東京は新宿の住宅街。
一人の女性が、アンノウンに襲われていた。
そこへ駆けつける、警視庁の未確認生命体対策班の
G3はGM-01スコーピオンでアンノウンを牽制。
振り返ったアンノウンがG3に襲いかかる。
「うわ!」
攻撃をまともにくらったG3は後方へ吹っ飛んだ。
と、そこへ人とは違う緑色の異形が現れる。
「ギルス……?」
アンノウンがそう口にした。
「ギルス?」
G3がギルスを見た。
ギルスは
「ぐっ……!」
怯むアンノウン。
ギルスは開口し、踵の鉤爪を伸ばし、その先端を飛び上がってアンノウンの頭部に突き刺した。
ギルスヒールクロウを食らったアンノウンの頭上に輪が現れ、そいつは爆裂霧散する。
「君は一体……?」
G3は問うが、ギルスは無言で去ってしまった。
圭吾はトレーラーに戻り、G3システムを脱いだ。
「何者だったんでしょうね、あいつ」
「アンノウンの仲間ではないことは間違いなさそうね」
と言うのは、警部の
「でも、味方と考えるのは早計かと」
「誰もそんなこと言ってないわよ」
誰もいない家に帰宅する
「ただいま」
玲奈の家は超能力一家で、アンノウンによって彼女は家族を殺されていた。
「……って、誰もいないよね」
「おかえり」
「え?」
リビングから声がした。
玲奈がリビングへ行くと、そこには
「来てたんだ?」
「ああ。……ていうか、また老けた?」
「しょうがないでしょ、ギルスなんだから」
「もうやめろよ、怪人退治なんて」
「そういう訳にはいかないの」
「宿命ってやつか」
「そうそう。で、今日は何の用よ?」
「実はちょっと金を貸してもらおうと思って」
「却下。どうせまた酒かパチンコでしょ?」
「ばれた?」
「働きなさいよ。働かざる者食うべからずよ」
「いや、働いたら負けかなー、と」
「死ね」
「嫌だよ。金貸してくれよ」
「嫌よ。帰って」
「ちっ!」
舌打ちして去っていく光一。
玄関まで見送りに行く玲奈。
「気をつけてね」
光一は立ち去った。
「さて」
玲奈は風呂用具を用意してシャワーを浴びた。
頭を洗い、体を洗浄する。
そして、最後に湯船に浸かった。
その時、玲奈の脳裏にアンノウンに襲われる光一のビジョンが現れた。
「光一!?」
玲奈は風呂を出ると、服を着て光一の元へ駆けつける。
「変身!」
玲奈はギルスに変身してアンノウンに体当たりを浴びせた。
「れ、玲奈……?」
気を失う光一。
「ゆ、赦さない」
ギルスは開口し、ギルスヒールクロウをアンノウンに叩き込んで瞬殺した。
爆裂霧散するアンノウン。
「光一!」
倒れている光一に近寄って声をかける玲奈。
「光一、しっかりして!」
「う……うう……?」
目を開ける光一。
「れ、玲奈……?」
はっ!──光一はバッと起き上がった。
「怪物は?」
「倒したわ。それより……」
「大丈夫」
「いや、そうじゃなくて、何で襲われたの?」
「わからない……」
「そう」
帰れる?──と、訊ねる玲奈。
「ああ」
「送ってこうか?」
「いや、大丈夫だよ」
光一はそう言って、一人去っていった。
大丈夫だろうか、玲奈は離れていく光一の背中を見て思った。