戦姫絶唱シンフォギア〜とある戦士の物語〜   作:かもめカメ

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今日はなのはさんの娘登場の巻!


第25話 修行/不屈の心の娘

ーーーーsideto 憑友

「んで、心当たりのある人って何なんですか?」

 

『私の娘だよ♪』

 

俺は今、なのはさんの案内で響と同じ属性を持った『英雄』を探そうとしていた。

しかし、突然のカミングアウトに俺はポカーンと言う音が出るくらい呆然としていた。

 

今、なんて言った?この人。自分の娘?

 

「…すみません…もう1回聞きます。

その心当たりの人って誰ですか?」

 

『何度も言うけど、私の娘だよ♪』

 

「orz…」

 

まさかの解答に俺は色々と頭を抑え込んでいた。

幾ら何でもスパーリングの相手に自分の娘を紹介するか、普通…。

 

そしてやって来た場所に、俺は見開いていた。

そこはつい先日、翼さんが『絶唱』を発動しようとしていた所であり、

《ネフシュタンの鎧》を纏った少女と、《水魂導師》と呼ばれていた男・ロックとの邂逅をした場所だった。

そして、俺はそんな中を歩いてみると、そこに1人の男が立っていた。

 

髪は水色でストレート、水色と群青色のパーカーを羽織っていた。

 

するとその男が俺に気付いたのか、此方に振り向いた。

その顔を見た俺はすぐに拳を構え、戦闘態勢に入った…!

 

何故なら、その男こそ…

 

《水魂導師》ソウルの変身者…ロックと顔がそっくりだったからだ。

 

「…まさか、此処でまた逢えるとはな?《炎魂導師》いや、人絆憑友」

 

「お前…ロックか。何しに此処へ来た!」

 

俺はそう言うとロックが何かを投げて来たので、俺は慌ててそれを空中でキャッチした。

そして手に入れた物は、なんと『英雄石板』だった!

 

「⁉︎…如何言うつもりだ?」

 

「…お前の餞別品さ。」

 

「何?」

 

そう言うとロックは話し始めてきた。

 

「俺はこの世界に蔓延る悪を根絶やしにしなければならない。

俺にとって大切な物を奪い尽くした者達にな。

だが、それを止める正義の味方がいるのもまた然り。

今此処で俺を止める事も不可能ではないぞ?」

 

ロックはそう言ってきた。

まるで挑発みたいな台詞だな…

すると、それを察したのかロックはそのまま俺に背中を向けて、去ろうとした!

 

「⁉︎おい、待てよ!」

 

「…悪いが、この後用事があるのでな。

それは此処にあった物。だが、俺はその力を使うつもりは毛頭もないから、貴様にくれてやる。

今度会った時は、互いの事を理解したいものだな…」

 

そう言うとロックはその場を去ろうとしたら、急に何かを思い出したのか、俺に2枚のカードをちらつかせた。

 

「言い忘れたが、お前に見せていない姿は()()()()()()でこの2枚。

俺の住処にあと10枚の計12枚。

まだお前に見せていない姿があるから楽しみにしておけよ」

 

そう言うと今度こそその場を後にしてしまった。

何なんだよ、彼奴。

敵として戦っておきながら、何で彼処まで俺の事を過剰な期待を込めるのだろうか…

何故、『英雄』達の力を宿したカード…通称【ヒーローカード】の枚数を言ったのか…

 

俺は何1つ分からないまま、余計に謎を増やしたのだった。

そんな時になのはさんがカードケースから現れた。

何なんだ?こんな時に…

 

「?如何したんですか?」

 

『これだよ!この石板!この石板の中に娘がいるんだ〜♪』

 

「へぇ?…えぇぇぇ⁉︎」

 

まさかの爆弾発言に俺は大声を発していたのであった…。

 

ーーーーーNO SIDE

それから数時間後。

 

弦十郎の家に帰って来た憑友は、弦十郎にパソコンが無いか聞いてきたので、弦十郎が少し大きめのノートパソコンを持ってきた。

すると憑友は、今回持ってきていたリュックサックを漁り、

そして、『英雄石板』を解析する為の装置…

通称《HeroTraceMachine》をそのノートパソコンに繋げ、更にUSBを用いてライドとノートパソコンとの間とも繋げて、そして解析をし始めた。

 

