灰と幻想のグリムガル Extra   作:キリュウ

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調子に乗って書いてしまった。

とりあえず、本編どうぞ~



第二話 : クラスの選択

 

 

酒場から出てきた俺とシホルはまず誰かに声を掛けてみることにしのだが、まぁ予想通りというかシホルはこういうことは苦手のようなので、主に人に話しかけて情報を得るのは俺の役目ということになった。

 

「ごめんなさい。・・わたし、ほんとに、役立たずで。ごめんなさい。」

「いや、誰かと一緒にいるってだけでだいぶ違うし、結構助かるよ?それに何か気になることがあったら俺に言ってくれ。なるべく大きい声でな?」

 

シホルはちゃんと俺に聞こえる程度の大きさで、うんとうなずいた。普段からこういう風にできればいいんだが、まぁこればっかりは仕方がない。

 

「えっと、その、誰に何を聞くことにしますか?」

 

シホルも俺と話すことは少し慣れてくれたのか割と普通なテンポと音量で話せている。

 

「う~ん、まぁ義勇兵って人たちに話を聞いてみたりとかするのが手っ取り早いだろうし、 まぁほかにも色々と確認したいんだが・・・」

 

(とりあえずは、まずこれ(・・)だよな~)

 

 

 

 

 

俺はとりあえずシホルを連れて近くにあった広場に移動し、なるべく人が好さそうな店主のいる店を選んでからその店の店主に話しかけた。

 

「すいません。ちょっといいですか?」

「はいよ~なんだい兄ちゃん?。安くしとくよ!」

 

俺が声をかけたのは、食べ物を売っている店の店主だ。その店では肉を串に刺して焼いたもの売っていた。

 

「えっと、ちょっとお尋ねしたいことがあるんですけど、これ1個いくらですか?」

 

俺は目の前で焼かれていた肉を指さして尋ねた。

 

「これかい?これは1個4カパーだよ!兄ちゃん食べるかい?後ろのお嬢ちゃんもどうだい?」

 

(4カパーね。なるほど、問題はこれが何カパーで1シルバーになるかが問題だな)

 

 

 

先ほど、シホルと相談した結果、まず最初に確認すべきこととしてお金の単位を知ることからにした。ブリちゃん曰く金で身分を買えるということ。つまり今この場において金の重要性はとてつもなく高い。俺たちはまだここで目が覚めて金の単位や相場などがわからない。だからもしかしたら見習い義勇兵ということで足元見られて、相場より高くものを買わされたり、レートがあってない交換などをしてしまうかもしれない。だから俺はまず金の問題を一先ず解決しておこうとシホルに提案したら、シホルもそれでいいと判断したため、今確認作業中というわけである。

 

 

 

(ここで1シルバーって何カパーなの?と聞いてもいいんだが、まぁ念には念を入れておくか。)

 

店主のおじさんは、買うの?どうする?と聞いて来るので

 

「買うよもちろん。肉は彼女も俺も好きなんだ。それに彼女もこう見えてよく食べるしね。だからさ1シルバー分頂戴よ」

 

すると店主は、

 

「おいおい、本気か兄ちゃんたち?いくら肉好きっていっても25本も二人で食べきれんだろ?」

 

と驚き呆れた顔でこっちを見る。

 

(なるほど、4カパーのものが1シルバーで25本買えるってこは100カパーで1シルバーなわけか)

 

「はは、流石に無理だな。でも今手持ちにカパーが無いんだよ。仕方ない、後でまた買いに来ることにするよ」

「おう、そうか?楽しみに待ってるぜ?」

 

店主は人が良く、結局買わないとなった俺たちにも笑いながら見送ってくれた。先ほどの店から少し離れシホルといったん話をしようと思ったのだが、なぜかシホルがまた下のほうを向いている。

 

「うん?どうした?あれ食べたかった?」

「・・・わたし、そんなに太って見えますか?」

「え?いや、全然そんな風には見えないけど・・・あ、」

 

俺はシホルの言葉の意味に気が付いた、先ほど店主に対してシホルが肉をよく食べるといった言葉に傷ついたのだろう。おそらく、私が太って見えるから、ああいう風に言われたと思ってるのではなかろうか。

 

「違う違う、勘違いしないで。別にシホルが太って見えるからとかそんなつもりは一切ないから。あれは1シルバーでおそらくそこそこの量が買えるだろうと予想したから適当に言っただけだよ。」

