なもの。

効果は…

 

貯めた回数(通称 ストック)×10%だけ相手からのオーバーキルダメージを軽減する。

更に貯めた回数だけその軽減量は高くなる。

但し、自身が英雄の魂を宿していないと自動発動できず、

ストックも英雄達にならなければ加算されない。

 

とどのつまり、このスキルにより、相手からオーバーキル…要するに即死クラスの攻撃を受けてもある程度のダメージを軽減し、しかも、その回数だけ軽減できるという事である。

おまけに回数分に比例して軽減量も増加していたのだから、あれ程の高火力を防ぎきれたのだ。

しかし、回数に影響し易いのは否めない。

先程、一回使用したので、次に来る技を受けるダメージを軽減する際は軽減量が減少した状態で受けるのである。

分かりやすく表すと…

 

10回貯めた場合

 

一回受けた

→10(回数)×10(%←軽減量)=100%軽減→回数-1

 

2回受けた

→10×10→回数-1

→9×10=90→回数-1

 

という感じで貯めた分だけ軽減率と受けきれる回数を増加するが、

逆にダメージを受け続けた分だけ受けきれる回数と軽減率が低減すると言う事である。

 

 

「なんて奴だ…!」

 

ーライド!フォーム、サンジ!〔J star's!〕

海賊コック!バーニングレッグ!ー

 

「何⁈」

 

なんと自分の預かり知らぬ所でまた憑友は変身した。

そこには金髪くるくる眉の黒スーツ姿の男の魂を宿した憑友がそこにいた。

海賊王を目指す麦わらの男の仲間にして、海賊団のコック。

そして蹴りに長けたレディーファーストの騎士道精神を持つ男…

 

ヴィンスモーク・サンジ。

又の名を…【黒足】のサンジ。

『ONE PIECE』に出てくる海賊兼コックである。

 

『英雄の方は女の子だから、蹴りたくは無いんだがな』

 

と言うと幻影の様に現れ、そう呟きながらタバコを咥えて火を付けるサンジ。

確かに、相手の英雄は姫島朱乃。

種族は異なれど歴とした女性である。

騎士道精神の心得を持つサンジにとっては性別の時点で非常に相性が悪い。

彼は女性には手を出すのは禁じ手にしているのだから。

…禁じ手と言うより禁じ足になるのか?この場合…。

 

「だからと言って、手加減したら、兄さんを助けられない!

此処は我慢してもらいます」

 

そう端的に且つ冷徹に話す憑友。

それを聞いたサンジはうんざりとしながらその身を引っ込んだ。

自分の力を使って良い代わりに俺を終わらせるまで出すなと言う意思表示でもあった。

 

そう言うと憑友は凄まじい跳躍力でライジンに一気に詰め寄る!

 

ライジンはそのまま上空へと飛翔する!

 

だが、それを憑友は予期していたのか、その跳躍力でライジンの元へと跳んだ!

 

だが、それでも翼を生やしたライジンが上手…

跳躍力でさえ届かない場所へと飛翔した。

しかし、憑友はサンジに変身してても勝てる見込みがあった。それは…

 

「"空中歩行(スカイウォーク)"!」

 

そう言うとなんと空中で足を跳ね上げ、なんと空中で駆け上がるかのように空を跳んだでは無いか!

 

「何ィィィィ⁉︎」

『あらあら。逃げ場が無くなりましたね』

 

「空を跳んだーー⁉︎」

「跳んだと言うより…登って行ってるよね…?」

 

その憑友の行動に見ていたライジンと響は驚き、朱乃はおっとりしながら危機的状況を平然と言い、未来は何気にツッコミを入れた…

 

そしてその高度はライジンを超えた!

 

ーライド・サンジ!フルドライブ!ー

 

そう言うと憑友は赤く燃える…!

すると彼の足が紅く染まった…!

まるで鉄を熱して、液体にした時の色の様に。

 

悪魔風脚(ディアブルジャンブ)

 

 

一級挽き肉(プルミエール・アッシ)‼︎

 

そう言うと空中からの怒涛の連続蹴りを相手の頭上から思い切り蹴りつける…!

ライジンはそのまま腕を交差させてガードに徹した。

だが、最後の1発の蹴りがヒットし、そのまま地上へと落下し…

不時着と同時にクレーターが出来上がった!

 

だが、それでもライジンはなんとか立ち上がる…だが。

 

「ちっ!さっきの攻撃で片翼がやられた…」

『暫くは飛べませんわね』

 

そう言うとライジンは翼を閉じ、そして消した。

そうしていると空中から降りて来た憑友は別のカードを取り出した。

すると憑友の隣から小麦色の褐色肌の少女が姿を現した。

 

「次だ」

 

(あたし)の出番か?』

 

「お願いします。焔さん!」

 

『任せろ!』

 

そう言うとカードを装填し、そして変身した。

 

ーライド!フォーム、焔!

