ゾンビレッジ   作:永遠の二番煎じ

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今回の作品は人間とゾンビとの戦いを題材にしています。


前編

世界的大企業の製薬会社の薬物開発によって世界は荒廃した。

その薬物(後に死の煙、デッドスモークと呼ばれる)は煙草型の吸引式で受動喫煙でも症状が出るのである。

またそれは市販の煙草にまぎれ売られていた。

 

数年後世界の半分の人間がピンク色の何かを嘔吐していた。

それは先進国では社会問題となり、必死に各国の政府も対応したが時間が経ち過ぎた。

 

一年後・・・

俺は妻と子供を亡くして歩いて全国を放浪していた。

いつ死んだっていい・・・だが俺は喰者を殺し続け生きている。

唯一の生きがい?・・・いや復讐のためかもしれない。

 

ある廃墟と化した街に来た時、太陽が差し込むコンビニを見た。

数千件のコンビニを見てきたが、物資はほとんど置いていなかった。

いや、もうなかったに近い。

俺は背中に背負った日本刀を鞘から抜いて構え、一応コンビニの中に入った。

やはり何もない、いるのはネズミと猫だけだ。

 

猫はネズミを見つけて捕食しようとしていた。

俺はふと考えた、自分は猫なのかそれともネズミなのか?

まあ、なににせよ物資はなかった。

 

コンビニを出ると喰者が数体集まって来た。

俺は日常のように喰者を斬り倒した。

 

すると突然俺は後頭部を何かで殴られた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

次に目が覚めた時小屋の中にいるようであった、どうやら気絶して拉致されたようだ。

俺はなぜか立ったまま目が覚めた、真っ暗だったが隙間から光が差していた、殴られた後頭部はぼんやりと痛かった。

手を動かそうとしたとき、頭の痛さに気をとられてか、胸から下腹にかけて縄で柱にぐるぐる巻きにされて縛られていることに今ようやく気づいた。

 

とある場所で・・・

唯「翔、あの男のいる小屋に近づいたら駄目だからね。」

翔「姉さん、あの人は多分悪い人じゃないよ。」

唯「あんたはまだ中3だから人が良い人か悪い人か見分けられないのよ。」

二人の姉弟は俺の所持していた日本刀と家族写真を見ながら兄弟喧嘩していた。

 

夕日がかすかに隙間から差した時、うす暗い小屋に誰か入って来て天井の電灯をつけた。

目が光に慣れるまで時間は少しかかったが、だんだんと目が慣れて女が右手に包丁を持っているのが見えた。

女は俺を脅す気まんまんであったが、俺はようやくこの終わりのない悪夢から解放されると思った。

 

女は俺の喉元に包丁を突き付けて質問した。

唯「あ、あなたのグループは何人?」

どうやら女の声からして俺に恐怖を感じているようだ。

俺「グループ?グループどころが、もう半年は正常な人間とは会ってないな。君も正常か?」

少しからかってみた。

唯「そ、そう。ちゃんと質問に答えないと喉を掻っ切るわよ!」

女は興奮して俺の首を左手で絞めるように掴んだ。

 

俺「やればいいさ、命乞いなんてしない。さあ、やれ!!!」

首を絞められているせいか、だんだん視界がぼんやりしてきた。

唯「・・・っく。」

女は俺の首から手を離して、俺から離れた。

そして電灯を消して小屋から去った。

 

やがて夜になり俺は立ったままぐるぐる巻きに縛られた状態でも寝た。

真夜中に突然光が点いた。

俺「なんだ?殺す気にでもなったのか。」

目が慣れてきた時、未成年の少年が右手にさつまいもを持っていた。

 

翔「兄さん、これあげるからなんか教えてくれよ。」

アメとムチってやつか?

俺「・・・さつまいも?農業でもやってるのか。」

翔「ああ、信じられないだろうけど、ここで安全に暮らしてるんだ。」

俺「なるほど、他のグループにこの場所を乗っ取られるのが怖いんだな?」

翔「いや・・・姉さんが心配なだけさ。」

俺「こんな末法時代に電気が使えるなら、心配することはないだろ?」

今更だがなぜ電気を使えるのか、ふと思った。

 

すると少年はポケットから俺の家族写真を出した。

俺は写真に動揺した。

翔「僕にだって守るべき家族がいるんだ。」

俺「なんでそれを!まさか!全身を調べたのか?」

翔「まあね。随分と体も洗ってないみたいだったけど。」

少年は苦笑いしながら言った。

 

俺「水道も使えるのか?」

翔「まあね。井戸や川もあるから。」

 

俺は絶望的な気持ちを持っていたのは変わらなかったがこの村の設備や規模を見たいという興味が湧いてきた。

 

