モンスターハンター・オンライン-Monster Hunter Online- 作:セイイ
投稿は基本遅めです。
「がはぁ!!やめろ!!うわぁあああああ!!」
広大なフィールド、美しい大地・・・まさに絶景と呼べる山の数々。
ハンター達の中では名高いエリア『森と丘』では美景とは裏腹に背痛な悲鳴が響き渡たった。
「ガロさん!!」
そこには三人のハンターがいた。
しかしハンターの一人は前の光景に、絶望する。
「がぁ・・・ぐが・・・ぐぐが・・・」
『GAROさんが捕食されました』
男の仲間はガラスのように砕かれ、その破片は飛竜の体内にはいる
それはまさしく獣が肉を食べ散らかすように。あたりに血のような破片が撒き散らされる。
匂いも生臭く、まるで本当にモンスターに襲われる感覚だった。
飛竜は捕食を終わらせると目の前の二人のハンターを睨む。
「ガロ・・・・さん・・・」
「っく・・・くるな・・・うあぁぁああああ!!」
「「ギエェェエエエェエェエエエ!!!」」
飛竜は咆哮をと轟かせ二人のハンターに正面から突っ込む。
二人は動かない・・・いや動けなっかった。
目の前で見た仲間の死に絶望したからではない。
自分の無力さを思い知らされたのではない。
ただ、目の前の龍が恐ろしかった・・・それだけだった。
二人は死を覚悟する・・・しかしそれは一つの閃光によって
無駄になった。
あたりが眩しく輝き、正面から突進してくるはずだった飛竜は
眩暈をおこし動きを止める。
「せ・・・閃光玉・・・」
「い・・いいったい誰が・・」
「「初心者がいきなり大型モンスターを討伐するんじゃない・・・」」
男性の声が聞こえる。狩人の声が
「ゲーム機でやるのとわけが違う、もうちょっと実力をつけてから挑むんだな」
「あ・・・あんたは」
そこに現れたのはモスグリーンの防具、ここ(MHO)では珍しいレイアシリーズを一式揃えた男性ガンナーであった
男性は『ヴァルキリーファイア』を携えレイアに狙いを定める。
「俺はだだのガンナーだ・・・その程度の実力でレイアに挑もとは・・・はてや携帯ゲーム系のMH出身か?」
男性はルーキハンター二人を睨む。
「え・・・まぁ・・・はい」
「ふむ・・・まぁいいや、目的のモンスターにも会えたし」
緑色の飛竜、雌飛竜、陸の女王にして最高のモンスター・・・。
リオレイア・・・ルーキーハンター達がまず第一目標とする大型モンスターの一匹。
『『グワァァアアアアアアアアア』』
「ひぃぃい!!!」
眩暈から覚めたリオレイヤは三人に向かい威嚇の咆哮を轟かし突進する。
男性はとっさにライトボウガンに麻痺弾Level1を装填し連射する。
全6発を当て、リオレイヤは男性の目の前数センチの所で止まり麻痺状態になる。
後方でモンスターの咆哮にビビったのか尻待ちをついている二人のルーキーハンターに怒り混じりに指示をする。
「なにをやっている!?、麻痺になっているから攻撃しろ!!」
「あ・・・はいい!!」
二入のルーキーハンターはサーペントバイトを構えレイヤに切りつる。
その間男性は目の前にパネルを開く。
画面に二つの狩技が表示される。『ラピッドヘブンⅠ』『全弾装填Ⅰ』
狩技とはこのMHOにおける必殺技のようなスキルだ。
男性はラピッドヘブンを選択し、ボウガンを構える
「狩技発動!!」
特殊弾を装填し、二人のルーキーハンターがレイアをダウンさせた瞬間に
高速連射する。
弾丸は全て頭部に集中砲火され、頭部破壊とともにレイアは力尽きる。
その瞬間、三人のハンターの前に『討伐完了』の表示が出る。
「はぁ・・・はぁ・・・た・・・助かった。」
「ぜぇ・・ぜぇ」
二人のルーキーは緊張が解けたのか同時に地面に座り込む。
男性はそんな二人を無視して剥ぎ取り用ナイフを取り出しレイアを解体する。
鱗、爪、甲殻をそれぞれ剥ぎ取りアイテム化させポーチに入れる。
男性が淡々と剥ぎ取り作業をしている中、二人のルーキはまだ立ち上がれなかった。
異様にリアルなモンスター・・・今までのVRMMORPGで体験することの出来なかった化け物に襲われる『本当』の恐怖感、死の恐怖。
「・・・・・・・はぁ・・はぁ」
人間として当然の反応だ。
「ここのモンスターエネミーは他のVRMMORPGのエネミーとわけが違う・・・これに絶えられない奴はALOのようなゲームに行くことをお勧めするよ・・・」
そう、この『モンスターハンターオンライン』略してMHOと呼ばれるVRMMOACTはリアルを究極に追求したVRMMOであった。
現実と区別がつかないほどの五感感覚・・・ピリピリとした緊張感・・・他のゲーム比べ物にならないリアリティ。
「んっじゃはい、これはお前たちの分の素材だ。」
男性は残った素材を二人の前に投げ捨てる。
「あ・・・あぁ、ありがとう」
「あ・・・あんた、一体何者だ?」
男たちは問う、この究極の世界で、平然といる男性に不思議の三文字しか思いつかなかったのだ。
ただでさえ、恐怖でその場を動けなかったほどのモンスターをいとも簡単に討伐をした。彼の全てに疑問を抱いた。
「俺は、ハイス・・・ただのモンスターハンターだ」
それもそのはず、彼はこれ以上もない恐怖を体感し、死と隣り合わせの世界でも勇敢にモンスターと戦った戦士
『SAO生還者(サバイバー)』なのだから。