閃乱!抜忍!忍転身!ー

 

するとそこには黒い制服の上に灰色パーカーを、さらにその上に黒マントを重ね着した憑友がそこにいた。そして何よりも目を奪われたのは、背中に携えていた7本の刀が目に付いた。

1つ赤い刀鞘があり、その他の6本は黒の刀鞘に収められていた。

そうすると憑友は背中にある黒の6本を同時に抜いた!

そして構えた。その構え方は【奥州筆頭 伊達政宗】を連想させる。

 

「!そいつも筆頭と同じ流派か⁉︎」

 

「一緒にするんじゃねぇ‼︎」

 

そう憑友が言うと片手三刃の六爪流を振り回す。するとそこから紅蓮を彷彿とさせる火焔がライジンを襲った!

 

「やり方が同じ…なのに属性が違うだと⁈」

 

そう言いながら、ライジンは所持していた杖『ライトニングスタッフ』で焔に扮する憑友の連撃を耐え抜く…!

 

【紅蓮隊リーダー 焔】

『閃乱カグラ』と呼ばれるJKくノ一達の活躍を描く爆乳ハイパーバトルアニメにて登場するキャラの1人にして、主人公 飛鳥のライバル。

その攻撃方法は政宗と同じ六本の刀を使った荒々しい戦闘スタイルを得意としている。

そして彼女の得意としている属性は『炎』。

政宗にとっては好敵手(ライバル)と同じ属性にして、

変身者である憑友にとって得意な属性でもあった。

 

そう言うと憑友は様々な技でライジンを押し攻めていく!

そして斬り上げると同時に杖を上空に吹き飛ばした刹那…!

 

ーライド・焔!フルドライブ‼︎ー

 

「秘伝忍法!

 

(さきがけ)ーー‼︎

 

そう言うと憑友はライジンの周りを直線状に突撃して斬りつけ、瞬間移動して連続で繰り出した!

焔の得意な必殺技もとい秘伝忍法「魁」である。

 

その攻撃を受けたライジンの衣服はズタボロになった…!

 

「ちっ!だがまだストックはある…!」

 

そう言うとライジンは手放した杖を電磁力で即座に手元に戻すや、雷撃を飛ばしてくる!

だが、憑友はその攻撃を片手で防ぎつつ、片方の手から別のカードを取り出して、そして物陰に隠れた瞬間にまた変身した!

 

ーライド!フォーム、ベル!

ファイアボルト!ラビット・フット!ー

 

そう言うと今度は白髪で黒と銀の装備を身に付けた短剣使いの少年の魂を憑友は宿した。

 

英雄願望(アルゴノゥト) ベル・クラネル】

『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか』の主人公。

彼の住む場所 迷宮都市「オラリオ」を活動拠点にする冒険者。

"炉の女神 ヘスティア"を主神としており、彼女の眷属(ファミリア)の1番目に属する者。

そして…『成長速度』が他の英雄達をも寄せ付け無い…!

 

「うぉぉぉ!」

 

そう言うとベルに扮した憑友は彼の愛剣であり、彼の主神の名を冠する短剣「ヘスティア・ナイフ」を用いて特攻を仕掛ける!

 

だが、それを黙って見過ごすライジンでは無い。

ライジンはスタッフを使ってサークルを描くとそこから数多の電撃が矢となりて、憑友に襲いかかった!

 

しかし、その攻撃を憑友はキリトから教わった能力の1つ 破壊(ブラスト)を用いて、自分に当たる攻撃だけを短剣で斬り落とし、避けられる攻撃はベルの俊敏性の高さも相まって、軽々と躱していく!

 

そしてライジンの懐へと入ったと同時に、ライジンも杖の先端を刃の形に雷を形成し、槍として攻撃を仕掛けるが、その攻撃をナイフで受け止め、更にはお返しとばかりにカウンターを決めていく。

その攻撃がかなり強く、そしてその攻撃がヒットする度に憑友の動きが速くなっていた…!

