戦姫絶唱シンフォギア〜とある戦士の物語〜   作:かもめカメ

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今回は我らがSAKIMORIさんの話。
そして、神様登場回!

此処で、憑友が探さなければならない石板のヒントが!


第27話 神との邂逅

響と憑友が弦十郎の元で修業に励んでいた頃、

翼は生と死の狭間と言う名の海を漂い続けていた。

 

ーーーーーSIDEto翼

 

私…生きてる…?

 

いや、違う…死に損なっただけ。

 

《ネフシュタンの鎧》…

 

あれさえ取り戻す事が出来たら、どれだけこの身が安らぎに満ちて来れたのだろうか…

 

 

 

 

 

 

「真面目が過ぎるな…防人の華よ」

 

…え?

 

私は何者かの声が聞こえ、その方を見て見ると、

青白いショートヘアで、

 

白いローブを身に纏った男の人がそこにいた…

 

「貴方は…?」

 

「取り敢えず、話をしようか」

 

そう言うと指でパッチンッ!と鳴らした。

すると、辺りが深海から、あのライブ会場そのままの姿になった。

 

「⁉︎こ、これは…」

 

「これは俺の心像現象で見せている謂わば結界だ。

『英雄』の中には、この様に周りの風景そのものを変質して戦う戦士がいると言う。

さて、そんな話をする為にあんたを呼んだんじゃ無いのでな。

話すなら、それ相応のマナーが必要だよな?」

 

そう言うとまた指を鳴らした。

すると今度は何処からともなく風が吹いてきた。

少し荒々しい風だった。

 

すると、風は見る見ると形を作り始める。

終いには風は1つの椅子を作り上げていた…

しかも、ご丁寧に視認する事も出来るとは…!

その思いもよらない行動に惚けていると、その男は私から少し離れ、また指を鳴らした。

すると今度は地面から大量の炎が吹くと、それも形を変えて、此方も椅子を作り上げていた。

すると男はその椅子となった炎の上に腰掛けたのだ!

 

「⁉︎」

 

「何を突っ立っている?早く座れ」

 

…正直、心配事でしかならない。

男が座っている椅子…熱くないのだろうか?

 

「心配するな。熱くも痒くもないから」

 

な⁉︎ま、まさか口に出していたのか⁈

 

「いや、口に出してなんかいねぇよ。お前さんの心の声が嫌でも聞こえてくるんでな?

ま、無理もねえか。此処は、結界を張っているとは言え、お前さんの心の中だからな?」

 

…まさか心の声が読まれていたとは。防人t…

 

「『防人として不覚を取った』とか思うなかれ」

 

「⁉︎」

 

「あんたはあんただ。それは変わりはないんだよ…

ほら、さっさと座れ」

 

男はそう示唆してきたので、私は渋々その風の椅子に座った。

すると、先程まで、誰1人として座らせるものかと言っていたのかもしれない荒々しい風が瞬く間に落ち着き、まるでそよ風の様に椅子でありながら、ふかふかとしていた。

 

「さて、話をしましょうか?防人嬢?いや、

風鳴翼さん?」

 

そう言うと私は彼と話をする事にした。

色々と聞きたい事があるからな。

 

「先ず、俺は何者か?これを先に言わねえと、意味がないからな?

 

 

 

 

 

俺は神様だ。

ま、経歴が浅い若き神様だと思えば良い」

 

私はその一言で、目を見開いた。

目の前に神様がいると言う事は、やはり私は死んでしまったのかと思うから。

 

「また、心の声がダダ漏れだぞ。それに、お前はまだあの憑友とか言う奴と違って、外面的な肉体と精神は健在している。

ただ、内面的な肉体の方に支障が出ていただけだ。」

 

その一言で、私は何故かホッとしていた。

…と言うよりも…

 

「…私の心の声を聞いて、それに答えるのはいくら神でも止めて下さい」

 

「そう言う愚痴っぽいものが嫌でも聞こえてくるからそれは却下な。

あ、でもプライバシーに関する事は聞こえてはいないから安心しろよ」

 

「ご都合主義者か貴様は…!」

 

「最高の褒め言葉をどうも」

 

…なんだろう、この神。性根が少し腐ってる…。

 

「さて、こんな話をした所為で、喋る時間が短くなったな。

本題に入るとしよう」

 

それを聞いた私は渋々、神様の話を聞く事にした。

 

「あんたは、奏と言うとても大事な存在がいる。

 

故に、この心像現象の風景には戸惑いがあるんだろう…

だが、俺にとっては此処は俺と言う神が生まれた最初の分岐点(ファーストターニングポイント)に過ぎん。

と、こんな時にまで話す必要は無いな。」

「お前さんは、防人としての使命に捉われ過ぎだ。

あんまりその状態が長引くと、本当に死ぬぞ。

 

()()()()()()()()()()()()()()()()ってね」

 

「え⁉︎」

 

何故、貴方が…その台詞を⁉︎

 

「お前はまだ生きろ。お前の帰りを待ってる奴がいるだろ?

