一方
地上チームの
ヘビモス、キメラ、ベルゼは――
ヘビモス:『いやぁ~今日は珍しく何も無いなぁ~』
ベルゼ:『それだけ平和と言うことだ』
キメラ:『でもちょっと暴れたいかな』
ヘビモス:『いきなりなんか来ねぇかな』
ベルゼ:『おいおい』
するとそこに雷獣が
現れた
雷獣:『おーい!お三方!アグルから伝言を預かっている!』
ヘビモス:『おう!なんだって?』
雷獣:『液体金属系の機怪が現れた、お前らも気を付けろだそうだ』
ヘビモス:『……ほう…わかった!』
雷獣:『じゃあ俺はルシファー達の所にも行かなきゃならんから!またな!』
雷獣はその場から再び走り去る
キメラ:『いやぁ~…やっぱり速いね…雷獣は』
ベルゼ:『さすが雷属性』
ヘビモス:『俺だってリミッター外せばある程度は早く走れるぜ?』
ベルゼ:『リミッター?
お前そんなの着けてたっけ?』
ヘビモス:『おう!』
ヘビモスは自分の力を制御するために
自分だけに超重力場(グラフィディションフィールド)をかけているのだ
そのため自分の体重×10倍の重さとなっている
ヘビモス:『まぁ超重力場は最初に覚えた技だからな
結構便利だぜ』
ベルゼ:『ほう……ならそれでダンベルとか上げるのか?』
ヘビモス:『ダンベルじゃねぇよ。岩だ重さ百トンぐらいのな』
ベルゼ:『……お、おう…』
と話していると
あたりはすっかり暗くなっていた
ベルゼ:『もう夜か……
これ以上進むと危険だ
今日は野宿としよう』
キメラ:『サンセーイ』
ヘビモス:『んじゃ俺のゴーレムとガーゴイル使ってテント作るか?』
ベルゼ:『頼む』
三人は車から降り
少し離れる
そしてヘビモスは魔方陣を描きもう一体の召喚獣を呼び出す
ヘビモス:『来い!ガーゴイル!』
ガーゴイルとは
石で出来た石像に魂が宿った幻獣である
そしてゴーレムも車から元に戻り
テントを作り始める
ベルゼ:『テントを作るなら木も必要になると思うからちょっと行ってくる』
ヘビモス:『んじゃ俺も……』
ヘビモスはベルゼとともにテントを作りに行こうとするが
キメラに引き止められる
キメラ:『ダメ!ヘビモスとは二人でちょっと話がしたいから……』
ヘビモス:『お…おう』
そしてヘビモスはその場に残る
キメラが話を切り出す
キメラ:『ねぇ……ヘビモス…みんなと居て…楽しい?』
ヘビモス:『あぁ、楽しいぜ?ってなんで?』
キメラ:『ふーん…私ね…ヘビモスに感謝してるんだよ?』
ヘビモス:『なんで?』
キメラ:『私の里を守ってくれたでしょ?』
ヘビモス:『あぁ~!あのときか!』
それは今から百年前
何者かが
キメラの住む里
テッサロニキを襲撃した
キメラも里を守るために応戦したが
手も足も出ず
捕らわれてしまった
しかしそこに襲撃を知ったヘビモスが向かい
その襲撃者をたった一人で倒したのだ
ヘビモス:『あれから修行したんだろ?』
キメラ:『うん…いつかこの気持ち伝えたくて…前はあいつらに邪魔されたけど
今なら言える……
私……ヘビモスの事が好き』
ヘビモスはその言葉を聞き、思わず自分の耳を疑う
ヘビモス:『……マジで?』
キメラ:『大マジ』
ヘビモス:『じゃあ地上突撃隊のルールの一つを教えてやる!これは隊長しか知らねぇルールだ。それはな好きな奴に自分の形見を送るって奴だ……』
ヘビモスはキメラに
何かを渡す
キメラ:『……これは?』
ヘビモス:『地上突撃隊の隊長バッチが入ったお守りだ…わりぃな今はこんなもんしか用意出来なくてよ…』
キメラ:『いいよ。それにヘビモスからもらったお守りだし……大切にするよ』
ヘビモス:『お、おう』
ヘビモスはキメラのその純真無垢な笑顔に思わず顔を赤くしてしまう
キメラ:『これからもずっと一緒だよ!』
ヘビモス:『おう!』
そして二人はベルゼと共にテントを作り始めた