 

「(この速さ…成長速度が速い‼︎

この速さは異常過ぎる!)」

 

ライジンの心がそう叫ぶ。

ベルは特殊な能力もといスキルが存在する故にこのスピードが生み出されていた。

 

憧憬一途(リアリス・フレーゼ)

ベルが憧れている人を憧憬として発現させたスキル。

その効果は…成長速度の促進。

とどのつまり、成長するスピードが桁外れになる事を言う。

 

ゲームで例えると、レベルアップに必要な経験値の量が少なくなり、パワーアップし易くなるもの。

そんなのがあれば最早チートクラスにやばいのである。

他の人達よりも先に成長し、そして即戦力になる様なものなのである。

それと全く同じ能力がこのベルの憧憬一途(リアリス・フレーゼ)である。

 

そしてその成長スピードの速さに、ライジンは遂には防戦一方になってしまう。

だが、相手の隙を見せたと同時に雷撃を飛ばした!

 

「"アンペア・ウェーブ"‼︎」

 

電流を衝撃波の様に飛ばす技を放つライジン。

すると憑友は右手を前に出し、左手で右手首を掴み、固定すると

 

「"ファイアボルト"‼︎」

 

すると憑友の右手から炎が発射され、その攻撃が相殺された!

ベルの得意とする火属性の無詠唱速攻魔法

「ファイアボルト」が炸裂する!

 

「無詠唱で速攻だと⁈」

 

「すぅ〜…はぁ〜…」

 

すると憑友は深呼吸をすると、憑友の身体が淡く光り輝く…!

そして光が最大限に達した瞬間!

 

ーライド・ベル!フルドライブ‼︎ー

 

英雄願望(アルゴノゥト)

 

 

 

 

ファイアボルト‼︎

 

そう言うと右手から先程の無詠唱速攻魔法を発動した!だが、その威力や大きさは桁外れだった!

その攻撃がライジンにヒットし、ライジンは大きく吹き飛ばされた!

 

ベルのスキルの1つ『英雄願望(アルゴノゥト)

チャージを用いて次に放つ攻撃や魔法の威力を増幅させる。

俗に言う「会心の一撃」を内包したスキルである。

自らが『英雄』になろうとも英雄に憧れ続けたベルだからこそ発現したスキルである。

 

その攻撃を受けたライジン。

それと同時にキャロルを閉じ込めていた雷の檻からイナズマが途切れ途切れになってきていた。

場所は再び戦場へ。

ライジンは吹き飛ばされたものの、何とか空中で受け身を取り、そしてそのまま地面に激突するも此方も受け身で何とか最小限の被害だけで済んだ。

 

「うぉぉぉ!」

 

すると憑友がその俊敏性を活かして駆け抜けて来た!

それと同時に憑友は走りながら次のカードを装填し、レバーを引いた!

 

 

ーライド!フォーム、ろくろ!〔J star's!〕

ケガレを祓うし!陰陽師!ー

 

すると憑友の姿が黒い外套を羽織った青年の魂になり、そのまま左の拳でライジンを殴った!

 

「くっ!…だが、そんな程度で

『ぐぅ…!』

⁉︎朱乃さん⁈」

 

殴られたライジン自身には大したダメージは無かったが、宿しているパートナー英雄である朱乃が苦しみを訴えた。

 

『物理的なダメージはそこまで無いのですけど…

何故こんなに痛むの…』

「どう言う事だ…」

 

朱乃の苦しみから察するに物理的なダメージはそこまで無かった。だが、それとは別の力が朱乃を襲って今に至る。

その理由は憑友の次の行動でそれが分かる事となった…

 

 

憑友は右腰に付いてるポーチホルダーから何かを取り出した。

それは紙…いや、何か刻まれていた。

そしてそれを見た朱乃は見覚えがあった。

 

『それは…護符⁈』

「⁉︎まさか…

変身元は陰陽師か!」

 

そう言うと憑友は右腕を構え、その隣に護符を持った左手を翳す…!

 

「星装顕符!」

 

すると護符に刻まれた呪術が右腕を通過すると、憑友の右腕が変化し、悍ましい姿へと変貌を遂げた!

そしてライジンに向けてその右腕でまた殴った!

そしてそれと同時にまた変身者であるライジンは少しだけ傷が付いたが、朱乃の方が先程よりも大きなダメージを受けてしまった。

 

『間違いありませんわ。陰陽師の"祓う力"が悪魔に転生している私にも影響を受けてますわ』

「チッ!厄介事この上ない!」

 

そうライジンが呟いていると同時に憑友は行動を移す…!