俺「君の勝ちだ。少年、俺はグループにも入っていなければ名前もない・・・」

翔「本当!じゃあ良い人なんだね?」

俺「いや・・・良い人とは呼べないかもな。」

翔「あの日本刀はどこで手に入れたの?」

俺「たまたま喰者から逃げ込んだ時に博物館の倉庫から盗んだんだ。」

 

翔「ショクシャ?そうなんだ、じゃあ兄貴は根っからの善人だね。」

少年は俺の発言を分かっているのだろうか?俺はその定義に引っかかった。

 

俺「どうしてそう思うんだ?少年。」

翔「姉さんがそう言ってたんだ。兵士の使うナイフや銃は使い様によってその人が本物の善か悪かをね。」

少年は俺の縛られている縄を解いた。

 

俺「いいのか?お前仲間から血祭りだぞ?」

翔「心配ないさ、あとは姉さんを説得すれば大丈夫だよ。」

 

あんな若い女がこのグループのリーダーか?俺を脅す時震えていたし、第一にそんな独裁的なグループなのか?

考えれば考えるほどに疑問が次から次に浮かんでくる。

俺は少年に朝まで小屋で待つように言われた。

 

早朝小屋で雑においてあった藁で雑魚寝している俺を少年は起こしに来た。

俺はさつまいもを返した。

翔「え?兄貴食べなかったの?」

俺「最後の晩餐がさつまいもなんて間抜けな人生の終わり方だ、まあ現状には俺にあってるかもな。」

伝わったのかどうか分からないが、少年に俺は生きたいというアピールをしてみた。

俺は一日ぶりに外に出た。

一日ぶりに外に出たのは喰者に博物館の倉庫に追い込まれて以来であった。

 

俺が最初に目にしたのは緑豊かな平地の中で家々が有刺鉄線に囲まれたものであった。

俺「なるほど、有刺鉄線で喰者から守ってるのか。」

翔「ショクシャ?昨日も言ってたけどそれはなに?」

俺「あれのことだよ。」

俺の見ている方向を少年も見た。

翔「ああ!僕たちはイーターって呼んでるよ。」

 

喰者が有刺鉄線に触れた瞬間、北斗の拳のザコ敵の如く体が破裂して、ピンク色の液体と肉片が周辺に飛び散った。

 

俺「おい・・・なんで跡形もなく吹き飛んだんだ。てか俺たちも触れるとああなるのか?」

喰者が世界を支配している今何が起きても不思議でない。

 

翔「ははは。静電気ぐらいの電圧だよ。確かに僕も最初破裂するの見た時驚いたけどね。」

少年は俺のびびっている姿を見て笑ったが、俺だっていくらなんでも肉片にはなりたくない。

どうやら喰者は強い静電気くらいで殺せるようだ。

 

しばらく少年と歩くと電気が使える理由が分かった。

水車や太陽光パネルでの発電によってこの村は成り立っているようだ。

小屋の電灯に有刺鉄線、この村は電気によってすべてが回っているのである。

村の存続の理由は分かったが、歩いていることでまた疑問が湧いた。

それはまったく村人に遭わない、という疑問であった。

 

翔「ここが姉さんと二人で住んでる新居だよ。」

俺は家に上がってリビングにお邪魔した。

すると誰かが二階から降りてくるようだ。

それは上下下着姿の昨日俺を脅した女であった。

左腕には包帯が巻いてあった。

 

翔「姉さん、いい加減下着姿で家の中歩くのやめてくれよ。僕も15だよ?」

唯「はいはい、分かったから。今お茶沸かすから待っててね。」

女は寝ぼけて俺に気づかず、台所で作業をしようとしたとき俺にようやく気づいた。

 

唯「わあ!!!!!!!!!!!!!!!!」

大声が近所まで轟いた。

女は思わず近くにあった包丁を投げようとし、それを見た少年は俺の盾になった。

女は包丁を投げようとした体制のまま、

唯「さっさと弟から離れなさい!」

翔「ち、違うんだ!僕は人質じゃない!!」

唯「まさか!弟を言いくるめたのね!!」

 

俺は両手を挙げて少年から離れた。

翔「兄貴!何やってるんだ?」

唯「あれはあなたの兄さんじゃないでしょ!!」

俺「さあ、やれ!やってみろ!!」

 

唯「っく!翔!!!そのままそいつを見張っときなさい。」

女は二階に上がって行き、すぐに服を着て猟銃を構えながら戻ってきた。

そして俺に対して猟銃を向けた。

 

