戦姫絶唱シンフォギア〜とある戦士の物語〜   作:かもめカメ

19 / 202
本当に済まない。またやってしまったよ、サブタイ変更。
今宵は2人の診断結果が題材となっている。
次回こそはサブタイ通りにしたいと思う。
誠に済まない。


第10話 診断結果

学校の時間が終わり、漸くかと思った響と憑友。

すると、

 

「ビッキー!」

 

おそらく響の事を呼んでいるであろうその名を呼んだ少女達3人と未来がやってきた。

 

「?…響ちゃんのお知り合いですか?」

 

実は憑友はその少女達3人と会った事が無かったのだ。

未来や響とは小学校からの幼馴染だが、3人の事は実は知らなかったのだ。

 

それもその筈だ。

2年前のライブ会場の悲劇に憑友が死んだ後、

響には多くの罵声を浴びてきたのだ。

そんな幼かった響に手を差し伸べてきたのが、未来であり、彼女達もそんな響を見ては支えてやって来た存在なのだ。

 

「あ、そっか。自己紹介して無かったね。

私は安藤創世。私は響の事を「ビッキー」って呼んでいて、未来には「ヒナ」って呼んでるんだ♪これから宜しくね「ツッキー」!」

 

「つ、ツッキーですか…あはは…(響のネーミングのパロディだよね…これ…)」

 

「私は寺島詩織と言います。皆さんと一緒に美味い物巡りをする事が趣味です。よろしくお願いしますね♪」

 

「美味い物巡りか〜。基本外食とかしない派だから、今度良い店があったら、周って見ましょうね!」

 

「んで!私は板場弓美!私、アニメが好きなんだ〜!良かったら今度色んな話をしようよ!」

 

「アニメですか。自分はポ○モンの事しか知らないので、それ以外の話も是非お願いしますね♪」

 

3人の少女達・創世と詩織と弓美の自己紹介を聞いた憑友は自分も自己紹介した。

 

「さて。では今朝も言いましたけど、改めて。人絆憑友と言います。

人の絆と書いて人絆、憑依の憑と友と書いて憑友と、難しいかもしれませんが、よろしくお願いします。

趣味は…『英雄石板』の鑑賞かな?」

 

「『英雄石板』⁉︎それって、世界遺産に登録されている凄く価値のある逸品だよね⁉︎それの鑑賞って、凄いよ〜!」

 

「へ、へぇ〜(そんなに凄いものだったんだ…全然、知らなかったよ〜)」←因みにこれは響の呟きである。

 

「まぁ、父親が勝手に回収してはそれの解読等をしてるんで、自然と身についたんですけどね…」

 

「へぇ〜」

 

そう言う会話をしていると、憑友が創世達が話そうとしていた内容に話を軌道修正させた。

 

「そう言えば、創世さん達は響ちゃんと何か予定でも?」

 

「あ、そうだった。

実は今から近くのお好み焼き屋の「フラワー」に行かないかなって思って。憑友も一緒に来て欲しいんだ。そこで歓迎パーティーしたくて」

 

それを聞いた憑友は今すぐに行きたいと思った。

けど、そこは敢えてグッと堪え、断りの言葉をかけた。

 

「そうなんだ。でも、御免なさい。

今日は久しぶりに母さんが家に帰って来る日なので。そこを逃したら、次いつ会えるのか分からなくなるんで。折角のご招待をして下さってくれた事には感謝していますが、先ずは母さんと久しぶりに色々と話をしたいので」

 

それを聞いた3人は少しがっかりしていた。

でも、3人には憑友の第一印象は好評価だった。親孝行者だなと。

未来も顔には出さないが、それでもやはり3人同様、寂しいのかもしれなかったのか、少しがっかりしていたように見えた。

 

「んじゃあ、ビッキーは?」

 

「ごめん。この後用事が入っちゃってて」

 

「また呼び出し?あんた本当にアニメみたいな生き様しちゃって」

 

「そっか〜。じゃあしょうがないか…また今度誘うね」

 

「……」

 

その日はそれで終わり、詩織達と未来はそのお好み焼き屋へと向かっていった。

その時の未来の顔を見て、響は胸が苦しかった。それは憑友も言えた事だった。

 

