戦姫絶唱シンフォギア〜とある戦士の物語〜   作:かもめカメ

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危うくサブタイトル詐欺になる所だった。
今回は響の視点の話。
ざっくりとしていますので悪しからず。


第11話 不協和音

「そうね。…貴方と私…

 

 

 

 

 

 

 

戦いましょうか」

 

「…ふぇ?」

 

それは唐突だった。

後ろでは爆炎が渦巻いている中、翼は響に刃を向けたのであった。

 

響は思った。何故こんな事になってしまったのかを…

 

それは1、2時間前に遡るのであった。

 

ーーーーーー

あの後、憑友と霊風がメディカルルームから退室し、今は響と翼、了子と弦十郎、藤堯とあおいさんの6人しかいなかった。

そして響は何故、自分に『シンフォギア』が纏えたのか疑問をぶつけた。

本来ならば、『シンフォギア』を纏いし者《適合者》には、翼が身につけている《《聖遺物の欠片》が入っているペンダント》が何よりも必要な筈。だが、響にはそれを持っていない。

それなのに、何故纏う事が出来たのか未だに分かってはいなかった。

すると了子は画面にある画像を写した。

響はそれを見て、何かを感じた。

自分の身体内部のレントゲン写真だった。

すると弦十郎から話を切り出して来た。

 

「これが何なのか、君にはわかる筈だ」

 

それを聞いた響は確かに身に覚えがあった。

 

「あ、はい。2年前の怪我です。私と憑友もあの場所にいました!」

 

それを聞いた翼は目を見開く。

すると、了子が重大な事実を翼に告げた。

 

「心臓付近に食い込んでいる為、手術でも摘出不可能な無数の破片。

調査の結果…これはかつて、奏ちゃんが身に纏っていた《聖遺物・ガングニール》の砕けた破片の欠片である事が判明したわ」

 

「‼︎」

 

その事実に翼は驚愕し、そのまま顔を手で覆いながら部屋を後にしてしまった。

かつては自分の隣で戦っていた(片翼)

しかし、あのライブでの悲劇後に、奏が生き返ると同時にその聖遺物のペンダントは砂塵となり消滅した。

そして今ではそれが、見ず知らずの(女の子)に譲渡された形で現れた事に翼は眩暈や吐き気に襲われたのであった…

 

そして翼が退室したと同時に、響は弦十郎にある事を聞いてみる事にした。

 

「あの…」

 

「ん?如何した?」

 

「この力の事を…他の誰かに言っては駄目なのでしょうか…」

 

響は心苦しかった。

自分が特異災害である《ノイズ》を倒せる存在である事を。

 

現に、未来に対して響は嘘をついた。

大切な親友だからこそ、彼女は本当に心苦しかったのだ。

もし、この事を誰かに話せたら、少しは気が楽になるのかなと思ったから。

だが、現実は甘くは無かった。

 

「…君が《シンフォギア》の力を持っている事を他の誰かに知れ渡ったら、君の周りにいる人達にも危害を加え兼ねない。

霊風や憑友君達も同様の事は言えるんだ。《精魂導師》も、《シンフォギア》と同じで特殊な力を持っているんだ。

だから、公に公表する事が出来ないんだ。

幸いなのは、彼…憑友の家族はその事を知っている事だ。

彼等の一家になら、話しても大丈夫だ。俺が保証しよう。

ただ、それ以外の場合だと、下手をすれば命に関わる事にもなり兼ねない」

 

「命に…関わる…!…」

 

そこで響はふとフラッシュバックが発生する。

未来の事を、大切な親友がもしかしたら自分の所為で最悪の場合、死んでしまうんじゃ無いのかと。

 

「響君の気持ちも分からなくは無いが、如何か我慢してくれ。

憑友も本来なら今の自分の状態を君の親友にありのままに話したいと言っていた。けど、それを実行すれば、今の響君がやろうとしている事に繋がり兼ね無いんだ。

憑友はそれにプラスして、自分にまで悪影響を及ぼし兼ねない立ち位置に奴はいるんだ」

 

「憑友も…!」

 

そこで響はふと思い出した。

確かに憑友はこの場所以外で自分が死んでいる事を公表していない。

もし公表でもしたら、憑友の周りの人達は勿論だが、

それにプラスで、最悪の場合、憑友がモルモットのような生活を送られる羽目になる事を知ってしまったのであった。

 

「俺達が守りたいのは機密では無い。人の命だ。

その為にも、この事は隠し通してはくれないだろうか?」

 

「貴方に秘められた力はそれだけ大きな物だという事を分かってちょうだい」

 

それは響にとってはあまりにも辛い現実だった。

 

「人類は《ノイズ》には打ち勝てない。それに触れる事も出来ない。

触れるという事は(即ち)人が炭となって消えるという事を意味している。

ただ2つを除いてそれはその限りでは無い。

1つは《シンフォギア》を纏いし戦姫と、

もう1つは憑友や霊風が変身する《精魂導師》の力だけしか《ノイズ》に対処する事が出来ないんだ」

「日本政府"特異災害対策機動部二課"として改めて協力を要請したい。本当なら君の前にまず憑友に言わなければならないのだが…」

 

「え?…なんで憑友の名前が出てくるんですか?」

 

響の疑問に弦十郎はこう答えた。

 

「あいつ…憑友は君や君の親友に対する感情の起伏があまりにも激しいと自談していた。本当は自分1人で事の対処に当たりたかったんだろう。君や親友達には《ノイズ》達が蔓延る世の中でも、平和で暮らして欲しかったんだろう」

 

弦十郎の話を聞いた響は憑友が自分や未来の事を気遣っている事に気が付いた様だった。

しかし、それでも響は自らが宿した力に向き合い、そしてこの力で誰かを助けられる事に誇りを持っても良いと2人に示唆され、戦場に出る決意をした。

 

