Dream Trigger   作:handsome

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秋葉原支部②

 

 

秋葉原支部の扉を開けたら3人の女の子がいた

「「「こんにちはー」」」

挨拶をされた

「君たちは秋葉原支部の子たち?」

すかさず浅見くんが切り込んでくれる

「そうです!私は秋葉原支部所属C級隊員の高坂穂乃果です!」

短めの髪のサイドポニーの子が元気に応えてくれた

「俺は秋葉原支部所属になったB級浅見隊の隊長浅見博斗!よろしくね!」

浅見くんも適度に元気に言った。爽やかイケメン装ってるな…

今度は特徴的な方のロングヘアーの子が応える

「私は南ことりと言います。よろしくお願いしますっ!」

ふわふわ系の癒し系だな…天使かよ。

そしてそれに続いてストレートの方のロングの子も話し始める

「私は園田海未と申します。よろしくお願いします」

真面目そうな子だな…

3人ともそれぞれ違った魅力を感じる。

 

するとこちらの方に3人の目が向けられる。女の子と話すの苦手なんだよな…微笑んだりすれば俺も爽やかイケメンとか思われるかな?

「俺は浅見隊の阿部有希、よろしくね」

最後に微笑んでみた。うまくできたかわからないけど。高坂さんと南さんはニコニコしているけど園田さんは無表情だ…失敗…かな?

「俺は関口葉、よろしく」

かなり緊張しているみたいだな、顔が口しか動いてない。俺も人のこと言えないか。

 

挨拶のあとしばらく互いに話すことはなく、それぞれで固まっていた。見てみると園田さんも普通に話してる。

女の子たちを見ていると話しかけられる

「おい阿部、気になる子いるのか?園田さん?」

ニヤニヤしながら浅見くんが聞いてくる。

「いや、そんなんじゃない」

関口もニヤニヤしながら話しかけてくる

「気になるなら話しかけろよ」

「話しかけるのは浅見くんの役目」

と答えると浅見くんが騒ぎ出す。

高坂さんたちにも聞こえちゃうから騒ぐのはやめてほしい…

「じゃあじゃんけんで負けた人が話しかけようよ!」

中学生かよ!とも思ったが面白そうなのでやる。

 

 

俺が負けた

「あの…ちょっといい?」

「どうしました?」

オドオドしながら話しかけてしまったが高坂さんが普通に反応してくれる。

「せっかくだしみんなで話さない?」

これが俺の言える精一杯。

「いいですよ!」

高坂さんがいい反応!

「いいですよぉ♪みんなでお話した方が楽しいと思いますし」

南さんも好反応!

でも園田さんはちょっと嫌そうな顔してる…俺嫌われてるのかな…

 

とりあえずみんなで話すことになった。歳はみんな同じ高校2年生だった。年上だと思われていてみんな敬語だったらしい。

浅見くんのおかげで話が弾み、予想と反して盛り上がった。高坂さんと南さんはとても話しやすく、俺と関口も普通に話せた。

 

園田さんがあまり会話に入ってこないのが気になる。自分も話に入れない辛さは痛いほどわかるので勇気を出して話しかける。

「園田さん、園田さんは話をするのが苦手なの?」

話しかけられて少し驚いているようだ。いきなり話しかけられた驚きでどう答えればいいのかわからないっぽいな。なんだか申し訳ない気持ちになってきた。

「海未ちゃんは恥ずかしがってるだけだよねー⁉︎」

「海未ちゃんは恥ずかしがり屋さんだもんねぇ」

高坂さんと南さんが間に入ってくれた

照れてるのか顔を伏せて震えてる

「そんなことはありません!!!」

違った、怒りで震えてただけだった。俺に怒鳴ってきたよ、こわっ!睨んでる!なんで俺なの⁉︎俺はからかってないよ⁉︎高坂さんも南さんもあまりの形相に少し驚いているし。

「うっ…海未ちゃん落ちついて…」

高坂さんがなだめてくれている

話しかけちゃいけなかったのかな…久しぶりに女の子と話をしたので浮かれてつい話しかけてしまった。

「ごめんね、園田さん」

謝ると睨むのをやめてくれた

 

 

