艦隊の指揮をとれますか?   作:あおい安室

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お待たせしました。
え?E-5?
………無理でした。
時間不足です。
誤字脱字があれば報告をお願いします。
こちらでもなるべく対応します。


特別編:第三次秋の大規模作戦

『敵大型機らによる空襲は、我が軍の活躍によって見事に防衛成功した。

また、本土沖太平洋上に緊急出動した艦隊が、敵空母群と会敵、この一部と交戦、打撃を与えることに成功した。

現時刻より、本海域で作戦可能な艦隊の全力をもって、来襲した敵機動部隊群を捕捉、撃滅する。

これに伴い、迎撃作戦「艦隊作戦第三法」を発令する』

 

「………別に指令が来るのは別にいいんだけどさ。僕ら防空らしいことやったっけ………?」

 

「空襲してきた艦載機をしとめるくらいはやったけどそれも敵艦隊を倒すための副産物ですよね………」

 

いまいち防空面で活躍した自覚がないまま僕らは迎撃作戦に参加します。

なんだろう。急に切羽詰まった感じがなくなったから不抜けちゃった気がする。

 

 

 

「で、今回は結構手間取りそうな気がしたので知り合いの提督に連絡を取って資料を送ってもらいました。太平洋上とか広すぎるって大本営」

 

作戦会議中にみんなの前で愚痴ってしまったのは悪くないと思う。

太平洋上とかくくりがなさ過ぎる。実際に作戦海域も広いし。

 

「それでも戦闘回数が少なくなりそうなだけマシだと思ってください」

 

海域が広すぎるせいか深海棲艦もまばらにしか観測されていないのがかなりの救いです。道中長いけど。

前回と同じ敵の密度だったら絶対に詰んでる。

 

「ところで知り合いの提督というのは前に会ったことのある零士提督か?」

 

「あー。そのことなんだけどね………連絡先を聞いていなかったので、そもそも零士提督が今回の作戦に参加しているかどうかすらわかりません!なので別の人です」

 

「おまえあいかわらず肝心なところでやらかすな!?」

 

本当に面目ない。

 

「それと、今回の作戦は連合艦隊での参加になっているけど………長門」

 

「私は旗艦はやらんぞ」

 

「「「えっ」」」

 

長門の発言に全員が驚く。

 

「いや、艦隊司令部積んでいたら装備が圧迫されるだろう。私は全力で戦いたいからな。重巡洋艦に頼んでくれないか」

 

「おかしい………長門、おかしいって!!」

 

「お願いです、正気に戻ってください!私が長門さんのデザートを勝手に食べたことが原因ならあやまりますから!!」

 

「長門さんの持っていたぬいぐるみを勝手に部屋に持って行ったことも謝るっぽい!」

 

「おまえ達ぶっとばされたいのか?」

 

連合艦隊旗艦に執着しないとか絶対おかしいって!!

 

「別にそういう気分なんだから別にいいだろうに………全く。私は大丈夫だ。さぁ、作戦会議を続けてくれ」

 

「お、おー………この作戦が終わったら僕、長門と病院に行くんだ………」

 

「つ・づ・け・て・く・れ・よ?」

 

イエスマム。

 

「第一艦隊は前回の作戦の編から木曾と夕立を外して、代わりに戦艦と軽空母をいれることにしようと思う。もちろん戦艦は長門に頼みたい」

 

「よし、任せておけ。ケッコンカッコカリの後の初戦場だからな。戦果を期待しておけ」

 

「うれしい言葉だね。で、軽空母は………」

 

視線を向けるとビクッと驚く迷彩柄の軽空母。

 

「さすがに今回高速軽空母にこだわってないから。でも瑞鳳ちゃんに………」

 

「えええええ!?」

 

「は頼まないよ。冗談だって。一番練度の高い飛鷹さんお願い」

 

「でしょうね。別にいいけど。そういえば久しぶりの大舞台ね。全力を尽くすわ」

 

「よ、良かったぁ………」

 

「海人って昔から女の子に容赦がないよな………というかよくいたずらするよな」

 

遠慮してたら財布的にやられるからね。精神的なショックも大きい。

 

「さて、次は第二艦隊だね。軽巡1駆逐艦2雷巡1重巡2で行こうと思う。まず軽巡洋艦だけど、今回は激戦が予想される。相手の航空戦力も強大なものと予想される。すまないけど装甲の問題から夕張さんは今回は外したい」

 

「わかった。じゃあ、こっちでみんなの艤装の調整をするね」

 

「頼む。で、今回は………川内に頼みたい。改二になりたてだけどやってくれるね?」

 

「ここで私の出番?いい舞台だね、任せてよ………ところで、夜戦、ある?」

 

「川内がまともにやるんだったらある。例えば夜に僕の部屋尋ねて早く出番よこせとか言わないとか」

 

おかげで寝不足なんですが。

おまけに翌日長門がすごい顔で「昨晩はお楽しみだったな?」とか言ってきたし。

そんなものは無くて夜戦の話を聞かされていただけなんですが。勘弁してください。

 

「………あとで川内と演習するか。昼戦限定でな」

 

「えええ!?ちょ、昼戦オンリーで長門さん相手とか勝ち目が見えないんだけど!?」

 

