モンスターハンター・オンライン-Monster Hunter Online-   作:セイイ

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なんでや!なんでディアベルはんを見殺しにしたんや!


第1章 黒の剣士と可憐な歌姫
第一話 始まる勇気


初代モンスターハンターが発売されて11年後 2025年3月11日 『ザ・シード』と呼ばれるVMMORPG制作ソフトが世界中に配信され

VRMMORPGがブームとなった未来。とある会社がVRMMO向けのMHシリーズを発表した・・・

それが『モンスターハンターオンライン』略して『MHO』膨大なフィールド、リアリティを追求した新感覚狩猟生活。発売前は期待の新作として世界中が注目したこのゲーム・・・だったが・・・発売してから数ヶ月、当時数万人いたハンターたちが一気に減少した。その理由としてこのゲームは元来のMHと比べて超高難易度でリタイヤし減少、現実とは区別がつかない程のモンスターのリアリティでリタイアし減少・・・。リアリティでリタイヤ?意味がわからない?

詳しくに言うと、新要素『捕食キル』があまりにも生々しく多くのプレイヤーにトラウマを植え付けたのだ。さらに捕食キルのデスペナルティが全アイテム装備がロストという鬼畜機能で、ただでさえモンスターが強く難易度が高いこのゲームで多くのプレイヤーを脱落させるのは容易だった。リアル求めすぎだろ。俺も何度も死亡してけどモンスターに食われるとめっちゃ気持ち悪いぞ・・・。

しかし運営はこの機能を一切修正せず人口減少は一向に解決しなかった。。

 

発売から半年、鬼畜トラウマゲーのレッテルを貼られだいぶ衰退てしまったこのゲーム。

 

しかし俺はこのリアリティにドッペリトはまってしまう。

 

そうまるであの世界のように・・・いやそれ以上だった。

 

 

おれ『HAISU』こと羽咲スミレはただのフリーターだ。

当時20歳、専門学校を卒業しいざ就活の時に気分転換でやったSAOに閉じ込められ

無事生還してもどこも雇ってくれず・・・コンビニでバイトをする日々・・・。

そんなおれの唯一のストレス発散場所、それがこのMHOだ。

 

2025年の2月3日 夕方5:00 バイトから帰宅後軽く夕食をとり俺は早々と

ナーヴギアをつけベットに横になる。

 

アメスフィア?あんなのでMH楽しめるか!

 

 

「リンクスタート!!」

 

ゲームをスタートし,おれはMHO1の街 砂漠の街『ロックタウン』にログインする

俺はまっさきに加工屋へ行き、昨日狩ったレイアの素材で新規で作成したヘビィボウガンを

強化に出す。

 

「なにを作ります? 」

 

「妃竜砲を強化。あとパワーバレルをつけてくれ」

 

「かしこまり!!」

 

武器を預けると右上に『00:30』という時間が出る。

リアリティを追求したこのMHO、今までMHシリーズと違い生産、強化ににも時間を有するシステメムとなった。

 

俺は時間つぶしに酒場に向かい、街一面が見渡せる高台の席で酒を飲んでいた。

ゲーム内だが、実際飲んだと同じように酔うことができるので少し控えめだが。

 

「はぁ・・・随分と減ったな・・・この街も」

 

街を見渡す。発売初期で一番賑やだったこの街も、ざっと数えて100人程度しかいなかった。

俺はふと過去を思い出す。MHOはじめて、右も左もわからなかった頃に温かく迎えてくれて一緒に狩りをした仲間達のことを・・・。

 

「・・・・・・」

 

しかし、彼らはもういない・・・皆MHOを引退している。

 

 

あのモンスターのせいで・・・・。

 

脳裏に浮かび上がる恐怖を化け物化したようなモンスター・・・思い出すでけでも腕が震える。

しかし、スキル『ブレ抑制+1』で実際震えることはないがね。

 

 

「おう、ハイスはん!」

 

男性の声が聞こえ振り返るとそこには同じアルバイト先のハンター『牙王』が俺に声をかける

 

「こんばんわ牙王」

 

俺の数少ないMHOプレイヤーの友人『牙王』が俺の正面の席に座り、アイルーに酒を注文する。

 

「その装備・・・お前リオレイアを狩ったんか!!さすがやな」

 

「最近レイア専門に狩ってたのでなぁ・・・一人ではないけど」

 

 