現にお前の左手からその者の鼓動を感じないか?」

 

そう神様が言って来たので、私は自分の左手を見た。

見た目はなんの変わらないただの私の左手だけど、

確かにそこから温もりを感じる…

そうだ…この温もりは…

 

 

奏の温もりだ。

 

奏が私が帰ってくるのを、待っている…

 

「さて、手短になったが、如何やらお前さんとはこれっきりだな」

 

「⁉︎待って!」

 

「?」

 

私はすぐにその場から離れようとしていた神にある事を言った。

それは今後の私にとっても、大事な話だった。

 

「貴方が、憑友が言っていた神様なら、教えて下さい!

あの子…憑友が蘇る為に必要な『英雄石板』の特徴を!」

 

そう。私は憑友から聞いた話を思い出していた。

彼は…憑友は神様から『英雄石板』を探してこいと言ってきた。

だが、現在分かっているだけでも、300枚以上存在する『英雄石板』の中から、今目の前にいる神はどの石板が欲しいのか、詳細はおろか、ノーヒントの状態で、彼をまた現世に戻した。

私としては彼…憑友にはまだまだ人生を楽しんでもらって欲しいから。

基本的に不器用である私でも、これだけは絶対に譲れなかった。

すると神は、頭を掻きながらも私の方を見て話をしてきた。

 

「…彼奴を蘇らせるヒントを、あんたに免じて教えておこう」

 

如何やら話が通じたようだ。

それに私にだけ免じたと言う事は、あの子が話しても、一切口を開かなかった筈。

そう言うと神は告げ口のように答えた。

 

「《竜を滅する剣》

 

《魔を穿つ弓》

 

《銀の腕》

 

《女神の慈愛受けし《鎌》と《鋸》》

 

《2振りの槍》

 

《女神の盾》

 

《歪んだ鏡》

 

そして…《槍の名を冠する『拳』》

 

 

それが、憑友を蘇らせるヒントだ。」

 

《竜を滅する剣》と《魔を穿つ弓》に《銀の腕》…

《女神の盾》に《女神の慈愛受けし《鎌》と《鋸》》…

《歪んだ鏡》と《ふた振りの槍》そして…

《槍の名を冠する『拳』》?

 

何かのキーワードなのか?

…駄目だ。なんの事だがさっぱり分からない…

 

「悪いが、これ以上は教えられん。

ただ強いて言うなら…

 

 

 

お前たちの身近にあるものだと思えば良い…」

 

そう神が言うと、徐々に私の視界がぼんやりとしてきた…!

待って!まだ貴方には色々と話が!

 

「これ以上長く居座れば、魂を失う。さぁ、行け。

…響の事…宜しく頼むな」

 

「え?」

 

その一言を最後に私の意識は元の身体の方へと戻って行った…

神は何故、憑友ではなく…響と言ったのか?

響と言われて思い付くのは、奏の《ガングニール》を継承した立花響の事なのか?それとも、違う存在の響なのか…

 

駄目だ。意識がそう持たないときたか…

ならば、残りは元に戻った時に考えるべきか…

 

ーーーーーSIDEto神

 

…我ながら、とことん甘くなったものだ。

あまりにもお人好し過ぎたな。

 

後は頼んだぞ、防人嬢いや、風鳴翼。

 

竜を滅する剣(天羽々斬)》を纏いし歌姫よ。

 

そして、霊風よ。

 

お前なら、彼奴らを導いてくれる事を、俺は信じてる…

 

何せ、あんたは…俺の先輩なんだから…

 

ーーーーーNO SIDE

 

神との邂逅を果たした翼は自分の左手を動かした。

それを見た医療スタッフ達は急いでメディカルチェックを行った。

一方、その時の翼はこう感じていた。

 

「(生き…てる…

不思議な感覚…

まるで、世界から切り離されて、

私だけの時間が遅く感じている気分…)」

 

そう思っていると、近くにある窓の先に自分が通っているリディアンを見た。するとそこから歌が聞こえてきた。

 

それは、校歌だった。

自分が通っているリディアンの校歌が翼は聞こえていた。

 

「(そうか…私、仕事でも、任務でも無いのに、学校を休むのは初めてだったな…

精勤賞は絶望的か…)」

 

そう感じていた翼。すると、

 

『響の事…宜しく頼む…』

 

先程まで精神世界にて対話をした相手、神様との話を思い出していた。

 

「(あの子がもしそうなら、私は改める機会を見出さないとね。

それともう1つ…)」

 

すると今度は憑友に関する話を思い出す。

 

「(《竜を滅する剣》、《魔を穿つ弓》、《銀の腕》…

《女神の盾》と《女神の慈愛受けし《鎌》と《鋸》》…

《2振りの槍》、《歪んだ鏡》…

そして…《槍の名を冠する『拳』》…

憑友をこの世に戻せる唯一の手掛かりなら…

私は探してみせる…あの子が生きて行ける為に…!)」

 