俺「さあ、撃ってみろ。」

俺は両手を広げた。

もちろん女が俺を撃てないのは分かっていた、いや小屋に居た時から見抜いていた。

目を見れば分かる。俺は今まで遠くであったが、何度も遊びの様に喰者を殺している人間を目にしてきた。

俺にはその時から喰者と人間の違いが分からなくなった。

俺の中の哲学が崩壊したのだろう、だからこの二人に拘束されるまで俺は人を避け生き延びれた。

 

唯「あなた本当に命乞いしないの?」

女は頬に汗をかいていた。

おそらく俺を殺す勇気がこの女にはないのだろう。

 

少年はガラス張りの開き戸から何かを見ていた。

俺「ああ、村の仕組みも分かったし、村人がいないのはお前が始末してきたってことだろ?」

唯「違う!みんなが死んだのは・・・」

女は泣き声になった時、少年がなにかに気づいたようだ。

翔「やばい!!!イーターが侵入してる!!!」

 

少年はテーブルの下にあるスタンガンと木製バットを持って家を飛び出した。

唯「翔!!!待って!」

俺は日本刀を取ろうとしたとき、天井に向けて猟銃を撃った。

女は次の弾を装填しているとき、素早く日本刀を取って少年の援護に向かおうとした。

 

唯「待ちなさい!逃げる気でしょ?」

俺は背を向けながら、

俺「もし、そうなら俺は二人とも殺してるよ。それに君に俺は殺せない。」

そう言って家を出て行った。

結局女に俺を撃てはしなかった。

 

翔「畜生、なんで侵入できたんだ。突破されたのか?それとも他の要因が・・・」

右手のバットで殴り倒しつつ、電圧を限界に挙げた左手のスタンガンで喰者を倒していた。

視界が届かない後ろから喰者が少年に近づいたとき、俺は日本刀で喰者の首を刎ねた。

俺「何で侵入を許したんだ?昨日はあんなに静かだったのに。」

翔「兄貴!サンキューだぜ。」

俺「何がサンキューだ、そのバットで俺を殴っておいて。」

俺を街で殴って気絶させたのは少年であった。

 

翔「ごめん、とりあえず発電機に行こう。」

少年は俺に平謝りしつつ、一緒に発電機に行くと作動していなかった。

俺「故障か?だったら厄介だぞ。」

翔「いや・・・もっとたちが悪い。」

どうやら故意に電気を落とされたらしい。

 

少年は発電機を再起動させた。

翔「どうやら侵入者がいるみたいだ。」

俺「お前は北を掃討してくれ。俺は南の門を閉めてくる。」

翔「はい、あなたは知らないけど北にも門はありますから。御武運を。」

俺「ああ、お互いにな。あと侵入者は殺せよ。」

俺と少年は分かれて喰者殲滅にあたった。

 

喰者を殺しながら進むと門が空いていた。

俺は門の横にあるボタンのようなものを押すと門を自動で閉め始めた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

女は農園に近寄ってくる喰者を殺していた。

唯「こっちよ!!!イーター!!!」

女は次々と右手の包丁と左手のスタンガンで殺した。

農園周辺でほとんど殺すと発電機に向かった時であった。

隠れていた侵入者がナイフを持って女の背後に襲いかかった。

それに気づいた女は相手の手にチョップして、相手はナイフを落とした。

 

女がスタンガンを侵入者に喰らわせたとき、侵入者は気絶した。

侵入者は黒いフードに黒い不気味なガイコツの仮面をしていた。

女は恐る恐る近づいて仮面を取ると未成年の女の子のような顔つきをしていた。

次にフードを取ると髪を束ねていた。

どうやら男に変装しているようであった。

 

女は小屋に行き、出会った当初の俺と同じく女の子を柱に縛った。

俺と少年は家に帰る途中小屋に群がっている喰者たちを見た。

俺「まさか、あの中に侵入者がいるかもしれないな。」

翔「はい、でも罠ってこともありえますよ。」

俺は少年の言葉を無視して向かってくる順に斬り殺した。

 

俺と少年は小屋の中に入って驚いた。

俺「これが侵入者か?まだ小学生じゃないのか。」

翔「いや、僕と同じくらいの年の子だ。」

唯「なんであれ、この雌豚が侵入者よ。これくらいの体型なら有刺鉄線に下から入れるしね。」

俺「単独犯か?」

唯「さあ、あなたもこの雌豚と仲間ってことはありえるしね。」

女は俺の方を睨んだ。

翔「いやー、それはないと思うよ。もしそうだったら発電機の場所で僕を援護せず殺してるはずだよ。多分・・・」

なぜか分からないが少年は俺を何度も助けようとしたり擁護したりしてくる。

 

俺「言っておくが俺は半年間生存者に会わなかったんだ。二日で三人の生存者に会えるなんて悪い予感しかない。」

 