「そんでもや・・・はぁ・・・ワイもレイアやレウスのよな飛竜種狩りたいわー・・」

 

「だったら早く装備を整えな・・・それか普通の携帯ゲームのMHやれ」

 

「なんでや!はぁーよぉ言うよ、このトラウマゲーでそこまで言えるのはハイスはんくらいや」

 

「・・・ふん、あのゲームほどじゃない」

 

「せやな・・・でもさすがSAO内で『モンスターハンター』という二つ名で呼ばれたことあるわ、さすがやで」

 

あぁ..確かに呼ばれてたな。

俺はSAO時代 もっとも多くの種類のエネミーを狩ったことから名ずけられた二つ名だった。今では懐かしい。

 

「ふん、まあな」

 

「ん?」

 

牙王がなに気がつき俺の装備をじろじろ見る。

 

「そういえばいつからガンナーになったんや?最近まで剣士だったはずじゃ・・・」

 

あぁ・・・そのことか。

 

「・・・・・・いろいろあってな・・・・」

 

察してくれ・・・頼む。

 

「・・・・あ・・・すまんな。」

 

 

 

「いやいい・・・俺も人間だ乗り越えることが難しいトラウマがある・・・」

 

 

 

 

俺も人間だ・・・トラウマだって生まれる。俺はあるモンスターに『※捕食キル』をされ若干だがトラウマになった。そのせいで俺は武器を持つと手が震えるように・・・。

ガンナーにしているのはガンナー用スキル『ブレ抑制』があるからだ。これでどうにか戦える。

 

俺は懐から依頼表を取り出す

 

 

「クエスト受けんのか、だったらワイも一緒に!」

 

「ナルガのクエだけどいいのかな?」

 

クエストを見せる

そこにはナルガクルガのイラストが。

 

「げげぇ・・・ナルガクルガ・・・遠慮するわ」

 

このMHOではハンターがフリーフィールドで目撃したモンスターをギルドに狩猟依頼して製作するクエスト『目撃クエスト』と呼ばれるクエストシステムがある。MHO内では結構重要なシステムで、その依頼を製作したハンターはそのクエストがクリアされた場合は少なからず素材の一部を手に入れることができ、失敗してもそのモンスターの詳細な情報が手に入るし、契約料ももらえて基本デメリットがない。

 

自分でクエストを受注して狩った方が素材を多く手に入れるしレア素材が手に入りやすいが・・・大型モンスターが狩れない初心者には重宝するシステムだ。

 

たまたま酒場に来る時ルーキーハンターが半べそかいてギルドに依頼しているのを発見して依頼を受けたのだ。

 

「せやけど・・・ナルガとはけっこう珍しいモンスターやないかい」

 

「あぁ・・・ハンターが少くなって目撃情報がいままでなかったんだ・・逃すわけにはいかない」

 

現在MHOではハンター数減少とともに、『※フリーフィールド』でのレアモンスターの目撃情報が減少し大型モンスタークエストが少なくなっているのだ。レアモンスターならなおさらである。

 

運営が設定したクエストもあるがレアモンスターは基本、広大なフリーフィールドで自力で探し出す必要がある。モンスターの居場所がわかっている『目撃クエスト』はかなり希少価値が高いのだ。

 

 

俺は猫飯で体力+30を発動させ、受付へ向かう。パーティー募集をしなくては。

 

「んじゃ、いってくる」

 

「おう、きいつけてな!」

 

___________________________________

 

パーティー募集をかけ二人のハンターが参戦した。

一人はHR4ボーンシリーズの防具にハンマー『ローックボーン』を装備した男性『ガーリック』

もう一人はHR3ジャギィシリーズの防具に片手剣『タスクギア』を装備した少女『ユウキ』

 

目撃情報があった樹海のベースキャンプにつき、それぞれ支給品ボックスからアイテムを取り出し狩りの準備をする。

 

 

「ナルガクルガなんて滅多に出んレアモンスターだ・・・絶対に狩るぞ!!」

 

「あ・・はい!」

 

ユウキは少し緊張した声で答える。おそらくナルガを狩るのは初めてだろう。

 

俺は出発前に受け取った新武器『妃竜砲【遠撃】』の調整をする。

 

「おいそこのガンナー・・・」

 

ガーリックが弾を装填している俺に話しかける。

 

「・・・なんだ?」

 