ーーーーー

翼の意識が回復した日の夕刻頃。

ノイズの被害にあった廃墟付近を3台の黒い車が移動していた。

そこには、日本の防衛大臣である広木 威椎が乗車していた。

車内では、彼がシンフォギアの事を厳しくながらも、それでもその優しさに溢れる内容を零していた。

そんな彼の乗った車がトンネルに入り、出ようとした時だった。

突然、トラックが道を塞ぎ、車が玉突き事故を起こすと、トラックから武装したテロリスト達が現れ、そして…

 

この日、広木防衛大臣は射殺されたのであった…

 

そしてテロリスト達は彼が所有していた物を取り上げ、そして退散しようとした時、妙に肌寒かった。

 

「随分と、人を殺したいみたいだな?テロリスト共」

 

『⁉︎』

 

その声を聞いた皆は目を見開いた。

 

そこには、1人の青年が、彼等の道を塞いでいた。

 

そして、テロリストの1人がこう述べた。

 

「き、貴様は…【冷眼のロック】⁉︎」

 

「ふっ。なら、話が早いよな?」

 

そう言うと、ロックは左腕に相棒である電子機器・ソウルアブソーバーを装着し、腰のカードケースから1枚のカードを取り出した。

 

そこには、

紫と白が交互に交じっており、紫のマフラーと、茶色の服を着ている…

タロットカードを手に持っている男のイラストが描かれていた。

 

「お前達のカードは"死神(デス)"の正位置。

意味は…終焉、消滅等の死に直結する物だ。

…行くぞ」

 

そう言うとロックはそのカードをアブソーバーに装填、そしてレバーを引いた!

 

ーソウル!フォーム、ダイキ!ー

 

すると、そこから黒い顔をしたピエロのような姿をした何かが現れると、ロックはそれを纏った。

 

ータロット・マジック!ボックス・マジシャン!ー

 

するとロックの姿が狂ったピエロのような仮面をし、

そして手から背丈を優に越す鎌が現れた。

それを見たテロリスト達は一斉に射撃を繰り出す!

 

しかし、

 

「無駄だ」

 

ロックの一言は現実と化した。

 

なんと、瞬時にロックが1人から3人に増えたのだ!

それを見たテロリスト達は驚愕した!

 

「これで、ジ・エンドだ」

 

するとロックは3人同時に一斉にソウルのドライブボタンを叩いた!

 

『『『ソウル・ダイキ!フルドライブ!』』』

 

「「「"必殺ファンクション"」」」

 

すると3人のロックはすぐに上空へスピンしながら跳躍すると、持っていた鎌を同時に薙ぎ払った!

 

「「「"デスサイズハリケーン"」」」

 

その言葉で、周りのテロリスト達は一掃され、そこには身も完全に切り刻まれ、見るのもあまりにも無残な姿と化したテロリスト達と、

無傷で立ったままのロックがそこにいた。

 

するとロックはある場所へと連絡を掛けた。

 

「此方、ロック。任務は達成した。

これより例の物を持って帰還する」

 

そう言うとロックはテロリスト達が取り上げようとした物を携えて、その場を後にしようとした。

するとカードケースからフェイトが現れたので、ロックは話をする事にした。

 

「…あんたは一応、警察みたいな仕事をしてるんだ。

今なら俺を現逮する事も不可能じゃないぞ?」

 

「…ううん。今の私はそんな力は無いよ。さ、急いで妹さんの所に帰ろう?」

 

「…いつもすまない」

 

そう言うとロックはフェイトを装填し、レバーを引き、フェイトの魂を纏うと、そのままその場を後にした。




憑友「『英雄』達を紹介するこのコーナー」
「今回は霊風さんが使用した熱血魂を持つふた槍使い・幸村を紹介しよう」

幸村/カード名【天覇絶槍 真田幸村】
属性/炎・人間・突・槍×2

2つの槍を巧みに扱う戦国武将の1人。
伊達政宗とは永遠の好敵手として相見える事もある。
女性の露出に対してかなりウブ。

憑友「本来《風魂導師》は〔炎〕と相性が悪いのだが、霊風先輩はそんなの全く感じさせない。
その2振りの槍で数多の武士達を薙ぎ倒す…!」

次回

異常と怪しさ

憑友「次回も見てくれよな」

2016/6/30までに出たキャラが一応参戦してますが、7/1以降のキャラが今の所、出ていません。なので、以下の作品から選んで下さい。 1位のタイトルは外伝として投稿しようかと思います。

  • けものフレンズ(2017)
  • バトルガールハイスクール(2017)
  • はたらく細胞(2018)
  • SSSS.GRIDMAN(2018)
  • 盾の勇者の成り上がり(2019)
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