龍田もヤバいし………何この人?
あと久しぶりに書いたら指がカコカコいってる。使いすぎた?
最近の艦これ
好きな艦娘がLv99になりました。
でも秋イベの終わりか始まりまでケッコンカッコカリしない。
秋イベの終わりごろが艦これ初めて一年になるし。
秋イベが終わったらナガモンとケッコンカッコカリするんだ………!
………なんだろう。死亡フラグっぽい。始まりごろにしても同じ気がする。
うーん………
夕食後電と雷がおやつを作ってちょっとしたお茶会をやるというので参加することになった。
「で?お前は何をしているんだ?」
「傍観。我ながら言うのもなんだけどお菓子作りは得意だから女の子のその………プライドを痛めつけたくないと言いますか。実際何人か泣かせたことがあるし………」
「そうか?俺はこういうのは苦手だから海人が料理できてもむしろ尊敬するけどな」
「木曾さん、今から練習しようか。さすがにそれは女の子として不味いと思う」
「お、おいっ!?手を引っ張るなよ!?」
「でなきゃ木曾さんはいつまでたっても男の子」
「あ”?いいじゃないか!やってやるよ!!どうなってもお前が全部食えよ!!」
「………カオスっぽい?」
「だね。まあ、食べられるものができると期待しよう」
本当に食べる側だけに回っていた夕立と響のつぶやきをよそに僕らは料理を始める………!!
………でも艦娘って謎料理作る人もいるんだっけ。無難なところから始めないと………
………うーん。口の中に広がる焦げた味。中身は無事なところもあるから完全に炭の味とは言わないけど………
まあ一言で言うとこうなる。
「不味い」
「ズバッと言わなくてもいいじゃないの!もっとこう………オブラートに包みなさいよ!!」
「不味いね。невку́сныйだ」
「ロシア語でも言わなくていいじゃない!?」
「えっと………もっと頑張るのです!」
「そのフォローが心に深刻なダメージを与えるんだけど!?」
最初は雷制作のアップルパイの評価中。まあ、失敗していたわけで、外側のパイ生地が焦げ焦げ。
料理したことがないのに難しめのおやつを作ろうとするのはちょっとね。
止めたけど「雷なら大丈夫!」って通された。その自信はどこからやってきた。
「それに私だって上手くなってるのよ!最初の頃は味見してくれた望月ちゃんも倒れてたくらいなんだから!」
「何やってんの!?道理で最近望月ちゃんの調子が悪いわけだ!」
「さっき伊良湖さんも倒れちゃったけど」
「本当に何やってんのさ!?上手くなってないじゃん!?」
「次は………電のクッキーか」
響ちゃんはマイペースすぎ………とりあえず厨房に倒れていた伊良湖さんを椅子を並べて簡易的なベットを作って寝かせておく。
後で望月ちゃんには何か作ってあげようかな………
「うーん、ほのかな暖かさとちょっと溶けたチョコチップがいい感じっぽい!」
「やったのです!」
電は建造したあと特訓していた成果もあるのかとても上手にクッキーを焼いていた。
普通においしいシンプルなチョコチップクッキー。いいチョイスだ。
こういうのってなれていないと意外と難しかったりするからなかなか電ちゃんはいい腕前だと思う。
「………」
「ほむっ、ほむっ………な、何よ?」
クッキーを両手で持ってほおばる雷ちゃんにハムスターを見た。可愛い………
でもメシマズなんだよね………うーん………
そして最後の一人、木曾さんは………
「あ、おいしいのです。経験がないと聞いていたのでちょっと不安だったけど成功しているようで安心なのです」
「あ、あはは………その辺は海人が手伝ってくれたから、な………俺のは焦げたし………」
「あら、そんなんじゃ駄目じゃない!」
「焦がしたお前に言われたくねえ」
「何をー!!」
「ぶっちゃけホットケーキすらまともに作れない木曾さんと無謀な料理をした雷ちゃんはどっちもどっちだよ?今後も練習しよっか」
「「はい………」」