 

陰陽師は

陰陽道と呼ばれる呪術又は学問を駆使し、様々な現象を検証することを専門とする学者と占い師をミックスしたような国家公務員である。

だが、それが分かりやすい方法として霊能力だとか、超能力だとかを連想する傾向へと変わったのである…

人間の娯楽物(アニメ・ゲーム・特撮)によって。

ろくろが活躍する作品は『双星の陰陽師』

マンガ作品であり、アニメ化した陰陽師の作品の1つである。

悪しきものを清め祓う力は悪魔を浄化するのにも影響してると言っても過言ではない。

そして朱乃は天より堕ちし者の力と悪魔の力双方を持つ。

故に攻撃自体にかなりのダメージを食らっていたのである。

 

そうしていると憑友は理からサンジの際に排出したフィーネのカードを再び取り出し、再装填と同時にレバーを引いた。

 

ーライド!フォーム、ろくろ!〔J star's!〕

『FULL BURST IGNITEION』!

ケガレを祓うし!陰陽師!ー

 

すると憑友は再び護符を取り出した。だが、それは赤い護符だった…!

 

「星装顕符《焔》!」

 

そう言うと護符の呪術が再び右腕を通過すると、今度は形が変化し、更に焔が噴き上げ、その右拳を地面に叩きつける!

 

「重奏陰陽術式

星方舞装(アストラルディザスター)』!」

 

そう言うと憑友は周りに散らばっていた石飛礫達を腕を使って上へ飛ばすと、護符を取り出し、それを石に向かって投げると石に呪術の加護が付与された。

そしてそのままライジンに向かって狙いを定める…!

 

「裂空魔弾!」

 

そう言うと石達が意思を持ち始めたのか、ライジンに向かって弾丸のように飛んできたのだ!

ライジンはその攻撃を杖を回転させて攻撃を防いで行く…!

 

だが、いつまで経っても止まない石の雨…

そしてふと思い出したのか、ライジンは防御の隙をつき、回避に成功すると憑友を見渡すが既に立っていた場所にはいなかった!

 

それもその筈…

 

ーライド・ろくろ!フルドライブ‼︎ー

 

『!後ろ‼︎』

 

「っ‼︎」

 

憑友は既に背後に陣取っていたのだ。

ライジンが振り向いたと同時に陰陽道を司る印の1つ。

五行印 が描かれる…!

それと同時に憑友は右腕をライジンに向けて撃ち放つ!

 

流星拳(メテオスマッシュ)‼︎

 

そう言うと右腕から極大の呪力を宿した光線を放射し、ライジンは杖を回して耐えようとするが、パワーが違い、堪らず逸らす事で何とか避けた。と同時に、晒された光線はそのままビルへと激突。

砂煙が晴れそこには激突した先が何も無いビルが出てきた。

それを目視したライジンは目を見開いた。

 

「消し去る威力だと⁈」

『!気を付けて!凄まじ過ぎる力を宿そうとしてる!』

 

そう言われ、ライジンは三たび憑友に視線を戻すと、憑友は違うカードを取り出した。そこに描かれていたのは…

 

赤い帽子に青のオーバーオールがトレードカラーのあの方だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーライド!フォーム、マリオ!〔LEGEND!〕

任天堂!配管工‼︎ー

 

 

そう言うと憑友の頭にマリオの帽子が被せられ、青のオーバーオールを着た憑友が現れた。

 

マリオ

任天堂が誇るキャラにして、ゲームキャラに於いて知らない者はいない。

まさに生きる伝説。

お姫様を助けて魔王を倒したり、カートに乗って爆走したり、お医者さんになったり、スポーツ万能なのでオリンピックにまでお邪魔したり、様々な人達を相手にバトルしたりとなんでもこなすオールラウンダー。

 

すると憑友はダッシュで近づいていく!ライジンはそれを待ったと言わんばかりに電撃を飛ばして行く!

だが、憑友は手から火の玉を放ち、それを相殺して行く!

得意技の"ファイアボール"だ!

更に最後にやってきた電撃に対しては何処から取り出していつの間にか羽織っていたマントでひらりと払うとその電撃の攻撃がライジンの方へと向きを変えたのだ…!

スーパーマントの性能は伊達では無い。

 

「っ!

自分の攻撃が自分に跳ね返るなんて…!」

 

そう感じていると、憑友はドライブボタンを叩いていた!

