こんなに頑張っているのになんで俺にはヒロインがいないんじゃー   作:夜遊

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どうでもいいのですが、フェブリが可愛いです。


御坂妹編、学園都市は何も制理の様な聖母ばかりではない、貴様の様な 悪人もいれば、俺の様な道を踏み外した馬鹿も多くいる

「……その、なんかゴメン」

 

「謝るな気持ち悪い」

 

斎藤誠の話を聞き終えた僕は、色々と考えさせられていた。

 

どうやら僕が思っている以上に僕は化け物として着々と進歩しているらしい。

 

「…………」

 

あ、なんかヘコんできた……。

 

なにこの感情?

 

「別に貴様がどうなろうと知ったことじゃないが、問題は制理だ」

 

コイツは人を気遣う術を知らんのか?

 

「なんだその目は?化け物だろうとなんだろうと貴様は俺にとって恨みの対象であって、殺したいほどに憎いそれは変わらない」

 

「お前……」

 

「誠、なんだかそれってツンデレみたいで、気持ち悪いよ?」

 

「うん、気持ち悪い」

 

僕とさっきから黙って聞いていた大村義さんの2人からの指摘に斎藤誠は苦虫を噛み潰した様な顔をした。

 

「と、とにかく!!貴様の問題は放っておく!!」

 

「へいへい」

 

確かに、こいつから心配されたらそれはそれで気持ち悪いモノがある。

 

それにこいつ自身なんだが理解できない能力を獲得しているしな。

 

これは互いに聞かない方がよいのだろう。

 

それにこいつは意外に頭が固いかも知れない、何となくだが、場の空気とか読むのが得意では無いのだろう。

 

「それで貴様のクローンについてだが」

 

「はぁい!?」

 

ほら、な。

 

 

 

 

 

斎藤誠の話はこうだ。

 

あの謎の襲撃者、歩夢は僕のクローンらしい。

 

「いやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいや!?」

 

なに言ってんだよ!?このストーカーさんは!?

 

クローン!?

 

僕の??!!

 

「有り得ないって!」

 

「いや、あり得る話だ」

 

「ねぇーよ!!」

 

「じゃあ貴様はあの男が貴様と似ている訳を知っているのか?」

 

それはあれだろ?

 

ほら、あの……

 

よくある、あれだ!!

 

「た、他人の空似?」

 

「ボクもそれは無いと思うよ」

 

ですよね~。

 

「まぁ正直、俺自身確証している訳ではない、貴様と同じ顔をした人間が2人もこの世に存在しているなんて地獄だが、あり得る話だ」

 

「そもそも、僕のクローン何て作った所で何の特にもないだろ?」

 

「……そうでもないな」

 

またしても斎藤誠は苦い顔をした。

 

「屈辱的だが、俺を襲った時の貴様の姿、いや、力は脅威的だった」

 

「だから?」

 

「学園都市は何も制理の様な聖母ばかりではない、貴様の様な悪人もいれば、俺の様な道を踏み外した馬鹿も多くいる」

 

こいつの中で吹寄のランクがみるみる上がって行くのはこの際目を瞑ろう。

 

「それは科学者にも例に漏れない、考えて見ろ、貴様の様なあの化け物を量産して兵士に出来たら途方もない戦力になる、俺の考えはそれを実現しようとした馬鹿が本当に実現しちまったと考えている。あの襲撃者はその第1号と言う訳さ」

 

「……」

 

馬鹿げてる。

 

クローン何てモノはSFの中の空想でそんなの簡単に出来るわけがないのだ。

 

しかし、

 

だが、

 

もしも、

 

もしも、100歩、200歩譲ってそれが本当だとしたら、

 

僕は何と考えるのだろうか?

 

答えは簡単だ。

 

許せない。

 

僕の中の化け物はこの世に居てはいけない代物だ。

 

それがこの世に2体も存在するなんて、いや、これかも増えるなんて、あってはならないのだ。

 

「……誰がそんなことを?」

 

「さぁな、流石に俺でもそこまではわからない」

 

「あ、ボクはわかるよ」

 

「「………はい?」」

 

大村義さんの言葉に僕達は固まった。

 

「ついでに、誠ご執心の女の子の行方もわかるかもしれないかな?」

 

大村義さんは程よくある胸を張りながらそんなことも言い出した。

 

「どこだ!?言え!?」

 

そして、食い付きぐわいが気持ち悪い斎藤誠の問い掛けに大村義さんは頭を掻きながらこう言った。

 

「正確にはわかるかも知れない場所を知っているって言えばいいかな?」

 

「だから、どこだ!!」

 

「誠の実験を提案した研究所だよ」

 

 

 

 

 

それから2時間の時間が流れた。

 

そして、僕達は現在。

 

「し、死ぬ!!社会的にも!!生命的にも!!」

 

「大村!!貴様の話は本当なのか!?ヤバイ!!『W.A.L.2』!!」

 

「うわっ!?テメェコラッ!!アブねぇだろ!?」

 

「うるさい!!早く構えろ!!次の警備ロボが来たぞ!!」

 

「ぎゃぁ!?」

 

「そもそも、誠が実験の前の調整の為に病院に行くって事がイレギュラーだったんだよ、調整はボクがいれば成り立つ訳だし」

 

「なんか巨大ロボ出た!?」

 

「離れて……いや!!そこにいろ!!『W.A.L.3』!!」

 

「テメェ!!僕ごと潰す算段だろ!?」

 

「多分、誠の予想外の暴走も視野に入れて、予想してあの病院に向かわせたんだと思う」

 

「き、貴様!!その血の弾丸の射程に俺を捕らえてないか!?」

 

「気のせいだ!!死ね!!」

 

「確信犯だろ!!『W.A.L.1』!」

 

「だから研究所のデータをハッキングして本当の実験の内容を調べれば何か糸口が見つかるんじゃないかな?」

 

「なんだ!?風の弾丸!?このパクり野郎!!」

 

「違う!誰が貴様とお揃いの能力なんて欲しがるか!!」

 

「……あれ?なんだろこれ『遺伝子研究レポート』?」

 

「おいちょっとまて!!なんだあれ?!」

 

「ん!?ひ、人型ロボットだと!?」

 

「重火器のオンパレードじゃないか?!」

 

「ヤバイ!!ヤバイ!!ヤバイ!!ヤバイ!!ヤバイ!!」

 

「……?!これって!」

 

「「何でもいいから早くしてくれませんかね!?」」

 

警報が鳴り響く研究所で数百体もの警備ロボと戦闘を行っていたのだった。

 

 

 

 




さて、物語もようやく折り返しを迎えました。

次回は歩夢視点の話になります。




やっぱり、斎藤誠、気持ちわりぃwww
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