え?何故、疑惑かって?
微妙だから、分かりにくいのである。
と言う訳でどうぞ。
ーーーーーーSIDEto翼
「リハーサル、良い感じでしたね」
ええ。
私は今、ライブ会場の裏手にて今回のライブのリハーサルを終えてきた。
結果は好調。これなら安心出来そうだ。
緒川さんもそう感じてくれた様だ。
パチッ!パチッ!パチッ!パチッ!
?拍手の音?何処から…?
「!トニー・グレイザー氏⁉︎」
そう言うと緒川さんの向いた方向に1人の男性がやって来た。
私はその人の事を知らなかったので、緒川さんが私に説明してきた。
「メトロミュージックのプロデューサーです。以前、翼さんの海外進出展開を持ちかけてきた人です」
そうですか…
私としては奏となら何処までも行きたい。
けど、今回
グレイザー氏はあのライブ会場での悲劇の後に私の所にやってきたそうです。
彼の所にまで聞き及んでいたと言う事に当初は驚いていた。
けれど、話を聞けば、私のみをスカウトしに来たという内容ばかりだった。
防人として生きている私だが、欲はある。
"奏と一緒に何処までも歌いたい"と言う欲が。
それに、この日本が頻繁にノイズの被害に遭っている事は分かっていた。
当初の私は奏がもう歌えないと言われたショックが逆流して、自暴自棄になっていた。
今思い返せば、あの頃から、歌えなくなったけれども奏にいつも心配させられていた。もちろん霊風さんにも。
だから、それを察したのか、緒川さんがその話を何度も何度も断っていたそうです。
「中々首を縦に振ってくれないのでね。直接交渉をしに来たのだよ」
「その話ちょいと待ってはくれないか?」
「「「⁉︎」」」
そう思っていると、グレイザー氏が話をしていると別の方から声がしたので、私達はその方を見るとそこには霊風さんがいた。
「これはこれは《フレンドリーマネージャー》の精妖霊風では無いか?
今日はまたどんな内容で?」
「そいつの人生のレールを踏みにじる様な事はしたくは無いけどな…これだけは言わせろ。
今日のライブであんたの考えは変わるぜ?」
?如何言う事なんだ?
そう考えてると、霊風さんは「じゃあな!」と言って、そのまま私達から立ち去った。
今日のライブで、グレイザー氏の考えが変わる?
一体如何言う事なんだろう?
「…さて。彼の言ってた事はこの際、少し外そう。
先程の質問の答えは聞かせてくれるかい?」
「…やはり霊風さんと同じで、今回のライブ会場を見ない限りは」
私の答えは其れしか思い浮かべなかった。
「そうですか。では良い返事を期待しているよ」
そう言うとグレイザー氏は私と緒川さんの元から離れて立ち去った。
prrrrrr!prrrrrr!…
?電話?こんな時に?
そして私はその相手を確認すると、『奏』と書かれていた。
私はすかさず電話をかけた。
「もしもし奏?如何かしたの?」
『悪いな、翼。今回のお前の『復帰ステージ』来れなくなった』
「…そう…なんだ…」
其れは奏が今回のライブ会場に来れなくなったと言う事だった。
奏にはいつも甘えてきたから。
だから、今の私を間近で見て貰いたかったのだが…
『ごめんな。翼』
「ううん。大丈夫だよ」
『堅苦しいのは嫌いだって前に言ったよな?』
「う、うん…」
奏はそう話をすると、こう纏めた。
『私はいつだって翼の隣にいる事を忘れるなよ』
「…ありがとう。奏」
そう言うと奏は如何やら本当に外せない用事だった様で、用件を済ませたのか、すぐに電話をきった。
ずっと隣にいる…か。
私にとっても、奏は私にとって大事な片翼だから…
そう思いながら、私はライブの準備をする為に控室に行った。
その際に、隣の控室に明かりが灯してあった事をこの時の私は知らなかった…
ーーーーーーSIDEto憑友
「折角チケット貰ったのに、開演に遅れちゃう〜⁉︎」
「未来と逝都と馬燈の3人を先に行かせて正解だったよ…ったく」
俺は今、猛スピードで走っていた。
理由か?響の居残りだ。
今回はライブがあったから、未来には先に到着している逝都と馬燈と先に席の確保をお願いさせた。
あのチケットには俺の方には3枚渡されたのだが、翼さん曰く「一走と浅岡の分だ。2人にも是非聴いて欲しいんだ」と言う想いがあったので、その日の帰りに出会って、2人に手渡したんだ。
その時の2人は凄く喜んでいた。
何せ、ステージを真近で見られる特等席だそうだからな。
なんて、そう考えてると、
pirrrr!…pirrrr!…
こんな時に電話?誰からだ?