こうして三人で議論していると女の子の目が覚めた。

雪「うう・・・やめて!!!殺さないで!!!」

女の子は目が覚めたと同時に命乞いを大声でした。

俺「俺たちを殺そうとしたのにか?」

翔「まあ、兄貴ここは落ち着いて。」

少年は俺をなだめた。

 

だが女はとっさに持っていた包丁を女の子につきつけた。

女の子は泣きじゃくっていたが、女は質問した。

唯「答えろ。仲間はいるのか?」

雪「いえ、父さんも母さんも死んでここに一人でたどり着いた。」

女の子は泣きながら一生懸命に答えた。

 

翔「姉さん。この子は嘘をついてない。まあ、僕たちを殺そうとしたが・・・僕たちだって昨日兄貴を殺そうとしたじゃないか。」

少年は女に近づき、包丁を取り上げた。

唯「・・・今日は暗いからここで一晩過ごして明日ちゃんと家で話し合いましょう。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

少年は縛られた女の子の縄を解き、見張ったが、少年と女の子は藁の上で横になって寝てしまった。

俺「お前は寝ないのか?」

唯「ええ、あなたが裏切るかもしれないからね。」

俺「ってことは、俺を仲間として受け入れくれたのか?」

唯「そうじゃないけど・・・弟を助けてくれたのは感謝してる。」

俺「一つ聞くが。家は有刺鉄線の中に20軒くらいあるのにどうして君たち姉弟だけが生き残ったんだ?」

唯「そういえば名乗ってなかったね。私は唯。弟は翔。」

俺「おい、答えになってないぞ?」

 

唯の話によるとこの村は世界の荒廃が起こり始めた時、頭のきれる指導者が先を見据えて有刺鉄線というバリケードで村を囲い、自給自足でやっていけるように発電機や農園造りに精進したらしい。最初は難民を含め50人規模で村を外の世界から切り離し、知恵を出し合って生活していたらしいが、街への物資調達によって犠牲者が増え、今は姉弟二人だけ生き残って村に住んでいるらしい。両親もその犠牲者である。

 

俺「じゃあ、今は姉弟二人で村を動かしてるのか?」

唯「ええ、二人なら貯蔵している物資や農園があれば、最低でも後3年は村の中で生きていける。」

俺「そうか・・・じゃあ俺はその女の子とこの村を出て行くよ。」

唯「え!!!」

俺「驚くことじゃないだろ?俺とそこの女の子はよそ者なんだから、まあ君が生かしてくれたらだけどね。」

俺は少し笑いながら言った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

翌朝俺以外三人は寝ていた。

唯「あなた、まだいたの?」

俺「これで少しは信じてくれるのか?それに俺がここから出て行くとすれば門が開けっ放しになる。」

俺は別に見捨ててもよかったがそこまで人間性を失ってはいなかったようだ。

唯「・・・」

俺達四人は小屋を出て姉弟の家を目指した。

 

俺「待て、喰者が2人いる。」

俺は抜刀して、2人殺した。

唯「まわりに警戒しなさい、まだ村にイーターがいるかもしれないから。」

雪「イーター?」

翔「俺たちを食べようとしてくる人間のことだ。」

 

無事家に到着して四人での話し合いが始まった。

唯「改めて自己紹介するね。私は唯。昔は携帯ショップの店員だった・・・今は発電や農園の管理ね。」

翔「僕は翔。中学中退で今は姉さんと同じことしてるよ。」

翔はユーモアのある紹介をした。

俺「俺は・・・好きに呼んでくれ。翔みたいに兄貴と呼んでも構わない。俺はこの一年一人でどこにも属さずに全国を放浪していた。正常な人間・・・いや話し相手に会うのは半年ぶりだ。」

雪「私は雪。本当なら中学3年くらいかな・・・。ここを狙ったのは物資をあさるためだった。信じてもらえないだろうけど、あなたたちを殺すつもりはなかった。でもこんな世の中だから・・・」

 

俺「とりあえず、村のリーダーさん。俺と雪をどう処遇するんだ?」

唯「・・・」

俺から見ればその時の唯の表情は悩んでいた。

人を殺せないから、せいぜい追放が妥当だと俺は予想した。

 

翔「姉さん・・・たしかに、こんな世の中だからこそ人は信用できない。でも知らない人を殺し続けていたら僕たちはイーターと一緒じゃないのかな・・・」

俺「翔、俺はいい。ただ雪だけはここで暮らしてあげたい。」

翔「親心ってやつですか・・・兄貴。」

雪「いえ、私は生かしてもらえるのなら兄貴さんについていきます。」

俺「そうか雪、もしリーダーが処刑しなかったら来てもいいぞ。」

唯「あなたたち勝手に話をすすめないで。当分は奴隷として二人に働いてもらうわ。」

 

