『シンフォギアシステム』が誕生して、早くてもう6年の時が流れた。
彼…
彼は今、家族揃ってとある場所にて旅行に来ていた。
因みに彼の家族構成はと言うと、
「もうすぐしたら、目的地に着くぞ〜」
そう言いかけるのは、憑友の父親にして一家の大黒柱・人絆
口調こそは男っぽいのだが、顔付きがあまりにも女顔な為なのか…
いつも1人で外出する時は逆ナンされてしまうと言うコンプレックスの持ち主である。
その血が流れているであろう憑友に至っても同じ事が言えたのは言うまでもない。
「そうね〜。アウトドアも楽しまないとね〜」
そう言い返すのは、母性溢れるいや、訂正。溢れまくって、収まらない母性の持ち主は憑友の母親・人絆ジャンヌ。
本名は、ジャンヌ・カデンツァヴァナと言っていた。
カデンツァヴァナの家系の1人である。
2人が結婚した理由?…両方、一目惚れだそうです。はい…。
その後、父親の玄也がプロポーズして、ジャンヌは其れを了承。
交際期間?…そんな物は2人には存在しませんでした。
スピードや電撃よりも疾い光速結婚でした。
え?字が違う?いいえ、事実ですから…。
其れ以来、2人はいつもこんな風に毎日イチャラブな生活を送っていてる。其れは自分の息子の前でも当たり前にしているのは言うまでもなく、そうなってしまった為か。
憑友はこの歳でブラックコーヒーを最低3杯飲まないと寝付けないぐらいにまでゲンナリとしていたのである。
そして、そんな彼等に付き合ってられないと言った存在がいるのもまた事実で…
『やれやれ。困ったご両親だな。こっちの事も考えて欲しいものだな?そうだろ?憑友』
そう言ってきたのは1つの電子機器だった。
名はライド。正式名はライド・グラップラー。
かつては1人の人間としてこの世に生きて来たそうなのだが、
自身を実験台にして、『その人の魂を電子機器に宿らせたら、どうなるか?』と言う題材の実験をしたのだが、
運悪く、その時に特定認定災害『ノイズ』がライドの研究所を襲い、
電子に繋がれた状態のライドの身体を炭化させてしまったのだ。
その際肉体的には死亡したが、脳のスキャニングを実行、その精神体である魂は、その電子機器内に留まる事に成功したのであった。
その後に、玄也に発見され、現在では彼の家族として生活をしているのである。
因みに兄弟姉妹がいるそうなのだが、あまりその事に関しては喋りたがらないようで、逆に兄弟姉妹でありながら、共に競い合ったライバル関係だと自負している。
因みにライドは機械工学が得意なようで、他の兄弟姉妹は其れとはまた違った部門が得意だとか…。
と、そんな事を言ってる間に目的地に到着したようだ。
「さぁ、アウトドアを楽しもう!」
「おー!」
父の発言に母が応える。
『はぁ〜…こっちの事も考えて貰いたいものだな…』
「あはは…」
そんなラブラブな両親を前にライドは呆れてしまい、憑友は苦笑いを浮かべていた。
そんな時だった。
ドガァァンッ!
