東方停止風   作:シュガーライト

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どうも、シュガーライトです!!!
今回は、紫vs影雲になっています!!!
それでは、本編へどうぞ!!!


第14話 悪意の形

「まさか、あんたがそこまでやられるなんて……」

 

霊夢が呟く。

 

「一体、何があったんだ?」

 

俺が紫に、聞いてみた。

すると、紫は影雲との戦いについて語り出した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「さて、悪意を形にしてやるよ」

 

影雲に、紫が出したレーザーが向かってくる。

それを、影雲は黒い物体で受け止め様とした。

 

「甘いわ!」

 

「!!」

 

 

そのレーザーは、黒い物体が受け止める前にスキマに消えていった。

そして、

 

 

「後ろか!」

 

 

影雲は、恐るべき反応速度で、ー影雲の後ろから放たれたレーザーを避ける。

だが、

 

 

「まだまだ!」

 

 

避けたレーザーは、再びスキマに消えていく。

影雲は避ける。しかし、避けても避けてもレーザーは影雲を襲った。

 

 

「ここで、やられなさい!!!」

 

 

紫が再びレーザーを打ち出す。

凄い量のレーザーが、影雲に襲いかかる。

しかし、影雲は、笑って

 

 

「そうだ。そうこなくっちゃ面白くない」

そう言って、影雲は一枚のスペルカードを取りだした

 

 

「悪符『悪魔の写し鏡』」

 

 

影雲の前に鏡が召喚された。

その鏡から、

 

「クゴゴゴゴゴ!!!」

 

この世の物とは思えない、まさに悪魔と言うべきものが出てきた。

その悪魔はいとも容易くレーザーを打ち消し紫に襲いかかった。

 

ーーーだが、流石は妖怪の賢者。紫は慌てず。

 

 

「結界『魅力的な四重結界』」

 

 

紫の出した結界が、悪魔と影雲の動きを止めた。

悪魔は、その結界に止められた瞬間、消えていった。

 

 

「……力の差を、わかったかしら?」

 

 

紫が影雲に呟く。

影雲の動きは、結界によって封じられている。

紫と影雲の力の差は明らかだった。

それは、影雲も理解している。

 

 

 

 

 

ーーーしかし。それなのにもかかわらず。

影雲は笑っていた。

 

「ああ、確かに貴方と私の実力の差は明らかだ。それは分かってるよ」

 

「……なら、何故笑っているの」

 

「そら、私が実力で勝つつもりはないからだ」

 

「!?」

 

 

紫は最初、影雲がそう言った意味がわからなかった。

しかし、

 

 

「悪符『ブレイクファンタズム』」

 

 

そのスペルを使った瞬間、結界が打ち壊された。

 

「な!?」

 

(一体、何が!?あの結界を破壊することなんて、あいつには出来ない筈なのに!)

 

「何で、あんた如きに結界が破れたって顔だな」

 

「!!」

 

「タネあかししてやるよ。確かに私一人の悪意では、あの結界を破ることなんて出来なかった」

 

「なら……一体何をしたのかしら?」

 

「簡単だ。この世界の悪意を私の力にしているんだよ」

 

「え!?」

 

「例えば、あんたが私に向けている敵意などを力に変えているんだよ」

 

「……!」

 

紫は言葉が出なかった。

 

ーーーそれも無理はない。影雲に敵意を向けてしまえば彼はそれを無尽蔵に力に変えてしまう、そんな破格の能力だったのだから。

 

 

「さてと、答え合わせはここまでだ」

 

「!!」

 

紫に向かって、悪意に満ちている黒い物体が襲いかかる。

紫は避けたりスキマを使って、それを避けていく。

 

ーーーだが、少しずつ。でも確かに紫を追い詰めていった。

 

「そろそろ、一人は飽きてきただろ?増やしてやるよ。影符『ドッペルゲンガー』」

 

「!?嘘、でしょ」

 

黒い物体から、影雲がもう一人作り出された。

二人で紫を少しずつ追い詰めていく。

そして、とうとう、悪意の塊に紫が当たった。

 

「ぐぅ!?」

紫は思わず、倒れこむ。

 

「反撃しないと、やられるぞ?」

「はぁ……はぁ……」

 

そう言っても、紫はすでにボロボロだった。

影雲に、悪意が宿る。

 

「まあ、流石は妖怪の賢者ってとこか。正直、私だけの力で行けると思っていた。私に他の奴の悪意を使わせたことは褒めてあげるよ」

 

笑いながら、影雲の手のひらに黒い何かが集まっていく。

 

「でも勝てない。 楽園という幻想を守るためにどんな悪意に満ちた事でもする、君ではね」

 

影雲の手の悪意が形に、針のようになっていく。

そして、

 

「これで終わりだ」

 

影雲が、その悪意を倒れこんでいる紫に向けて放つ。

 

 

 

 

ーーーその、瞬間のことだった。

 

「……あれ?」

 

「……?」

 

(影雲の動きが、止まった?)

 

そして、影雲は不思議そうな顔で、

 

「……柊幻の悪意が……消えた」

 

そう呟いた。

そして、影雲は、

 

「……どうやら、博麗神社での戦いが終わったようだ」

 

そう、紫に告げた。

 

 

「終わった……?」

 

「どうやら、私の仕事はこれまでのようだ」

 

 

影雲の悪意が消えていく。

 

 

「……どう言う……こと?」

 

「私の目的は達成されたってことだ」

 

「目的……?」

 

「ああ、私は誰かに悪意で博麗神社を襲わせれば、それでよかった。そして、あんたに博麗の巫女を助けに行かれると困った訳だから、私が抑えてていた訳だ」

 

 

影雲は、淡々とそう告げた。

 

 

「一体……何が……目的なの?」

 

 

紫が聞く。

影雲は、

 

 

「……博麗の巫女に私の存在を気づかせ、私に対して悪意を向けさせるのが、今回の私本来の目的だった。」

 

「!?」

 

「どうやら、上手いこといけたみたいだ」

 

 

紫は言葉が出ない。

どう意図があって、そのように仕向けたのかがわからなかったからだ。

 

 

「それじゃあ、私はしばらく姿を消すことにするよ」

 

「!?」

 

影雲の前に、黒い門が出来た。

その門に入る前に、影雲は

 

 

「ーーー覚えときな、この幻想郷を壊すのは他ならぬ、幻想郷の住民ってことを」

 

 

そう告げて、影雲は門の中に消えていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「これが、影雲との戦闘の全てよ」

 

紫が話し終えて、少しの間。みんなは黙っていた。

そして、

 

「まあ、そいつが何かしようと、私達でぶっ倒したらいいでしょ」

 

霊夢はいった。

まあ、そりゃそうだ。

 

「「そうだ。次に会ったらぶっ倒してやる!!」」

 

……どうやら、幻と同じことを考えていたようだ。

 

 

そして、紫がそれを見て、

 

「ふふ、頼もしいわね」

 

とそう言った。

 

ーーーそうだ、あいつが何をしても、俺たちが止めればいい。

 

そう思った。

そして、その光景を見ていた紫は少し笑っていた。




何だ?この終わり方……
と、いう訳でいかがだったでしょうか?
変な終わり方になってしまいました……すみません……

さて、次回は少し日常の話になると思います。
それでは、次回もお楽しみに!!!
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