憑依した先はCGS一軍の隊員でした。   作:ホアキン

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今回オリジナル展開が多くなりました。あと今回主人公けっこう毒舌、腹黒かもしれないです。

今日放送のオルフェンズ。色々動き出しましたね。ところで三日月、何故仮面男の正体がわかった!?


散華

「あーあ、やっぱり破けてる・・・」

 

 旧壱番組隊舎前の畑に、以前調達した廃材や町で買った透明ビニールで簡素ながら作ったビニールハウスだったが、金属片が突き刺さって破け、一部のカボチャが傷ついてしまっている。

 それでも粉塵はある程度は防げたようだから無駄にはならなかったけど。

 

「まあ、とりあえずの応急修理をして・・・後は落ち着いてからだな」

 

 突き刺さった金属片を抜いて破けた部分をテープで塞ぐ程度で切り上げ、隊舎にランタンと寝袋、折り畳み式の簡易ベッドを運び込むと、ランタンの灯りを頼りに簡易ベッドを組み立て、その上に寝袋を敷く。

 昼間にハエダとササイ他数名を打ち伏せた為、今1軍の前に姿を見せたら面倒な事になるというわけで、今夜はここで寝ることにしたのだ。

 

「下手にハエダ達を刺激してオルガ達の作戦に狂いが出ると不味いからな・・・」

 

 今頃ビスケット達が1軍の食事を配っているだろう。

ハエダとササイには正に最後の晩餐というわけだ。

雑貨屋のアトラやビスケットの妹のクッキーとクラッカにクーデリアが作った食事だ。あんなチンピラ共には勿体無いくらいだが。

 

「・・・そろそろ良いかな?」

 

 もう配膳も終わって1軍の連中も部屋で食べ始めただろうから、顔を合わせる事もあるまいと思った僕は食堂に向かった。

 

 今夜の食事は美味かった。僕の畑は少し前に収穫を終えてしまってこの所合成コーンミールのお粥と具の無いスープが何日も続いていたし。

何より明日であのロクデナシ共ともお別れだと思うと・・・。

 

~翌朝~

 

 1軍の部屋の前、既に中で寝ている奴等は全員後ろ手で拘束して転がしてある。

そろそろ目が覚める頃だ。

 

「本当に良いんだな?」

「うん、ハエダの奴は三日月に任せる。他に抵抗してくる奴等は・・・少なくともササイは大人しく従うとは思えないからね。僕がやるよ、その代わり・・・」

「会計のデクスターには手を出さずにコッチに引き込む、だろ?わかってるよ」

「僕達じゃ金銭面の管理は出来ないですからね」

「んじゃ、行くか、頼むぜミカ」

「うん」

 

 オルガがドアを開けて部屋に入り、三日月、僕、ビスケット、ユージン、シノが後に続く。

 

「おはようございます、薬入りのメシの味はいかがでしたか?」

「薬だあ!?」

「ガキが!何の真似だ!?」

「まあ、ハッキリさせたいんですよ、誰がここの一番かって事を」

「はあぁん!?」

「ガキ共、貴様ら、一体誰を相手にしてると・・・」

「ろくな指揮もせず、これだけの被害を出した、無能をですよ」

「ふ、ふざけんな!ペッ!」

 

 オルガの足下に唾を吐き捨てるハエダ。ろくに身動きも出来ない癖に強気なもんだ。そんなハエダの顔をオルガが蹴り上げる。

 

「ぐぉっ・・・わ、わかった、わかったから!とりあえずこいつを取れ。そうしたら命だけは助けてやる」

「はあ?お前状況判ってんのか?その台詞を言えるのは、お前か、俺か、どっちだ?」

「ぬぅ~・・・」

「無能な指揮のせいで、死ななくても良いハズの仲間が死んだ。その落とし前はきっちりつけてもらう!」

「は?」

 

 オルガの後ろにいた三日月が前に出て右手に持った拳銃をハエダに向ける。

 

「待て、何を・・・!」

 三日月がハエダの頭をダブルタップで射つ。銃声が2発部屋に響き、動かなくなるハエダ。流れ出す血液。

 全く躊躇いなく、三日月はハエダを射殺した。

 

「さて・・・これからCGSは俺達の物だ。さあ選べ。俺達宇宙ネズミの下で働き続けるか、それともここから出ていくか?」

「こいつらぁっ!!」

 

 ササイが立ち上がり突進する。が、予想通り。こっちは僕の担当だ。

ササイの腹に蹴りを叩き込む。

 

「ぐえっ!」

 

呻き声を上げて怯んだ隙にその頭を抱え込んで首をへし折り、ハエダの隣に転がす。コイツに憐れみの情は無いが、人殺しはやはり気分が良く無い。

 

「ひいぃ~っ!」

 

デクスターさんが悲鳴を上げる。

 