しかしその後少しずつ園田さんも会話に混じってきた、高坂さんと南さんを通して。浅見くんが盛り上げてくれてるおかげだ。

 

話をしていると外はもう暗くなっていた

「もう7時過ぎてるよ!早く帰らなきゃ!お母さんにおこられちゃう!」

高坂さんが慌て始める

すぐにみんな荷物をまとめて秋葉原支部を出た

 

6人で夜道を歩く

俺はこっそりと南さんに話しかける

「園田さんっていつもあんな感じなの?」

「うーん…あんまり男の子と話したことがないから緊張しちゃってたみたい」

「でも他の2人と比べて俺に対してちょっと冷たくない?」

「…うみちゃんはゆきくんみたいな人がちょっとだけ苦手なんだと思うなぁ」

「俺みたいな人?」

「ゆきくん見た目がチャラチャラしてるから♪」

悪気が全く無さそうにニコニコして言ってくる。まあまあショックだけどかわいいからいいや。

「そっかぁ…」

「でもうみちゃんともきっとすぐに仲良しになれると思うよ!」

「そうなれるといいな、ありがとう」

前を見ると高坂さんと浅見くんと関口で話をしている。特に高坂さんと浅見くんは似たものを感じたのかすっかり仲良くなっている。関口も浅見くんと話すような感じで話せている。でも園田さんは少し輪に入りづらいようだった。なので南さんに園田さんの方に行くように促し、3人で歩いた。園田さんと南さんが話しているのを聞きながら後ろをひとり歩いた。

 

 

園田さんはさっきもそうだったけど南さんや高坂さんと話している時は結構表情豊かなんだよな。

今は考え込んだ表情してるけど…

車向かってきてるのに道の内側過ぎじゃないか⁉︎

「海未ちゃん危ない!」

南さんの声と車のクラクションの音と同時に園田さんの腕を引く

「危なかった!大丈夫⁉︎」

「あぁ…はい…ありがとうございます」

抱き抱えるような状態になって顔が近い。まつ毛綺麗だな…園田さん顔紅くなってるし俺も絶対赤くなってる。

「なら良かった」

園田さんと離れて照れ隠しに少しそっけなく言う

「海未ちゃん、大丈夫だった⁉︎」

南さんが心配そうに話しかけ、他のみんなも心配そうに集まる

「大丈夫でしたよ。少しボーッとしてしまっていて…不注意でした…」

申し訳なさそうに言うが高坂さんが元気に言う

「海未ちゃんに怪我がなくて良かったよ!ありがとね!有希くん!」

「どういたしまして!」

笑顔で応えた。爽やかイケメン認定されるためにもこういうところでの積み重ねも忘れないようにする。

「阿部くん、本当にありがとうございます」

照れながらも心を込めてお礼を言ってくれた。偽物の笑顔を向けた俺にはその本物の表情は眩しすぎて頷くくらいしか対応できなかった。

「あー‼︎早く帰らなきゃ!本当にお母さんに怒られちゃうよー!」

高坂さんが声を上げ、みんなでまた歩き始める。園田さんに悩殺されていたたまれない状況の俺はその一言で救われた。

 

それから5分ほど歩いたところで高坂さんが言う

「もう家も近いしこのへんでいいよ!」

「家まで送ってくつもりだしいいよ」

高坂さんに浅見くんが模範解答

「これ以上駅から遠くなるのも悪いし、みんなの家も近いからこのへんでいいよ」

南さんも模範解答をしたところで別れることとなる。南さんは気遣いできるし天使だな。

「そっか、じゃあまた明日、かな?」

「うん!そうだね、また明日!」

浅見くんと穂乃果は息ぴったりだな、この短期間で仲良くなりすぎ。

「じゃあこれから訓練頑張ろう!」

「うん!よろしくね!」

関口くんなのに元気に女の子に話しかけた!南さんが笑顔で返してる!羨ましい!

俺は調子に乗ると園田さんの機嫌をそこねかねないので小さく手を振る。

すると少し戸惑ってから躊躇いがちに返してくれる、可愛すぎ。

 

そしてそれぞれ挨拶をして別れた

 

3人で次の日からどう訓練をしていくか相談しながら帰った

 

 

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