前回、第2章はもう少し続くと言ってましたが、ネタがないので勝手ながら第3章に行くことにします。
申し訳ありません……
それでは、本編へどうぞ!!!
※3月13日、話の内容を一部変更しました。
第10話 影雲 空
「風真の能力は二つある……?」
「ええ、それは間違い無いわ」
「一体、どんな?」
「そんなの私がわかるわけないでしょ、風真に直接聞けばいいじゃない」
「……そうね、宴会が終わった後に聞いてみることにするわ」
「風真!」
宴会が終わった後、私は何故かボロボロな風真を呼び止めた。
「なんだ……霊夢か。どうした?」
「あんたに少し聞きたいことがあるのよ」
そう言うと、風真の表情が変わった。
「……能力についてか?」
「……ええそうよ。貴方は能力を二つ持っている、違うかしら?」
そう言うと、風真は普段見せないような雰囲気で
「ああ、そうだ」
そう私に言った。
「……!」
正直、こんなに素直に言ってくれるとは思わなかった。
……しかし、その後風真は続けて。
「……けど、どんな能力かは内緒だよ」
そう、私に言った。
「……どうして?」
「……言いたくないんだよ。この能力のこと」
「……!」
そう言った風真の顔を見て思わず驚いてしまった。
ーーー悲しい。見ているこっちも悲しくなるような、そんな表情だった。
「……わかった。もう聞かないわ」
「ごめん。そうしてくれ」
そう言って、風真は家に帰っていった。
(……一体、何だったの?」
あの宴会から、一ヶ月経った。
「あ〜今日の晩御飯どうしよう」
現在、俺は今日の晩御飯について迷っていた。
というか、今の我が家にろくな食材がなくて、魔理沙が持ってきた得体の知れないキノコしかないわけなのである。
「はぁ……仕方がない、買いに行くか」
思い立ったらすぐ行動。支度をして家を出た。
「毎度あり!!」
人里についてから、大体30分ぐらい。
いろいろな店を回ってようやく食料の調達を完了した。
ーーー大丈夫かな〜この食材見たこともないけど。なんかあの店怪しかったし。
「……まあ、大丈夫だろ」
どっちにしろ、家には魔理沙が持ってきた得体の知れないキノコもある。今更気にすることもないだろう。
と、その時だった。
「もしかして……貴方が停楽風真さん?」
後ろから声をかけられた。
ーーーその男の人は、黒い髪に黒い目をして、黒いTーシャツに黒いジーパンを履いていて、その上から黒いマントをかけていた。
(こいつ……なんで俺の名前を知っていたんだ?)
その男の人はそんな俺の疑問を無視して話続けた。
「ああ、すみません私は影雲 空(かげくも そら)って言います。まさかこんなところで君と会えるとは」
「……えっと、申し訳ないけど、以前貴方とどこかで会いましたっけ?」
「いや、話をするのはここで初めてですよ」
「……じゃあ何で、俺の名前を知っているんだ?」
俺は今最大の疑問をその人に聞く。
ーーーすると、その男は予想外のことを言った。
「それは……前の紅霧異変で知ったんですよ」
「!!」
(……どういうことだ?あの時の異変の解決者は霊夢と魔理沙って新聞に書いてあった。俺の名前は書かれていなかったはずなのに……)
影雲は俺があの異変に関与してあったことを知っていた。
……その時、前にフランの言っていたことを思い出した。
『ーーーあの時私、誰かに黒い何かを浴びせられて、そしたら何だか意識がなくなったの』
「………!!」
(まさか、こいつがフランを……?)
「君が考えていることはわかるよ。……その通りだよ。フランドールスカーレットの狂気を利用させてもらったのは私だよ」
「……やっぱり……お前が……!」
思った通りと思う反面、意外と思う自分がいた。
……どこから見てもそこらへんにいる普通の少年のようにしか見えなかったからだ。
「……一体、フランに何をした」
「……私がしたのは、フランドールスカーレットの中にある悪意を引き出しただけですよ」
「……?」
「……どうやら、話はこれまでのようだ」
影雲が立ち去ろうとする。
「おい、……なんで俺に会いに来たんだ?」
「……一度、君に会ってみたかっただけだよ」
影雲がこの場を立ち去る。
その間際。
「ーーー次に会う時は敵同士だ。停楽風真」
そう言い残し、この場から消えていった。
「影雲 空……」
「やっと見つけたわよ、影雲 空」
「……八雲、紫ですか……」
「貴方……一体ここで何を企んでいるの」
「そうですね……」
影雲は少し迷って、
「……今は人々の悪意を集めているってところでしょうか」
「!?一体……何のために?」
「まあそのうちわかりますよ」
……紫からとてつもない妖力が流れ出る。
「……今ここで、貴方を殺すことだってできるのよ」
「へぇ〜流石は妖怪の賢者。凄い力だ」
そして影雲は表情を変え、
「ーーーやれるもんなら、やってみろよ」
「!?」
紫が驚くほどの魔力が、影雲から流れ出た。
「実際、私もあんたを足止めするって目的もあったからね。いいタイミングだよ」
「っ……!」
影雲の後ろから黒い何かが形付けられていく。
「足止めって、どう言うことかしら?」
「ああ〜それね」
影雲は少し笑って、
「今、博麗神社に一人、襲撃させに行ったから、あんたに助けに行かれたら困るって訳」
「!?」
「まあ、少し強引に行かせたんだけどね」
「強引……?」
「ええ、フランドールと同じような感じに悪意に染めさせて行かせたよ」
「そう……」
紫はこれ以上はなさなかった。
スキマからレーザーが飛び出す。
その瞬間、
「さて、悪意を形にしてやるよ」
そう言って、紫と影雲の戦闘が人知れず始まった。
いかがだったでしょうか?
少し強引に話を進めてしまいました……
すみませんでした……
次回は、博麗神社での戦闘になります!
それでは、次回もお楽しみに!!