艦隊の指揮をとれますか?   作:あおい安室

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本当は投稿しないつもりだったけど、もうすぐ艦これを始めて一周年になることと今回のイベントが、ちょうどケッコンカッコカリした長門がらみだったので投稿。
イベントの内容がちょっとあれなので一部手を加えています。

ちなみに海人は長門とケッコンカッコカリしていますが、ヒロインが必ず長門になるというわけではありません。


特別編:第一次秋の大規模作戦

「ただいま帰還しました~。ところであの港の長門さんは何をしているんですか?」

 

「知らない。どうもこっちに来てから惚けることが多くなってるんだよね」

 

海孤島鎮守府艦隊は現在前線の鎮守府で行動中。

ちょうど補給物資輸送の任務に出ていた艦隊が帰ってきた。

 

そもそもこんなところでの任務をするつもりはなかったけど、長門がどうしてもこのあたりの海域に行きたいと言い出したので急遽任務をすることに。何かが呼んでいるとかどういうことなんだか。

一応主力艦のほとんどを連れて来ている。

 

主な任務の内容は前線での物資の輸送だ。

『現在敵深海棲艦の大きな動きは、報告されていない為、この間に本土近海諸島の各防衛及び哨戒体制を強化するべく、補給兵站物資の輸送を実施する。参加する鎮守府は志望制とする』

といった感じ。

 

ところが肝心の長門の様子がどうもおかしい。海とか空を眺めてぼーっとしていることが多いのだ。

現状では戦艦の出番はないから別にいいんだけどちょっと気になる。

何より………

 

「勢いでケッコンカッコカリをしたことを今になって後悔しているんじゃないか?」

 

「言わないで。それすっごいなかったことにしたいんだけど」

 

そう。ケッコンカッコカリしたのだ。

 

僕は嫌がったんだけどみんなに説得されて結局ケッコンカッコカリした。

だってそういう重要なことをするのはちょっと………ねぇ?

 

「女の子にとって大切なことなんだからなかったことにしたらダメじゃない!」

 

「それはそうかもしれないけど正直僕は長門に釣り合うような人じゃないのに………」

 

「………海人さんって本当に変わらないわねぇ」

 

あきれられても仕方が無いと思う。

むしろそういう重要なことをシステムにする妖精さんたちがわからない。

全くもう………どれだけ恥ずかしかったことか。

 

「ところで海人。報告したいことがあるんだが」

 

「どうしたの?何か強力な敵艦でも見つけた?」

 

「そんなところだな。補給物資の輸送先より連絡でな。どうもあのあたりに潜水艦が集まってきているらしい。掃討作戦の展開を大本営に意見具申してくれということだ」

 

「わかった。番長の出番だね」

 

「………番長?」

 

「夕張。対潜番長って呼ばれているらしいからね。僕の学生時代の学ランを渡してみようかななんて思ってる」

 

「………プレゼントは長門にしてやるべきじゃないのか」

 

「本格的に長門にデレられたらどうするのさ?」

 

「長門に好かれるとかいいじゃないか」

 

僕の精神に悪い。まだその………お嫁さんとかもらう覚悟とかできてないし。

 

「………たまに酒に誘うたびにのろけられる私の身にもなれ………!!」

 

 

 

「大本営への具申の結果作戦海域内での輸送任務と平行して潜水艦の掃討作戦の実施が決まった。

潜水艦の掃討となると水雷戦隊だけど、近辺に潜水艦以外も確認されている。

僕らの鎮守府は駆逐艦を減らして軽空母を組み込むで作戦に当たることにした。

掲示板のところに参加メンバーと出撃時刻は書いてあるからあとで見ておくように!」

 

具申した翌日、潜水艦の掃討作戦が発令された。

メンバーの詳しい状況はこうなっている。

 

旗艦:夕張改Lv87

夕立改二Lv64

吹雪改Lv61

島風改Lv38

霞改Lv66

瑞鳳改Lv37

 

「ふーん………ってえええ!?な、なんで私が!?」

 

「瑞鳳ちゃんそこまで驚く?」

 

「軽空母は私の他にも高練度な飛鷹型のお二人がいますよね!?なんでこんな中途半端な練度の私が出るんですか!?」

 

「あたりの海域の状況を考えると低速な二人だと厳しいらしくて、二人には悪いけど後方待機してもらうことにした。後は瑞鳳が一番高速軽空母で強いから」

 

「あ、あんまり素直に喜べない………!」

 

なんか悪いことした気になった。

 

 

 

「作戦終了。艦隊が帰投しました!」

 

「お疲れ様夕張さん。戦果と被害はどうだった?」

 

「戦果は圧勝です!被害は小規模な被弾ばかりですみましたけど喜べませんね。敵主力艦隊の中に潜水棲姫が混ざっていました」

 

「潜水………ああ響ちゃんがパラソルとクーラーボックスをもぎ取った相手か………」

 

「酷い覚え方ですね!?」

 

というかあれって最初に出会った遊んでる深海棲艦だったんだよね。

ボッコボコにしたことしか印象に残っていない。

 

「まあ圧勝できたのはいいんですけど問題がありまして」

 

「問題?もしかして道中に潜水艦以外の艦が多かった?」

 

「道中は問題ないんですけど主力艦隊に二隻ほど駆逐艦が混ざっていました。潜水艦対処中に駆逐艦に狙われるとやっかいです」

 

「むう………弱ったな。深海棲艦の出している特殊なエネルギーが濃くないと支援艦隊とかを出せないんだっけ?ただの補給物資輸送を行っていただけの海域にそんなもの出ているわけがないし………」

 

「出てますよ」

 

「出ているのか-。じゃあ愛宕さんたちあたりでも………って出てるの!?」

 

「ひえっ!?」

 

「出ているのなら大問題なんだけど!?特殊なエネルギーが濃いということは周辺に深海棲艦が集まってきているってことじゃないか!!大規模作戦の準備が必要になるだろうし!!こうしちゃいられない、すぐに大本営に連絡しないと………って何その目?」

 

「か、海人さん………もしかして偽物ですか!?」

 

「どういう意味だ」

 

「だって私の知っている海人さんならそんな反応しませんよ!?」

 

………泣きたい。つきあいが長いと未だに僕が無知な風に思われたりするし………

大規模作戦についてあの後零士さんにしっかり聞いたんだよ?

