戦姫絶唱シンフォギア〜とある戦士の物語〜   作:かもめカメ

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最新話が予想よりも早く出来上がったので投稿する。
では、どうぞ


第24話 修行/魔術師と騎士達の王

それから響は弦十郎の元にて日々、稽古に励んでいた。

対して憑友はその間、自ら作成したアイテム『現界ブースター』を使用し、響が自分の力の半分の所まで到達する間だけ、『英雄』達…それも、キリトやルドガーなどの剣術を使用する相手と木刀を用いた模擬戦をする事にした。

 

偶に皆んなと思いきり楽しんだりと、青春を謳歌したりもした。

 

そんな中で、未来は某スポ根漫画のように、憑友と響をこっそりと陰から見守っていたりしていた。

 

ーーーーー

ある日、未来は近くに響が居ない事に気付き、辺りを見渡すと、響の枕元に置き手紙が置かれていた。

そこには

 

『修行!

 

ガッコー、お休みします』

 

と、書かれていた。

 

「何なの、これ?」

 

訳が分からなかった未来は下にいるだろう憑友のベッドを調べた。

だが、そこには憑友の姿が無く、響と同じで置き手紙と、ユイちゃんのカードだけ置かれていた。

 

そしてそこには、

 

『未来へ

起きたら連絡して下さい』

 

と書かれていたので、未来は直ぐに電話を掛けた。

 

prrrrr…prrrrr…prr…ガチャッ!

 

『もしもし?』

「おはよう、憑友」

『おはよう』シュッ!パァンッ!

 

未来は電話越しに聞こえてきた音に疑問を抱きつつ、憑友と話を続けた。

 

「響、見てない?」

『響?近くにいるけど?』

「置き手紙で『学校、お休みします』って書いて有ったから。

何か、訳があるの?」

『…響にはこれからも未来の事を守って欲しいから』

「え?」

 

すると憑友は話をしだした。

 

『俺、残りの余命があと1年しかないからさ。

もし、その後で響や未来が酷い目に遭ったら、元も子もないからさ。

俺が響に稽古付けたんだ。

未来には戦うと言うよりも、ずっと側で見守っててあげて欲しいんだ。だから…』

「…分かった。どれくらい掛かりそうなの?その修行?」

『…俺にも分からない。ただ、響は吞み込みが早い。早くて2週間の内にはマスター出来るさ。…と、これ以上は流石に厳禁だな。

それじゃあ!

あ、そうそう、ユイちゃんのカード。これは未来に預かっててくれ。キリト師匠(せんせー)もその方が良いって言っていたから』

「そっか、分かった。じゃあ、あまり無理しちゃ駄目だからね。響も憑友も」

『ああ。道中は気を付けろよ』

 

そういうと会話は此処で終わり、未来は学校の方へと身支度を済ませる事にした。

 

ーーーーー

一方、電話相手である憑友は通信を切った。

 

「はぁ…はぁ…誰から…?」

 

「未来」

 

「ふぇ⁉︎なんで⁉︎」

 

「俺が『朝起きたら連絡するように』って言う置き手紙を書いていたから」

 

「…だからって、私の攻撃を全て捌きながら電話しないでよ〜⁉︎

今の私じゃ、憑友に勝てないよ〜⁉︎」

 

「いやいや、忘れたか?俺は一応半幽霊だぞ?妖怪だぞ?こんな事は朝飯前だから…

寧ろ、今の響に敵う奴なんているのか?」

 

「」ジー…

 

「…なんだ、その目は」

 

「はぁ…私、呪われてるかも…」

 

実は先程まで憑友は響とスパーリングしていたのだ。

それなのに、響は1発たりとも憑友に当てる事が出来なかった。

紙一重の所までは行けたが、それでもやはり全て躱すか、腕でガードしていた。

 

そのあまりの堅牢さに響のメンタルはズダボロになっていた。

そんな中で、2人の師匠である弦十郎は縁側で2人の様子を見ていた。

すると、

 

「料理が出来ましたよ」

 

「ん?ああ、済まんな。セイバー君」

 

そこに1人の女性が現れた。

髪型は非常に整っているが、前髪に癖っ毛が生えていた。

それでいて、ブロンド風の衣装を身に纏っていた。

名前はセイバーと呼ばれていた。

すると、そこへまた1人現れた。今度は青年だった。

 

髪は赤くてショート、長袖長ズボンを履いた青年だった。

 

「おーい、響、憑友!朝食出来たぞ!」

 

「!朝食‼︎」

 

「食いつくな!」

 

「早く食べましょう!シロウ!」

 

「いや、あの2人より食欲出てねえか?セイバー」

 

すると、セイバーはその青年の名前を言った。

 

彼の名は衛宮士郎。

別の次元の世界にてセイバーと共に戦いに身を投じた青年だった。

 

「む、心外にも程があります」

 

「ま、なにはともあれ、飯にするか!」

 

弦十郎の一言で、皆は朝食を摂る事にした。

士郎の作る料理は殆どが日本人好みの和食がメイン。

故に、皆の反応は良好だった。

その勢いは留まる所を知らなかった。

 

 

「ご馳走様でした」

 

「お粗末様でした」

 

そして食事を終えて、憑友は士郎と共に食器洗いをした。

其れに対して響はセイバーと共に稽古に励む事にした。

 

「いつもすみません。士郎さん」

 

「気にするなよ、元からお人好しな(こんな)性格だからさ」

 