 

ーライド・マリオ!フルドライブ‼︎ー

 

マリオ…ファイナァァァル‼︎

 

そう言うと両手から火炎が上下左右に螺旋を描くかのように放射され、ライジンはガードするも、その攻撃には「ガード不可」の効果を持っていた。

故に大ダメージを受けてしまった。

 

だが、ここに来て憑友の方も疲弊が生じ始めた。

だが、憑友はまだ闘い続ける…

ライジンを…いや、黎雷を帰るべき場所に帰す為に。

そう言うと憑友はカードを取り出し、もはや何回やったのだろうか、再装填し、レバーを引いた。

 

 

ーライド!フォーム、ツナ!〔J star's!〕

死ぬ気の(フィアンマ)!ボンゴレ・マフィア!ー

 

 

すると憑友の頭からオレンジ色の火が燃え始め、

瞳の色が赤からオレンジに変わり、手には大きな炎を灯したグローブがはめられていた。

 

家庭教師(かてきょー)ヒットマン REBORN』の主人公にして、

ダメダメな少年・沢田綱吉。通称ダメツナ。

そんな彼が大切な仲間を守る為、その身を奮い立たせ、

死ぬ気で敵の前に立ち向かう姿…通称ハイパーツナ。

その姿に憑友はなっていた。

 

そう言うと憑友は手を下に向けるとそこからジェット噴射の様に火が噴き放ち、その反動で憑友は空を飛んだ!

 

「朱乃さん!」

『今なら行けますわ!』

 

そう言うとライジンは先程まで使え物にならなくなっていた非対称の両翼を展開して、空を飛翔する!

どうやら使えなかった翼を治癒し、そして完治させた様だ。

 

そう言うとライジンは電撃を飛ばし始める!

しかし今度は憑友がその攻撃を尽く避けまくっていく…!

 

「(ならば追尾(ホーミング)だ!)」

 

そう言うと先程と同じ攻撃を放つ。

勿論、それを避ける憑友だが、何かの気配を感じたのか振り返ると避けた筈の雷が軌道を変えて追いかけて来たのだ。

追尾機能が付いた雷…ホーミングボルトが憑友を襲う…!

が、憑友は腰に携えていた箱を取り出し、右手中指に嵌められていたツナの所持品である指輪を嵌めて、呟いた。

 

天空ライオンVer.V(レオネ・ディ・チェーリバージョンボンゴレ)

 

ナッツ。防御形態(モード・ディフェーザ)

 

I世のマント(マンテッロ・ディ・ボンゴレ・プリーモ)

ドガァァァッ!

 

そう呟き終わると同時に雷が襲い掛かった。

それを見たライジンはやったのかと思い込む。

だが、煙が払らわれるとそこにはマントを羽織った憑友がそこにいた!

 

「マントで防いだだと⁈」

『いつの間に⁉︎』

 

そういうとマントが姿を変え、憑友の左肩に小さなライオンが代わりに現れた。

 

「ガウッ!」

 

「ツナさんのアニマル匣…レオネ・ディ・チェーリ。

天空ライオンの名は伊達では無いか。

ありがとう。ナッツ」

 

「ガウッ♪」

 

そう言うとナッツは憑友の頬をすりすりと擦り寄せる。

その光景を見ていた響が「見てよ!未来!ライオンだよ!可愛いよ!あれ、お家で買おうよ〜!」と言うと未来が、

「響のお世話で手一杯です。それにあのこはツナさんにとって大切なんだよ。我慢しなさい」と一蹴され、ショボーンとしている響がいたのは此処だけの話。

 

すると憑友はナッツを匣に戻すと、手を合わし始めた。

 

「俺はライジンを…黎雷兄さんを父さんと母さんに遭わせるまで…死ねない。

ツナさんの言葉をそのまま借りて言うなら…

 

 

 

 

死んでも…死にきれねぇ!」

 

そう言うと憑友はその体勢のままライジンに向かって特攻を仕掛けた!

それを迎え撃つライジン。だが、何かを察知したのか…

 

『!避けて‼︎』

「⁉︎」

 

そう言うと瞬時にライジンは軸をずらす!が、その特攻攻撃は片翼に被弾してしまった。

特攻を仕掛けた憑友はそのまま地上へと着地した。

 

「何をしたかったんだ…あいつは」

 

そう言う中で何かの音が聞こえた。

バキィンッ!ガキィンッ!と言う音が。

まるで氷が精製されているかのように。

 

『?…⁉︎翼が!』

「何?…ッ⁈」

 

なんと先程被弾した片翼が凍り始めたのだ!

ライジンはすぐ様に雷で削ろうとするが、それを上回る速さで氷が精製されていく…!

 

「ッ⁉︎間に合わない⁈…うわっ⁈」

 

そう言うと凍り付いた片翼が重力に引き寄せられるかのようにライジンが地面へと落下し始めた!