そして、荷物の整理をして、響は自分の不幸さにがくりと肩を落として憑友がそんな響の肩に手を置き、同情していたが、すると響がハッと何かを思い出したのか、鞄の中を漁り、その中にあったライドとキリトのカードを憑友に返却した。

 

「今日からは憑友が持っててよ!」

 

「ああ。ありがとな。…でも、まさか同部屋になるとは思わなかったな」

 

「うん。それは確かにそうだよね…」

 

そう話していると、響はふと何かを感じ、廊下側のドアの方を見たので、憑友も釣られて顔をその方向を見ると、そこには響と同じリディアンの制服を着ていた翼がいた。

 

「翼さん?」

 

「重要参考人として再び本部の方へご同行願います」

 

そう言われるや、

 

ガシィン!ガシィン!

 

「へ?」

「またかよ…」

 

 

そしてエレベーターでまた本部の方へと連行された2人であった。

その際に、響が「なんでぇぇぇ⁉︎」とエレベーター内で叫んでいたのは言うまでも無く、その際に憑友から「少しは黙れ」と言いながらチョップされていたのであった。

 

ーーー

そして本部へ着くなり、メディカルルームへと連れてこられた2人。

そして2人は近くのソファに座らせられるや否や、手錠が外され、

 

「それでは〜

先日のメディカルチェックの結果発表〜♪」

 

了子から前回受けた身体検査の調査結果が行われたのであった。

 

了子の発言に憑友は溜息交じりで呆れていたが、

 

「(コーヒー欲しい…)」

 

内心では凄く胃がムカムカしていたのであった。

すると了子は電子画面から響と憑友の身体検査のパラメータらしき物を画面に出力させ、先に響のパラメータを先に大きくさせた。

如何やら先に響の結果から発表するようだ。

 

「初体験の負荷は若干残ってはいるものの、身体に異常はほぼ(・・)見られませんでした〜」

 

…何とも呆れた口調だと思った憑友。

それに感づいたのか、了子が指示棒の先っちょで正確に憑友の頭を叩いた。

それに悶絶する憑友は今回ばかりは相手が悪かったのであった。

 

それを苦笑いで見ていた響は、了子の発言に会った"ほぼ"と言う言葉が気になっていた。

 

「あはは…。でも、ほぼですか…」

 

「そうよね。貴方が聞きたいのはそんな事じゃあ無いわよね?」

 

「教えて下さい。あの力の事を!」

 

そう響が聞いてきたので、了子の隣で聞いていた弦十郎は後ろにいる翼に目を向けた。

すると翼の首元から赤いクリスタルのような物が出て来た。

 

「天羽々斬。翼が持つ《第1号聖遺物》だ」

 

「《聖遺物》?」

 

すると隣で悶絶していた憑友が話をし出した。

 

「《聖遺物》ってのは、『英雄石板』とよく似た物だと親父から聞いた事がある。

《伝承》や《伝説》に出てくる武器や防具の一部の欠片を基に生み出された異端技術の事だって言っていたな。

 

例えば、アーサー王伝説って言うおとぎ話に出てくる聖剣《エクスカリバー》や、

ケルト神話で有名なアルスターの英雄・クーフーリンが使用していた魔槍《ゲイボルク》も、

その《聖遺物》というカテゴリに分類されているんだ。

分かりやすく言うなら、みんなが知っているようなあまりにも有名な武器や防具。その一部の欠片の事を此処の人達は総称して《聖遺物》と呼んでいるだ。…でしたよね?弦十郎師匠」

 

「概ね正解だ。勉学も怠ってはいないようだな?」

 

「あそこ迄にムキになって熱く語る親父に言って下さい。毎日軽く小3時間ノンストップで聞くこちらの身にもなって欲しいものです」

 

それを聞いたこの場の者達は取り敢えず心の中で、

 

『(お気の毒に…)』

 

と、憑友に対して情けをかけていたのは言うまでも無い。

 

「…!兎に角、概ねの事は先程憑友君が言っていたような物だけど?世界各地の遺跡から発掘されているのよ?」

 

