いつもありがとうございます。最後に少し最近のネタをおまけしておきますね。
それでは、最後までごゆっくり。
………え、冬イベ?
一応書いておきますが、本編に組み込みますので投稿はかなり後になるかと。
いい加減本編を進めないと挿し絵を頼んでる人に迷惑がかかるというのもありますが。
その人から海人の階級はどれくらいなのかわからないと提督服の肩が描けないと言われました。
すごいこだわりに驚愕しています。
階級とか別に伝えなくていいだろうとか思っていたのに。
『天龍型軽巡洋艦』
八八艦隊計画で建造された軽巡洋艦。
天龍型軽巡洋艦は3500t級の小柄な船体だが、最初の近代的軽巡洋艦として14cm単装砲4門に3連装魚雷発射管2基6射線を備えており、建造当初は世界水準を超える性能を誇っていたとされる。
しかし、第二次世界大戦開戦時にはすでに旧式化しており、スペックでは劣っている点が多く、最高速度はわずかに特型駆逐艦よりも劣っていたほどであった。
その反面、艦娘としての天龍型は燃費がよいことに加え、知識も豊富である。
そのため多くの航海知識を必要とする遠征任務に就いているケースが多い。
「まとめるとこんなところか………うーん、特にそれらしいものはないなぁ………旧式とかで悪口を言われすぎて、性格がああなったとかはないだろうし」
執務室で持ってきていた資料の中に史実での艦娘の元となった軍艦の資料があった。
そこで龍田さんの元になった天龍型について読んでいたけど、特に怪しいところはない。
となると龍田さんの過去に何かあるのかもしれないけど………調べるのはなんだかなあ。
人のプライバシーを調べるのはあんまり好きじゃない。なんか気がとがめる。
「まあ、調べようと思っても無理だと思いますよ?」
「吹雪ちゃん、それどういうこと?」
「基本的に他の鎮守府から異動してきた艦娘の過去は、移転先の提督にはあまり明かされません。というのも、本来艦娘が自分を建造した提督から離れて他の提督の指揮下に入ることが希なんです」
「そうなの?じゃあなんで過去は明かされないのさ」
「かつての艦娘の異動は本当にやむを得ない理由で、提督が前線で戦死したことが多くの原因でした。そのことに触れられてぶち切れた艦娘が新しい提督に暴力を振るったりしていたことがあったんです。あ、でも大本営の方で必ず身分についてはしっかりと調査されてから他の提督に配属されるので、過去については問題はありませんよ」
「問題がなかったら、なんだけど今の龍田さんは問題起こしてるよ………ところで、自分を建造した提督から離れることが希って言うことはやっぱり他の提督じゃなくて自分を建造した提督に従いたいからとか?」
「その通りです。ですから異動するというケースは本当に希なんです。横須賀で資料整理の仕事をしていた頃もそういった資料はあまり扱いませんでしたし」
「だとしたら、なんで龍田さんは異動してきたんだろう………」
「横須賀で少しは異動申請書も確認したことがあるんですけど、異動理由は最近は基本的にたいしたものじゃないそうですよ?」
「聞いてもいいかな?今は少しでも情報が欲しい」
「わかりました。基本的には提督であった人物がなんらかの理由で提督を辞めたことが理由になります。辞めた理由も身体的な面や精神的な面での限界です。提督という仕事は本当に大変ですからね。たった一人の提督が引退しただけでおよそ50人の艦娘の異動の準備をしないといけませんし」
確かに海孤島に着いてからは大変だった。着任してすぐに資材の確認やら施設の状況とか色々とやらなきゃいけない仕事が多かった。
あのペースがずっと続いていたら確かに体を壊していたかもしれない。
今では毎日送る用の報告書とか演習、出撃、建造などの書類しかないから、だいぶ楽だ。
「そういえば、聞いたことがなかったんだけど、艦娘って提督がいなくなったらどうなるの?普通の人間になるとか?」
「まさか、そんな話聞いたことがありませんよ。艦娘は提督を失うとゆっくりと能力が低下していくんですよ。ですが、すぐに別の提督の指揮下に入れば能力の低下は止まります。龍田さんはかなりの能力ですから、おそらく新人である海人さんの戦力向上が目的で送られたんだと思いますけど………でもどうして龍田さんを送ったのか疑問なんですよね」
まあ、あの性格だと人に何かを教えるのには向いていないだろうし。
「いえ。あの人といいますか龍田さんという艦娘自体がヤバいと言いますか。私が横須賀で演習の資料の準備を横須賀の提督としていたときに出会った横須賀の龍田さんの話なんですけど………」
「演習に出す軽巡洋艦が一隻足りないな………。吹雪、誰が空いている?」