それから一か月、二人一組での農園・発電管理・村の安全の確保のための見回りなど、いろいろやらされた。それは奴隷というよりも研修に近いものであった。行動を共にしている間に村の姉弟に俺と雪は信頼されるようになった。最初は小屋で雪と二人労働が終わると夜に監禁されたが、信頼されると同じ家で四人シェアルームのようにして生活し始めた。

 

俺「何してるんだ?」

唯「まあ、ちょっとね♪」

唯は機嫌よく編み物を折っていた。

俺「そうか、じゃあまた明日農園でお休み。」

唯「お休み。」

 

俺は自分の部屋で寝ようとしたとき、翔が部屋に来た。

俺「なんだ?こんな時間に。」

翔「いや、さ・・・相談があって。」

翔は緊張した面持ちであった。

 

俺「相談?」

翔「実は雪のことが好きになってさ。」

俺「ああ、そのことなら数週間くらい前から知ってたよ。」

おそらく唯も気づいてるだろう。

 

翔「え!!!」

俺「どうやったら口説けるか俺に教えてほしいのか?」

翔「うん・・・でも僕自身なくてさ。兄貴みたいに頭よくないから。」

俺「頭が問題じゃない。経験だ。アドバイスは一つだ!ストレートに告白すればお前はいけるよ。俺は決して出まかせなんか言ってない。そのままのお前で告白しろ。それがお前だろ。」

翔「さすが、兄貴!姉さんが惚れるだけあるね。」

俺「・・・え?」

翔「兄貴、気づいてなかったのか。兄貴は鈍感だな。」

翔は少し笑いながら言った。

そして部屋を出て行った。

お互い様だな・・・俺は一人部屋で笑みを浮かんだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

翌朝俺と唯は一緒に農園で作業をしていた。

唯はいつも俺に対して話しかけながら作業していたが今日はほぼ言葉を交わさなかった。

夕方になると唯はどこに隠していたか分からないが手作りの軍手を渡してきた。

俺「なんで俺にくれるんだ?弟とかにあげればいいじゃないか。」

俺は唯の気持ちをなんとなく感じたが、俺はまだ死んだ家族が忘れられなかった。

唯「あなたは頼れるし、それに好きになる最後の人かもしれないから。」

いつも性格があっさりした唯らしくない照れを見せた。

でも俺は編んでもらった軍手を受け取れなかった。

唯の落ち込んだところを初めてみて申し訳なくなった、が家族の事もまだ俺は引きずっている。

 

また翌朝俺は唯と発電機の調子や村の見回りをしていた。

俺は日本刀を持たなくなり、スタンガンだけを持って歩いていた。

唯は鎌と背中に猟銃を背負い、スタンガン片手に歩いていた。

俺「お前はいつも重装備だな。」

唯「念のため、あと。」

唯は俺に写真を返した。

 

俺「俺の家族の形見じゃないか・・・」

唯「私・・・あなたの気持ちも考えないで自分の考えだけを押し付けてた。」

俺「でも、好きになるってそういうことじゃないのか?」

唯「え?」

俺「ああ、その左腕の傷もそうじゃないのか。」

唯「うん、弟をかばってイーターに噛まれて。」

俺「そういうことは弟が好きで愛しているから出来たんだ。」

そうやって話している間に農園に来ていた。

 

翔と雪の話し声が聞こえた。

俺と唯は反射的に物陰に隠れ、盗み見聞きしていた。

翔と雪は近い距離でリラックスした姿勢で話していた。

翔「ぼ、僕は雪が好きなんだ。」

翔は強引に雪の人差し指に指輪をはめた。

指輪はおそらく街で拾ったのだろう。

 

雪「その言葉待ってた。」

雪はうれし泣きして目をつぶって顔を翔の方に向いた。

翔は緊張しながら手を雪の肩に乗せて顔を近づけた。

その時の翔の手の震えは遠くから見ても分かる。

翔と雪はぎこちなく唇を重ね合った。

 

翔はその後の第一声に、

翔「ファーストキスってしょっぱいの?」

雪「分からない。私も初めてだから。」

 

俺は物陰から釘付けで見ていた。

俺「よかったな。・・・あれ?」

唯は少し遠くの家の壁にもたれて泣いていた。

その涙はなにを意味しているのか、俺には分からなかった。

 

その夜部屋に翔が来た。

用件は知っていたが、俺は彼の思い出を大切にしてあげることにした。

俺「なんだ?」

翔「兄貴!!!僕やりましたよ。」

俺「なにがだよ。」

俺はうれしさの表情をこらえていた。

翔「雪が付き合ってくれるんだ。」

俺「そうか!!!よかったじゃないか!」

俺は我慢していた顔をうれしさの笑顔でほころばせた。

翔「兄貴の助言のおかげですよ。」

俺「いや、それがお前の実力だよ。守るものが増えたな。」

翔「何言ってんすか、兄貴は姉さんとハッピーエンドになってくださいね。」

翔はそう言った後俺の部屋を出て行った。

 