そう思い電話をかけると、
『憑友か!』
声を聞く限り、弦十郎師匠だな。
「如何したんですか?弦十郎師匠。そんなに慌てて?」
『ノイズの出現パターンを検知した!』
「え⁉︎ノイズ⁈」
「!」
それを近くで聞いた響は電話で二課へとアクセスした。
『これから翼と霊風にも連絡を』
「待って下さい!師匠!」
響?
「現場には私と憑友の2人でお願いします。
翼さんは自分の戦いに臨んで欲しいんです。
あの会場で、最後の最後まで歌いきって欲しいんです…!」
…変わってないな。響は。
そう言うお人好し…嫌いじゃないぜ。
「俺からもお願いします。弦十郎師匠!
翼さんにとってはこの日が思い入れのあるライブにして欲しいんです…!」
『…分かった。2人の事を尊重しよう。座標は響君には友里が、憑友には藤堯が教える!
無茶はするなよ!』
「「了解!」」
そう言うと俺と響は人目のつかない所まで行き、そしてそれぞれ変身した。
「行くぜ!ライドさん!」
『OK!では参ろうか!
AreYouReady!』
そう言うと俺はこの間の石板で解析した新たなカードを取り出して装填し、レバーを引いた。
「変身!」
するとアブソーバーから黒い刀を持った少し茶髪が交じった黒髪の好青年が現れて、俺はそれを纏った。
そして響も聖詠を歌った。
「Balwisyall Nescell gungnir tron…」
ーライド!フォーム、イッキ!
最弱にして、無冠の剣王!ー
俺はそれを纏うと一気にアブソーバーのドライブボタンを叩いた!
『ライド・イッキ!フルドライブ!』
「全開放!"一刀修羅"‼︎」
そう言うと俺の周りが一気に変わった。
そのまま俺は《シンフォギア》を纏った響に手を差し伸べると響がその手を掴む。そして、一気に跳んだ!
ビルの屋上へと着地するやそこから一気にノイズの方へと向かった!
俺達の楽しみを壊した罪…贖って貰うぞ!ノイズ共!
ーーーーーーSIDEto未来
ライブ会場で逝都と馬燈の2人と出会った私はそのままライブ会場に足を運んで、1番良く見える席に座っていた。
けれど、流石の私も緊張しちゃって。
それに気付いた2人が、「此処は俺達が確保してくから、今の内に手洗い済ませて来いよ」と言ってきたので、私は2人の言葉に甘えてそして手洗い場へとやって来ていた。
するとそこで出会ったのは…
「…?奏さん?」
「」ドキッ⁉︎
なんと奏さんだった。なんでこんな所に⁈
「あ〜あはは…」
なんとか誤魔化そうとしているのを見ると、何か隠しているみたいです。
なので、私は「誰にも言いませんよ。もちろん翼さんにも」と言うと、呆気に取られた様な顔を見せると、そのまま話をしてきた。
「私…翼のお荷物になってるんじゃあないかなって思ってな。
彼奴のためにもと思っていたんだけど…やっぱり翼の事を良く知ってるのは私だけなんだと思ったんだ。
でも…」
「大丈夫ですよ」
「え?」
だって…
「翼さんの事を真近で見て来たんですよね。
だったら、翼さんの心の拠り所になれば良いんですから」
「…そんなものなのか…」
「そんなものですよ」
私だって、私を拠り所にしている響と憑友がいて、私もそんな2人を心の拠り所としているんですから。
「…そっか。ありがとな。小日向ちゃん」
「未来で良いですよ」
「それなら、私の事も奏って呼んでくれよ。
でも、本当にありがとな。おかげで肩の荷が下りた様な気がしてきたよ」
そうですか…よかった。
そう考えてると外から歓声が上がってきていた。
「そろそろ翼の出番だな。
彼奴を応援してくれよな」
「…はい!」
そう言うと奏さんが手洗い場から立ち去っていった。
その時、私は奏さんの格好を改めて見た。
そこにはローブで隠していたとは言え、今日翼さんが着る予定の服装のオレンジ版で、鏡で反転したかの様な格好をしていた。
頑張って下さい。奏さん!
ーーーーーーNO SIDE
そしてライブ会場では会場のオーディエンス達が黄色い歓声を上げていた。
何故ならステージ上にて風鳴翼が現れたからだ。
それを見た観客達のテンションはヒートアップしていた!
