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私の名前は秋月かおり。
大学院生である。年齢? 聞くな阿呆。
現在は空港にて弟分―――桜木浩二を待っている。
色々と割り切れぬ感情はあるのだが、まあ可愛い弟のようなものだ。
『かおりさーん、本当にごめーん』
「別に構わないさ。臨月の涼子さんを連れて行く訳にもいかんしな」
『ママがさっきまでグズっちゃってさー。
浩くんは私が迎えに行くの~って大変だったんだよ・・・』
「本当にあの人は実年齢とかけ離れているな・・・」
既に結婚4年目だというのにあのラブラブカップルぶりは一切変化しない。
いやむしろ激しさを増したような気がする。
・・・実の娘の小雪が私の部屋に度々通うようになるのも無理はないレベルで。
「ま、ネタには困らなくて助かるのだが」
『そういえばかおりさん、そろそろ○ランス書院の締め切りが迫ってるよ。
えーっと・・・今回は人妻○子シリーズVol.8 ・・・うわぁ』
「やるべきことやっちゃうとなあ、読者もマンネリなんだよ。
前戯だけで2冊引っ張ったんだが・・・しょうがないので日本では珍しいフィストファッ・・・」
『前回はファンタジーものじゃなかったんだっけ?』
「所詮あれは外伝だからな。やはりシリーズ物は本編の方が売れやすいんだよ」
ちなみに学生の副業としてこういうこともやってます。
羞恥心? こんな仕事をしていると何処かにいなくなってしまうな。
「っとそろそろ出てくる頃なんだが・・・おう」
『どうしたの?』
「なんというかその・・・金髪で青目のイケメンが多種多様な美女を侍らしながら出てきた」
『・・・はい?』
「浩二の友達だな、新聞に出てた。ロビーとか言ってたっけ?」
『その人昭おじさんの同類なのかな?』
ちなみに昭おじさんとは女たらしで有名な浩二の父親である。
「多分な、後は」
「浩二も女の子に抱きつかれてる」
『・・・へぇ』
「あ、キスされた」
『ギルティ?』
「当然だな」
『準備はしておくよ、かおりさん後よろしく』
まあ相手はクリスなんだけどなんかいらついたのでフォローしなくていいや。