 

「…相変わらず、凄いな」

 

「憑友らしいですけどね」

 

その憑友の姿を見た弦十郎は流石、玄也の息子だと感心していた。

すると憑友が準備に取り掛かった。

如何やら、解析が完了したようで、そのまま詠唱準備に取り掛かった。

因みにこの場には弦十郎と響、そして現界したなのはの3人が、その様子を見ていた。

 

「解析完了。詠唱開始。

『その子はかつては弱かった。

 

あまりの衰弱さと、親がいないと言う事実の中で、1人で生きてきた。

 

そこへ現れしは桜色の光を纏った1人の女性。

 

その子は以来、その女性を母親のように感じた。

 

しかし、突きつけられる自分の存在理由。

 

己の正体。己の経歴。

 

果ての先では、その子は母親のように感じた女性に牙を剥けん。

 

されども、女性はそれでも大切な娘の為に己の身体を傷つけてまでその子を助けた。

 

その心に触れた子は、女性に助けを請い、女性は子の助けを受けて、それを助けん。

 

以来、その子はその女性と、女性の親友の元ですくすくと成長していく。

 

鮮烈なる青春の物語へと進む為に…』」

 

すると、詠唱が終わると、そこから一枚のカードが現れた。

そこには金色の髪で、小さな女の子が元気そうに今にでも動き出しそうな程、生き生きとした姿が描かれていた。

 

そして何よりも…その子は眼の色が左右別々だった。

 

右側の眼は赤く、対して左側の眼は緑の眼をしていた。

 

 

「えっと〜…【不屈の心の娘 ヴィヴィオ】か。

取り敢えず、現界させてみよう」

 

そう言うと憑友は『現界ブースター』を取り出し、

先程のカードを挿入した。

 

するとブースターから光が放出、同時にそれがみるみると人の形に形成していく。

そして光が消え、そこにいたのは先程のイラストに描かれた通りの少女が現れたのだ。

 

「…?此処は?」

 

「ヴィヴィオ〜」

 

「⁉︎なのはママ⁉︎って、ちょっ…」ムギュ!

 

するとなのはがその子に抱き付いたので、女の子は何が起こったのか訳が分からないままなのはに抱き付かれてしまった。そのおかげで、現在なのはがその子に対して離さないと言わんばかりの言動を見せていた。

それを見ていた憑友と響は呆然としていて、弦十郎は何か察したのか、豪快な笑い声を出していた。

 

 

そして漸く落ち着いたのか、なのはは女の子から離れて、現在皆に説明をしていた。

 

「…それで…この子が、なのはさんの娘さんですか?」

 

「うん♪」

 

そう言うとその女の子が自己紹介をした。

 

「初めまして!なのはママの娘、高町ヴィヴィオです!

一応、この世界だと小学4年生です」

 

「4年生⁉︎」

 

まさか自分よりも下の存在とスパーリングするとは思ってもいなかった響は吃驚していた。

すると、ヴィヴィオの隣から小さなうさぎの人形がピョコッと出て来たので、響は驚き、憑友は警戒し、弦十郎は目を見開いていた。

それに気付いたヴィヴィオはその人形を手に取ると、その人形も紹介した。

 

「この子はセイクリッドハート。愛称はクリスって言うんです!

私にとっては大事なパートナーです!」

 

そう言うとクリスが宜しくとでも言っているかのような行動を示したので、憑友は警戒を解き、皆も軽い挨拶をした。

 

「だが、まだ小学生のそれも10歳にも満たなさそうな女の子に、高校生の響君の相手は務まるのか?」

 

弦十郎の一言に憑友と響は確かにと言いながら頷いた。

するとなのははこんな事を言って来た。

 

「じゃあ…表に出て確かめてみます?」

 

 

ーーーーー

なのはに言われたまま、3人は庭の縁側に座り込み、

ヴィヴィオは庭の真ん中に立った。

 

「なのはママ…本当に"あれ"やっても良いの?」

 

