問題児たちとモンハン好きな少女が異世界から来るそうですよ? 作:侍ナイト
黒ウサギから箱庭の説明をされた。
黒ウサギが問題児たちを迎えにいってから、約二時間が立っていた。
「ジン君。黒ウサギのお姉ちゃんまだ来ないね」
「…うん。リリは、みんなを連れて先に帰ってて。これ以上待ってたら、待ちくたびれた子達が迷子になるかもしれないから」
「…うん、わかった」
リリと呼ばれた二尾の狐が人化したような少女が待ちくたびれた子供たちを集めて帰っていく。中には「ジン頑張れよ」等と声をかけてくれる。
リリたちが帰ってから数分後、黒ウサギの鼻歌が聴こえてくる。
「ジン坊っちゃーン!新しい方を連れてきましたよー!」
「お帰り、黒ウサギ。そちらの女性二人が?」
「YES!こちらの御四人様が…」
クルリと振り返りそのまま、カチリと固まる黒ウサギ。
「…あれ?もう二人いませんでした?オレ問題児ってオーラを放っている殿方とアルビノ気質の少女が…」
「ああ、十六夜君なら、「ちょと世界の果てを見てくぜ」と言って、明後日の方に駆け出して行ったわ」
「な、なんで止めてくれなかったンですか!」
「「止めてくれるなよ」と言われたもの」
「なら、どうして黒ウサギに教えてくれなかったのですか!?」
「「黒ウサギには言うなよ」と言われたから」
「嘘です!絶対に嘘です!実は面倒くさかっただけでしょうお二人さん!」
「「うん。それと遊雲さんなら空の上(よ)」」
「へ?」
いきなり空から、鋭い翼を持った濃い藍色の竜が現れる。これを見た黒ウサギは「みぎゃぁぁぁ!!」と可愛い悲鳴をあげる。
「ナイス、遊雲さん」
「うん。黒ウサギの悲鳴可愛かった」
「うまく行き過ぎてそして、この面白い反応サイコー」
「こ、こ、このお馬鹿様!」
ハリセンを取り出した黒ウサギは素早い動きで三人一気にスパパパンと容赦ない突っ込みを入れる。
「はぁ…ジン坊っちゃん。申し訳ありませんがお三人様のご案内をお願いしてもよろしいでしょうか?」
「わ、わかった。黒ウサギはどうする?」
怒りのオーラが溢れ出し、青い髪が紫色にほんのりとかわり始める。
「問題児を捕まえに参ります。事のついでに…《箱庭の貴族》と謳われるこのウサギを馬鹿にしたこと、骨の髄まで後悔させてやります!」
青色だった黒ウサギの耳や髪、尻尾は、淡い緋色(ピンク)に変わる。その怒りのオーラで足元に日々がはえる。
「一刻程で戻ります!皆さんはゆっくりと箱庭ライフをご堪能ございませ!」
一瞬で黒ウサギが見えなくなる。とても小さなクレーターができるほどに。
「箱庭の兎は随分速く跳べるのね」
「ウサギ達は箱庭の創始者の眷属ですから。それと、コミュニティ リーダーのジン・ラッセルです。箱庭をご案内します。」
夢は、みんなに着いていくために黒い竜を帰らせる。
「遊雲さんの
「そんな感じかな」
「ふ~ん…」
納得できない様な顔をする飛鳥。
大きな門を潜るとそこには綺麗な町が広がっていた。