戦姫絶唱シンフォギア〜とある戦士の物語〜   作:かもめカメ

24 / 202
今回はグダグダ回になってしまった…!
そして最後には久方ぶりのあの子(?)の登場回。


第15話 ミーティング

そして、寮部屋から出て来た2人は急いで二課の方へとやって来た。

 

「遅くなりました!」

 

「本当にすみません」

 

そう言いながら、2人は弦十郎達にお詫びをした。

すると、弦十郎が憑友の顔を見て驚いていた。

憑友の顔には未だ未来によって付けられた赤い紅葉がまだ浮き出ていた。

 

「?…憑友、その顔…如何した?」

 

「何でもありません!」

 

「?」

 

憑友はこれ以上聞いて欲しく無いかのように、弦十郎の質問を即答したのであった。

それを見た響以外の女性陣はたったそれだけで理解し、冷たい視線を憑友に浴びせていたのは言うまでも無かったが、

櫻井がすぐに話を始めた。

 

因みに今此処に居るのは、

 

憑友と響、翼、緒川、櫻井、弦十郎、友里と藤堯、そして下層にいるスタッフの面々だった。

 

憑友はふと見てみて、奏と霊風が居ないことに気が付いた。

 

「あれ?霊風先輩と奏さんは?」

 

「2人にも連絡をしたんだが、如何やら爆睡してるみたいでな。

仕方が無いから今回は不参加と言う形を取ったんだ。

今の今まで、真面に休んでいなかったからな。偶には良い骨休めでもなるだろう」

 

「そうですか。分かりました。お待たせしました。ミーティング始めましょう」

 

そう言うとミーティングを始めた。

するとホログラムディスプレイにマップが現れた。

黄色の大きい点が一つと、そこを周辺に無数の赤い点とその周囲を囲うかのような薄い赤の膜が張ってあった。

 

すると弦十郎は響に質問した。

憑友は画面を見て前屈みになっている。

 

「如何思う?」

 

「…いっぱいですね」

 

「」ズコッ!

 

響の直感すぎる質問に憑友は前のめりにズッコケ、テーブルに顔面強打した。

 

「痛てぇ…響!もうちょっと何か感じなかったのかよ⁉︎」

 

「いや、だって他に思いつくもの無いんだもん!」

 

「そこで自己主張する事はないだろ‼︎」

 

「落ち着け、2人とも」

 

弦十郎により2人はすぐに話を元に戻した。と言うより戻された。

 

「取り敢えず…

これは此処1ヶ月にて出現した『ノイズ』の発生地点だ。」

 

「『ノイズ』…この一ヶ月の間に其れ程まで…!」

 

「そして…」

 

そう言うと弦十郎の合図と共に、赤い点の場所に今度は青いマークが付いた。

 

「この青いマークは憑友や霊風にとって必要な力『英雄石板』を体内に宿した『特異ノイズ』の発生地点だ」

 

「こんなにも出ていたのか…!」

 

その数はざっと見た限り20は確実にあった。

 

「この『特異ノイズ』は皆全て憑友君や霊風が回収したおかげで、何とか対処する事が出来ている。現にこちらの戦力としては実に偏りを見せてきていると思っても構わない」

 

すると弦十郎はこの話を切り上げ、響に向かって再び説明した。

 

「さて、この話は此処までにしよう。

『ノイズ』について…響君が知っている事は?」

 

「えっと…テレビのニュースや学校で教えてもらった程度ですが…」

 

すると響は『ノイズ』について説明をした。

 

「先ず、『無感情で機械的に人間を襲う事』。

そして、『襲われた人間は炭化されてしまう事』。

『時と場所を選ばずに突然現れて、周囲に被害を及ぼす《特異災害》として認定されている事』」

 

「意外と詳しいんだな?」

 

「えへへ…」

 

「学校のレポート課題で調べただけだろうが」

 

「うぐっ…」

 

弦十郎に褒められた響だが、憑友にいたいところを突かれたのであった。

 

「それに、お前、まだ『特異ノイズ』の事も話していないぞ?

