フランとの激闘の後、風真君は果たしてどうなったのか?
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「……?」
俺が目を覚ますと、真っ赤な天井が見えた。
(ここは紅魔館か……)
どうやら、俺はなんとか生きているようだ。
「いッ……!」
体を動かそうとすると、激痛が走った。
「体、動かさない方がいいですよ」
すると、咲夜が扉から入ってきた。
「あんた、体大丈夫なのか?」
「ええ、少し気絶していただけですし、それに……」
「それに?」
「……それに、あれから1週間も経ちましたから」
「……はい!?」
「ですから、あれから1週間経ちました」
「え〜と、それってつまり」
「はい、貴方は1週間の間ずっと寝ていました」
「……まじで?」
「はい」
「……はぁ、こりゃ本当、よく生きていたな」
本当、自分のしぶとさに感心する。
そんな馬鹿なことを考えていると。
「停楽様」
急に、咲夜の雰囲気が変わった。
そして、
「この度は、妹様を助けて頂き、誠にありがとうございました」
と、俺にそのようなことを言った。
ーーー俺は、思っていることを咲夜に言うことにした。
「……違うよ、多分本当にフランを助けたのはレミリアじゃないか?」
「え?お嬢様が…ですか?」
「俺は詳しい事情はわからないけど、フランは多分ずっと一人だと思ってたんじゃないかな」
「……」
「そして、レミリアと謝った時にようやく一人じゃないってわかったんだと思う。
だから、助けたのはレミリアだ。
ーーー俺はその手助けをしただけだよ」
「そう……ですか」
咲夜は少し何かを考えたような顔をしていたが、その後俺の方に向き直し、こう言ってくれた。
「……それでも、貴方は私達の恩人です。本当にありがとうございました」
「…………まあ、どういたしm「咲夜!お兄ちゃん起きた?」……起きてるよ」
フランが思いっきり扉をぶち壊して入ってきた。
その後ろから、レミリアも入ってきた。
「フラン!扉を壊さないの!……元気そうね風真」
「ああ、おかげさまで、今も生きてるよ」
レミリアがそういった。
その横でフランが何か言いづらそうにしていた。
「フラン?どうした?」
「……その、ごめんなさい!」
「……?なんか俺謝られるようなことしたっけ?」
「え?だって私……」
「もう終わったんだし、いいんじゃないか?」
「……いいの?」
「いいっていいって」
そう、フランに言った。
するとフランは笑顔になって、こう言った。
「……うん!ありがとうお兄ちゃん!」
「それにしても貴方、あの時どこからあんな力が出たの?」
「ああ、あの時のあれか……」
「ええ、あの時貴方は霊力がもう残っていなかった。なのにあれだけの力を出した。それはどうして?」
「それは、あの羽織のお陰だよ」
そう言って、俺は部屋に掛かっている羽織を指差した。
ーーー雄風の羽織
その力は、周りに漂う魔力を吸収し、着用者へと与える羽織である。
紅魔館にはかなりの魔力が発生している。だからこそあの時、風真はあれほどの力が出せたのだった。
「お兄ちゃんの羽織すごい!!!」
(本当に、この羽織のお陰だ)
俺は、あの店の人に心の中でお礼を言う。
すると、レミリアはすごい不思議そうな顔でこっちを見ていた。
「どうした?」
「!?い、いやなんでもないわ。……そういえば霊夢が言ってたけど、今日から三日後に宴会やるらしいわよ」
「そうなのか」
「ええ、それじゃあ私達はこれで。行くわよフラン」
「うん!じゃあね〜お兄ちゃん!」
「それじゃあ私もこれで」
そうして三人は部屋から出た。
「……これはどう言う事だろう……霊夢に相談しないといけないわね」
三日後、博麗神社で宴会が行われた。
「風真!体は大丈夫なの」
霊夢が俺を見つけて駆け寄ってきた。
「ああ、なんとか」
「全く、無茶するんだから」
そして、霊夢は
「ほら、あんたも宴会の準備を手伝いなさい!」
「……あの〜俺、怪我人なんですけど……」
「いいから手伝いなさい」
「あ、はい」
あ〜これは拒否権ないな。
よく見たら、魔理沙も働かされとるし……
「はぁ……仕方がない、やるか」
そう言って、俺は宴会の準備を始め出した。
2時間後、宴会が始まった。
宴会には、霊夢や魔理沙、紅魔館の住民はもちろん、紅魔館に行く時に会ったルーミアや妖精の姿があった。
「ちょっとフラン!それ私のよ!」
「あはははは!こっちまでおいで〜」
「あぁー!この前の!今度こそ勝ってやる!勝負だ!」
「お、やるか!」
「チルノちゃん!やめなよ!」
「空いたお皿はお下げします」
「ええ、ありがと」
っとまあ、すごく大騒ぎになっていた。
「どう?これが幻想郷よ」
すると、後ろから紫が話しかけてきた。
「紫、今までどこ行ってたんだ?」
「少し人探ししていたのよ。それより貴方はここをどう思っているの?」
「……!」
「この異変を通して、この幻想郷は貴方にとってどのように見えた?」
俺はそう聞かれた。
ーーー俺は迷わずそう言った。
「ああ、ここはおもしろい!とても楽しい世界だよ!」
「ふふ、そう言ってもらえると思ったわ」
「おーい風真お前も弾幕ごっこに入れよ!!!」
「お兄ちゃん〜私ともしよ〜!!」
「……お前らな、俺けが人だっての!!」
そう言って、俺は宴会で騒いだ。
(……ここならいろいろなものが見れそうだ!)
「……どういうことよ?」
「わからないわ。最初に風真を見た時は確かに、運命が見えていたわ」
「その見えた運命ってのが風真がフランにやられる運命だったのよね」
「ええ、そしてその運命は確かに当たっていたわ」
「でも、風真は生きてるじゃない」
「どうやら私はその後の運命が見えていなかったのよ。いいえ、正確には運命を"見ること"ができなかった」
「?」
「……三日前にもう一回に風真の運命を見ようとしてみたの」
「それで何が見えたの?」
「それが、何も見えなかったの。というより能力自体が使えなかったのよ」
「え?」
「風真に能力を使おうとすると、能力が
「……もしかして」
「ええ、おそらくだけど」
「「風真には二つの能力がある……!」」
いかがだったでしょうか?
改めて幻想郷が楽しいと思う風真君
そして、二つ目の能力とは……?
……まあ勘がいい人はわかったかもしれませんが
今回で第2章もひと段落しましたが後日談的な話がありますのでもうしばらく続きます。
それでは、次回もお楽しみに!!