艦隊の指揮をとれますか?   作:あおい安室

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おまたせしました。ちょっとネタを消化する話です。


LEO=Lost Earth Online

「ふむ、いい傾向ですね。この調子なら後3日で退院できますよ」

 

「本当ですか?ありがとうございます」

 

入院して4日目。松葉杖の使用許可が出たので多少出歩きやすくなった。

昔も使ってたことあるし。あのときは確か車にふっとばされたんだっけか。

……確か今までに2回骨折したっけ。

足と腕の2回。なんで折ったかはちょっと思い出せないけど。

でも思い出せないってことはきっとろくでもないことなんだろう。あるいはトラウマ。

 

「せんせー。阿賀野暇なんだけどー?」

 

「……君は仕事しようか」

 

「あなたのそばにいることが仕事なのよ」

 

「ごめん。ぐうたらな君に言われてもまったくドキっとしない。吹雪ちゃんに言われたらドキっとしたかも」

 

「ええーっ!?」

 

後。どういう訳か阿賀野さんが僕の面倒をみるためにだいたい僕の病室にいる。

阿賀野さんそこまで役に立ってないんだけどね。

 

「というか、なんで僕のことを先生と呼ぶ?阿賀野さんもまさかLEOのプレイヤー?」

 

「LEO?なにそれおいしいの?」

 

うわぁ。

 

「単純に結構話題になってるだけだよ?ベテランの傭兵の生まれ変わりだとか現代のシモなんとかになるんじゃないかとか」

 

「違う違う違う違う!というか何言われてるの?」

 

「えーっとね……」

 

・一出撃で60人殺すのは当たり前、最高で1200人殺した

・軍艦を沈めたことも

・他の兵士からの奇襲も日常茶飯

・仲間がほぼ全員不在の状況で敵部隊に攻められても1人で逆転

・ハンドガンで狙撃して遊ぶ

・実弾兵器は爆発物しか使えない

・移動中のヘリから800人殺した

 

「全部が完璧なデマって言い切れないけど現実でそんなこと出来るか!というかほとんど武器がチートだっただけだって」

 

「え、できないの?」

 

「できない。というか全部ゲームの話だよ」

 

「現実でできるんじゃないかという噂があるよ?」

 

「発端どこのどいつだ!?」

 

「加賀さん」

 

よりにもよってあの人かぁ……!!何言ってくれてるんだ!

 

「というか、LEOって何?ライオン?」

 

「ユーザー数世界トップクラスのオンラインゲームを知らない阿賀野さんにびっくりだよ。LEOっていうのはLost Earth Onlineの略称。パソコンのゲームで、実は戦争始まってからリリースされたんだ」

 

「戦争が始まってから……ということは10年以内ね?」

 

「うん。確か僕が小6の時にリリースされたから……今年で7年目かな。

まず内容としてはプレイヤーは故郷の星が滅んだ異星人なんだ。あ、外見とかは基本的に人間と同じだけど種族でサイボーグとか獣人がいるから結構よりどりみどりだね。

ストーリーはるか未来で文明が崩壊した地球にプレイヤーは降り立ち、その地球を開拓するんだけど。で、さっきの僕の伝説でお察しいただけると思いますが。ぶっちゃけると戦争ゲームです」

 

「……え?」

 

「戦争、ゲーム、です」

 

「ちょ、ちょっと待ちなさいよ!?今ではすっかり状況は膠着状態だけど一応今も戦時中よね!?で、7年前って確か……」

 

「ようやく外国とかとの海上輸送網が全盛期の8割くらい回復してた頃だったと思う。新聞にも載ってたから覚えてるよ」

 

「そんな時期になんでそんなゲーム出してるのよ!?」

 

「最初はただの開拓ゲームだったよ?だけど途中からプレイヤー同士の争いが増えてきて。で、それが原因でゲームの方向性もそっちにシフトしちゃったのそれが発売してから半年くらいだったかな。なんでそんなアップデートが出来たのかは僕もよく知らない。噂では制作に買い食い関係者がいるらしいからそおおかげじゃないかな」

 

「そ、そう……で、その世界であなたは何をしてそんな伝説が出来たの?」

 

「割と古参プレイヤーだからいろいろと暴れてたらそうなった。伝説も4割くらいが真実で他は過大評価か完全にデマだよ」

 

「4割真実なのも阿賀野さんはおかしいと思います!」

 

「慣れだよ。まあ、そんなことは現実では出来ないよ。コントローラーで操作するゲームだから現実でも同じことはできない。技術が全くの別物だしね。精密射撃の技術ならそこそこあると思っているけどね」

 

「ふーん……なら確かめてみましょうか!」

 

「えっ?」

 

 

 

「……訓練所を使用することに関しては問題はありません。ちゃんと申請書も出しているようですし。ですが。けが人が何をしているのですか」

 

「煽りに煽られたからついかっとなってやった。反省も後悔もしてます」

 

「阿賀野が負けるどころか、その状態で訓練所のベスト100に入る結果を出してる人の台詞じゃない……」

 

訓練所で射撃訓練をした後加賀さんに呼び出されて説教された。自業自得……なのだろうか。

でも割と簡単だったな。銃を使って的を狙うだけだったけどゲームの経験がちょっとだけ使えたし。

弾の速度とかが割とゲームのまんまの感覚でいけたし。海孤島でもやってみようか。

 

「というか加賀さんがそもそも噂話を流したのが原因でしょうが」

 

「先生の名前を有名にして何が悪いのですか」

 

何もかもが悪い。

 

「デマを流すなデマを!」




戦争ゲームに変わった原因=海人が間違えて他のギルドを壊滅させたことを謝らずギルド間の闘争が激しくなったから。
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