俺はそのまま特異種と呼んでいる奴等の事だ。

『特異ノイズ』は通常の『ノイズ』達とは明らかに異なり、

『近代兵器で倒せる』と言う事と、これは最近知った事なんだが、

『人を襲うが通常種特有の《炭化能力》を備わってはいない』と言う事が最近の活動で分かった事。

この2点に先程言った『時と場所を選ばずに突然現れて、周囲に被害を及ぼす《特異災害》として認定されている事』の3つが『特異ノイズ』の最大の特徴と言う訳だ」

「だが、特異種達には体内に世界遺産にも登録されている歴史遺産『英雄石板』をその身に宿している。

つまりその特異種の撃破=歴史遺産『英雄石板』の損失にもなり兼ねないと言う事になるんだ」

 

「な、成る程…」

 

「それに対応出来るのは《精魂導師》と呼ばれる者達だけ。

悔しいけど、《シンフォギア》を纏いし戦姫達には大変言い辛いけど、特異種相手にははっきり言って、足手まといにしかならない。

逆に言えば、通常種相手だと俺達《精魂導師》は《シンフォギア》の戦姫達の足枷にしかならない。霊風先輩は通常種相手でも、完全に立ち回れていますけど、俺はそうじゃありませんので」

 

「…そう…」

 

憑友の発言に答えたのは翼だけだった。

 

「さて、話を戻すとしましょうか!

『ノイズ』の発生が国連の議題に挙がったのは13年前だけど、

観測そのものはずーっと前からあったのよ?それこそ世界中の太古の昔にね?」

 

「『英雄石板』に記されていた時代からもっと前にノイズは現れた。って、親父が言っていました」

 

「そうなのよ。憑友君や霊風君が使用している『英雄』達が存在した太古の昔からノイズは観測されていたとされる書物や壁画があるのよ」

 

「世界の各地に残る神話や伝承等の数々の偉業は、『ノイズ』由来のものが多いだろうな…」

 

「でもね、『ノイズ』の発生率は其れ程高くは無いのよ?」

 

「…何?」

 

櫻井が言った一言で、憑友は目を疑った。

何故なら、自分が行ってきた場所の殆どでノイズと出くわしたからである。

 

「この発生件数は誰が如何見ても明らかに異常。だとすると…」

 

「誰かが作為を働かせてノイズ達を使役している…?」

 

「それって、誰かがノイズを操っていると言う事⁈」

 

その事実に響は憑友を見てそう叫んだ。

 

「確率的には低いが、決して0じゃ無いのが歪めない。

否定的に捉えたいけど、それを証明する根拠があるのが事実…」

 

そう言うと憑友はライドを弄り、ホログラム画面を起動させて、テーブル上に置いた。

 

そこには杖なのか、はたまた弓なりの様な形をした物が描かれていた。

 

「これは?」

 

「これはソロモンの杖。弦十郎師匠や二課に配属されている皆さんなら一度は聞いた事がある筈です」

 

憑友の問いに二課の面々は頷いていた。

そして憑友は話を戻す。

 

「"ソロモンの杖"

玄也…親父が『英雄石板』に関する壁画のところにあったものだと言っていた壁画から解析して、それをイメージとしてホログラムで再現した物です。

これは『ノイズ』達を使役し、呼び出す事が出来る代物だと壁画から解析して分かりました」

 

『⁉︎』

 

その一言で、周りの皆は驚愕した。

だが、其々の心境は別々である事はまだ知らない。

 

「それに、此処にはアレ(・・)が保管されているんでしょ?師匠」

 

「…いつ気付いた?」

 

「ついさっき」

 

「?何の話をしてるの?」

 

すると憑友が何かに気付いたのか、弦十郎に例の物の話をした。

それを聞いた響は何が何だかさっぱり分からない状態だったが、

いち早く気付いた翼が2人の話の中心になっている物を話した。

 

「おそらく2人が話しているのは、サクリストD《デュランダル》の話をしている所よ」

 

「デュランダル…?」

 

すると今度は友里が代弁し始めた。

 

「此処よりも深い最下層通称《アビス》と呼ばれる場所にて保管していて、日本政府の管理下の下、我々二課が研究している聖遺物…それが《完全聖遺物・デュランダル》よ」

 

友里の説明が終わると今度は藤堯が説明に入った。

 

「翼さんの《天羽々斬》や響ちゃんの胸の内にある《ガングニール》のような欠片は、装者が歌って《シンフォギア》として再構築させないとその力を発揮する事は出来ないけれど…

完全状態の聖遺物は1度起動させれば、その後は100%の力を常時発揮し、更には装者以外の人間でも使用出来るであろうと研究結果が出てきているんだ」

 

「それが!私が提唱した「『櫻井理論』ね」うぐっ…良い所を持って行かれたわ…お、ホン。

だけど、完全聖遺物の軌道には相応の《フォニックゲイン》が必要なのよ」

 

「?」

 

櫻井の言葉から出てきた《フォニックゲイン》という言葉に、響はチンプンカンプンになっていたので、憑友が少しわかりやすく説明する事にした。

 

「RPGとかで、魔法とかよく聞くだろ?

