戦姫絶唱シンフォギア〜とある戦士の物語〜   作:かもめカメ

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遅くなった。
バトル展開があるけれど、薄味気味。


第48話 3人の装者/3人の導師

あの後、弦十郎から通信が入って来た。

如何やら6体の飛行機型ノイズは東京スカイタワーがある第24区域に侵攻して行っているという情報が入った。

なんでも、スカイタワーには二課の活動時の電波管理等を統括していると言うのである。

つまり敵はこのスカイタワーを狙う事で、二課のシステムを麻痺させて、混乱に乗じて何かをしでかそうとしているという事らしい。

 

憑友と響は一足先にスカイタワーの上空へと急行した。

そしてそこで目に付いたのは、6体の飛行機型ノイズが円を描きながら、スカイタワー上空周辺を漂っていた。

 

「三体は色彩判断からして、恐らく青…」

 

「それって、『英雄石板』が入っていると言う事?」

 

「ああ」

 

憑友は特殊なスコープを覗いて、ノイズの色を判断した。

 

実は特異型ノイズ達には共通点がある。

 

それは、『体色が真紅のような赤と蒼海のような青、そして黄金のようなような黄色』の三色しか存在しないと言う事であった。

要するに、ノイズの体色がその三色の内の一つを有しており、

その一つの色で、身体全体を覆っているのだ。

強いて言うなら、その三色以外は存在しないと言う事である。

 

それを聞いた響はその三体の始末をする事が出来ない事を悔やむが、

 

「その三体は俺と霊風先輩がやる。

響は残りの三体を…⁉︎」

 

「?如何し…⁉︎」

 

憑友は何かに気づいたのか、それ以上何も喋らなかった。

それを見た響きは、憑友の向いてる方を向くと、そこにはなんとさらに飛行機型ノイズがまた三体増えたのだ‼︎

そして飛行機型ノイズ達は一斉に地上に大量のノイズを降らし、

更に背中からもノイズを排出し始めた!

 

「合わせて9体…!

くっ!地上の奴らも含めても、この数を如何やって「憑友!」何だ!」

 

「あのノイズ達の上に回って!」

 

「ノイズの上だと?…分かった」

 

響の提案を飲み込んだ憑友は、そのままノイズ達の上空を飛んだ。

 

そしてそのままノイズの上に辿り着くや、響はなんとそこから飛び降りたのだろう!

 

「⁉︎」

 

憑友は響の行動を見て目を見開くが、響はそんな憑友に対して、笑みを浮かぶ。

そして歌った…《聖詠》を。

 

「Balwisyall Nescell gungnir tron…」

 

(挿入歌『私ト云ウ 音響キ ソノ先二』悠木碧)

そして《シンフォギア》を纏った響は落下と同時にパワージャッキを伸ばし、そしてそのまま飛行機型ノイズの一体を倒した。

 

その様子を見た憑友は近くからバイクに乗ってきた翼と、その後を高速移動して来た霊風が駆けつけてきていた。

 

「なら、俺も派手に行きますか!」

 

そう言うと憑友はアブソーバーのドライブボタンを叩いた!

 

『ライド・カナタ!フルドライブ!』

 

そう言うと、アブソーバーから大剣クラスの武器が顕現し、憑友はそれを握った。

よく見てみると、剣の腹の部分はリボルバーのような形をしていた。

 

そして憑友はそのまま己のエネルギーを《魔力》へと変換、

するとそのリボルバーが四回動きながらチャージし、

そして前方に剣の先を向け、そして…

 

「喰らえ!"ストライクブラスター"‼︎」

 

『英雄』なのはの"スターライトブレイカー"に勝るとも劣らない程の砲撃魔法を繰り出した!

しかし、射程距離の関係か、大型ノイズの所まで届く事が出来なかった。

 

「!…ヤバっ⁉︎」

 

憑友が失敗に終わったと悟っていると、変身前の姿へと強制解除され、憑友はそのまま落下してしまった‼︎

 

カナタ・エイジ。憑友が変身していた『英雄』は…

空戦魔導士でありながら、自立飛行があまり出来ない(完全に0だとは言っていない)と言う矛盾したような存在。

先程憑友が載っていたホバーボートは《ホウキ》と呼ばれるカナタが空を飛ぶ際に欠かさない愛機である。

 

しかし、カナタは欠点として、極度の魔法量の少なさが影響している。

現に、先程の大技"ストライクブラスター"は1発撃つだけで、かなりの魔力を持って行かれる代物。

それを使用すれば、それだけかなりの精神力を削ぐのである。

自立飛行があまり出来ないのはその為でもある。

それを打開する案として、

 

『"ストライクブラスター(この技)"は、1度変身して放ったら、その後は強制解除され、再使用には半日必要』

 

だと、憑友はカナタ本人から話を聞いていたのだ。

 

「落ちる〜⁉︎」

 

さて、これらを踏まえた上で、憑友の現在の状況を理解して頂けただろうか?

