Fate/第五次生存戦争   作:赤石なちる

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10話

 

『○○県冬木市の私立穂群原学園が昨夜の未明に何者かに破壊されました。テロリストによるテロと警察は位置付け厳戒体制で捜査にあたるとの事です。これにより近隣の学校は全て一時休校となり最近あった殺人事件と共に住人は眠れぬ夜をすごすことになると思われます』

 

 何処かで見たことのあるワイドショーで昨日のあれが凄まじい勢いで取り立てられている。

 

 それに俺――――衛宮士郎は衛宮邸でセイバーと共に食事を取りながらなんとも言えない気持ちになりながら見ていた。

 

 神秘の隠匿的な意味合いでは確実にアウトだよな……。まぁテロと思われたらしいが…………。

 

 これペナルティとかになったりしないだろうか? 

 

 かなりの大騒ぎになってしまった。まぁ切嗣よりはましだけどさ。

 

 さて、どうしようか。ライダーの結界は最早、意味はない。ということは先んじて倒すべきはキャスターだ。

 

 恐らくキャスターの事だ。もう此方の存在には気付いているんだろう。

 何せ自分のマスターが通う学校を吹き飛ばしたのだ。

 

 さてどうしようか? 学園の結界はキャスターが貼った事にしたせいでキャスターと同盟を組むのは無理だろう。

 

 襲撃をかけるか? だがな。彼処には技量と俊敏だけならこの戦い随一の農民の魔剣士────佐々木小次郎がいるしな。

 

 セイバーが戦ったらポックリ殺されてしまいそうだ。

 キャスターの援護とキャスターのマスターの訳の分からない格闘術も合わさるだろうし……………………。

 

 挙げ句に魔力供給、俺マトモにできてないし。遠距離から宝具を解放するのも手だがそれをしたら後まで持たないだろうしな。

 

 はぁーこんなことなら魔術を切嗣に教えて貰えば良かったな。

 

 いや、あの人マトモに教えてくれないか。アニメでもマトモに教えてない的な感じだったしな。

 

 原作の士郎ってなんで生きてるんだ? 投影できるだけで何ができるんだ? 俺も投影できるけどな。中身もなければ宝具でも無いけどもついでに言うなら宝具なんか投影したら何の感慨もなく死ぬだろう。

 

 それだったらセイバーと令呪を巧く使って戦うしかない。

 

 エクスカリバーは二発。令呪を使えば三発は行けるだろう。

 これで効率よくバーサーカーとギルガメッシュを倒すしかない。

 

 いや、無理だな。

 

 バーサーカーに関してはイリヤ事、巻き込めば行けるかもだがどうやってもギルガメッシュで負けるな…………。

 

 そもそもアーサー王でどうやってギルガメッシュを倒すんだ?

 手を極限まで抜かせてやっとだろうしな。やっぱりアーチャー陣営と組むしかないな。

 

 でもなんでだろうか? 組んでも八方手詰まりな気がする。

 

「なぁセイバー?」

 

 食事をやめないセイバーに話し掛ける。セイバーに相談しよう。

 何せ戦争のプロだろうし

 

「はい。何でしょうか?」

 

 キリって感じで俺を見るセイバー。頼もしいな。本当に先行き不安だが。

 

 コイツなら何とかなるかも知れない。気のせいかもだが…………これがカリスマなのかも知れない。

 

「これからどうする?」

 

「あの結界を貼った者達は恐らく一般人を襲うでしょう。通り魔のような真似をするのでは無いでしょうか? なら人通りの少ない町中の路地辺りを張れば鉢合わせるかも知れません」

 

 

 ……………………あり得るな。

 

 悪くないな。

 

 試すか…………。

 

「かもな。それで行くか」

 

 さて巧く事が運べばいいんだがな。

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