俺は翔に言われたわけじゃないが、唯の部屋を訪ねた。

唯はタンクトップに短パンであった。

唯「あれ、私の部屋に来るの初めてじゃない?」

唯はちょうど左腕の傷をアルコール消毒して包帯を変えていた。

唯の部屋に初めて入ったが、色々な男性アイドルのポスターが貼ってあり、棚にはそのCDがずらりと並んでいた。

 

俺「翔が報告に来たぞ。お前の所には来たか?」

唯「来るわけないじゃん。家族だし恥ずかしいでしょ。」

と発言していたが声のトーンはうれしそうであった。

俺「それにしてもその傷いつ治るんだ?」

唯「どうだろう。」

俺は心配になり、体温計を測らせるとすごい熱であった。

俺「大丈夫か。いつからこんな高熱なんだ?」

唯「三日くらい前かな。」

俺はこの三日間の唯の行動が分かった。

 

唯は死を覚悟して悔いのないように俺に思いを伝えたこと、そして弟に幸せになってもらったこと。

もう唯は死ぬ気でいた。

 

俺「分かった。もうあまり話すな。」

俺は唯をベッドに運んだ。

唯は虫の息のような声で、

唯「最後にあなたと結ばれたかった・・・」

唯はそのまま寝た。

 

翌朝唯の部屋に翔と雪を呼び、状況を説明した。

翔「姉さん!そんな、僕のせいで。」

翔は感染症と戦っている唯のそばで泣いた。

雪は重苦しい表情であった。

 

俺は街へ行き抗生物質を取りに行くことを決意した。

俺「翔、来てくれ。雪は唯を見守ってあげてくれ。」

雪は頷くと翔は雪とハグしてから俺と唯の部屋を出た。

俺「俺は街に行く、お前は門を開けてくれ。」

翔「兄貴!俺も行きたいです!!」

翔も自分の姉さんを助けたいのは当たり前だ。

 

俺「いや、お前は守る義務があるだろ。姉さんや雪を。」

翔「しかし!兄貴僕も行かしてください。」

俺は翔を殴った。翔は10mくらい吹っ飛んだ。

俺「お前が死んだら意味がないんだ!お前は俺や姉さんの希望なんだ!!分かってくれ。」

翔「・・・兄貴。」

俺は自分の部屋のベッドの下からほこりが少しかぶった日本刀を取り出し背中に背負った。

 

南門で翔と話した。

俺「明日夕方ここで会おう。」

翔「必ず帰ってきてください。」

翔は俺に車の鍵とダイナマイトが装着してあるベストを渡した。

翔「村の下に駐車場があるんで使ってください。」

ダイナマイトのベストを着ながら、

俺「ありがとうな。」

翔はボタンを押して南門を開いた。

翔「御武運を・・・」

俺は頷いた後少し草が生えたアスファルトを走って行った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

街では・・・

「ゾンビが来るぞ。全員配置につけ。」

道のど真ん中で民兵と化した市民たちが自動小銃で喰者を撃ち殺していた。

「掃討完了!」「掃討完了!」

と民兵たちが安全の合図を言っていた。

道路は死体が無数に転がり、ピンク色に染まっていた。

 

「リーダー!死傷者なし。」

「よし!物資調達にあたるぞ!!」

すると絵にかいたような怪物が両脇に自動小銃を構えて現れた。

 

怪物・・・バイオハザードのネメシスみたいなのです。

 

「・・・なんだ、あれは・・・」

リーダーは見たことのないものに頭が真っ白になった。

その瞬間リーダーは怪物によって頭を撃たれ即死した。

「全員臨戦態勢!」

民兵たちは雨の様に銃を乱射した。

弾は怪物にあたっているが、痛みを感じないようだ。

「頭を狙え!」

 

民兵たちも怪物から次々と銃弾を受けて倒れて喰者が群がって来た。

「あああああ!!!」「やめろーーー!!!」

喰者に食われる断末魔が聞こえる。

民兵は全滅した。

喰者は怪物に興味を示さずに倒れている民兵に群がった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その頃俺は駐車場に居た。

俺「どこだ車は?」

何十台も止まっているなかから車を必死に探した。

この車か。と思った瞬間車の下に居た喰者にズボンの上から左ふくらはぎを噛まれた。

俺「あああ!!!」

俺はそいつのこめかみに日本刀を突き刺した。

 