 

要約するなら、

 

①憑友はカナタのフルドライブ(必殺技)を発動した。

②その反動で、変身は強制解除される。

③憑友は魔導師では無くて、元の一般人に戻っている。

 

つまりは落下しながら、地面へと真っ逆さまに急降下しているのである。

 

そんな憑友の慌てぶりに本当にお久方ぶりのゆる〜い幽霊キャラことユルセンがやって来た。

 

『お前さ?自分が何者なのか分かってねぇだろ?』

 

「はぁ⁉︎俺は歴とした人間…じゃなかった…半分幽霊だったんだ」

 

『んじゃあ後は分かるよな〜?』

 

「え?…!そう言うことか…」

 

そう言うと憑友は足を地面の方へと向けると、そのまま何かを念じ始める…!

 

するとみるみる落下スピードが減少していき…

そして、地面すれすれの所で止まり、そして着地した。

 

「(そう言えば俺…半幽霊だったんだ…)」

 

自分の今の現状を改めて感じた憑友は先程口にしていた事を思い出すと羞恥心に囚われたのであった。

そうしていると、

 

「憑友!」

 

「!…翼さん!霊風先輩!」

 

そんな憑友の所に天羽々斬のシンフォギアを纏った翼と《風魂導師スピリット》に変身していた霊風、

そして遅れてガングニールのシンフォギアを纏った響がやって来た。

 

 

「くっ!相手に頭上を取られる事がこうも立ち回りにくいとは…!」

 

「憑友が使っていた『英雄』を使えば…!」

 

「いや、その考えは却下だ。さっき使っていた『英雄』…カナタさんのは、1度"フルドライブ"を発動すれば、半日は使用不可だ」

 

「嘘⁉︎…!だったら、なのはさんは⁉︎」

 

「あの人は単独飛行特化型だから無理」

 

「俺のパートナーのレヴィアタンも基本的に腕力足りてないから無理だな。

この間手に入れたタバサも、使い魔の風竜《シルフィード》がいないからほぼ不可能だな」

 

憑友達の話を聞いた響は「呪われてる…!」と最早口癖のように喋って来たのであった。

因みに霊風が言ったタバサとは、『英雄』の1人で、

【トリステイン】と呼ばれる世界で魔法を行使する歴とした魔法使いである。

以前、1人でノイズを殲滅する際にこっそりと使用したのだが、

魔法を行使する事が出来ても、肝心の奴がいなかった為、思うように立ち回れなかったと言う。それは…

 

"使い魔"の有無である。

 

タバサのいる世界では、魔法学校があり、その昇格試験で使い魔を召喚するのである。

その内のタバサの友人の1人が、霊風と同じ人間を呼び出した時もあったと言っていた。

対してタバサは風の力を宿した竜…風竜《シルフィード》を召喚した。

そしてそのまま儀式を執り行った事で、タバサとその風竜は主従関係を結んだと言う。

 

だが、霊風はそのタバサの【ヒーローカード】を使用し、そして使い魔を呼び出す魔方陣を形成して、発動したのだが、

その風竜が全く出なかったのだ。

それで、話を聞いてみると、如何やら離れ離れになっていると言うのだ。

 

サトシとピカチュウ、

アランとリザードン、

マカとソウル、

 

この英雄達は皆"2()()1()()"で一枚のカードになっている。

実はタバサも上の3組と同じケースにあたるのだが、

その肝心の使い魔がいないので、如何することも出来なかったのであった。

 

さて、脱線し過ぎたので、話すを戻すとしよう。

 

そんな話を憑友達がしていると、ノイズが憑友達に襲いかかって来たので、

憑友達はそれを躱し続けた。

 

だが、

 

コテッ!

 

「んな⁉︎」

 

なんとこんな時に憑友は顔面から地面に思いっきりズッコケてしまったのだ!

 

ーーーーーーSIDEto憑友

 

あ痛っ⁉︎

なんでこうなるんだよ〜⁉︎

 

「…なんか」

「いろいろと…」

 

「「ごめん…」」

 

いや、そこでなんで謝るんですか⁈士郎さん⁈ルドガー⁈

 

「「運の低さが半端じゃないから…」」

 

あ、才ですか…。

…響もそうだったな〜…?て事は…

 

俺って、不運持ちと一緒にいる事になっていたのか⁈嫌だよそれ⁉︎

生涯不運のまま死にたくねぇ⁉︎

 

…あ、俺1度死んでたんだった。

 

「憑友!」

 

響?…!やべえ!

 

そうしていると上空からノイズが俺目当てに攻撃してきた!

ヤバい⁉︎このままじゃ!

 

ズドドドドドッッッ‼︎

 

そうしていると、横から弾丸の雨と矢の雨がノイズと俺の間を通り、矢は全てノイズ達に命中し、弾丸も半分以上がヒットしていた。

 

俺はその方向を見ていると…

 

「⁉︎クリスちゃん!」

 

「ロック…⁉︎」

 

「遅くなって済まない。クリスがピーチクパーチク喧しかったから、無理やり連れてきた」

 

「なんでそんな言い方しやがるんだよ⁉︎」

 

「人に対しての接し方がなってないぞ」

 

そこには2人の少年少女…雪音クリスと、ロック・アイル・ユキネがいた!