「どっちも嫌なら、コイツみたいにここで終わらせてやってもいいぞ!」

「あの~、俺は、出ていく方で・・・」

「あ!会計を担当しているデクスター・キュラスターさんですよね、貴方には、ちょっと残ってもらいます」

「ええぇ~っ!!」

 

~そして~

 

「怖い思いさせてすいませんね、デクスターさん」

「はあ・・・もう良いですよ。身の安全さえ保証してもらえるなら、貴方達についていきますよ。どうせマルバ社長もいないですし」

 

 社長室でデクスターさんに謝罪がてら、辞めていく連中の退職金の計上を手伝っている。まあ、手伝うというよりは・・・・・

「あ、コイツ、10%カットしてください。コイツは20%カットで良いでしょう」

 

退職金の金額へのダメ出し、減額である。

 

「またですか・・・先日の戦闘で重傷を負った隊員以外ほぼ全員じゃないですか」

「デクスターさんも知ってるでしょ?1軍の誰もまともに仕事なんていなかったって。連中がやった事になってる仕事は大体は僕がやってたんですよ。それで今まで仕事以上の給料貰ってたんですから、10%や20%のカットで文句言う筋合いなんて、アイツらにある訳無いでしょ」

 

まあ、退職金貰えるだけありがたく思えって話。ブラック企業だったCGSじゃ退職金なんて期待出来ない事だし。

 

「退職金支払いはオルガの決めた事だから文句言うつもりは無いけど、勤務実績水増ししたようなデータから計上した額を支払うなんて冗談じゃ無いですよ。仕事には正当な報酬が必要ですから、不当に少ないのも不当に多いのもダメでしょう。重傷者の方は治療費って事で見逃しますけどね」

 

 そう言って退職金の減額を押し通す。資金に余裕が無いのはわかっているのだから手をこまねいてはいられない。削れる出費は削らないと。

 その後、1軍への退職金支払いを知ったユージンが怒鳴り込んできたが、オルガの説明と、頼んでも無いのに仲裁に入ったトドにうやむやにされたのだった。

 にしても、トドの奴良い面の皮だよ。何が「これからよろしく頼むぜ同志」だ、下心見え見えだっての。

 

「おやっさんは残ってくれるんだ?」

「まあな、俺も歳喰っちまった。ガキのお守りくらいの仕事がちょうど良いのさ」

「おやっさん友達いなそうだしね~」

「外でやっていけなさそうだしね~」

「よくわかってるじゃねえか」

「えへへっ」

 

 整備工場の方に顔を出してみると、バルバトスのコックピットで作業していたタカキとヤマギが、一服しているおやっさんと談笑していた。こういう穏やかな雰囲気はいいなあ。

 あれ、クーデリア、こんな所で何やって・・・ああ、今は出来る事が無いから、無力感に苛まれているのだろう。

そこに三日月を探していたオルガが来て、クーデリアと話している。まあ、そっちはいいや。おやっさんの方に歩いていく。

 

「おおトウガ、どうした?」

「おやっさん、これからもよろしくお願いします」

「何だよ、急に改まってよ?」

「これから専門外のMSの整備もやってもらうわけですし、一言言っておこうと思って」

「ふーっ、そうかい」

 

おやっさんは煙草の煙を吐き出しながらそう言うと唇を歪めて笑った。

 

 

「えーと、後は・・・」

 

 オルガ達は残りの予算を基に今後の行動について話し合い、僕は基地の倉庫で探し物をしている。

会議に参加しないのは、どうせトドがクーデリアをギャラルホルンに売ろうと言い出すのがわかっているから。

 あんのちょび髭、相談役気取りのようだが目先の事しか見えてないだろう、依頼人を敵側に売るような会社にどこが仕事回してくれるというのか。荒事が生業の民兵組織だろうが依頼人を大事にしないで商売が出来る訳無いだろうに。

 まあそんな事より僕がやるべきはクランク対策だ。

 あの人悪人で無いのは確かだし、死なせるのは正直惜しい。味方に引き込むのはまず無理だろうが、何かの役に立つかもしれないし。

 

「まあ、助けようが無かったらそれまでなんだけど・・・と、これでとりあえずは揃ったかな?」

 

その時、警報が基地に響く。来たか・・・。

 

「監視班から報告、ギャラルホルンのMSが1機、えーと、赤い布を持って、こっちに向かってる!」

 

さて、もしかしたら無駄骨かもしれないけど、僕も急ごう。引っ張り出した機材を抱えて倉庫を出ていく。

 

「私は、ギャラルホルン実動部隊所属、クランク・ゼント!そちらの代表との、一対一の勝負を望む!」

 

「厄祭戦の前は、大概の揉め事は決闘で白黒つけてたらしいが、まさか本気でやってくる奴がいたとはなあ」

 