「どんな手でレイアを狩ったが知らんが・・・お前はもう大型モンスターの装備を一式揃えている、報酬の素材は俺が多めでも文句無いな?」

 

もらえる報酬の素材とお金の配分はパーティーで決めることになっていた。

こういったパーティー内で一番装備が整っている人が報酬の減量を強いられることはよくある。

 

「ねぇ、それは自分勝手すぎない?」

 

ユウキが反論する。

 

「なんに?こいつは大型モン一式揃えてるにに対して、俺ら等は雑魚装備・・・不公平とは思わんか?」

 

「でも、こういうのは平等に・・・」

 

「あぁん?」

 

ガーリックがユウキの首を持つ

 

「がぁは・・・」

 

これはマズイ・・・実はVRMMOになってからPK機能も実施されていた。

PKでも一乙扱い・・・仲間割れは避けたほうがいい!

 

「やめろ!わかった・・・いいだろう。」

 

「ほう・・・話のわかるやつじゃねぇか」

 

ガーリックはユウキの首を離しユウキがその場に倒れこむ。

 

「げっほ・・・げっほ・・」

 

「大丈夫か?」

 

「うん・・・なんとか」

 

俺はユウキの元へ駆け寄り、薬草を渡す。

若干だがダメージがあった。

 

「俺は先にいいってるぜ」

 

ガーリックはその場を後にし、捜索に出る。

 

「フリーフィールドだったら、PKしているとこだ・・・・」

 

「ごめんね・・・僕、まだ弱いから」

 

「いやいい、ありがとう」

 

俺はユウキに手を差し伸べる。

ユウキは俺の手を取り、立ち上がる。若干だが彼女の手が震えているのを感じた。

 

「少し緊張しているのか?初心者か?」

 

「うん、一昨日始めたばかりで・・・まだ慣れてなくて」

 

一昨日はじめてHR3か・・・初めての割には結構実力があるように見える。

 

「わかった、だったら俺がサポートする。」

 

これも玄人のやくめだ・・・まだ上位いってないけど。

 

「え?本当?」

 

「あぁ、まずはモンスターの捜索だ。でもすぐに見つかる」

 

俺はマップは取り出し、スキルを発動する。『千里眼』だ

マップ上に映し出されたモンスター存在地のマークをユウキに見えるように指をさす。

そこの近くには青い矢印『ガーリック』のマークがあった。

 

「あいつの近くか・・・行くぞ。」

 

「あ、うん!」

 

俺が先導してナルガの元へ向かう。

 

____________________________

 

「う・・・うわぁあぁああああ!!」

 

俺たちがついた頃には、ナルガクルガとガーリックが戦闘を行っていた。

ガーリックがハンマーで頭部スタンを狙うが、ナルガの素早い攻撃で、吹き飛ばされる。

 

「っくっそ!!」

 

ガーリックは空中で態勢を整えて着地するが、ナルガが急接近し刃物のように発達した刃翼でガーリックを斬りつける

 

「ぐっが!!!」

 

これはかなりの大ダメージ。

ガーリックの胸には切り傷のようにダメージポイントが赤く光る。

 

「あれが・・・ナルガクルガ」

 

ユウキが息を飲む。

 

 

俺は、ボウガン射撃に最適な高台に上り、通常弾Level3を装填し、ナルガに射撃する。

5発翼にヒットするが、同時にナルガは俺とユウキに棘を飛ばす

 

「っく!!」

 

ユウキは盾でガードし、俺は高台から飛び降りて避ける。

それと同時に空中で拡散弾Level1を撃ちナルガを怯ませる。

 

「ユウキいまだ!!」

 

「うん!!」

 

ユウキが一気に接近し、ナルガの頭部を斬りつける。

頭部を切られナルガはダメージを受ける。 それに続き俺も通常弾を撃つ。

 

「「グアァァァアアアア」」

 

食らっている食らっている。

 

「この調子でいくぞ!!」

 

「うん!」

 

いいペースを掴めてきた・・・しかし・・・

 

「どけぇええええええええ!!」

 

ガーリックがハンマーをチャージし一気に接近をする。

すると、ナルガの頭部にスタンを決めるが、ユウキごとスタンを決めたため、彼女にもダメージを食らう。

 

「うわぁあああ!!」

 

スタンで吹き飛びナルガの後方へ飛ぶ、ナルガは態勢を整え、刃翼を回転切りのごとく

ガーリックとユウキに食らわせる。

 

「ぐわぁぁああああ!!!」

 

「うわぁああああ!!」

 

二人に大ダメージ まずいこのままだと二乙だ。

俺は狩技『火薬装填Ⅰ』を発動、特殊火薬を装填し弾の攻撃力を上げる。

そしてそのまましゃがみ撃ちにきりかえ火炎弾を翼にめがけて連射する。

 

ガガガガガガガ

 

「「ぎぇえぇええ!!!」」

 

ひるんだ隙にユウキは回復をし一気にナルガに斬りつける!