 

「如何してこんな所に⁉︎」

 

「勘違いすんなよ!あたし達はお前らの助っ人で現れてきたんじゃないからな!」

 

そう言いながら、クリスが反論してるんだけど…

 

『助っ人だ。到着に少々時間が掛かったみたいだがな』

 

「⁉︎////」

 

はいそこで、弦十郎師匠の一言炸裂!

?ってか、何処から声が聞こえてるんだ?

 

「?お前ら…それ。

二課の端末機じゃないか⁉︎なんでお前らが⁈」

 

『俺がやった。文句は後で聞くとするが?』

 

「いえ、滅相もございません‼︎」

 

霊風先輩がそう言いながら、端末機を取り上げようとしたら、その端末機を介して弦十郎師匠の声が聞こえ、更に自分がやったと自供したのか、霊風先輩の身体が一瞬縮んだかのように見えたのは気の所為なのかな?…気の所為で会って欲しい。

 

「何はともあれ…今この場には、

『剣』『弓』『槍』を扱いし歌姫達と…

〔炎〕〔水〕〔風〕に長けた魂の師者が此処にいるんだ。

怖いものなど何もないだろ?」

 

そう言いながら、ロックはギザな態度で話しかけてきた。

 

確かにロックの言う通りだな。

 

『剣』の使い手の翼さん。

 

『弓』の射撃手、雪音クリス。

 

『槍』の拳闘士である響。

 

3人の《シンフォギア》装者と、

 

〔水〕の魂を導く師者、ロック・アイル・ユキネ。

 

〔風〕の魂を導く師者、精妖霊風先輩。

 

そして…〔炎〕の魂を導く師者である俺…

 

3人の《精魂導師》が此処にいるんだ!

 

なら、やってやるしかないだろ!

 

そう言うと俺は通常時の姿であるカードを取り出した。

それを見た霊風先輩とロックも、自分達の基礎スタイルであるカードを取り出し、

 

3人同時にカードをアブソーバーに装填、そして…

 

「「「変身‼︎」」」

 

3人同時にレバーを引いた!

 

ーライド!フォーム、オ・レ!ー

ーソウル!フォーム、フォーマル!ー

ースピリット!フォーム、オリジン‼︎ー

 

そして俺達はそれぞれの魂を纏った!

 

ー英雄の魂!俺に宿れ!ー

ーお前らの魂、オレが頂く!ー

ー精なる魂、私に刻め‼︎ー

 

さあ、ノイズ共…

 

「人間…舐めるなよ!」

 

此処からが俺達《精魂導師》の者達と、《シンフォギア装者》による…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

鎮魂歌(レクイエム)の始まりだ!




響「うぇ⁉︎また私ですか⁈…て言うか、憑友は⁈」
(カンペ)
響「え?…うぇ⁉︎作者と話し合い⁈なんの⁈」
翼「それは良いとして、今回は私達2人でナビゲートをして欲しいとの事よ?」
響「翼さんと一緒に⁉︎」
翼「さ、早く始めましょ?私も忙しい身だからね」
響「は、はい!
それじゃ今回は、霊風さんが使用した『英雄』の1人にして、
憑友についている『英雄』メリオダスさんの仲間、
キングさんを紹介しま〜す!」

キング/カード名【怠惰の罪(グリズリー・シン) キング】
属性/風・妖精・突&魔・槍

本名はハーレクイン。
元は《妖精の森》を統べていた妖精王。
現在はメリオダスが団長を務める騎士団《七つの大罪》のメンバーとして活躍している。

響「へぇ〜…意外ですね〜」
翼「そうね。
えっと、手元の資料によると、
『基本的な姿は少年のような姿をしているが、
正装時の姿を見せる事がある。
その際はヒゲを生やしたデブになる』と…」
響「…そのままの方が良いと思うんですけど…」
翼「でも、場を弁える心を持っているという事は礼儀正しい性格と言う事。それに関しては素晴らしいと思うわ」
響「それは…そうですね…!」

次回

《自由》と《正義》と《運命》

翼「次回はこのサブタイトル通りの話をしつつ、スカイタワー防衛戦よ」

響「はい!でも、このサブタイトルに関連してるのって一体誰なんだろう?
まさか『英雄』なのかな…?
兎に角また見てね!」

2016/6/30までに出たキャラが一応参戦してますが、7/1以降のキャラが今の所、出ていません。なので、以下の作品から選んで下さい。 1位のタイトルは外伝として投稿しようかと思います。

  • けものフレンズ(2017)
  • バトルガールハイスクール(2017)
  • はたらく細胞(2018)
  • SSSS.GRIDMAN(2018)
  • 盾の勇者の成り上がり(2019)
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