そんな歓声の中、未来は如何にか席に戻ってこれた。
「遅かったな?」
「何か問題があったのか?」
「ううん。けど、響と憑友、間に合わなかったね」
そう言いながら、未来は隣空いた2つの席を見ていた。
響と憑友が座る予定の席だった。
「なら、彼奴らの分まで騒ごうぜ!」
「お前らしいったらありゃしないな…!」
そう言うと2人はすぐにライブの盛り上がりの波に入った。
「もう…」
未来はそんな2人を見ながらもそれもそうだと腹を括り、翼のライブを観ることにした。
そして翼はと言うと、観客に新曲を披露した。
(挿入歌「FRIGHT FEATHERS」水樹奈々)
その歌を聞いた皆はテンションが更にヒートアップしていた。
翼は今の自分の気持ちをありのままの感情に流して。
例え、片翼をもがれても、それでももう片翼を切り落とす様な事はしない…
絶望に染まっても、それは自分にとっては希望であり、心の拠り所であると。
そんな心のこもった歌声を聞いた皆は知らない。自分の想いなど。
だけど、其れを聴いて心の底から思ってる人にその歌が届けたら…と、翼はそう思った。
そして歌が歌い終わり、翼は観客の皆に自分のありのままの事を伝えた。
「ありがとう皆!今日は皆んなの前で歌を歌えて本当に気持ちよかった!」
「こんな想いは久しぶり…忘れていた。
けど、思い出した…!こんなにも歌が好きなんだって…!」
『ならば、その歌でこの俺を感化させてみろ!』
「え?」
すると突然、ライブ会場の中央から徐々に光が消えていき、
唯一の光が観客達のペンライトだけとなっていた。
「これは…一体…?」
『ならば、この俺が!お前の歌を聞いてやろうではないか!』
するとライブの中央地点のオブジェクトがカラフルな虹を描き始めた…!
するとそのオブジェクトの真上に誰かがいた。
『我は数多の次元を飛び越え、両翼が奏し歌に惚れた者。
ならばこそ、その内の片翼をもぎ取る事も厭わない…!
我が名はレフ!レフ・スピリットなり!』
なんとそこには不気味な仮面を被った男がそこにいた!
するとそんな男に対して、
『ちょいと待ちな!』
「⁉︎この声…」
『ほう…来たか。もう1人の片翼よ』
すると男が見た方向にライトが照らされた。
そこにはローブを纏っていて、顔を隠した謎の存在がいた。
すると謎の存在はそのままライブ会場内へとダイブした!
そしてそこからワイヤーアクションでくるくると回転しながら、翼の隣に降り立った。
「!」
するとローブを纏った謎の存在がすかさずそのローブを外した!
そして翼は目を見開いた…!
『両翼の歌が聞きたいなら聴かせてやる…!
風鳴翼と…
天羽奏と言う…
《ツヴァイウイング》の歌をな!」
それは翼にとってはかけがえのない存在、
天羽奏がそこにいた!
クリス「なんだよ…此処は?」
(カンペ)
クリス「んあ?『英雄』達を紹介するコーナー?
…はぁ⁉︎今回はあたしがその役⁈ふざけんな!このコーナー、降りてやる!」
(カンペ)
クリス「んだよ…?『クリスさんのお兄さんである、ロックさんについてる『英雄』達を教えてくれ』だあ?…しゃあねえな…今日だけだからな‼︎」
「今回はロック義兄が使用していた『英雄』バンの奴を紹介してやらぁ!」
バン/カード名【
属性/無・人間・打・拳&棍
その欲の深さにより大罪を犯した元盗賊にして、《七つの大罪》の1人。
聖なる泉の水を浴びた事により、身体の魂を抜かれない限り、その身体は驚異の再生力を見せる…!
クリス「…ぶっ飛んてやがる…。
こんなのが『英雄』って言うのが、いけ好かねえよ!」
次回
両翼を導く風
クリス「あたしの出番、終わりかよ⁉︎ってか、暴れたりねぇよ⁉︎」
作)次回も見てね〜♪って、ちょっとこっちにまで、ミサイル撃ってこないで〜⁉︎
2016/6/30までに出たキャラが一応参戦してますが、7/1以降のキャラが今の所、出ていません。なので、以下の作品から選んで下さい。 1位のタイトルは外伝として投稿しようかと思います。
-
けものフレンズ(2017)
-
バトルガールハイスクール(2017)
-
はたらく細胞(2018)
-
SSSS.GRIDMAN(2018)
-
盾の勇者の成り上がり(2019)