「其れでも、やっぱり凄いですよ。

セイバーさんと共に『英雄』と呼ばれるのは伊達では無いですね」

 

そうなのだ。

実は士郎とセイバーは共に『英雄』と呼ばれる存在にだった。

更に強いて言うなら、セイバーはその『英雄』よりも上の存在『英霊』に分類される謂わば神的存在なのだ。

 

「しかし、驚きましたよ。

まさか、セイバーの正体があの騎士王アーサーだなんて」

 

憑友はそう呟いた。

 

セイバーの正体…それは、かの《アーサー王伝説》に出てくる有名な存在・《騎士王アーサー》だったから。

しかし、見た目が大きく異なっていた。

 

先ず、性別が全く違っていた。

其れに名前も違っていた。

 

「まぁ、この世界の史実も、俺のいた世界の史実も、関係無いさ。

俺にとってあいつはセイバーで変わりは無いんだからな」

 

「…デキテル〜」

 

「⁉︎う、うるさいな‼︎」

 

すると、突然、物騒な音がしたので、嫌な予感がしたので、見てみると、そこには木剣を構えたセイバーと、地面に倒れて目を回している響がいた。

 

「きゅ〜」

 

「何処からそんな声出してるんだよ…」

 

「す、すみません。つい調子に乗ってしまいました…」

 

「幾ら何でもやり過ぎだ!」

 

そのあまりの光景に其々の対処に追われる事になったのであった。

そしてその場を片付けた面々は、現在今でのんびり寛いでいた。

そして、響の頭には何故かタンコブが出来ていて、憑友は逆に手をぶらぶらと振っていた。

 

誰がやったのか薄々気付いているので、割愛とさせて頂こう。

 

 

「…さて。セイバーさんは、響と交えた感想をお願いします」

 

憑友から改めてセイバーの感想を聞いた。

 

「はい。先ず、ヒビキははっきり言って、まだまだと言った所です」

 

「うぐっ…」

 

最初の一言なので、かなり落ち込む響。しかし、セイバーは"まだ話は終わってませんよ"と示唆した。

 

「その代わり、対処する時の能力に長けているのが特徴ですね。

私も使いたくは無かったのですが、不意打ちを数回に分けて攻撃したんですけど、ほぼ全て躱したり、受け止めたりはしてました。

こう言う状況判断能力の高さは確固たる物ですので、それをしっかりと伸ばして下さい」

 

「!…はい!」

 

セイバーの話を聞いた響は笑顔になった。

 

飴と鞭だな…

 

憑友と士郎はそう感じていた。

 

「む?今、何か私の悪口を言いましたか?」

 

「「言ってないから⁉︎」」

 

「(まさか此処で『直感』が発動するとは…恐るべし騎士王アーサー)」

 

そう言うとセイバーは今度は士郎を無理やり連れて、弦十郎の敷地内にある道場へと足を運んで行ったのであった。

その時に、士郎が思いきり耳を引っ張られて行ったので、2人は呆然としていた。

 

「…でも、何とかなりそう!」

 

「だな」

 

するとカードケースから一枚のカードが出て来た。

そこにはなのはのカードが描かれていた。

 

「?なのはさん?」

 

すると、なのはのカードの裏をタッチした。すると、カードの上にホログラム上になったなのはが現れた。

 

『やっほー』

 

「何処からそんな台詞を吐いた⁉︎」

 

『それよりも、響ちゃんの力になれそうな存在…心当たりあんだけど?』

 

「え?本当ですか⁈」

 

如何やら、響と同じ格闘系の存在に心当たりがあるようだ。

実は響は性質上にて、『英雄』達の属性に例えると、

 

光・人間・格闘・拳

 

と言う分類になっており、この力を持っている者は『英雄』達の中ではほんの一握りしかいないと言う事だった。

格闘系の『英雄』は憑友が所持しているが、共に〔炎〕の属性で、中々定められなかった。

だが、今回のなのはは響と該当する『英雄』の存在に心当たりがあるという事なので、憑友は早速、その『英雄』が眠る石板を探す事にしたのであった。

 

一方、取り残された響だが、弦十郎が買い出しから済ませて来たので、そのまま稽古に励む事になった。

 

…因みに士郎はセイバーにみっちりと鍛え直されていたりする…。




憑友「『英雄』達を紹介するこのコーナー」
「今回は霊風さんが使用していた英雄・レヴィアタンの事を紹介しよう」

レヴィアタン/カード名【水竜姫 レヴィアタン】
属性/水・竜・魔・槍

見た目は人間に見えるが実は別世界にいる竜そのもの。
少し臆病な性格だけど、勇気を振り絞って立ち向かう。

憑友「実は霊風先輩が初めて出会った『英雄』なんだ。
だが、あまり戦いをしたがらないので、今まで平穏に暮らしていた。
けど、今回のノイズ騒動で勇気を振り絞って立ち向かう決心をしてくれたんだ」

次回

修行/不屈の心の娘

憑友「次回はなのはさんが…⁉︎
次回も見てくれよな!」

2016/6/30までに出たキャラが一応参戦してますが、7/1以降のキャラが今の所、出ていません。なので、以下の作品から選んで下さい。 1位のタイトルは外伝として投稿しようかと思います。

  • けものフレンズ(2017)
  • バトルガールハイスクール(2017)
  • はたらく細胞(2018)
  • SSSS.GRIDMAN(2018)
  • 盾の勇者の成り上がり(2019)
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