「「⁉︎」」
「な、何⁈」
突如、遠くの方から爆発音が聞こえた。
其れを聞いた憑友の両親は驚き、憑友は動揺していた。
すると、父・玄也はライドと話をしていた。
「ライド!この先で何かあったのか⁉︎」
『分からない。けど、こういう場合、大抵は碌な事にしかならないのがオチだろうな。…行くのか?』
「…ああ」
そう言うと、玄也は車の中に備え付けてあったある物を取り出し、そしてそ場所へと向かおうとした。だが、
「憑友⁉︎」
「っ!」
「⁉︎あの馬鹿息子が!」
向かおうとした時、憑友が勝手に爆発が起こった場所へと走り出したのだ‼︎
それに気付いたジャンヌは呼び止めようとするも既に遅く、玄也はすかさず後を追う事にした。
しかし、流石の子供だ。体力が衰えてしまった玄也よりも速いスピードで駆け抜けていったのだ。
「っく!こんな所で息子の成長ぶりを知らしめられるとはな…!」
だが、そこは親としての意地なのか、玄也も憑友の後を必死に追いかけていった。
ーーーーーー
そしてその頃、先を走っていた憑友は何かを見つけたのか、そこで足を止めた。
「⁉︎…女の子?」
そこには髪がオレンジ色の1人の少女が倒れていた。
「大丈…夫?…⁉︎」
少年はその女の子を抱き、そして気付いた。
女の子の口と瞳から…赤い液体が流れている事に。
「⁈…!しっかり‼︎」
憑友はこれがすぐに血だと分かった。
それにより憑友は急いで応急処置を施す事にした。
その時だった。
「‼︎憑友!」
「!お父さん!」
そこに漸く追いついた父・玄也は、憑友の隣に血が流れている少女を見た。
それに気付いた玄也は彼女の胸に耳を添えた。
…ドクンッ!…ドクンッ!…
「!まだ生きてる…私が担ぐから、憑友は先にお母さんの所に行きなさい。そして、治療道具を用意する様に頼みなさい!良いね?」
「!…うん!」
そう言うと憑友は一目散に来た道を逆走した。
それを見届けた玄也は、ライドを呼んだ。
「ライド。彼女の容態は⁈」
『これはかなりの出血だ。助かる可能性が見出しきれない。
けど、ジャンヌなら可能かもしれない。
兎に角、今は私がその可能性を断ち切らせるのを防ぐ。
私共々彼女を運んでくれ』
「分かった!」
そう言うとライドの機器から、医療用道具が現れて、彼女に繋げた。
それを見た玄也はそっと彼女を背負い、急いで家族の元へと走り出した。
「助けてやる。だから…死ぬんじゃねえ!」
ーーーーーー
其れからしばらく経ち、彼等は現在、近くの総合病院へと駆け込んでいた。
彼女…ジャンヌはこう見えて医者でもある。
それも総合医療に関しては随一の実力を誇る女性で、これまでに彼女に救われた生命は約1万を超した程だと言う。
そんな彼女が病院に赴けば勿論、看護師や医師は彼女に憧れを持っているのは事実で…
「‼︎ジャ、ジャンヌ様よ‼︎」
「⁉︎本当か‼︎ジャンヌ様ーー‼︎」
と、看護師や医師達が押し寄せる勢いで来たのは言うまでもない。
いつもなら誰とでもフランクに接する彼女なのだが、
今回ばかりは苛立っていた。…邪魔だからである。
「貴方達!急患がいるのに…邪魔したい訳?」
と、その一言で、皆は直ぐに恐怖し、直ぐに道を譲り受けた。
その道を走りながら駆け抜けるジャンヌは譲り受けた皆に対して『ありがとう♪』と気軽に接していて、
その時の玄也は、
「(こ、怖っ⁉︎あの姿…俺には一度も見せた事無いんだけど…。
口に言わずにしておこう…)」
と、察して口にして言わずにそのままにしておこうとしたが、
「聞こえたわよ…あ・な・た♪」
「⁉︎ご、御免なさい‼︎だから、生命までは〜⁉︎」
「そこまでする必要は無いけど…。後でゆっくり、O☆HA☆NA☆SIしましょうね〜♪」
「は、はひぃ〜⁉︎」
と、完全に尻に敷かれていたのであった。
それを見ていた憑友とライドはと言うと…
「『(仕事のON/OFFが激しいなぁ〜…)』」
と、違う意味で母親の事を思っていたそうな…。
その後、ジャンヌの計らいで緊急手術を行う事にした。
これから先はジャンヌにとっては戦いである。
患者を助ける…生命を救う為の治療と言う名の戦いを。
「お父さん…御免なさい。勝手な事をして…」
ジャンヌの手術中に憑友は父・玄也と2人きりで会話をしていた。
因みにライドさんは少女に繋がったままなので、ジャンヌに預けた。
自分の息子が反省しているのを見た玄也はそっと彼の頭に手を置いた。
「確かに、勝手な判断で先走ったのは歪めないな?」
「うっ…」
たが、そこは父として、しっかりと説教をした。
それを聞いた憑友はシュンとまるで小さくなったかのように身を縮ませた。
しかし玄也はそんな息子に対して次に取った行動は…頭を撫でた。
「…え?」
「驚く事は無いだろ?お前が見つけてくれなかったら、きっと今頃、あの子はこの時に死んでいたのかもしれないんだぞ?