 

シホルは俺の目をじっと見つめて、その後なぜか慌てて目をそらし小さな声で言った。

 

「・・・わかりました。信じます。」

「あぁ、信じてください。だけど、悪かった、配慮が足りてなかった。次からは気をつけるよ」

「いえ、その、こちらこそ、ごめんなさい。」

 

二人で謝りあい、目があった俺たちは二人で少し笑いあった。

 

「よし!まぁ一先ず大体の食べ物などの相場はさっき店を回って一通り確認できた。次は「ノゾム!」うん?」

 

そこで声を掛けてきたのは、マナトとハルヒロだった。

 

「マナト、それにハルヒロも来てたのか。どうだ?何か情報は得れた?」

「うん、まぁそれなりかな。ハルヒロも結構情報ゲットしたみたいだし。ノゾムとシホルと何か情報は得れた?」

「得るには得たんだが、まぁ、まだまだわからないことが多いというのが今は結論だな。」

「うん、そうだね。とりあえずさ、僕とハルヒロは他の子たちと合流しようってなってるんだけど、どう?」

 

レンジたちではないグループか。まぁ別に構わないか。あの時レンジたちのグループに入らないと決めた以上、最終的には俺とシホルのツーマンセルで行動し続けるか、もしくは残っていたやつらとグループを作るかといった2つに一つだ。まぁ人数が多いほうが情報も多く得れるし、まぁ俺個人にとってデメリットはなかった。

 

「まぁ俺は別に構わない。」

「うん、私もそれがいいと思う。」

「あ、あのさ、二人ってもしかして知り合いだったりするの?」

 

俺とシホルが二人で行動しているから疑問に思ったのだろうが、ハルヒロが聞いてきた。

 

「いや、自己紹介したときも言ったけど俺は名前以外覚えてないからな。」

「わ、私も記憶に、あ、ありません。」

「そ、そうだよね。ごめん。変なこと聞いて。」

 

まだ、俺以外の人と話すときはシホルはおどおどと話してしまうようだ。

 

「別に構わない。というより、別にもっと砕けた話し方で構わない。別にレンジみたいに突然殴ったりみたいなことはしないからな。」

「そ、そうだよな。えっと、うん、こんな感じでいい?」

「あぁ、よろしくな、ハルヒロ。」

「あぁ、よろしく、ノゾム。」

 

 

 

 

マナトとハルヒロに連れられて行くと、広場から少し離れた建物の横に2人の男女が待っていた。

 

「お~い、ランタ、ユメ!」

「おっせ~ぞハルヒロ!ってなんか増えてるし!増えすぎだし!」

「あ~マナトくんとノゾムくんとシホルちゃんもおるやん。どうしたん?どこかで合流したん?」

 

待っていた二人はランタとユメの二人だった。主にランタという少年は割とテンション高めの喋り方をする男で、ユメという少女は少し変わった喋り方をする少々天然が入った少女だった。

 

(あれ?あの時残ってたのにモグゾーという少し背の高い男もいたはずだが、彼は単独行動なのか?いや、見た感じそんなことをしそうなタイプではなさそうだったが。)

 

「で!どうだった?お前ら何か収穫あったか?」

「あぁ、割と得るには得れたよ。とりあえず僕とハルヒロ、そしてノゾムたちの得た情報を共有したほうがいいと思うんだ。」

「そ、そうだな。っても俺あんまし覚えれてないかも。」

「は~ハルヒロはホントにダメだな~だめだめだな!」

「じゃあとりあえずマナトくんの情報から教えてもらおうや。」

「そうだね、まず・・・」

 

そして俺たちは知りえた情報を交換しあった。マナトが得た情報は主に俺たちがこれから行動する上でどのような職があるのかということ。また、ハルヒロが得た情報は主にこの近辺での金を管理してくれるような店など多様な店があるということだった。

 

「なるほど、ノゾムとハルヒロのおかげで一先ずお金の問題はなんとかなりそうだね。」

「あぁ、そうだな。次に決めなくちゃならないのはクラス(・・・)か。」

 

ここでは俺たちは見習い義勇兵という扱いだが、見習い義勇兵という職ではない。だからまず見習い義勇兵となった者は次にギルドというものに入り、そこでクラスと呼ばれる職を手に入れるらしい。そして案の定このクラスを手に入れるにも金が必要というわけだった。

 

「そうだね。一先ず僕たち6人でパーティーを組むってことで皆いいかな?」

 

そうマナトが俺たちに確認した。

 

「俺は別にいいけどよ~お前らが俺の足引っ張んじゃねぇぞ?」

 

ランタは割と自分の力に自信があるのだろうか?