「大丈夫だよ。私も派手にフェイトちゃんとやり合ったから、この子達は理解してくれるよ〜」

 

「なのはママ⁉︎今、フェイトママとやり合ったって言わなかった⁉︎」

 

「言ったよ〜」

 

「なんで⁉︎」

 

「それは後で♪さ、早く早く〜」

 

なのはの口から思いもよらない発言にヴィヴィオは文句を言おうとしたけど、なのはの言動に流石の娘でも頭を抑えていた。

 

そして流石にもう呆れたのか、ヴィヴィオはすぐに思考を変え、うさぎの人形《クリス》を手に取った。

 

「行くよ、クリス。

セイクリッドハート!セット、アップ!」

 

するとヴィヴィオの周りを虹色の光が包み込んでいく。

 

それを見ていた3人は眩しくて目を塞いでしまった。

それでも、なのはだけはしっかりと娘を見ていた。

 

そして光が収まり、憑友達はヴィヴィオの方を見た。すると其処には、

 

ヴィヴィオと金髪のサイドポニーをし、瞳の色と配置がヴィヴィオと同じで、背丈がかなり長く、そして胸もかなり大きめの女性が其処にいた。

 

「だ、誰⁉︎」

 

3人を代表して憑友がそう叫ぶと、なのははニコニコしながらこう言った。

 

「大分、良くなったね♪

 

 

 

 

 

()()()()()♪」

 

「へ?」「は?」「え?」

 

なのはの口から思いもよらない言葉が発せさられたので、

響、弦十郎、そして憑友の3人は、それぞれ別々に言うと…

 

「「「なんです(だ)と〜〜⁉︎」」」

 

最後は同時に叫んでいたのであった。

 

「あはは…。やっぱりこうなるんだね…」

 

一方、ヴィヴィオは矢張りかと言わんばかりに苦笑していたのであった…

 

 

 

 

因みにその後、

ヴィヴィオは響とスパーリングを行なったのだが…

 

 

 

「はぁ!」

 

「ぎゃふんっ⁉︎」

 

ご覧の通り、響はボロ負けしているのである。

響からすればさらに精神的ダメージも半端じゃあない。

何せ相手は一応変身して、急成長しているとは言え、自分よりも下の小学生である。

 

その小学生に高校生である筈の自分がボロ負けしたら、そりゃ誰だって、精神的ダメージがきてもおかしくは無いのだから。

 

「つ、強すぎる〜〜」

 

「何言ってんだよ…まだ良い方じゃねえのか?」

 

「戦って無いからそんな事言えるんだよ!」

 

「じゃあ、ナツやアカネと変えてやろうか?

ノイズみたいに消し炭になっても知らねぇけど…」

 

「すみませんでした…」

 

憑友と響の会話を見たヴィヴィオは相も変わらず苦笑いをしていた。

けれど、此処まででもうかなりの数のスパーリングをして来た響。

 

「そろそろ…かな…」

 

そう憑友は呟いていた。




憑友「『英雄』達を紹介するこのコーナー」
「今回はなのはさんの親友にして、ヴィヴィオちゃんのもう1人のママのフェイトを紹介しよう」

フェイト/カード名【迅雷の執務官 フェイト】
属性/雷・人造人間(クローン)・魔・杖

人の手によって生み出された人造人間。
でも、なのはと出会った事で、人としての人生を楽しんでいる。

憑友「本来ならなのはさんと共に平和な暮らしをしたかった様で、今回の件に関しては非常に辛い思いをしているらしい。
早くこの時間を終わらせたいものだぜ…!」

次回

複雑な気持ち

憑友「次回は霊風の正体が判明⁉︎
次回も見てくれよな!」

2016/6/30までに出たキャラが一応参戦してますが、7/1以降のキャラが今の所、出ていません。なので、以下の作品から選んで下さい。 1位のタイトルは外伝として投稿しようかと思います。

  • けものフレンズ(2017)
  • バトルガールハイスクール(2017)
  • はたらく細胞(2018)
  • SSSS.GRIDMAN(2018)
  • 盾の勇者の成り上がり(2019)
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