 クランクの提示した決闘の条件は、自分が勝てば、大リス、もとい、オーリスのグレイズの返還にクーデリアの身柄引き渡し。それ以上はこちらに一切累が及ばないよう取り図るという。

 でも実際はクランクが勝手に言っているだけで、彼にそんな権限はあるまい。そもそもこっちが勝った場合の条件は提示されていない。こんな決闘、ひどい言い方をすればクランクの自己満足だ。ならば・・・。

 クーデリアは決闘するまでもなくあちらに投降すると言い出したがオルガがそれを突っぱね、三日月にクランクを倒すように頼み、三日月はそれを引き受け、バルバトスに乗り込みに向かう。

僕はオルガに声を掛ける。

 

「オルガ、決闘は良いけど、三日月が勝った時の事をあっちは何も言ってない。形だけでもそこをハッキリさせておきたい」

「はあ?んなもん、あのオッサンを殺(や)っちまえば同じ事だろ?」

「さっきから、音声を録音している。これが双方合意の決闘だって形式と証拠を揃えておきたいんだよ。後々ギャラルホルンに対する手札に使えるかもしれない。あの人も・・・ね」

「アンタ、何考えてる?」

「どこで何が役に立つかわからない。持てる手札は出来るだけ多くしておきたいんだ。頼むよ」

「・・・わかった、それでこっちから提示する勝った時の条件は?」

「ありがとう、それじゃあ・・・」

 

そしてオルガがクランクに、僕の要望を含んだ返答をする。

 

「あ、あー、待たせたな。この勝負を受けさせてもらう前に、こっちが勝った時の条件を提示させてもらう・・・こっちが勝ったら、アンタの乗ってきたそのMSと、アンタの命をもらい受ける。それでどうだ?」

「何と?・・・私の命は良い。しかしこのグレイズはギャラルホルンの装備だ。私にこれを譲渡する権限は無い」

「どうせ他に差し出せる物なんて無いだろう?先日こっちを襲ってきた賠償金とでも思ってもらおうか。・・・元々そっちが先に仕掛けて来たんだ。それで殺された仲間達の落とし前は、アンタ一人の命だけで済むほど安くは無え!」

「・・・承知」

 

 良し、先日の戦闘でクランク自身は1人も殺していないが、こっちが子供ばかりと知って良心の呵責を感じている所に付け入れば条件を飲むと思っていた。予想通りだ。

まあ、こっちから条件を提示しない、原作通りでも大して変わりは無いのだが、グレイズとクランクの命を取る事について言質を取っておくだけで良いのだ。

 三日月が乗り込み起動中のバルバトスを見ながらオルガとクーデリアが話している。阿頼耶識の手術の危険性、それを三日月は三回も受けている事など・・・。

 

「頼んだぜ!ミカ!!」

 

 起動し立ち上がるバルバトスを、その中の三日月を見上げながら、オルガが叫ぶ。それに応えるかのように、バルバトスのツインアイが輝いた。

 

互いに武器を手に対峙する三日月のバルバトスとクランクのグレイズ。

クランクが名乗りをあげ、三日月が戸惑いがちに応える。

 

「ギャラルホルン火星支部、実動部隊、クランク・ゼント!!」

「え?あー、ええっと・・・CGS参番組、三日月・オーガス」

「参る!!」

 

 クランクの宣言と同時に両機はスラスターを噴かして距離を詰め、互いの武器を打ち合わせる。バルバトスは長く重いメイスを軽々と振るい、グレイズはそれをシールドで受けつつバトルアックスを振るう。やがてバルバトスが振り降ろしたメイスがグレイズのシールドを砕いた。そのまま攻めるバルバトスの打ち込みを受け流すグレイズ。

 バルバトスとグレイズ。2機のMSは、最高出力と反応はリアクター2基と阿頼耶識を搭載したバルバトス、それ以外の部分は300年の技術の蓄積で洗練されたグレイズに分があると言える。

 互いに手持ちの武器1つでの打ち合いならバルバトスに分があると思うが、クランクのグレイズはほぼ互角に立ち回っている。

 阿頼耶識なしで三日月の攻撃に対応出来ているのはクランクの長年の経験とそれによって培われた技量に依るものだろう。

 もっともバルバトスが完全ならば展開は違っていただろうが。

あちこち劣化して、リアクターの出力も下がっている今のバルバトスだから良い勝負になっているのだろう。

 バルバトスのメイスの突きを左腕を犠牲に受け流したグレイズのバトルアックスがメイスの柄を叩き折った。折れた柄がこっちに飛んで来て戦いを見守っているオルガ達の近くに突き刺さり、土煙が巻き起こる。

 さて、そろそろ決着だろう。僕は自分のMWに乗り込み、発進させる。

 

「!?おい、何やってんだ!?トウガ!!」

 