俺は軽自動車に乗って街を目指した。

足は痛かったが俺には村の事で頭がいっぱいだったためにそれほど痛みは感じなかった。

街に入ると一か月前に翔に襲われた時と変わらない風景であった。

車道を走っていると男が飛び出してきて銃を向けてきた。

 

俺は車を止めた。

すると男はゆっくりと俺の車の助手席に乗ってきた。

助手席に乗ってきてずっと俺に銃を向けていた。

男「この先はやめとけ。」

俺「なんでだ?輩がいるのか?」

男「いや、化け物だよ。」

俺「抗生物質がほしいんだ。」

男「もってないのか!」

男は常備しているかのように言ってきたから、

俺「じゃあ、持ってるのか?」

男「いや・・・だがこの先の大病院にある。遠回りになるがこの信号を左に行ってくれ。」

俺「じゃあ、目的は一緒なんだな。」

 

男は後部座席に置いてある日本刀を見て、

男「日本刀か。そいつじゃあ対人に不利だな。お前人殺す気ないだろ。」

俺「・・・ああ、喰者を殺すために生きてる。」

男「ショクシャ?ゾンビのことか。グループに入ってるだろ?じゃなきゃ、日本刀一本じゃあ生きていけない。」

俺「今はそうだな・・・」

しばらく運転しているとまた人が立っていた。

俺「なんでこんなに人がいるんだ。」

男「え・・・違う!あいつは人じゃない!!!」

男がそう叫んだ瞬間、銃弾が飛んできてタイヤがパンクして車が三回転横転して車は戻った。

怪物は二丁の自動小銃の弾倉が切れて銃を捨てた。

 

横を見ると男は死んでいた。

前を見ると怪物が丸腰で近づいてきた。

俺はシートベルトを解除しようとしたが、横転の際ベルトが抜けなくなったようだ。

後ろにある日本刀に手を伸ばして抜刀してシートベルトを無理やり切った。

 

俺は車から出て、日本刀を怪物の頭めがけ両手で振り下ろした時、怪物は一瞬で両手を頭の上でクロスして合計10本の刃が一気に生え出てきた。俺はその刃に弾かれ、日本刀を持ったまま尻もちついた。

怪物は時間を与えることなく、俺に向けて右手の5本の刃で刺そうとした。

俺は自分のパンクした車の下に転がり込み、反対側に出て集まって来た喰者を斬りながら逃げた。

怪物の5本の刃はアスファルトすらをも砕いた。

 

俺は怪物と関わらないようにして近くに乗り捨ててあった自転車で大病院を目指した。

 

途中喰者に遭遇したがなんとか大病院にたどり着いた。

だが肝心の抗生物質が分からなかった。

病院内は夜の様に暗かったため懐中電灯を点けて、案内板に載っていた新薬研究室という5階の場所に向かうことにした。

非常階段を上り五階の踊り場には患者服の喰者がいた。

胴体を真っ二つに斬り、上半身が一階に落ちて叩きつけられた音が響いた。

その音で喰者たちが一階の非常階段の踊り場に集まった。

そっと五階の非常口の扉を閉めて廊下を照らすと病院の廃墟に来たような感じであった。

歩いていると新薬研究室があった。

研究室の中を死にもの狂いで抗生物質を探した。

すると白衣を着た白骨化した死体が白いトランクケースを持っていた。

白いトランクケースの中には注射器や試験瓶に入った液体などがあった。

俺「これが抗生物質か?」

白衣の名札には『死の煙病対策班』と書かれていた。

俺「唯のためだ。」

俺は喰者に噛まれてからずっと痛かった左ふくらはぎに抗生物質を注射した。

その後研究室を中から薬品棚で通り口を封鎖した後、懐中電灯を消して寝た。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

目が覚め、懐中電灯を点け、薬品棚を静かに動かした後、非常口に向かった。

左足の痛みは抗生物質のおかげかなくなっていた。

扉を開けて踊り場に出ると下には喰者が群がっていた。

とても切り抜ける状態とは思えない。

他に階段を探すと幅の大きな階段があった。

幸いこちらの階段には喰者はいなかった。

そのまま素早く一階まで階段を下りて、大病院を出た。

太陽は真上にあった。

俺「やばい。」

それは昼過ぎを表していた。

夕方までに村に帰らなければ唯の命は助からない。

そこに怪物が待ち伏せしていた。

怪物は自動小銃を両手に俺に向かって弾を浴びせてきた。

俺は近くの花壇に飛び込んだ。

俺「畜生、一体あれはなんだよ!」

その時翔がくれたダイナマイトを仕方なしに使うことにした。

マッチ棒で一本のダイナマイトの導火線に火を付けて怪物の近くに投げた。

怪物は爆発物だと気づき、俺の方とは逆方向に走って逃げたが、車が爆発で吹き飛び逃げている怪物は下敷きとなった。

俺「なんだったんだ・・・」

俺はまた乗り捨ててあった自転車に乗って籠にトランクケースを入れて村を目指した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