結論。電ちゃん以外改善の余地あり。
「でも二人とも完全に失敗したわけじゃないから。雷ちゃんは中身を焦がさなかったり、木曾さんも片面はうまく焼けてたから。まだまだこれからだよ。僕も昔はよく失敗してたなあ。ご飯炊くときの水の量間違えておかゆ作ったりしたっけ」
「海人さんにもそんな時期があったのね。あ、そうだ。一つ気になることがあるんだけど聞いてもいい?龍田さんのことなんだけど」
雷ちゃんに龍田さんについて質問された。
「別にいいけど、聞かれても何も答えられないと思うよ?僕龍田さんのことほとんど知らないし………」
「それでもいいわよ。あの龍田さん謎が多いの」
「謎が多い?たとえば?」
「とてつもなく強い」
それは報告にも上がっている。龍田さんは今までにこの島で行った艦娘同士の演習で全く被弾していない。
かつ、必ずと言っても勝利している。
吹雪ちゃんに理由を聞いてみたが前の鎮守府で練度………いわゆるレベルがかなり上がっていたからとのこと。
………そういえば奇妙なことがあったな。
「今思い出したんだけど、龍田さんのいる多人数のチームでの演習結果を見たときに気づいたんだけど、いないチームに比べて味方の被弾率が高くなかった?あと重巡の人がいる時はどちらの場合でも被弾率は重巡の人が高くて味方が低かったんだけど、それも気になる」
「海人さんって目の付け所がいいわね。重巡の人は私たち駆逐艦をかばってくれているから被弾率が高いのよ。駆逐艦は装甲が薄いのが弱点だから仕方ないわね。悔しいけど………」
「なるほどね。ん?ということは………龍田さん味方を囮にしてる?」
「そんな気がするのです。なんというか………一人で戦うことしかできない感じなのです。味方になれていないのです」
………なんだと………?そんな戦い方、危険じゃないのか?
まさか、それが原因でここに送られてきたんじゃ………
「………わかった、今度理由を聞いてみる。ああ、怖いなぁ。あの人の雰囲気どうも苦手だ」
「大変だけど頑張ってね?それはそうと、海人さん。お茶会には紅茶が欠かせないよね?ティーバックのやつだけど用意しておいたんだ」
マイペースだけど気が利くのか。そういう人身の回りにいなかったから新鮮だな。
僕の親友はマイペースじゃないけど無茶ぶりはたまにする人だったな。
「ありがとう響ちゃん。そういえば、ロシアンティーっていう紅茶もあったっけ。響ちゃんさっきロシア語話してたけど作れたりしない?」
「簡単だよ?ロシアンティーは別に特別な茶葉を使っているわけじゃなくて、ジャムをスプーンですくって直接舐めながら、軽く口に含んだ状態で紅茶を飲むという飲み方の一種なんだ。木曾さんのホットケーキ用のジャムを流用するといい」
「なるほど、それは知らなかったな。イチゴとかマーマレードとか種類は揃えてあるけど問題はスプーンだな。俺がとってくるよ」
「ちなみにベリー系のものが主流だけど、薔薇の花のジャムとかも使われている。ジャムと一緒にウォッカを入れたりすることもあるけどあいにく用意してないし、那智さんとの約束もあるからまた今度だね」
「………え?響ちゃんお酒飲めるの?」
「まあね」
こんな小さい子でも飲酒できるとか………艦娘に年齢を適用できるかどうかわからないから強く言えないけど。
「それにしても響ちゃんロシアについて詳しいね。軍艦だった頃に何かあったの?」
ビシィッって音が聞こえた気がする。周りの空気が凍っていた。
「………私はあの戦争をなんとか生き抜いて不死鳥とも呼ばれたんだけど戦後は賠償艦としてソ連、つまりロシアに引き渡されたんだ」
とんでもないことを聞いてしまった。おまけにちょっと涙ぐんでるし………!!
「それで、最後は標的艦として沈められっ………うぁぁぁぁ………」
「あ、ああ!ごめん響ちゃん!!」
………やってしまった。
響ちゃんは泣き崩れてしまった。ああ、周りの視線が痛い………!!