そう言われて私はリストを確認して、空いている軽巡洋艦の人を調べると龍田さんが空いていることを伝えたんです。
すると、
「うん、五隻で行ってもらおう。演習相手が全員沈みましたとか笑い話にもならないからな」
とか本気の顔で言い出したんですよ。横須賀の提督さんは冗談も結構言う方なんですが、本気の顔をしているときは冗談なんて一切無いんです。
正直どうしてそんなことを言い出したのかわかりませんでした。しかし次の瞬間。
「あらぁ提督、演習?どうでもいいわね~」
いつの間にか龍田さんが執務室にいたんですよ。全く気付きませんでした。
「いつからいたんだ………?」
「演習に出す艦が~~、のあたりかしら?」
「そうか………」
普通に会話している横須賀の提督さんに本当に驚きました。私なんて驚きっぱなしで動きが固まっていましたし。
でも次の台詞を聞いてもっと驚きました。
「さて、次の敵はどこ?何を壊して誰を殺せばいいのかしら?どうすれば天龍ちゃんの安全が確保される?ねぇ、提督」
思いっきり病んでる人の台詞でした。ちなみに天龍さんは龍田さんの姉にあたる艦娘です。
「しばらく出番なし、天龍は遠征だから………まぁ、適当に時間つぶしてろ」
「へぇ…。天龍ちゃん遠征中かぁ。いいわ、近海の深海棲艦を狩ってくるわね~?」
そんなことを言い出した龍田さんの瞳はもう本当に怖くて。にらんだだけで深海棲艦を沈められるんじゃないかとも思いました。
「おい、龍田暇だって言ったがやっぱり訓練してくれ。連携できるように、木曾をつけるから」
さすがにヤバいと思ったのか提督も止めたんですが、全然聞かなくて。
「連携? 必要ないわ。私が壊すし私が殺す。あなたが命じてあなたが教える。これ以上の連携を私は必要としてないの。ばいば~い」
ひらひらと手を振って出て行く龍田さんは、本当に怖かったです。部屋を出て行っただけで気温が上がったかのように感じましたし。
「はぁ…難儀だなぁ…」
それを見届けた後の提督の一言は本当に重かったです。
「いや何その恐怖艦娘!?」
「これ本当に何も脚色していませんからね?しかも大体の龍田さんはこれを薄めた感じの性格です」
「うわぁ………あの人僕を殺すとか言ってたけど、まさか本気だったんじゃないだろうか………」
「ありえますね。実際に過去にあったとかなかったとか」
うわぁ、いくら何でも殺されたくない。
本当になんでうちに配属したんだ大本営。
「殺されたくないのなら訓練しましょうよ。海人さん最近運動不足だと思いますし、本来は学校で受けるはずの訓練も海人さんは全部すっ飛ばしてますから、体力面でも不安があります」
「訓練、か………やりたい。むしろやらせて。最近体型も気になってきた」
「はい、わかりました!もちろん訓練の内容は優しくはしますから安心してくださいね?」
どういう意味ですかそれ?
「私たちが軍艦だった頃、こんな言葉があったんです。『鬼の山城、地獄の金剛、音に聞こえた蛇の長門。日向行こうか、伊勢行こか、いっそ海兵団で首吊ろか。地獄榛名に鬼金剛、羅刹霧島、夜叉比叡 乗るな山城、鬼より怖い』。山城とかは全部戦艦の名前なんですけど、戦艦はやっぱり海軍の象徴ですから訓練も厳しかったんですよ。で、その例えとしてこんな言葉が生まれました」
「地獄とか首吊ろかとか縁起でもない言葉ばっかり………!僕、死なないよね………?」
「現在の横須賀鎮守府式の場合今の海人さんなら死ぬかと」
龍田に殺されるのが先か訓練に殺されるのが先か不安になってきた。
最近の海孤島
摩耶「海人、いるか!?重大発表だぞ!」
海人「どうしたの?」
摩耶「補強増設で増やしたスロットに機銃が装備できるようになったんだ!この前の任務で増設用の資材は届いていたよな!?頼む、アタシを補強増設してくれ!対空攻撃を行いつつ、もっと火力がほしいんだ!」
海人「………えっ、そんなことができたの!?応急修理用の妖精を乗せることにしか使えないんじゃなかったの!?」
摩耶「この前の妖精の改修で変わったんだよ………その、ダメか?」
海人「………あー、そのー。したいのは山々なんだけど………」
長門「………すまない。本当にすまない。知っていれば断ったんだ………!」ホキョウゾウセツズミ
摩耶「あ、ああ………クソがっ!!アタシだって、対空以外でも役に立てるってことを証明したかったというのに!!」
海人「………無知って怖い、うん」
摩耶「どの口が言ってんだ?ああ!?」
海人「ごめんなさぁぁぁい!!」
これ実話。全部実話。
本当に摩耶様を補強増設しておけば良かった(泣)
とりあえず今は半分腹いせにながもんを高速にしてます。
ああ………本当になんてことをしてしまったんだ………