そして空チームの
ルシファー、ミカエル、シズ、フェアリーはというと
昔話に花を咲かせていた
ミカエル:『いやぁ昔はルシファーも真面目な天使だったんですよ?』
シズ:『あのルシファーが?』
ミカエル:『えぇ、それはもう神に俺は神と共に戦うとか』
ルシファー:『おい、そこまでにしとけ……』
ミカエル:『……そうですね…ここらでやめましょう…』
するとシズが何かが近づいて来るのに気付く
シズ:『ん?なんだ?』
その正体は雷獣だった
雷獣は雷に乗り空を飛んでいた
雷獣:『おーい!アグルからの伝言を預かっている!』
ミカエル:『どうしました?』
雷獣:『液体金属系の機怪が出現した、いつ出るかわからんから気を付けろ!』
ルシファー:『わかった、報告ありがとな』
そして雷獣はその場から走り去る
シズ:『相変わらず速いな……』
ミカエル:『えぇ、…相変わらずですね』
すると目の前にその機怪が現れた
ルシファー:『おいおい…早速のご登場だ……って…おいおい…マジかよ…』
ルシファーは珍しく
機怪の姿に驚いていた
なぜなら
半人半魚の体に
帽子という姿は
ルシファーの昔の恋人
メロウに似ている姿だった
ルシファー:『……しょうがねぇ……』
ミカエル:『私も戦います!』
しかしルシファーがそれを止める
ルシファー:『いや……今回ばかりは俺一人でやる…』
しかしメロウのような機怪の後ろから
頭に角をはやし
背中に竜の翼をはやしているこの怪物
サタンが現れる
サタン:『よぉ!ルシファー!久しぶりだなぁ!』
ルシファー:『サタン!』
サタンは3千年前
天界で起こった
第三次天界大戦でルシファーの昔の恋人メロウを殺した張本人である
ルシファー:『なんでてめぇがここにいる!?』
サタン:『いや、俺自身は今はマスターの元にいる……今の俺は幻覚だ』
ルシファー:『まぁいい……そいつ一体殺れば後はどうにでもなる』
サタン:『俺が一体だけ連れて来るとでも?』
するとその言葉を待っていたかのように一斉に機怪達が現れる
ミカエル:『これは……』
シズ:『俺たちもやるか!』
フェアリー:『私も戦う!』
サタン:『……殺れ』
サタンが合図を送った瞬間
機怪達が一斉に襲いかかる
そしてそれを迎え打つ
ルシファー:『ヘルフレイム!』
ルシファーは地獄の炎を使い機怪達を焼き斬る
ミカエル:『サンダーレイン!』
ミカエルはホーリースカイをガンモードに変形させ
銃を乱射し
機怪達を打ち倒す
シズ:『イーグルショット!』
シズは風で空気の矢を作り
機怪達を射抜く
フェアリー:『桜花流呪術弐式!風花!(おうかりゅうおんみょうじゅつにしきふうか)』
フェアリーは札を使い機怪達を倒す
サタン:『……さてそろそろだな』
サタンがパチンと指を鳴らす
すると黒い壁が現れ四人を吸い込む
四人:『うわぁぁぁあああ!』
そして黒い壁が四人を吸い込むと
そのまま消えてしまった
サタン:『ぎゃははは!さぁて……メタル・メロウ!俺と一緒にルシファーを殺りに行くぞ』
サタン達もルシファーの元に向かう
一方
ルシファーは
機怪達の大群のど真ん中に立っていた
ルシファー:『……全く…これも幻覚の類いか…なら…』
ルシファーは目をつむり
その場に立ち尽くす
それを合図に
機怪達がルシファーに襲いかかる
しかしルシファーはそれを軽やかにかわす
すると近くから
バリンと音が響く
ミカエルが幻覚を打ち砕いた
とまでは言えないが
ルシファーの元に自力でやって来れたのだ
ミカエル:『大丈夫ですか?』
ルシファー:『あぁ…フェアリーは無事なんだろうな?』
ミカエル:『おそらく』
ルシファー:『……ならいい』
するとそこにサタンがやって来る
サタン:『おうおう、兄弟揃ってあのガキの心配か?』
ルシファー:『兄弟?』
サタン:『おいおい!その事も知らねぇのか?お前らは兄弟なんだよ』
ミカエル:『やはりそうでしたか…』
ルシファー:『お前!やはりって』
ミカエル:『えぇ、知っていました。確証はありませんでしたが』
ルシファー:『んだよ…知らねぇのは俺だけかよ…』
ミカエル:『すいません…黙っていて』
ルシファー:『いや大丈夫だ……んなもん今は興味ねぇ……俺は守りてぇもんを守るだけだ』
ルシファーは機怪を切り捨てる
ミカエルも参戦する
ミカエル:『サンダーストーム!』
雷が機怪達に降り注ぐ
ルシファー:『獄炎乱舞!(ごくえんらんぶ)』
ルシファーも炎を使い機怪達を焼き尽くす
しかし二人の目の前に
メタルメロウが立ち塞がる
ルシファー:『……っ!』
ミカエル:『ここは私が!』
ルシファー:『いや……こいつは俺が殺る…それにこいつは俺が昔に愛した女じゃねぇ!』
ルシファーはメタルメロウに構える