そのランタの発言にハルヒロとユメは、はいはいといった表情をしているとこから、これはランタの虚栄なのだろうと容易に想像がついた。

 

「うん、じゃあまずは誰がどのクラスになるか決めようか。かぶるのも良くないし、まず戦士と神官っていうクラスはパーティーに必ず一名は必要らしいしね。」

 

その後俺たちは色々と各々性格などを判断して自分たちがなるクラスを決めた。

 

 

俺が今いるところは聖騎士クラスになるためのギルドだった。あの後の話し合いの結果、俺は聖騎士クラスを担当することになった。まぁ決め方は簡単だった。

最初にランタが戦士をやりたいと立候補し、じゃあマナトが神官でいいんじゃないか?という流れになり、狼犬を使役したいからという理由からユメは狩人に、そして残った職として暗黒騎士と盗賊、聖騎士と魔法使いの4つとなった。ここでシホルのクラスに近接戦闘は不向きだろうということからシホルが魔法使いのクラスになり、残りの3つの中でハルヒロに騎士は似合わねぇとランタから言われ、それをハルヒロも納得してハルヒロは盗賊に。そして最後に残った暗黒騎士と聖騎士の2つのどちらかを俺のクラスということに。俺は暗黒騎士でいいかなと思ったし、ランタにもお前にはお似合いだとか言われた(そんなに俺が暗いイメージだったのだろうか?)ので暗黒騎士を選ぼうと思ったのだが、マナトとシホルがノゾムは聖騎士の方があっている気がするということから多数決で俺は聖騎士のクラスになることとなった。

 

(まぁ話を聞く分には暗黒騎だけは一度なると他のクラスに変更できないようだし、割と正しい選択だったかもな。)

 

俺はギルドの受付の人に話をして、まずはギルドに入るためのお金8シルバーを支払った。マナトの情報によるとギルドに入るには8シルバーのお金が必要不可欠ということだった。まぁ金が必要になるのはわかっていたし、これでなぜブリちゃんが10シルバーも金をくれたのか理解できた。一日をただ平凡に過ごすだけなら多くて15カパーあれば十分だったのに、なぜ10シルバーもの大金を最初にくれたのか疑問だったのだ。

 

(店主に話を聞いたあの時は、一種の見舞金なのか?って考えてしまった自分がアホらしいな。)

 

そしてそこから、これから俺に指導してくれる人の所に案内された。

 

「君が我が聖騎士ギルドに入隊希望のノゾムだね?」

 

そこで待っていたのは少し大柄でいかにも騎士っぽい顔した男だった。年齢はぱっと見た感じでは40代くらいだろうか。

 

「えぇ、まだ見習い義勇兵になったばかりで、わからないことだらけなんですが。」

「それは誰しもそうだ。それに先日も君と同じ見習い義勇兵が入隊したばかりだしな。」

 

その入隊した義勇兵はおそらくレンジのグループの誰かだろう。予想はついた。おそらくあのロンとかいった丸刈りの頭の男だ。レンジが聖騎士などという堅苦しそうなクラスを選びそうにはない。ロンも見た目は入りそうにはないが、まぁレンジに入れと言われた可能性が高いだろう。

 

「私は君に一通りのスキルや戦い方などを教える。そこから強くなれるかは・・」

「俺次第ってことですね。覚悟はできてます。」

 

男は俺の目をじっと見てそれから一度うなずいた。

 

「よし、ではまず今日は・・・」

 

そこから7日間、俺の聖騎士クラスになるための訓練が続いた。そして7日後、俺は聖騎士クラスの基礎的な訓練を終えて他のギルドに入ったみんなと合流するべく、あらかじめ決めておいた集合場所へと向かったのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




読んでいただきいつもありがとうございます!


いや~”新世界より”はストックしときますww

とりあえず本編読まないとわかりませんね!

これから矛盾でるかもですけど、次回もよろしくです!


あたたか~い感想、おまちしておりま~す!www


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