ガーリックは逃げエリアを移動する!。

「はぁぁああああ!!!」

 

ナルガの刃翼は砕かれ部分は破壊せいこう、ユウキは俺の元へ駆け寄る。

 

「やった!!」

 

「いい調子だ、このままいくぞ・・ん?」

 

よし、なんとかいける。そう言った矢先、マップ上に見知らぬモンスターの影が急速に接近する。

この速度・・・覚えがある。

 

 

 

 

空を見上げると今まで晴れていた空が一気に曇り空に変わる。

 

 

 

 

 

まずい・・・奴だ・・・まさか樹海に現れるのか・・・!!

 

 

 

 

「どうしたの?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「逃げるぞ・・・」

 

「え?」

 

「乱入モンスターだ・・・それもただもんじゃねぇ」

 

 

『ガーリックが死亡しました』

 

急に現れるガーリック死亡メッセージ、ユウキもいきなりの通達に驚く。

 

「!?!? どういうこと・・・」

 

「いいから逃げるぞ!!」

 

俺がボウガンをしまった瞬間、天候が急変、嵐に変わり、俺たちの行方を遮るように竜巻が発生する。

 

『乱入モンスター』MHOではよくあることだ。

モンスターは常にこの広大なフィールドを巡回しており、乱入なんて日常茶飯事・・・だったが、今回はわけが違った・・・。

 

「あれは・・・ナルガじゃない・・・・・」

 

相手が悪かった・・・これは逃げる以外選択肢はなかった。

 

目の前に錆びれたような色をしたモンスターが

ナルガクルガに襲いかかった。

 

ナルガの上にのっかり、押さえ込もうとするが、ナルガは抵抗、尻尾の棘を尖らせ攻撃し抜け出す。

そしてそのまま飛び立ち別のエリアに逃走をする。

 

しかし錆びれたモンスターは後を追わず、俺たちを発見し、睨みつける。

まずい・・・実にまずい・・・まさか現段階で『古龍種』が現れるなんて

予想ができるか・・・。

 

俺はゆっくりと後ずさりをし、戦慄し『古龍種』の名前をつぶやく

 

 

 

「・・・クシャルダオラ」

 

脱皮中のおまけつき

 

 

「っく・・・まさかここでクシャルとは」

 

勝てないのは確実だ・・・捕食キルになる前に逃げなければ!!・・・しかし

周りには竜巻が発生し、逃げ道がない・・・嵐の強風で体も思うように動かせない

 

こうなったら

 

「っくぅ・・・」

 

「ユウキ、竜巻の中に飛び込め!!」

 

「え!?」

 

「一か八かだ!!」

 

ここで最優先なのは捕食されないこと、どんな手を使ってでも逃げなければならない。

俺はユウキの手を持ち、竜巻の中に飛ぶ

 

 

 

「え、ちょうわぁぁあああああああ!!」

 

 

 

 

 

俺たちは大ダメージで二乙・・・すると思いきや、俺たちの体は勢いよく空高く飛び上がり、そのままクエスト圏外の密林近くの湖に

落下する。

 

 

 

________________________

 

 

キャラクター紹介

 

ハイス HR6 

 

ガンナー 

武器:妃竜砲

防具:レイアシリーズ(ガンナー)

スキル 耳栓、、ブレ抑制+1、通常弾威力UP、千里眼

 

 

 

今日の用語

※『捕食キル』モンスターに捕食されて死亡すること、アイテム、防具、装備ががロストしHRが1下がるという最悪のデスペナルィがあるこれにより多くのハンターが屈折したり モンスターに異常な恐怖心を覚えるようになる。

 

※『フリーフィールド』クエスト関係なしにフィールドに出で狩りできる。

 

スタイルは無いが狩技は二つまで設定可能




オリジナル用語が多々出ます わからなかったら質問してちょ
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