その後、翼の所へ赴いた響は今の自分の事を話した。

けれどそれでも翼は聞く耳を立てる事は無かった。

 

すると突然、照明が暗くなると同時にアラームが鳴り響く。

それを感じた2人は急いでブリーフィングルームへと向かった。

そして着いた時にはそこには弦十郎達と今まで何処にいたのか、憑友と霊風もそこにいた。

すると藤堯が、

 

「ノイズの出現を確認!」

 

と言っていた。そして座標を見てみると、此処からそう遠く無い場所にノイズが現れた。

それを見た翼は急いで現場に急行し、霊風も慌てて後を追う。

それに釣られて響も後を追おうとすると憑友に肩を握られ、抑え込まれていた。

 

「!離して!」

 

「良いのかよ!もしかしたら、今日でお前の命が無くなるんだぞ!」

 

「そんなの関係無い!今は自分の力を信じたいだけ!それに、憑友と同じように…」

 

「命を粗末にするんじゃねえ‼︎」

 

その一言で、響と周りのスタッフ達は憑友の方へと振り向く。

 

「…!…ごめん」

 

そう言うと憑友は響の肩に乗っけていた手をどかした。

 

「…こっちこそ御免。…でも、私に宿ったこの力で誰かを助けられる…誰かを守られるんだったら…!」

 

そう言うと響は翼や霊風の後を追っていた。

 

ーーー

その後、ノイズを相手に苦戦を強いられた2人に加勢して、なんとかこの場を脱したのであった。

すると、響が翼の方へとやって来て話をし始めた。

 

「翼さ〜ん!

私、今はまだ足手まといですけれど、一生懸命頑張ります!だから、一緒に戦って下さい!」

 

それを聞いた霊風はこれで少しは大丈夫かなと思って足を動かそうとした。だが、身動きが取れなかった!

 

なんでだと思い、後ろを振り返ると、そこには翼がいつの間にか仕込んでいた短剣が影に刺さっていたのだ!

 

「⁉︎影縫い…だと⁉︎」

 

霊風は翼に文句を言おうとするも、思うように口が大きく開かない。相当深く刺し込んでいた。

すると翼は響に対してこう告げた。

 

「そうね…貴方と私…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

戦いましょうか」

 

「…え?」

 

すると翼は響に刃を向けたのであった。

 

それが冒頭の部分であった。

 

響は何が起こっているのか分からなくなった。

 

「え、そ、そう言う意味じゃなくてですね…

私は翼さんと霊風さん。それに憑友君と共に立ちm…」

 

「分かっているわそんな事」

 

「⁉︎だったら…如何して…」

 

「私が貴方と戦いたいからよ」

 

「え?」

 

そう言うと翼は響にこう告げた。

 

「私は貴方を受け入れられない。

力を合わせ、共に戦う事など…

 

『風鳴翼』が許せるはずが無い。

 

…貴方もアームドギアを構えなさい」

 

翼の発言で少し怯える響。

 

「それは常在戦場の意思の体現。

貴方は何者をも貫き通す一振り《ガングニール》のシンフォギアを纏うのであれば…

胸の覚悟を構えてごらんなさい!」

 

あまりにも無茶苦茶な発言で、響は頭の中がパニクっていた。

 

「か、覚悟とかそんな…

私、アームドギアなんて分かりません。

分かってないのに構えろだなんて…

それこそ全然分かりません!」

 

それを聞いた翼は刃を向けるのを止め、響から離れていく。

 

そしてある場所で止まるや、

 

「覚悟を持たずに遊び半分で戦場に来た貴方に…

奏の…

 

奏の"何"を受け継いでいるの‼︎」

 

「⁉︎」

 

その一言で響は怯む。

 

それを見た霊風は急いで響に示唆する。

 

「!響ちゃん!そこから離れろ‼︎」

 

しかし、それよりも先に翼が持っていた刃を天に投げるや、そこから刃はあまりにもでかい剣に成り、翼はそのままその剣の柄の部分を蹴りながら響に特攻した!

 

ー天ノ逆鱗ー

 

万事急すと思ったその時、

 

『protection!』

 

 

 

 

 

「はぁぁぁぁ!」

 

「⁉︎」

 

響はその声により目を開けると、そこには、白と青を基調とした服装を纏い、左手に金の穂先が付いた槍らしき物を持った憑友が右手で桜色の魔法陣らしき物で防いでいたのであった!




憑友「『英雄』達を紹介するこのコーナー」
「今回もあのロック(水使い)が使っていたカードの1枚・タツヤを紹介しよう」

タツヤ(本名 司波達也)
カード名【魔法科高校の劣等生 司波達也】
属性/闇・人間・射&魔・銃

"魔法大学第1附属高等学校ー通称・魔法科高校ー"に在籍している高校2年次。
魔法の素質はあるものの、あまり無闇に使用せず、体術を得意としている異例型。

憑友「2丁拳銃で戦うが基本的には右手で対処する事が多く、魔法を使用する際は発動後には相手は跡形もなく消えてしまう…」

次回

会合

憑友「次回は俺と霊風先輩がその間に何をしていたのかを話すぜ。
それじゃあ次回も見てくれよな!」

2016/6/30までに出たキャラが一応参戦してますが、7/1以降のキャラが今の所、出ていません。なので、以下の作品から選んで下さい。 1位のタイトルは外伝として投稿しようかと思います。

  • けものフレンズ(2017)
  • バトルガールハイスクール(2017)
  • はたらく細胞(2018)
  • SSSS.GRIDMAN(2018)
  • 盾の勇者の成り上がり(2019)
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