あの時に必要なのは魔力の源とも呼べる大気の物質が必要なんだが、此処では総称して『マナ』と呼ぶ事にしよう。

その『マナ』こそが、先程櫻井氏が言っていた《フォニックゲイン》と似て非なる物なんだ。

何故、似て非なるのかは、『マナ』は大気中に至る所で確認されている事から、自然によって成り立っているのに対し、

《フォニックゲイン》はそれが無い。

つまり、自然によって作られているんじゃ無いんだ。

その代わり、自然とは程遠い物ほどそれが多く形成されていっているんだ。

例えて言うなら…人間だな。

人間には未知なる可能性を無限に作れる生物。

故に"自然の摂理"・"森羅万象"に異を唱える事が可能。

《フォニックゲイン》はそこから生まれた余剰エネルギーだと思っていても良いんだ」

 

「へ、へぇ〜」

 

「…頭パンクしてたな?」

 

「ごめんなさい…」

 

その後、ミーティングをしていると後ろに突っ立っていた緒川が話し込んできて、弦十郎は其れを察したのか、翼をミーティングから上げさせた。

 

何が何だか分からない響だったが、緒川から色々と事情を話してくれたので、何とかパニクる事は先ず無かった。

 

 

 

そして、ミーティングが終わった響と憑友は帰路につこうとした。

 

「しかし、憑友って、どうしてそこまで詳しく知ってたの?」

 

「前に言ったろ?『弦十郎師匠の所にお邪魔した事がある』って。その時に遊び心で閲覧禁止のやつを見てしまったんだよ…機密系のな。

それが何故か頭から離れられなくて、結果的にレポートで纏めていたら、綺麗さっぱり忘れる事が出来たが、反面、逆に余計に後処理が面倒くさくなってしまったけどな…」

 

「あはは…?レポート?…ああ!レポート!まだ書き残したままだった⁉︎」

 

そう言うや、響はダッシュで走って行ってしまったのであった。

後を追おうとした憑友だが、何かを感じたのか、ライドと少し話をして、ライドはそのままスリープモードになり、憑友は感じた方向を見ると、そこにはいつも陰ながら憑友の事を見てくれていたゆるキャラ幽霊のユルセンが辺りを見渡していた。

 

「何やってんだ?ユルセン?」

 

『うわぁ⁉︎…って、なんだよ〜お前かよ〜憑友〜』

 

「如何したんだ?そんな顔をして?

なんか思い出がある様な目で周りを見ていたぞ?」

 

『⁉︎そ、そんな事は無いよ〜だ!其れよりも早くあの子を追ったら如何なんだよ〜?』

 

「へ?…あ⁉︎彼奴いつのまに⁉︎待てよ〜!響〜‼︎」

 

そう言うと憑友はそのまま響の後を追って行った。

 

其れを遠くから見ていたユルセン。

 

『…』

 

すると誰も居ないことを確認したユルセン。

するとユルセンの身体から光が放たれ、そして光が消えたと同時に、ユルセンのいた場所に1人の女性が立っていた。

顔つきがまるで響に似ていた。まるで双子みたいに。

だが、女性の髪は銀髪で響の髪よりも長く伸びていた。

尤も、翼や奏には劣るが。

 

『思えば…この時から私の運命が変わったんだっけ…』

 

そう言いながら、周りを見渡すユルセンと思わしき女性。

 

『此処の経験があったから、あの堅い絆を生み出したのかもしれない…』

 

そう言いながら、周りを再び見渡す女性。

 

『今はゆるキャラ幽霊みたいな姿に成っちゃったけど、

私は私で、やるべき事をやるしか無いよね…』

 

そして今、この女性が=ユルセンだと言う事が分かった。

そしてユルセンはある者の名を呟いた

 

『私、こんな姿になっても、頑張るからね…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

…未来』




憑友「『英雄』達を紹介するコーナー」
「今回はロック(あいつ)が使っていたカードにして、あいつの相棒とも呼べる存在・アーチャーを紹介しよう」

アーチャー/カード名【錬鉄の弓兵 アーチャー】
属性/炎・英霊・斬&射&魔・剣&弓

遠距離から攻撃する事が出来る弓兵でありながら双剣による白兵戦を好む存在。自らの力で伝説上の武器等を贋作する能力を持つ。

憑友「異色の力を持っていながらもその力を発揮する事が出来る屈指の実力者。
必殺技無限の剣製(Unlimited Blade Works)は彼の代名詞であり、周りを荒野へと変え、そこから大量の武器を降り注がせる…!」

次回




憑友「次回もよろしくな」

2016/6/30までに出たキャラが一応参戦してますが、7/1以降のキャラが今の所、出ていません。なので、以下の作品から選んで下さい。 1位のタイトルは外伝として投稿しようかと思います。

  • けものフレンズ(2017)
  • バトルガールハイスクール(2017)
  • はたらく細胞(2018)
  • SSSS.GRIDMAN(2018)
  • 盾の勇者の成り上がり(2019)
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