 おやっさんが気付いたか。でも今は無視して移動する。

バトルアックスを振り下ろすグレイズに、バルバトスは掴んだメイスの先端部をグレイズの胸部に突き付け、内蔵された杭を撃ち込んだ。高硬度レアアロイ製の杭はグレイズの胸部から背部まで撃ち貫いた。それを引き抜き、頭部センサーカバーに右腕を突き立て押し倒す。グレイズの頭部外装が剥がれて内部センサーが露出する。

 

「もう良い三日月!!勝負は着いた!!」

 

更に追い討ちを掛けようとする三日月に通信で呼び掛けながら倒れたグレイズに接近する。こういう時は目に付きやすい派手なカラーリングが都合が良い。

 

「どういう事?俺オルガに言われたんだけど?コイツを殺(や)っちまえってさ」

 

 苛立ちのこもった声で問い掛けてくる三日月。怖いよ!

 

「オルガの許可は貰ってる!このグレイズはもうコッチの物だ、これ以上壊さないで!!おやっさん達の面倒増やさないでお願い!!」

「・・・オルガ?」

「っ悪いミカ!後はトウガに任せてやってくれ。そのオッサンもトウガが預かるとよ!!」

「・・・わかった」

 

オルガの言葉に従う三日月。ふう、しかしガンダムに見下ろされるって、ちょっと怖いな。大きさもあるけど、ツインアイだから無機的なグレイズの顔とはまた違うというか。

MWから降りてメディカルキットを片手に穴の開いたコックピットに駆け上がる。焼けた鉄や血の臭いが鼻腔を刺激する。

コックピットを覗き込むとクランクは右脇腹を押さえ呻いている。咄嗟に避けたのだろうがパイルバンカーぶちこまれたにしてはコックピットの状態もクランクの傷も驚くほど軽傷に見える。多分内臓損傷してるから放っておけばクランクは死ぬだろうけど。

 

「ぬ・・・うぅ・・・」

「オルガ!!衛生班を寄越して!!手当てすればまだ助かるかも!!」

「わかった!!」

 

 僕はクランクの軍服をナイフで切り裂いて傷の止血に取り掛かる。

 

「どういう、つもりだ・・・俺の命は・・・」

「こっちが勝ったら、アンタの命を貰う。そういう約束でしたね。でも殺すとは言ってない。アンタの命は僕が預かると、ウチのリーダーに話は通してます。ハッキリ言うと、今ここでアンタに死なれてもこっちは何のメリットも無いんです。アンタは部下に迷惑かけずに1人で責任背負って死ねれば本望でしょうが、そんな自己満足に付き合う義理はこっちには無いので」

「俺に、生き恥を、晒せと・・・?」

「ええ、晒して貰いましょう。先日の戦闘で笑いながら僕の弟分達を殺してくれたのはアンタのお仲間ですからね。こっち側に寝返れとは言いませんがどっちみちもうアンタ、部隊には帰れないでしょ?だったら先日の戦闘、そして今日のこの決闘の証人になって貰います。まあ、命が助かったら、の話ですけど、その時は死んだつもりになって、コッチ側の事を勉強してみては?」

「勉強?この歳になって・・・ううっ!」

「喋らないで良いですよ、聞くだけで。・・・ギャラルホルン側からは見えない物、わからない事を、見て、知ってください。人間、生きている限り何かしら学ぶことはあるでしょうよ。・・・あのMSのパイロット、三日月ね、農場をやりたいそうです。けど親もいなけりゃ学もなくて字も読めない。生きるためにこんなろくでもない会社で働いて来た。他の子供たちも、僕だってそうだった。アンタには人並みの教養ってやつがあるんでしょう?だったらそんなに難しい事はないでしょう・・・とりあえずはこれで良し」

 

その時作業用MW一台がこちらに来た。ああ、衛生班もこっちに来たか。

 

「言っておきますけど、くれぐれも自殺とかしないでくださいよ。それこそ生きたかったのに死んでいった子達への侮辱ですからね」

 

 その後、メディカルナノマシンを使いクランクは一命をとりとめた。

 僕はクランクの監視のため居合わせる事が出来なかったが、オルガはクーデリアの護衛任務を改めて引き受け、組織名を鉄華団に改名する事を宣言したと、後でビスケットから聞いた。

 

 さて、これからが大変だな・・・。




 今回の内容を捕捉すると、三日月ではなく主人公がササイを殺したのは、自ら1軍の隊員を手にかける事でオルガ達の味方だという身の証を立てるため、という意味があります。
 クランクが生存したならサブタイトルに偽りありでは?と思いましたが、ハエダとササイが死んでるから散華したのはそっちという事で・・・汚い華だな・・・。

10/16、畑の記述を修正しました。

今回でCGS編終了。次回から鉄血編に入ります。

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