そしてそれをやった実行犯である憑友は呟いた。

 

零地点突破・初代(ファースト)エディション

 

ツナもとい綱吉が使う代表的な技の1つ「零地点突破」が発動した。

これは原作では正の力(炎、放出)を使って戦うが、零地点を越えることにより負の力(冷気、吸収)を使えるようにする技と記されている。

要は普段使っている力のベクトルを反転させそれを表現させたのが、この技なのである。

 

そんな中、ライジンはこのまま落ちれば翼がカチ割れてしまう危険性がある事を察したのか、両手に電気を帯び始める。

 

「"NとSは引き寄せあう。

天に掲げし力をNとし、地に近しものにSを付加せん。

Nの力を高めれば、必然にSはその力により引き寄せられん"」

 

そう呪文のように唱えると、凍った方の片翼に近い手が天に掲げている手の方に引き寄せられていく!それにあわせて、身体も体勢を変えていく。そして両手が近づいた瞬間…!

 

「そして同極にせん!マグネット・ワット!」

 

そう言うと今度は天に掲げていた手が入れ替わった。

と同時に地面に激突した。

そしてなんとか立ち上がるライジン。凍った片翼の方は無事だった。

先程の一瞬までに体勢を変えた事で片翼は無事だったようだ。

そんな最中、ライジンは周辺をキョロキョロと顔を動かす。そして何か見つけたのか、数歩分歩くと同時にドライブボタンを叩いた。

 

ーライド・ツナ!フルドライブ‼︎ー

 

そう言うと左手をライジンとは真逆の方向に向けて淡いオレンジの炎を噴き出す!

 

「?…何処に向けて…⁉︎」

 

ライジンが言い切ろうとするがその先の言葉は続かない。

何故なら、もう片方の手を見つめる憑友がそこにいた。

 

「"柔の炎で制御し、剛の炎で撃ち放つ…!"」

 

そう言うと見つめていた手をライジンに向けた。

そして告げる…!

 

 

 

 

 

 

 

X(イクス)バーナー

 

そう言うと特大の紅蓮の炎がライジンを襲った!

その攻撃で、先程凍らせられた片翼が溶けたのだが、それ以上の豪炎の放熱についには左膝が地についた。

 

ーライド!フォーム、甲児!〔LEGEND!〕

スーパー!ロボット!マジンガー…Z(ゼェッート‼︎)

 

だが、憑友はまだ立ち向かう。すると今度は鋼鉄の巨人型ロボットの姿に扮した憑友が登場した。

すると憑友は右腕を大きく動かした。そして遠心力を付けて…

 

 

「こいつの十八番!

 

ロケットパンチ‼︎」

 

そう言うとなんと憑友の右腕がまるでロボットの様にポカンと外れ、右腕がそのままライジンに激突した!

それを見た者達は『腕取れた〜⁉︎』と言っていたが、霊風がもし気絶していなければ普通に思っていただろう。

さて、脱線したので戻そう。

ロケットパンチを食らったライジンはその勢いにより、地面に倒れてしまった。

それでもまだ立ち上がった…!

すると憑友が今度は口元のガスマスクから風を吹き付けてきた。

だが、この風に違和感を感じたライジンは近くにあった瓦礫を盾にする。すると盾にした瓦礫が錆び始め、終いにはボロボロになり、砂となって使い物にならなくなった!

マジンガーZの技の1つ「ルストハリケーン」の仕業だ。

 

「強酸性でも程があるッ!」

 

ライジンはそう発するも、憑友は瞬時にドライブボタンを叩いた!

 

ーライド・甲児!フルドライブ!ー

 

そう言うと憑友は手を上に掲げ、そして大きくガッツポーズを構えて叫ぶ…!

 

 

ブレスト…ファイヤァァァー!

 

 

そう言うと胸部に備わった放熱版から放射熱線が放たれ、ライジンは完全ガードの体勢でその身を受けた。

 

放熱を受けたその身は真っ赤に焼け爛れる。

だが、それを払拭して、立ち上がる。だが、ライジンが無事でも…

 

『はぁ…はぁ…』

 

パートナー英雄である朱乃の方が限界に来ていた。

 

「黎雷兄さん…もうこれ以上は」

 

「黙れ!俺は朱乃さんの願いを叶える為…サモン博士の悲願の為に此処にいる!その願いを果たすまで此処で倒れるものか!」

 

「兄さん…」

 

憑友は黎雷=ライジンから発せられる決意・覚悟・勇気を前にして目を瞑り、そしてあるカードを持って、それを装填した。

 

「変身」

 

ーライド!フォーム、リアス!