「響ちゃんも嘘泣きはその辺にしないと海人さんが困っちゃうのです」
「えっ」
電ちゃんかの指摘が入る。
「ばれたか」
すっ、と何もなかったかのような顔で響ちゃんは立ち上がる。
「えっ………えええ??」
「別に引き渡されたことをいつまでも引きずってないよ?それに引き渡された後はヴェールヌイと言う、『真実の、信頼できる』っていう意味のいい名前をもらったりしたんだ。あと標的艦として沈められた時には建造されてから40年近かったし仕方がない。役目の終えた艦の最後としては標的艦というのも結構普通だし」
「………響ちゃん?」
「つまりあれだ。海人さんが無知なのをいいことに私がからかっただけさ」
「………酔っぱらいたくなってきた」
年齢的に飲めないけどさ。
「安心するといい。アルコール度数は40%以上が多いウォッカなら一瞬で酔える」
「安心できる要素がない………あ、そうだ。ウォッカの入荷を提督権限で止めようか。さすがにちょっと腹が立った」
「別にいいよ?飲みたがりは那智さんだけだし」
響ちゃんに効果的な罰ってなんだろうか………今度考えておこう。
「………とりあえず大笑いした木曾は眼帯を引っぺがす罰で」
「なにぃ!?や、やめろよ!?」
「了解。すぐに取り押さえよう」
響ちゃんのノリの良さが頼もしい………!!
「あらぁ。人様に仕事させておいて本人は遊び………いい身分ねぇ~?」
「「「「「っ!!」」」」」
入口にはいつの間にか龍田さんが立っていた。
手には薙刀が握られている………それに加えて、顔だけ笑って目は笑っていない。
目に見えるのはその二点だけなのに僕らはとてつもない恐怖を感じてしまう。
「………ああ、そうか。そろそろ交代の時間だったね。そうだ、せっかくだから余った分は自由に食べていいよ」
復旧した響ちゃんが龍田さんにお菓子を勧める。
それでも表情は変わらない。
「あなたには聞いてないわよ?私は………提督に聞いてるの」
「………ごめん。遊びすぎた」
「ふうん………まあいいけど。あんまりダメなようだと………殺すわよ?」
ぞわっ、と全身が寒気を感じた。
「おい!お前何を言っているんだよ!?艦娘が提督を殺したらどうなるのかくらいわかっているだろ!?」
「建造されたばかりのあなたに言われたくはないわね?よ~く知ってるわよ?それでも、殺すって言ってるの」
「は、はわわわ………」
「ついでに教えてあげる。私がここに来たのは元々の提督が、艦娘に殺されたからよ?私が殺そうと思っていたら先を越されちゃったわぁ。ねえ提督さんあなたは………」
私に殺されてくれるのかしら?
恐ろしいことを言っているのに表情は変わらない。
龍田さんは狂っている。そんなことを考えてしまう。
怖かった。本当なら逃げ出したかったけど………放置したら何をしでかすかわかったものじゃなかった。
ただ、せめてもの救いは………
「ひゃうっ!」
「………えっ?」
龍田さんが奇声を発したことだった。
「あっ………猫さん、なのです」
「にゃー」
「………龍田の足をなめたのか」
「にゃあ?」
この猫の怖いもの知らずっぷりに驚愕した。この猫前にも見たような………
「………ばらす」
「あ」
龍田さんの表情はまさに激怒という言葉がふさわしい状態だった。
「この薙刀で引き裂いてばらばらにして地面に埋めてあげるっ………!!」
「え、ちょ、それはダメだって!?だ、誰かぁぁぁぁ!!!」
その後龍田さんは何とか取り押さえることができた。
でも………怖かったぁ。
本当に死ぬかと思った………
なお翌日、猫に追いかけられる龍田さんが目撃された。
実は龍田さん猫に餌をあげてたらしく、懐かれていた様子。
追いかけられていたのは怒って餌をあげなかったかららしい。
なんだか微笑ましいなぁと思って見ていたらいつの間にか龍田さんが目の前に。
逃走劇が始まった。