その子を見つけたお前は、その子を救える可能性を見出したんだ。
今はジャンヌが治療にあたってるけど…
元を正せば、お前が見つけたから、ジャンヌが今、その生命を救おうと頑張っているんだ。だから…誇りに思いなさい。
誰かを救えたと言う事に…な?」
「‼︎…うん!」
玄也の言葉を聞いた憑友は嬉しくなった。
自分が見つけたから救える生命があると言う事に。
そして、手術中のランプが消え、そこから母親のジャンヌがやってきた。
手にはライドも所持していた。
「ジャンヌ。彼女は?」
答えは…
「バッチリよ♪貴方」
安否は確認が取れ、生存する事が出来た。
その時のライドは後にこう語った…
『あれは最早、神の域そのものだったな〜』と。
「一時はどうなるかと思ったけど、外部の方の傷が無かったから、後は内部の方の手術に専念出来たわ。
ただ、何か後頭部を強打した後があってね…もしかしたら、記憶喪失になっている可能性があるの」
しかし、それに伴う代償も判明された。
後頭部の強打で記憶が欠落している可能性があるという事に。
「それで、考えたんだけど…良いかな?」
するとジャンヌはある事を考えたので言おうとしたら…
「どうせなら、我が家に住ませようって根端は見え見えだよ?」
「あれ?バレちゃった?」テヘ☆
そこは玄也であった。
出会って間もないのに、もう奥さんの考えを読み解くとは…
恐るべし
「…いいよ。何となく予想はしていたんだ。俺が言える事は何も無いよ。憑友は如何思う?君が助けた少女を我が家に住まわせるのは?」
「う〜ん…分かんない!
けど、楽しくなりそう!」
「ははは!そうかいそうかい!だってさ」
「りょうか〜い☆それじゃあ、あの子の所に行きましょ♪」
そう言うと、憑友達はまだ眠っている少女の元へと行った。
ーーーーーー
それから一週間が経ったある日の事。
「…う、う〜ん……こ、こは…?」
少女が目を覚ました。
少女は自分が何処にいるのか分からなかった。
「おはよう。具合は如何?」
突然聞こえてきた声に少女はその方に顔を向ける。
そこには1人の女性もといジャンヌが付きっきりで少女を看病していた。
「…貴方は?」
「私はジャンヌ。こんな格好だけど、こう見えてもお医者さんなのよ?」
「…貴方のお名前…憶えてる?」
ジャンヌからの質問に少女はこう答えた。
「…セレナ…セレナ・カデンツァヴァナ・イヴ。それが私の名前」
「…そっか」
少女…セレナは自分の名前を言った。
それに思い当たる事があったのか、ジャンヌは動揺するも、すぐに思考を通称・仕事モードにシフトする。
「他に憶えてる事ってある?貴方が彼処まで酷い怪我を負った原因を」
「…憶えて無い。
家族もいたのか如何かも分からない。もしかしたら、1人だったかもしれない…」
ジャンヌの質問にセレナは話す度に段々と暗くなっていくのを感じたジャンヌはすぐにその子を抱きしめた。
「え?」
「今は無理にでも思い出さなくていいわ。ゆっくり時間を掛けて、思い出して。それにもし、1人なら…
私の家族になっちゃいなさい♪」
「…え?…えぇぇぇ⁈」
ジャンヌの言葉により落ち着いたセレナだったが、彼女の爆弾発言に今度は逆に驚いてしまった。
「大丈夫よ♪愛しのダーリンと可愛い息子も了承したから!だから…
辛かったよね。うんと泣いていいから」
ジャンヌの囁きにセレナは泣いた。
何故かそうでもしないと、心が落ち着けなかったかのように。
それからは彼女・セレナは、ジャンヌ達に引き取られた。
それと同時に性名もジャンヌの夫・玄也の性・人絆に改めて、
人絆セレナと名乗るようになった。
因みに歳は13であった為、義理の姉と言う形で保護したのであった。
こうして憑友の家族に1人の少女が家族になった。
本来の史実に沿わない存在がいるという事に。
物語は別の所でも動き始めていた。
脈を放つ石の板に導かれるかのように…
2016/6/30までに出たキャラが一応参戦してますが、7/1以降のキャラが今の所、出ていません。なので、以下の作品から選んで下さい。 1位のタイトルは外伝として投稿しようかと思います。
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けものフレンズ(2017)
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バトルガールハイスクール(2017)
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はたらく細胞(2018)
-
SSSS.GRIDMAN(2018)
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盾の勇者の成り上がり(2019)