ルシファー:『地獄七つ奥義
鱠斬り!(なますぎり)』
ルシファーの一振りで無数の斬撃がメタルメロウを襲う
しかしメタルメロウは液体金属機怪のためあまりダメージは無い
だがルシファーも再び構える
ルシファー:『地獄七つ奥義
千本剣山!』
ルシファーは速い突きを
メタルメロウにくりだす
さすがにメタルメロウもかなりのダメージをくらう
ルシファー:『まだだ…地獄七つ奥義!炎帝乱舞!(えんていらんぶ)』
ルシファーは炎を無差別に放つ
その攻撃にメタルメロウは倒れてしまう
そこにルシファーがまたがり
喉元に切っ先をむける
ルシファー:『トドメだ!』
ルシファーが剣を喉元に突き刺そうとした瞬間
メタルメロウ:『やめて?ルシファー……』
ルシファー:『……ッ!』
メタルメロウがルシファーに助けに一瞬、躊躇してしまう
そこをメタルメロウに突かれてしまった
メタルメロウはルシファーの腹に蹴りを入れる
ルシファー:『がっ!』
メタルメロウ:『死ねッ!』
メタルメロウは突き手でルシファーの喉元を狙うが
途中で止める
ルシファー:『?』
メタルメロウ:『ルシファー……わた…し…を…殺し…て』
ルシファー:『っ!お前!』
メタルメロウ:『お…願い……わた…しはあな…たに生き…てて…ほ…しい…』
メタルメロウは涙を流しながら懇願していた
それを見たルシファーは冷静さを取り戻す
ルシファー:『……わりぃ……メロウ』
そしてルシファーはメタルメロウの喉元に剣を突き刺す
メタルメロウは液体となり溶けてしまった
ルシファーに語りかけながら
サタンも悔しそうに消えた
ルシファー:『……わりぃ…』
ミカエル:『ルシファーさん……いいえ…兄上』
ミカエルがルシファーの元にくると
突然
ミカエルがルシファーの頬に平手打ちをする
ルシファー:『……ってえな…』
ミカエル:『あなた先ほど
守りてぇもんを守るだけだと言いました…本当にそれでいいんですか?それがメロウさんが望んだものですか?』
ルシファー:『やめろ…』
ミカエル:『メロウさんはあなたの幸せを願って死にました』
ルシファー:『やめろぉぉぉ!』
ルシファーは思わずミカエルを殴ってしまう
ミカエル:『ッ!あなた怖いんじゃ無いですか?フェアリーさんと幸せになれば
メロウさんの事を忘れてしまうのではと!先ほどのメロウさんの言葉を思い出して下さい!』
ルシファー:『…ミカエル…』
ミカエル:『私はシズさんの元へ…あなたはフェアリーさんの元へ……意味はわかりますね?』
ルシファー:『ミカエル……サンキュー!目が覚めた!』
ルシファーは黒い壁を破りフェアリーの元へ向かった
ミカエル:『やれやれ…世話の焼ける兄上だ』
一方フェアリーは
フェアリー:『桜花流呪術参式!花園!』
フェアリーは札を使い機怪達を爆破させていたが
次から次へと出てくるためきりがない
フェアリー:『ヤバい!このままだと…!』
そして2体の機怪がフェアリーに襲いかかる
が
突然2体の機怪が動きを止める
すると炎が機怪を包み
灰となり消える
その後ろには
ルシファーが立っていた
ルシファー:『わりぃな、遅くなっちまって』
そしてルシファーは
剣を振り上げる
ルシファー:『自分に結界張ってろ……』
フェアリー:『あ、うん』
フェアリーは自分に結界を張り
身を守る
ルシファー:『よし…この技は無差別に切り裂くからな…地獄七つ奥義!無限地獄!』
ルシファーが炎を放つとその瞬間
無数の斬撃が機怪達を切り裂き
炎に包まれ
まるで龍に食われたかのような穴が空き
炎が針のようになり機怪を貫き
山を転がるように機怪の体が崩れる
ルシファー:『無限の苦しみを味わうがいい』
そして幻覚の中から抜け出す事に成功した
その場所はどこかの森だった
ルシファー:『ここ…どこだよ…まぁしばらく動かねぇ方がいいだろ』
フェアリー:『うん…』
そしてしばらく黙りこむ二人
フェアリー:『ねぇ!』
ルシファー:『なぁ!』
二人は同時に話を切り出そうとする
フェアリー:『あ、ルシファーからでいいよ……』
ルシファー:『おいおい…まぁこういうのは男からか…
俺は三千年前…愛した女がいた……そいつは俺の目の前で死んじまった…俺は守れなかった…だが…俺はまた守りたい奴が出来た…また守れねえかも知れねぇ
それでも、ついてきてくれるか?』
フェアリー:『……うん……』
二人は手をつなぎ
静かに月を眺めていた
その光景を物影から
シズとミカエルが見守っていた
ミカエル:『やっと想いが伝わりましたね…兄上』
シズ:『え、お前ら兄弟だったの?』
ミカエル:『えぇ、先ほどの戦いでわかりました……
そろそろいきましょうか』
ミカエルとシズはルシファーの元にもどる
そしてソビエトに向かった