夕方ごろ翔は南門で待っていた。

南門には喰者が数体群がっていた。

翔「兄貴のためにもイーターを殺しておこう。」

翔は南門を開き、バットやスタンガンで喰者を殺した。

すると自転車に乗った男が見えた。

自転車の男は乗りながら右手で日本刀を振り、喰者を寄せ付けないようにしていた。

翔は俺だと気づき、村の中に入った。

俺はそのまま南門から自転車のまま、唯のいる家へと向かった。

トランクケースを持って唯の部屋に行くと、雪が座ってずっと両手で唯の右手を握っていた。

雪「兄貴さん!そのケース!!」

俺「ああ、やるだけやってみる!!!」

雪は唯の左腕の包帯を取っている間に俺は抗生物質の投与の準備をした。

左腕をアルコール消毒し注射針を刺した。

 

三日後・・・

唯は目を覚ました。

唯「私は死んだのだろうか・・・」

ベッドから起き上がり立とうとしたとき、翔が部屋に入って来た。

翔は驚いて冷たいタオルを落とした。

翔「姉さん?本当に姉さんなのか!」

翔は信じられなかった。

唯「うん・・・まだ意識ははっきりしてないけど。」

翔は唯に飛びついて泣いた。

翔は安心して姉の前でさらけだした。

 

翔は我に返り、

翔「体調が回復してよかった。まだ安静にしてて。」

 

それから唯はまた三日寝たきりになり、俺と雪で唯の看病をした。

次に唯が目が覚めたのは村の診療所であった。

唯は担架の上で目が覚め、点滴が右手の甲から注射針を通して投与されていた。

横には俺が座っていた。

俺「一週間ぶりくらいだな。どうだ?」

唯「大分まし、あなたが街まで行ってくれたんでしょ?」

俺「翔から聞いたのか。最後のお前の願い叶えてやるよ。」

唯「願い?」

俺は唯の額にキスした後、診療所を出て行った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それから一か月また四人で楽しく、村で農園をしながら生活していた。

俺が農作業で休んでいるとき、家族写真に火をつけようとしたときであった。

唯「ダメ!」

唯は後ろから火のついたマッチを持っている俺の手を叩いた。

思わずマッチの火が手のひらにあたり火傷しかけた。

俺「熱ッ!!!」

唯はそのまま俺の横に座った。

俺「何すんだよ!危ないじゃないか!!」

唯「家族の唯一の形見なんでしょ?」

冷静になって唯に、

俺「いいんだ、今はここにいる俺を含めて四人が家族だと思ってる。」

唯「それでも・・・それはきっと大切だよ。後できっとあなたが後悔する。」

俺「分かった。じゃあ俺の形見をやるよ。」

俺はポケットからただ指輪に紐を通しただけの首飾りみたいなものを唯の首にかけた。

唯「これ・・・結婚指輪じゃ・・・」

俺「ああ、やっぱり・・・前の女との愛の証のものは嫌だよな。」

俺はなんで唯にこんな傷つくことをしてしまったのだろうか。

だが唯から思わぬ返答が、

唯「そんなことないよ。」

唯は俺にもたれかかってきた。

俺は唯の頭を撫でた。

 

一部始終を物陰で翔と雪は見ていた。

雪「なんか映画見てるみたい。」

翔「あれが紳士の対応か・・・さすが兄貴。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

街では・・・

怪物は喰者を率いて街を徘徊した後、俺のいる村に向かっていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その夜俺と唯は一緒に酒を飲んでいた。

翌朝俺は唯の横で寝ていた。

俺は目が覚め、驚いた。

唯も驚いていた。

俺たちは記憶をなくして二人で酔った勢いで繋がったらしい。

俺「昨日は大丈夫な日だったのか?」

俺は心配した。

唯「別に子どもが出来ても私はいい。ここなら安全に暮らしていけるから。」

唯は笑顔でそう答えた。

俺「そうだな。」

俺も笑顔で返答した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

昼俺と唯が農園で作業をしているとき南門では異変が起きていた。

翔と雪は南門のすぐ横の有刺鉄線が刃物で切られたような跡を見つけた。

翔「雪、農園に行って姉さんたちに知らせてきて!!」

雪は翔に言われ走って農園に行った。

翔は村の中ではスタンガンしか持っていなかった。

翔「くそ!!!こんな時に僕は平和ボケしていた。」

ぞろぞろと喰者が侵入してきた。

 




後編このあと書きます・・・
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