投稿が少し遅くなってすいませんでした……
相変わらず下手くそですが、読んでいただけると嬉しいです!!
それでは、本編へどうぞ!!
階段を上がる。
「畜生!何でこんなに階段が長いんだ!?」
風真が思わず叫ぶ。
それもそのはず、風真は妖夢や幻と違って飛ぶことができないので階段を走って上がっていた。
「もう少し頑張ってください。もう着きますから」
「だそうだ、ほら頑張れ〜」
「畜生!他人事だと思って!!」
くそ!!幻は後で絶対ぶっ飛ばす!!
「はぁ……はぁ……やっと登りきった……!」
「それで?その桜って一体どこにあるんだ?」
「こっちです!」
妖夢につれられて白玉楼に入る。周りには桜が咲き誇っていた。
白玉楼の庭に入る。
そこに、あれはあった。
「で……でか!!」
「これが西行妖……!」
俺たちの目の前には、とても大きい桜がそびえていた。
「……八分、九分咲きぐらいか?」
西行妖はすでに満開寸前で、それはもう時間がない事を示していた。
「はぁ……はぁ……」
「一体何よこれ!」
「この桜……とんでもない力だぜ……」
「……!三人とも、無事だったか!」
「え、ええ私達はね……それより」
咲夜が指をさす。その先には。
「……!!幽々子様!!」
一人の女性が倒れていた。
「しっかりしてください!!幽々子様!!」
「……!消えかかってる……!」
見てみると、その姿は少しずつ透けて消えかかっていた。
(妖忌が言ってた通りだ。このままじゃ……)
「……!?危ない!」
「え?」
突然咲夜が叫ぶ。
その瞬間、俺の横を何かがすり抜けていった。
「幽々子様!!」
その声が聞こえたのはそのすぐ後だった。
俺はその声の主を見る。そこには。
「……妖夢?」
幽々子様を庇った妖夢が倒れていた。
(な、何で……今、何が起きた……?)
「クックック、スキアリダ……」
「……!」
「な、何だ?桜が喋ったぞ!?」
桜を見る。
西行妖の表情は見えないが、笑っているように見えた。
「ホラホラ、マダマダコレカラダゾ」
「……!風真!また来るぞ!!」
「……!」
桜から弾幕が飛んできた。
(な!?二人を狙ってやがるのか!)
「……っ!停止『ムーブロック』」
弾幕は二人に当たる寸前で止まった。
(危ねぇ……このやろ!抵抗できない二人を!)
「クックック、オシイオシイ」
「……こいつ……! 風符『空を駆ける疾風』」
「オット、アブネェ」
飛んでいった風は、桜に当たる前に防がれた。
「ソンナンジャ、タオセネェゼ」
「くそ!」
「ホラホラ、モウコウゲキハオワリカ?ソレナラコッチカライクゾ?」
「くっ……!」
弾幕が飛んでくる。
(まずいな……30秒経ったら停止が解けちまう!だけど二人を運んでいる暇が……!)
「フフフ、カゼデソウサイシテソコノフタリヲマモッテイルヨウダガ、イツマデモツカナ?」
(……!こいつ……!)
「ホラホラ、ドウシタ?オサレテイルゾ?」
「……!」
(本当にまずい。このままじゃ…!)
続けて弾幕が飛んでくる。
その瞬間だった。
「空間『スペースドロップ』!」
弾幕が消えたのは。
「風真!今のうちだ!二人を!」
(幻か……!助かった!)
二人を止まっている弾幕の軌道上から話す。
その瞬間弾幕が動き出した。
「あぶねぇ……間一髪だった……!」
「風真、妖夢は大丈夫か?」
幻が桜の相手をしながらそう言う。
「……重症だ…!比喩符『そよ風の癒し』」
妖夢の周りに風が包み込む。
すると少しだけだが傷が癒えて行った。
(だが、これはあくまでも応急措置程度……早いとこ治療しないと……!)
「くそ、このままじゃ桜が満開になるぞ!」
「……っ!」
横で倒れている幽々子をみる。
さっきよりも更に透けて消えかかっていた。
「この妖力は……まさか!!」
白玉楼の異変に気づいて、スキマで白玉楼に繋げる。
そこで、
「これは……!西行妖がここまで咲くなんて……!」
(おかしい……幽々子が春を集めても、八分咲きまでしか咲かないはずなのに……これはどう見たってそれ以上咲いている!!)
「紫!!これは一体何!!」
「霊夢……!」
霊夢が駆け寄ってくる。
どうやら、何が起こっているのかわかっていない様子だ。
(無理もないわね。私によくわからないもの)
「私もよくわからないわ。ただおそらくあの桜の封印が解けそうなのよ」
「桜?封印?何よ、それ?」
「説明は後よ。とにかく時間がないわ!霊夢、貴方も手伝って!」
「……!わかった。何が何だかわからないけど手伝えばいいのね」
「助かるわ。今からあの桜をもう一度封印するわよ。藍!」
「お呼びでしょうか?紫様」
「貴方も封印の術式を手伝いなさい」
「わかりました」
藍も加わり封印の準備を始める。
「おいおい、一体何をするつもり何だぜ?」
「これは、あの桜を封印するつもりかしら?」
ちょうど、魔理沙と咲夜もこちらにきたようだ。
「あの桜をもう一度封印するのよ。貴方達は封印の準備が整うまであそこで戦っている風真達と一緒に時間を稼いでくれないかしら?」
「もちろんだぜ!任せとけ!」
「あの二人だけに任せる訳にはいかないもの。今度は私達が助ける番だから」
二人はそう言って桜の元に向かって行った。
「ほら紫、どうすればいいか指示しなさい!」
「……!え、ええわかったわ」
(私や霊夢、藍がいればこの術式は使うことができる。
ーーーでも、発動には30秒かかる。この時間、何とかしてあの桜の動きをどうにかして止めないといけない……!)
「くそ!桜のくせにバンバン打ちやがって!」
「キリがないぞ!!」
「ホラホラ、ドウシタ?ウゴキカオソクナッテイッテルゾ?」
「くっ……!」
二人で相手してもなお余裕で対処する西行妖。
そして一つの弾幕がこちらの弾幕をすり抜けた。
「しまっ!?」
「風真!!」
「クックック、マズハヒトリメ」
直撃する。
ーーーその瞬間、
「な!?」
(今のは、ナイフ?)
その弾幕が一つのナイフによって防がれた。
気づくと、桜の周りにナイフが展開されていた。
「ナ、ナンダコレハ!?クッ!」
そのナイフを慌てた感じで防ぐ。
「二人とも、大丈夫か?」
振り向くと、そこには魔理沙と咲夜が立っていた。
「これで、貴方への恩返しが出来たかしら?」
「あ、ありがとう……助かった」
二人は、桜の方を向く。
「今霊夢達がこいつを封印する準備をしているわ」
「……!?あの桜を封印?」
「私はどんな状況かよくわからないけど、そうみたいだぜ?」
「つまり、あれを足止めすればいいってことだな?」
「そう言うことらしいぜ?」
「クックック、ハタシテウマクイクカナ?」
西行妖は俺たち四人を前にしてもなお余裕そうだった。
「それじゃ……行くぞ!」
その言葉を最後に、四人は一斉に動き出した。
西行妖を封印するために各々が動き出したのだった。
いかがだったでしょうか?
次回、春雪異変の決着がつきます!!
果たして、封印はちゃんと成功するのか?
満開までに間に合うのだろうか?
次回もお楽しみに!!