「それは名案だね。早く改二の艤装にも慣れてほしいし。吹雪、すぐに予定を組んでほしい」

 

「了解です。まあ、今の時間帯演習場は空いていますのですぐにでも可能ですよ。書類はこちらです」

 

準備がはやいな。さすが吹雪。

すぐに演習の準備を整える。

 

「よし、ではいくぞ川内」

 

「わ、私こんなところで死にたくないよ!?」

 

「安心しろ。小破ぎりぎりまで艤装を破壊して肉体は大破レベルまで持って行くだけだ」

 

「それほとんど死んでるよね!?だ、誰か助けてぇぇぇ!!」

 

長門に引きずられていった川内を見届けた後、会議を再開する。

戦争は非情なのである………

 

 

そして数日後、作戦参加艦隊が発表された。

 

第一艦隊

 

那智改二Lv67

摩耶改二Lv89

長門改Lv100

蒼龍改二Lv93

赤城改Lv93

飛鷹改Lv68

 

第二艦隊

 

川内改二Lv60

妙高改Lv42

愛宕改Lv64

木曾改二Lv67

吹雪改Lv62

夕立改二Lv66

 

支援

ウォースパイトLv63

陸奥改Lv70

加賀改Lv54

瑞鶴改Lv73

霞改Lv66

暁改Lv41

 

広い海へと出撃する彼女たちが果たしてどうなることやら。

提督である僕は無事を祈るのみである。

作戦海域への初出撃の後帰ってきた彼女たちの戦果は。

 

大勝利である。あの夏の後にきっちりと訓練していたかいがあった。

未確認であった敵もいたが、みんなは臆することなく立ち向かい、撃破していった。

ただ水上機母艦だということを知って空母が落ち込んでいたりしたけど。

深海棲艦とは………一体………

 

「………ここまでは順調だけど。みんなもそろそろ疲労がたまって来る頃だ。何かあったら不味い………呼び出した理由もそれなんだ。伊良湖さん、ちょっと食事会みたいなものを開きたいんだけど、どうかな」

 

「名案ですね。私も間宮さんもちょっと試作中の料理があったので、いいタイミングです。試食会ついでに食事会を開きましょう」

 

試作中の料理?気になるな。

 

「海人さん、お忘れですか?もうすぐ12月25日ですよ?一大イベントをお忘れですか?そのための試作品です」

 

「12月25日………?あっ、クリスマスか!忙しくてすっかり忘れてた!」

 

「だいぶ海人さんも疲労がたまっているみたいですね。気をつけてくださいよ?」

 

「そうみたい。もう年かなぁ」

 

「………でも初めて会ったときから海人さんっておじさんっぽかったですよ?」

 

「ぐはぁ!!」

 

伊良湖さんにそんなことを言われるとは………

 

「と、とにかく………食事会の、準備お願い………」

 

「わ、わかりました………そ、その、ごめんなさい」

 

「別に謝らなくてもいいよ………どうせ僕はもう肉体的には全盛期とか過ぎてるデスクワークでがんじがらめな管理職だから………」

 

いい加減運動もしっかりしておかないとなぁ………

 

 

 

その後の話。

『艦隊作戦第三法』は無事成功。最後の戦いでは夜戦で愛宕さんの戦意高揚攻撃の後、妙高さんがとどめをさした。ぎりぎりだった。

 

「せっかくの実戦だったのに見せ場がほとんどないとかどういうこと!?」

 

知りませんよ。ですから迫ってこないでください愛宕さん。

そして。

 

「Bonjour!Enchantée. Je m'appelle Commandant Teste. 提督、どうぞよろしくお願い致します」

 

「提督、お疲れ様です。水上機母艦、瑞穂、推参致しました。どうぞよろしくお願い申し上げます」

 

………なんで外国と日本から艦娘の派遣が!?というかコマンダンテストって誰!?

 

「私が本国の方に艦娘の派遣を掛け合ってみたのだけど、不味かったかしら?彼女は水上機母艦だけどなかなかの能力よ?」

 

「犯人ウォースパイトさんですか!?別に艦娘が増えるのはいいけど、またイギリス艦!?」

 

「私の出身国は自由・平等・博愛の国、フランスですが?」

 

また連合国艦!?しかもフランス!?うちの鎮守府特筆する物何もないのに!?

 

「寝言は寝ていってください海人さん。瑞穂さんの事情聞いたら以前海人さんに世話になったことがあるとか言ってましたけど。節操無しですか?」

 

吹雪ちゃんが辛辣すぎる………

 

こうして前段作戦は幕を閉じ………

僕らは、次の作戦海域へと向かうことになった。

 

「………え?次の作戦海域………本当に間違いないの?………わかった。情報ありがとう」

 

「どうしたんだ、海人?深刻そうだな」

 

「………長門。何がこの付近の海域にあるのかがわかった」

 

「そうか、すまないな。それで、何があったんだ?」

 

「敵艦隊のボスと思われる存在の所在だよ。それをきっと長門は感じていたんじゃないかと思う。僕らもそこに向かうことになったけど………驚かないでほしい。その海域は………」

 

MS諸島北部。

つまり。

マーシャル諸島。

クロスロード作戦が敢行されたビキニ環礁が存在する、長門が、沈んだ海域。

 

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