真紅の姫!ルインプリンセス!ー

 

そしてそこに現れたのは、真紅の髪をたなびかせ、悪魔の翼を生やした憑友がそこにいた。

そしてその姿を見た朱乃は目を見開いた。

それは彼女がよく知る者だから。

 

『!…リアス…?』

 

そう呟くのが聞こえたのか、憑友の近くから英雄であり、朱乃にとってもかけがえのない存在の1人・リアスが現れた。

 

『久しぶりね、朱乃』

 

『貴方が何故…?』

 

『…朱乃。本当は私は貴方とは戦いたくない。一緒に一誠を探して欲しいくらいよ』

 

『それは私も同じですわ!ですが…

私は一誠君の事もそうですが、オカ研の皆とまた逢いたいんです!』

 

『朱乃…

その気持ちは私にも分かるわ。けど、貴方の行いを目にしたら、皆が喜ぶと思うの?』

 

『私はそれでも…この人のやるべき事をする為に動いているの!』

 

『「やるべき事?」』

 

2人の会話が熾烈を極める中、朱乃の言った言葉で疑問に感じる憑友。

先程のライジンにもやるべき事があると言っていたのを憑友は思い出す。

やるべき事とは…?キャロルを止める事と関係があるのだろうか?

 

『だから、私は彼を支えると決めたのですわ!』

 

『朱乃…。分かったわ。貴方のその覚悟に偽りは無い。

ならばこそ、私は貴方を止めて見せる!

私の信頼できる女王(クイーン)にして、背中を守れる親友として!』

 

その2人の会話が事切れると、憑友は悪魔の両翼を広げ、ライジンは悪魔と堕天使の双翼を広げて上空へと飛翔し、激しい魔法戦が始まる!

 

リアス扮する憑友が全てを滅す魔弾が撃ち放てば、朱乃に扮するライジンが雷の光線でそれを相殺していく。

 

激しい攻防は空気をも揺らぐ程の爆発が起き始める。

しかし、そんな中でも2人の英雄はあれでも手加減をしているだろう。

…全ては周りの者を巻き込ませない為に。

それは彼女達が心から好きになった相手の譲れないプライドでもある故。

 

しかし、そんな攻防なせいなのか…ライジンが高速飛行をやめ、立ち尽くした。

 

それを見た憑友も立ち止まる。

 

 

「これ以上は無意味だ…だから此処で終わらせる!」

 

そう言うとライジンは全身に力を溜め込み始める!

それを見た憑友は構えるが、それをリアスが待ったを掛けた。

するとリアスは憑友に先程の戦闘で得た事を話した。

 

『朱乃はあの子と出会って更に強くなった。

あの子が朱乃を信頼しているから出来る芸当。

だけど、私と貴方はそうじゃない』

 

「(つまり、あの2人の前で敗れる?)」

 

『そうね。

でも、貴方には尤も信頼している人がいるでしょ?』

 

「キリトさん?」

 

『目には目を、歯には歯を。

パートナーならパートナーで対処すれば良いわ。

その前に軽く牽制しましょう』

 

そう言うとリアスは憑友の身体を勝手に動かしてドライブボタンを叩いた!

どうやら必殺技で相手の動きを阻害する様だ。

まぁ、憑友はリアスに身体を勝手に動かされて吃驚しているが。

 

「⁉︎」

 

ーライド・リアス!フルドライブ!ー

 

『逸らすだけで良いわ。放って!』

 

消滅の魔星(イクスティングイッシュ・スター)

 

そうすると憑友は手の先から発生させた魔弾をライジンに向けて撃ち放った!

それも相手がギリギリ避けなければいけない範囲に。

それを察知した朱乃はライジンの身体を動かそうとするが…

 

『⁉︎』

 

「何⁈」

 

なんと微動だにせずそのまま溜め行動を続行していた!

そしてその攻撃をなんと電撃で軌道を逸らしたのだ!

そして逸らされた魔弾はそのまま憑友が軌道修正を加えてそのまま上空へと飛翔するやそのまま雲以外何も無い場所で爆発した。

だが、憑友はライジンの攻撃が最大限になる前に畳み掛けた!

彼の1番のパートナーの力と共に。

 

ーライド!フォーム、キリト!

黒剣・双閃・アメイジング!ー

 

キリトに扮した憑友と、

その間に溜めが最大になったライジンは同時にドライブボタンを叩いた!

 

ーライド・キリト!フルドライブ!ー

ーアンデッド・朱乃!フルドライブ!ー

 

「迸れ…!

雷光龍‼︎

 

そう言うと東洋の龍を模した意思を持つ魔法 「雷光龍」を最大限に発動させて、憑友に向けて放った!

対して憑友もキリトの必殺技をぶつける。

二刀流の剣に光が輝き始める…!

その色は今までよりも更に青白く輝きを増す!