そう言うと了子に主導権が握られ、講義をした。

まぁ、当然ながら響には、

 

「全然分かりません」

 

「だろうね…」「だろうとも…」「だろうと思った…」

 

右からあおいさん、藤堯さん、そして霊風の3人が連続でそう言った。

それを見ていた憑友は呆れて、手で頭を押さえていた。

 

「それじゃあ次は憑友君の番よ〜!」

 

「っ!」

 

そう言うと、響は憑友の隣に座り、壁際に突っ立っていた霊風があおいと藤堯よりも前、弦十郎の右横にやって来て、手摺に腰掛けた。

 

「憑友君の場合は、響ちゃんの力とは全く異なる力を持っているの。これは流石の憑友君自身も知っているよね?」

 

「ええ。まぁ、色々と紆余曲折な出来事があったものなので…」

 

「憑友君の力はかつて、この『英雄石板』に描かれていた時代の頃に、その『英雄石板』に刻まれた『英雄』達と共に邪悪なる根源と言う存在に立ち向かった者。

通称《精魂導師》と呼ばれる者達の力を宿しているのよね〜♪

そして憑友君もそうだけど、此処にいる霊風君もその中の1人だと思ってくれても構わないわ〜」

 

「《精魂導師》…

親父から聞いた話の通りですね」

 

「そうなの?…まぁ、それは良いとして。

本来なら先程の話にも出た『シンフォギア』の力を持った者達にしか倒す事が出来ない認定特異災害《ノイズ》と戦えるもう1つの存在。それが《精魂導師》なのよ。…って言っても、それはもう実感しているから分かってるわよね?」

 

「は、はい。現に昨夜、ボコボコに殴ってましたし…」

 

その微妙な空気に皆は苦笑いしかしなかった。翼を除いて。

すると、了子は本題の方へと入った。

 

「問題は、憑友君のバイタルの方なの」

 

「バイタル…身体系ですか」

 

「そうなの。

やっぱり貴方の心臓は止まっていたわ。

だから、貴方の言っていた事は本当になるわ。

それにより、以前まで貴方に宿っている《精魂導師》の力に振り回されていた。

けど、昨夜の件に関してはそれが見受けられなかったの。

一昨日と昨日の間に何が起こったのか、教えてくれるかしら?」

 

「え、えぇ〜と…」

 

了子の気迫に流石の憑友もタジタジに成ろうとなっていたら、急に憑友の服が引っ張られたので、憑友はその方を見ると、そこには霊風がいた。

 

「悪りぃね。了子さん。此処からは俺の管轄なんだわ。響ちゃん。憑友を借りてくぞ。心配するな。別に殺したりとかそんなんじゃなくてな。これは男と男の会話なんだ。

風鳴のおやっさん。憑友を借りてくから、後はよろしくな」

 

「へ…へ?ちょっと待って⁉︎痛いから⁉︎首きついから⁉︎」

 

そう言うと霊風は憑友を連れてメディカルルームを後にしたのであった。

 

ーーー次回へ続く。




憑友「『英雄』達を紹介するこのコーナー」
「今回はロック(あいつ)が使用していた英雄の1人・アオトを紹介する」

アオト/カード名【水を留めし少年 アオト】
属性/水・人間・斬・刀

聖なる扉《ディバインゲート》を目指している少年。
その視線はあまりにも冷たく、殆ど感情を表に出さない。

憑友「水の力をその身に留めかせた少年。刀型武器《ワダツミ》を使用する。時に二刀流も使い、必殺の"フリーズグレイス"で前方範囲を氷と水で攻撃する」

次回

不協和音

憑友「今回のサブタイ変更は俺からもお詫びを言わせてくれ。大変申し訳ない」
「次回も見てくれよな!」

2016/6/30までに出たキャラが一応参戦してますが、7/1以降のキャラが今の所、出ていません。なので、以下の作品から選んで下さい。 1位のタイトルは外伝として投稿しようかと思います。

  • けものフレンズ(2017)
  • バトルガールハイスクール(2017)
  • はたらく細胞(2018)
  • SSSS.GRIDMAN(2018)
  • 盾の勇者の成り上がり(2019)
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