大規模作戦は深海棲艦が集まった際に放出されるエネルギーの量が多い海域で実施されるって………

おまけに今回は本土近海で感知されたことになるからかなりヤバい。

気を引き締めてかからないと………

 

というか僕外されるんじゃないだろうか。

こんな事態になったと大本営が知ったら僕って戦力不足だろうし………

なお緊急連絡した翌日。僕らはそのまま作戦に参加することになった。

夏の大規模作戦での戦果が評価されたらしい。

あんまり喜べない。不安だ………

 

 

その後の話。

 

「………え?駆逐艦いなかったの?」

 

「そうなのよぉ。支援艦隊、なくてもいいんじゃないかしら」

 

軽めの支援と言うことで愛宕さん旗艦で重巡洋艦一人と軽空母二人と駆逐艦二人を支援艦隊としてだしていた。

 

「そういうわけにはいかないよ愛宕さん。慢心は敗北につながるんだから」

 

「でもいま一人機関の調子がおかしい子がいるのよねぇ。私は今回は出さなくてもいいと思うわぁ」

 

………うーん………夕張さん決めて。

 

「え?じゃあ………今回だけ無しで行ってみます」

 

帰還後。

 

「すみません。やっぱりいたので支援艦隊お願いします」

 

「了解。愛宕さん出撃準備!」

 

その帰還後。

 

「ちょっとぉ。駆逐艦なんていないじゃないの」

 

「えええぇ?」

 

その後もなぜか支援艦隊が出撃した時に限って敵主力艦隊に駆逐艦がいなかった。

呪われているのか。

 

 

ふと思い出した。このあたりが特殊なエネルギーに満ちているのなら珍しい艦娘が建造できないだろうか。

誰か幸運艦は………いないな。仕方ない、僕一人で建造するか。

………なんだろう。一人で建造とかなんだか懐かしい。昔を思い出すなぁ。

 

「秋月型駆逐艦、その四番艦、初月だ。お前が提督か。いいだろう。僕も艦隊に入ろう」

 

「うわ、秋月型!?運がいいなぁ」

 

「驚かなくてもいいじゃないか」

 

建造できたのはボーイッシュな感じの艦娘。時雨っぽくてなんだか親しみがある。

ちなみに時雨ちゃんもこっちにいるけど現在近海の警備中。

 

「ところで提督。この鎮守府には姉さんたちはいるのか?」

 

「秋月ちゃんかな?残念ながら今出撃しているんだよね」

 

「そうか………まあいいさ。何か仕事はないか?何もしないでいるのはちょっと落ち着かないんだ」

 

「わかった。じゃあ後で資材の運搬を割り当てておくよ。ちょっと急な事態で資材の搬入が遅れているからね」

 

「そうなのか。何があったんだ?」

 

「それがそもそもこの鎮守府は本来の鎮守府じゃなくて、前線基地にあたるところなんだけ」

 

「ああ、提督っ!?こんなところにいたんですか!?」

 

建造ドックに入ってきたのは夕張さん。出撃から帰った来た様子だ。

………あっ。緊急用無線部屋に置いてきちゃったからこっちに来たのか。

 

「何のんきなこと考えているんですか!?緊急事態なんですよ!?」

 

「緊急事態………?何があったの?」

 

「さっき敵の潜水棲姫を一撃で仕留めて帰ってきたところなんですけど」

 

さりげなくとんでもないことしてる!?

 

「近海警備中の赤城さんの艦載機から連絡があったんです!本土近海の哨戒ライン上で有力な敵機動部隊の接近を発見!目標はおそらく空襲による本土へ強襲です!!赤城さんたちはそのまま偵察を続行しています!」

 

「なんだって!?最近戦線は押し返していたはずじゃなかったの!?」

 

「どこか穴があったのかもしれません!既に吹雪ちゃんが大本営に連絡していますから増援は大丈夫です。ですけど私たちも急いで防空戦を開始しないと!」

 

「っ………休憩中のメンバー全員に連絡!防空装備で待機、いつでも出られるようにして!」

 

「了解!すぐに伝達します!」

 

………くそっ。

ただの輸送任務のはずがこんなことになるなんて………!!

負けるわけにはいかない。負けたとき、日本が終わるかもしれない………!!

すぐに反撃体制を整えないと………!!

 

数日後。大本営より大規模作戦が全鎮守府に発令された。

本土近海での防空戦が、幕を開ける。

不安を感じながらも、僕らは作戦に参加した………!

 




夕張が一撃で仕留めたのは本当です。
………E-4が突破できません。ちょっと今回も不味いかも。
火力がたりなくて四回やって唯一のボスとの戦闘で旗艦の比叡小破のみで突入できたけどそれでも空母棲姫以外を全滅させて空母棲姫は大破。
………大和を支援艦隊で出さなきゃダメなのかなぁ。うごごごご………
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