 

 

ジ・イクリプス‼︎

 

雷光龍の攻撃が着弾する直前にソードスキルを発動し、そしてその魔法攻撃を前に連続斬撃を放つ。

そのヒット数…27回。

彼…キリトの十八番であるスターバースト・ストリームが16 ヒット技なのに、それを上回る連撃を放つこの技は二刀流最上位剣技としても取り扱われる。

更にキリトの能力《ブラスト》の一つ

魔法破壊(スペルブラスト)と相まって、その魔法は斬りつける度に弱化し、遂には打ち消した!

 

「!何っ⁉︎」

 

『決めろ!憑友‼︎』

 

キリトの指示が飛び交う…!

 

ーライド!フォーム、オレ!

ライド・オレ!フルドライブ!ー

 

通常形態に戻ると同時にドライブボタンを叩いた憑友の腕は真っ赤に燃え盛り、そしてその両手でライジンの鳩尾に拳を付け…放つ!

 

火焔崩し・超絶ノ極‼︎

 

 

その言葉と共に炎がライジンの身体を貫通。

そしてそのままライジンは地面へと真っ逆さまに落ちそして、地面と激突。

変身時に纏っている装いの防護能力のおかげで対してダメージが無いようだ。

しかし、ライジンの装いは強制解除された。

憑友がこの戦いを制した瞬間である。

 

ライジンは上空にいる憑友に目を向けた。

実はあの時のチャージの時に残っていたvolchargeのストックを全て回して放った大技なのだが、それでもやっぱり敵わなかった様だ。

 

「負けたか…」

 

そう言いながらもなんだか朗らかな様子のライジン。

それを見ていた朱乃は『うふふ』と微笑ましく見ていた。

どうやら満足感に浸っている様だ。

そんなライジンの元に逝都と馬燈が駆け寄る。

2人は兄弟の戦闘中に飛ばされた導師や装者達を1つの場に集めていて、それが終わったと同時に激闘に決着が着いた為、落ちてきたライジンの元へとやってきたようだ。

すると2人はライジンに手を差し伸ばす。

 

「…」

 

「無事か?」

 

「立てるか?」

 

「…こんな俺でも手を取り合うんだな」

 

「まぁな!」

 

「こう言う縁とはいえ、俺達は仲間だからな」

 

「仲間…か。…確かにな」

 

そう言うとライジンは2人から差し伸ばされた手を取り…立ち上がる。

そして上空から降りてきた憑友はライジンの元へと駆け寄る。

 

「…これからは兄さんって呼ぶから」

 

「…正直まだ抵抗感があるな。

程々にしてくれ」

 

「うん!分かった!黎雷兄さん!」

 

「言った側からかよ…」

 

そんな2人の会話を仲間達は笑顔を振りまく。

それを遠目から見ていた響と未来も穏やかになっていた。

こうして無事にこの兄弟の激闘に幕が下されたのだった。

めでたしめでた…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「?…そう言えば誰か忘れている様な…」

 

 

 

「………‼︎しまっ」

 

 

パキィンっ‼︎

カランコロンッ‼︎

 

『⁉︎』

 

そうだったーーー‼︎

あの子の存在を忘れてたーーー‼︎

 

 

 

 

 

「俺の存在を忘れるとは良い度胸だな?」

 

 

そう言いながら首から音を鳴らして怒りのオーラを全開に放出している存在…今回の事変の元凶…キャロルがケージをぶち壊して舞い降りたのだった!

 

ごめん!キャロル‼︎作者の俺ですら忘れてたよ‼︎

 

「お前は後で絞首刑にしてやる!」

 

ひょぇぇぇぇ‼︎

 

という訳で次回へ続く‼︎




ごめんなさい。キャロル…!
完全に忘れてました‼︎

あ、だからって、糸垂らさないで⁉︎
絞首刑だけは止めてーーー!

キリト「…自業自得だろ。
と言う訳で、次回

殲琴・ダウルダブラ

それにしても、今回の戦いで20人くらい新規が加わったな。
作者もよく考えて書いてるしな。
だけど、俺の出番がオオトリとは言え、短いのはどうかと思うぞ」

憑友「まぁまぁ…落ち着きましょう。キリトさん。
と言う訳で次回も宜しくお願いします!」

キリト「感想を送ってくれると助かるぜ」

第2弾。ゲーム版です。以下の中から選んで下さい。1位の作品とのコラボ回を作ります。 尚、一部ですが、略称名で入っているので注意下さい

  • ペルソナ5(2016)
  • ゼノブレイド2(2017)
  • アズール・レーン(2017)
  • アリス・ギア・アイギス(2018)
  • リリスパ リリフレ(2019)
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